「伊佐」の検索結果
全体で33件見つかりました。
十年の恋を手放し、
逃げるように南の島・父島へ赴任した高校教師、佐伯清。
海と空の青に包まれた景色も、
今の彼には色を持たない――はずだった。
出会ったのは、地元の民宿を手伝う高校三年生・我妻湊。
人懐こくて真っすぐで、少し強引なその笑顔は、
清の心の奥にしまい込んだ温度を、容赦なく揺らしてくる。
「先生、ちゃんと食べてますか?」
「流れ星、見に行きましょう」
海の輝き、星降る夜、夏の匂い。
触れたら最後、もう引き返せない予感が、静かに膨らんでいく。
やがて湊は、清を守るために島を出る決意を固める。
それは、ただの恋心を超えて、大人になるための選択だった。
傷を抱えた大人と、未来へ踏み出す青年。
父島の青が、二人の距離を変えていく――。
文字数 43,100
最終更新日 2025.08.22
登録日 2025.08.15
昭和十九年、東京。
戦時下の町工場で働く若い女工・伊佐子は、国の命令で髪を切ることを命じられる。
母の形見である黒髪を失うことは、女としての誇りと記憶を削がれることを意味していた。
しかし、命令に従って髪を短くするうちに、彼女の中である感覚が目を覚ます——風。
髪を失った皮膚を直接撫でる風の冷たさは、屈辱であり、そして再生でもあった。
やがて彼女は、自らの意志で坊主頭となり、「風を通す身体」として生きる決意をする。
手紙で繋がる弟・信夫、理髪師・守屋、同僚たちとの出会いと別れ。
戦火と沈黙の時代の中で、伊佐子は「髪」ではなく「風」で自分を証明していく。
屈辱が力に変わり、風が祈りになる。
——これは、ひとりの女性が「生きる」ということを、風の温度で見つめ直した物語。
髪を剃り、風を受け、なお立つ。
静かな時代の終わりに吹いた、一人の女の“生の風”の記録。
文字数 26,955
最終更新日 2025.12.24
登録日 2025.12.14
過去に親に捨てられた青年、盟。食事が苦手でガリガリで、無表情。施設を出てからはフリーターとして生きてきた。
ずっと微笑む青年、雪也は、すこし施設で盟とともに生活した事があった。「もう怒る人は居ない、食べていいんだよ」という盟にとっての”魔法の言葉”を残して、施設を出ていった。再会したとき、金銭的に辛かった盟は家に住まわせてもらう。だが、雪也は狂気を秘めていた。気が付かなかった盟は激しく犯され、監禁される事になった。身体的ストレスから倒れた盟に我に返った雪也は知り合いの医者、佛斑に助けを求めた。「雪也への恐怖、激しく犯されたことによる身体の限界だ」と佛斑に言われた盟だが、それでも、施設で優しくしてくれた唯一の存在だった雪也に「雪也は怖くない。雪也は悪くないです」と頑なに否定する。佛斑は『雪也の狂気に似た愛情』、『盟の盲目的な信頼』は、【壊れ者同士】と評価した。病院に入院して味覚がほぼなくなった事が判明したとき、佛斑のパートナーで盟の担当医である天原は雪也と佛斑を呼び出した。雪也に掴みかかり、「盟君をここまで追い詰めたのは君だ」と凄い剣幕だった。パニックを起こした盟は、「俺が辛いのは我慢できる。俺が弱いばかりに、喧嘩して三人関係が崩れるのが堪えられない」と告げる。次第に普段通りの仲を見せる天原と雪也と佛斑に落ち着きを取り戻した。それから、高熱による右足が麻痺している事も判明した。それをまた雪也に告げるときはもう掴みかかることも、怒ることもなかった。「切断がないだけよかった」と話した。入院中、雪也の「好き」を受け入れた、恋愛経験ゼロの盟は、様々な感情に揺すぶられはじめる。
退院当日。雪也はオーダーメイドの杖と、パートナーリングを渡し、初めて美容室に連れて行った。盟は別人のようになった鏡の中の自分が、少し好きになれそうな気がした。
家に帰って、恋人としての生活が始まった。だんだん雪也に遠慮なく色々言える様になっていく自分に驚く盟。恋人みたいに甘い言葉や少し意地悪な言葉を言う雪也に真っ赤になったり。盟は自分の世界がカラフルになっていくのにクラクラしそうになった。
デートに出かけ、雪也は服に頓着のなかった盟に服を与えた。
雪也と英国に行くことになった盟は大きな壁にぶち当たる。ビザを取る関係で雪也と養子縁組することになったが自分の本名を選ぶのか、今の『盟』を選ぶか。そして、まともに勉強してこなかった盟は英国の入国審査、英国での生活に必要な英語力を必死に身につける。そして、英国に降り立ち雪也の実家に泊まることになった。【家族】として迎え入れられた盟は、そこで初めての『家族』に触れる。なんでも喜んでくれる父親、ジェームズ。家政のモリスは母の様で安心する。そこで、雪也は意を決して、自分のアトリエに盟を案内した。そこには幼い『盟』。「ずっと、盟の笑顔が忘れられなくて」と話す雪也。
文字数 149,578
最終更新日 2025.08.22
登録日 2025.08.16
2045年 ルドゥース・パルトゥム氏率いる開発グループがフルダイブ型VRをついに作り上げた。その、オンラインコンテンツにあるVRMMORPG《ソールス・オンライン》と言うゲームが爆発的にヒットした。
《ソールス・オンライン》は、自由度やグラフィックがすごく良いと、クチコミが広がり今では、世界人口の約80%がこのゲームに手を付けているらしい。大人から子供まで誰もかもが魅了されるというゲームに、日本の普通の高校生、『伊佐坂 伸二』がこのゲームに手を付けた。
《ソールス・オンライン》は、年齢や身長、見た目などは勿論ありとあらゆる細かな設定があり、細部設定をちゃんと設定すれば2日は余裕で掛かるそうだ。それに、初期スキルというものがありスキルを八個自由に決められる。〈スキルポイント〈SP〉〉が貯まれば、スキルを、増やすこともできる。それ故に、《ソールス・オンライン》には、ゲームクリアはないそうだ。
このゲームの、最もの醍醐味とも言われるのが、建国だ。ゲーム内通貨の、「メポ(M)」という通貨を多く集めるほどいい国が創れる。また、ワールドは永遠と言われるほど広く創られ、土地には困らない。
《ソールス・オンライン》の、初期地はランダムでNPC達が住む街にリスポーンする。種族で、別けられる事も多々ある。
文字数 33,964
最終更新日 2019.02.04
登録日 2018.02.11
文字数 987
最終更新日 2026.06.12
登録日 2026.06.12
魔法が存在する異国・神代皇国(しんだいこうこく)。
“魔法が使えない最下層の民=非人”として生まれた少年・實(オイ)は、誰にも愛されず、ただ静かに生きるしかなかった。
そんな彼の運命は、ある日、皇国の名家・宇賀神家の御曹司・辰彰(たつあき)を助けたことで一変する。
命を助けた礼に”養い子”として皇都の屋敷へ引き取られ、衣食住に加え教育をも与えられる。
だが、迎えられた先は温かな居場所などではなく――
上流階級の冷たい視線と、無遠慮な噂が吹き荒れる場所だった。
「辰義様に気に入られている? あの年で可愛がられてるなんて、まさか……男妾?」
「非人風情が、何の目的で皇都に?」
ひそひそと交わされる声に、胸の奥が軋む。
けれど實には諦めきれないものがあった。
「非人でも戦える手段を、この手で作る」
前世の記憶を活かして、“銃”という魔法に頼らない武器の開発に挑み始める。
やがて、その異端の知識と行動は、彼を救った相手――
養い親・辰彰との奇妙な接近を呼び寄せる。
「本当に……祖父とは何もないんだな?」
初めは敵意を剥き出しにしていた辰彰の瞳が、少しずつ揺れていく。
冷たい視線の裏に隠された、孤独と情熱。
惹かれてはいけない。けれど、抗えない。
身分差、噂、戦争、そして許されぬ感情——
複雑に絡み合う運命の中で、ふたりは何を選び、何を守るのか。
冷酷な将校×魔法のない少年が織りなす、切なくも熱い軍服×身分差BL、開幕。
文字数 295,557
最終更新日 2025.06.23
登録日 2024.04.28
ある日、仕事中に眠気に襲われた警備員である伊佐埼七緒(22)(独身)(男性)は気付くと見知らぬ洞窟に立っていた。
ぼんやりと光る壁は見た事も聞いたこともなく、戸惑っていると突然金髪の男に声を掛けられ、《異界人》と呼ばれる。
金髪の男は自らを《勇者》と名乗り、七緒をパーティーに加える。その理由は異界人が持つと呼ばれるユニークスキルに期待していたからだ。
が、それらしきものは発現せず、七緒はその日のうちに追放されてしまった。しかしパーティーメンバーの助けにより、新たな職を得る。
七緒が再就職した職業、それは多くの死者が眠る町の《墓守》だった。
職業訓練を受け、順調な滑り出しで仕事を始めた七緒。しかし墓守は深夜に働く夜勤スタイルの激務だった。
過酷な現場。嘆く七緒。襲い来るアンデッド。嘆く七緒。
そんな七緒を追い打ちするように発見された地下ダンジョン。そして嘆く七緒。
しかしそれは、これから始まる物語の序章にすぎなかった。
文字数 172,209
最終更新日 2022.10.31
登録日 2022.10.04
デザイン会社で働く青野亨二(あおのきょうじ)は思わぬ便りを受ける。
同窓会のお知らせは青野の心をときめかせた。
十一年ぶりに会う同級生との再会に期待し、会場となる店に足を運んだのだが。
話してみると同級生はみんな結婚しており、残っていたのはほんの数名。青野亨二は残り物になっていることを知った。
愕然とする青野を心苦しく思い、悪友である伊佐山充秀(いさやまみつひで)は、一ヵ月の恋愛体験を提案した。その相手となる女性の名は館花佳織(たちばなかおり)。高校時代からモテると評判だった子で、当時は青野も彼女の存在を気にしていた。
突然提案したところでそんな変な取り決めを受けるとも思えないし、自分と恋愛体験なんて迷惑だろうと思っていたのだが、佳織は引き受けてしまった。
事は上手く流れ、憧れだった人との一ヵ月の恋愛体験が始まる。
しかし、彼女は一癖ある女性だった……。
清楚で明るいヒロインは、傍若無人なヒロインへ。
それには知られざる秘密が!?
あなたはどんなヒロインが好き?
一ヵ月の恋愛体験から始まる大人のラブコメディ。
※この小説はフィクションです。実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
※この作品はエブリスタでも掲載しております。
※※本小説の本文は無断転載禁止となっております。
文字数 192,438
最終更新日 2020.05.27
登録日 2020.01.31
「もっと、スケベがしたかった……」
変態少女がスライムなイチモツで男達をメスイキさせ、アンアン啼かせてかわいがるお話。
帰宅中の事故で死亡した28歳会社員の喪女、伊佐治すず。
死ぬ間際、結婚もして、もっとエロいことをいろいろ試したかった……と後悔しながら死んだところ、女神様に同情されて性的にいろいろできるスライム化の能力をもらって異世界へと転生した。
長年抑制された分、性や快感への興味は人一倍。そっち方面の知識だけは無駄に豊富な喪女(痴女)が結婚を目指しつつ、冒険したり、性的好奇心も満たしながら家族を作っていく。そんなお話。
変態成分は多め。基本的には優しい世界。頭のネジをゆるめてお楽しみください。
濡れ場の♡あえぎは無し。
濡れ場の話には※マークあり。
一部に軽いBL表現あり。
かなり先で男性×女性の予定もありますが、精神的には女性上位のままで逆転無しです。
突っ込む方がどっちであろうと、基本女性攻め、男性受けです。
ムーンライトノベルズにも掲載中。
文字数 416,434
最終更新日 2025.05.06
登録日 2025.03.30