「1」の検索結果
全体で50,168件見つかりました。
あの時、橋に身を投げ捨てて死んでいたら、きっと今もこんなことで泣くこともなかっただろうな。
明日のクリスマス前日に、私は思い出して貰えなかったら……。そんなことばかりを考え、今日も一人、部屋の中から沈んだような月を眺めていた。生きていて良かったと思う。そして同時に、あの時死んでしまっていればとも思う。どのみち私の人生は死んでいたも同然だった。明日で、もう彼と会うこともなければ、同じ道を歩くこともないのだろうな……。
3月下旬。
どうしても会いたい人がいた。何を失っても、どんな言葉をかけられようとも、私には会いたい人がいたのだ。だから私は高校一年生にして実家を離れ、無理を言って一人暮らしを始めさせてもらった。
幼稚園の卒園と共に、父の仕事の関係で突然の別れとなってしまった彼に、もう一度会いたい一心だった。そんな幼い頃の記憶だけで、一人多くのものを手放すのは馬鹿げていたかもしれない。こんな方法でしか彼と出会うことができないと思い込んでいたのだろう。
引っ越し作業も終わり、私はとある別のアパートへと向かった。彼が以前住んでいた家だ。自宅となったアパートから徒歩10分弱で記憶を頼りに目的のアパートの前へと到着したが、私の足は立ち止まったまま動けない。心臓が私の身体を強く叩くのがわかる。彼と会えたら、なんて声を掛けよう。ちゃんと笑えるだろうか。
不安を抱えるも、私は深呼吸をし、意を決して部屋横のインターホンを鳴らした。カメラのないインターホンなど、当時のままだった。
ドアノブが倒され、扉の向こうからは20代くらいの男性が現れた。鼓動が一瞬だけ止まったようだった。
「……すみません間違えました」
それもそうだった。何年も前のことだ。彼はもうどこかへ引っ越してしまったのだろう。
どうして考えなかったのだろう。この場所に戻ってきても彼がいる保証などないということを。いや、わかっていたが考えたくなかったのかもしれない。
アパートの家へ戻り、私はベッドの前で力が抜けてしまい、床に崩れ落ちるように座り込んだ。
溢れる涙を制御できない。何度拭っても、溢れかえる。私は片付け切れていない部屋の中、ベッドに顔を埋め、声を大きく吐き出した。
どうするのが正解だったのか、自分でもわからない。ただ思い出の中に囚われている自分が、憎く、悔しく、心が枯れてしまったようだった。
文字数 100,309
最終更新日 2022.09.23
登録日 2022.09.23
ー「見つけた」
和風の異世界の観光地のすぐそば。
拾ってくれた養い親の家で住み、その親戚と付き合い始めたが今は停滞気味。観光の後、近所だからと観光地に1人置いていかれる
そこで会った青い髪の男の子に追いかけ回された後、彼にそう言われる
注:華宵と世界観はにてるかも
文字数 6,125
最終更新日 2022.12.22
登録日 2022.12.22
文字数 1,175
最終更新日 2023.10.29
登録日 2023.10.29
文字数 41,238
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.03.25
はじめまして。
モデル歴10年の“元”ガンプラモデラー、猫師匠(ねこししょう)です。
昭和生まれの元CANCANギャル好き(?)ですが、今は模型と物語で青春中!
長年構想していた創作企画『モケ女 CANCANギャル』をついに2025年より連載開始。
ギャル×ガンプラ×青春×友情――模型を通じて人生を再起動する物語です。
主人公・東雲りな達の成長や模型沼の面白さを、元モデラー視点からガチで描いていきます!
AIイラストも駆使して、いつかは漫画化・アニメ化・音楽化まで目指してます!
よろしければ感想・コメント、励みになります。
夢はでっかく、「町田から世界へ!」
どうぞよろしくお願いします!
登録日 2025.07.05
(碧音)/私の名前は澄瀬碧音(すみせあおね)。16歳の高校2年生。ある日、両親が突如「養子をもらう」と言い出した。2人がもう1人子供を欲しがっていたのは知っていたし、両親は共働きなため姉妹ができたらいいなとは思っていた。なので、私は特に深く考えず了承したが、……義弟? え、聞いてないよ?
(月飛)/僕の名前は月飛です。確か13歳だったと思います。僕は今日から、澄瀬さんという夫婦の養子になります。彼らは見たところはとても良い人たちです。お2人には子供が1人いらっしゃるということですが、できるだけ仲良くしたいなと、……義姉? え、聞いてませんよ?
登録日 2026.01.22
100年前の核戦争により、人類が地下で暮らさなければならなくなった世界。幼くして親をなくした少女、飛鷲涼は七夕の日、琴織聖と名乗る少女と出合い、地下世界の、そして、涼自身の隠された血統の秘密に向き合っていく。涼を結びつける宿命の糸は一体どこに繋がっているのか……?
失うものが多すぎる世界の中で、傷つきながらも明日に向かって輝き続ける少年少女たちの物語。
(注意点)①最新話以外は管理を簡単にするため、まとめているので、1話がかなり長くなっている作品です。長すぎ嫌という人は最新の幕から読んでいただければ良いかと(一応、気を付けて書いていますが、話のなかの用語や状況が多少わかりにくいかもしれません)。
②視点の変更が幕によって変わります。
③幕によりますが、男性視点が出てきます。
登録日 2015.07.13
異世界転移した平民クロガネは、貴族だらけの学園でのんびり過ごすつもりだった。しかし、彼の平穏は、美貌と魔力を持つ令嬢フランソワーズに破られる。
文字数 1,825
最終更新日 2026.05.20
登録日 2026.05.20
文字数 1,063
最終更新日 2026.06.20
登録日 2026.06.20
香夏子と秀司と聖夜は同い年の幼馴染。
香夏子は聖夜が好きだが、幼馴染以上にはなれず三十路を越えて焦る日々。
そして、10年間も音信不通だった俺様男、秀司が帰国した!
本気の恋に踏み出せない香夏子の前に新たな道が開ける……かも!?
*第12回アルファポリス恋愛小説大賞奨励賞*
※番外編のあとに、長年非公開にしていた[SIDE STORY - He says -]追加します。
続きそうな雰囲気ですが、2話のみですのでご了承ください。
※ムーンライトノベルズに全番外編含む完全版を2024年~掲載
※カクヨムにはR15相当の描写に編集したものを掲載
文字数 273,314
最終更新日 2025.01.24
登録日 2017.03.14
少年の世界には何もなかった。
ある日父が連れてきた“とっておき”のおかげで少年の世界は表情を変えた。
ただ、信じてた。
お前が隣にいるこの日常が当たり前のように続いて行くのだと。
なんの疑いもせずに、信じてたんだ。
『蒼の記憶(http://www.alphapolis.co.jp/content/cover/728107066/)』の過去話。―――雅冬の幼少期のお話。
文字数 8,023
最終更新日 2017.04.10
登録日 2017.03.31
およそ15年前に起こった戦争は、世界の殆どの大地を破壊した。人間は生きる大地を失い、多くの命は失われた。
かつて、“ニホン”と呼ばれた大地の一つ。海辺にはガラクタがうず高く積み上がる。少年は、その山脈の傍に続く長い一本道を毎日歩く。ガラクタ山脈には、沢山の“言葉を持たない生物”が存在する。彼らと会話をしたり、海の向こうを眺めたりすることが、少年の日常であり人生だった。
このセカイには一体何があるのだろう?陽の光を避けるように、錆びた鉄クズの下に潜り込むヤドカリは答えない。少年の問いかけに答える存在は、このガラクタ山にはないのだ。
色のない少年に色を与えたのは、海のようなアオだった。
登録日 2018.05.01
10年前、小学生の時に友達になった女の子がいた。
その子は1年後に父親の仕事の都合で、遠くに引越してしまい、それ以来会う事は無かった。
高校3年生になった俺は、偶然にもその子と再会する事が出来た。
けど・・・その二日後に、彼女は死んだ。殺されたんだ。
何で彼女はこっちに戻ってきたのか?
何で彼女は殺されたのか?
そして、何で彼女は俺に会いに来たのか?
何もかもがわからない。
・・・いや、そうじゃないんだよ。
答えは色々な所に転がっていたのに、それを俺が一切拾おうとはしなかったんだ。
無知は罪とはよく言ったものだな。
わからないからこそ、俺には知る義務と識る責任がある。
これは過去を振り返り、彼女の未来を救おうと必死に足掻き続ける物語
(タイムリープ物です)
文字数 14,164
最終更新日 2018.11.01
登録日 2018.10.29
高1の夏、宇野朋成は恋をした。
相手は同じ部活の1年、柏木琴華。
琴華は少し暑さに弱いけど、普通の女子高生だったんだ。
「あの日」までは──
文字数 28,574
最終更新日 2019.11.12
登録日 2019.10.27
「へっふぇ!? 等級A!!? うそうそ!?え?? このスキルが???」
今日も無量大数ある異世界から稀の稀の稀稀に選ばれし死した者が転生される
内1割がここ『ミカエル』に転生されてくる
『移動職人』椎名祭はまた一人『滅師職人』をチームメイトとして預かる事となった
「ってまーた私より子供じゃん! 私は子守りじゃねっつーの!」
異世界転生されて来た御船創技の姿を見ながら、彼女はそう言って嘆く
ただし彼の『スキル』を、その等級を見て、目の色が変わった
等級はA、SSR転生者…いや滅師を引き当てた
「最初に言ったけどここは全世界の監督所。その役割は全異世界の均衡を保つ。
転生者がその世界に悪影響を及ぼすと『ミカエル』に判断されたならそれを絶対的に排除するようにと動いている。それが滅師」
「そーぎ君、何も難しく考える事はない。やる事は至極単純なんだ。君たち滅師のやる事はたった一つ」
「異世界転生された者、『移動職人』である私が連れて行くその先で出逢うだろうその者に、容赦無く第二の死を与えて欲しい。
───それが『滅師職人』の仕事」
文字数 52,439
最終更新日 2019.12.01
登録日 2019.11.16