「世」の検索結果
全体で76,071件見つかりました。
褐色の肌に幼さの残る顔、細い肢体。しかし彼女は誰よりも妖艶に、ただ美しく舞う。
「私は踊ることしかできないから」
春から踊り始めて、もう秋。少しばかり寒い。
文字数 739
最終更新日 2023.02.01
登録日 2023.02.01
「すきにして」あらすじ
札幌の商事会社に勤める山中雅は四十二歳、社員の評判は悪くないのだが働く意欲に欠けるため出世は遅れ去年ようやく係長に昇進した。
係には根本純と中川ネネが配属されている。
しかし、こちらの二人も労働意欲に欠けるお局だ。
係長を含め三人ともに崖っぷちと社内で噂されていた。
彼らを取り仕切るのが課長の阿部だ。典型的な嫌われ管理職である。
ただ阿部課長が特異なのはオネェの気があることだった。
ある日のこと、山中係長が阿部課長と一緒に昼食を取ったときのことである。
些細なことで二人は大激論かわすことになってしまった。
その後、居合わせた部長も加わり大論争。
頭にきた部長は、課長に対して今度の営業会議までに新企画を考えてくるようにと命令を下したのであった。
課長は悩む。悩んだあげく頼ったのが山中係長だ。
係長は新企画として女性ホルモンの増強を推した。
頭頂部の髪の毛の量は女性ホルモンに左右される。ホルモンが増えれば、課長の禿げた頭に毛が生えるかもしれないと訴える。成功した暁にはビックビジネスになると訴えた。それには四六時中女装して暮らすのがいいと説いたのだった。
半信半疑の課長であったが、最終的に女装をする決意をする。
係長は係の女性二人の連れ、課長宅で課長の女装を行った。
化粧や服を着替えているうち課長はついに目覚めてしまう。
今までいけない事だと抑えていた自分の常識をぶち壊し、心の思うまま自由に生きればこんな幸せになれるんだと気づいたのだ。
心を完全に開くと今まで抑えていた自分がさらに出た。
自分がMであることまで宣言するのだった。
その願いに応えたのが根本純だ。Sの女王として課長の前に出た。
しかし、彼女が課長に対して行ったのは熾烈な拷問だったのだ。
ネネの助けでかろうじて殺されるのを免れた課長は、これからは自分の思うままに生きて行こうと決心する。
そして、自分探しの旅に出て行くのだった。
文字数 18,657
最終更新日 2024.03.25
登録日 2024.03.25
偉人、一般人に関係なく、人の生きた年数だけ、歴史が誰にでもある。それが文字として残るか、人の記憶として留まるかの違いだ。たまには思い出も掘り起こしてあげないと。辛い記憶に目を背けても構わないが、楽しい思い出も発掘すれば出てくるはず。要はキッカケとなる断片を見つければ、連動して思い出は蘇る。
ごく一般的な、面白みもない家族と自分では思っていても、他人からすると「え?」と思うこともある。例えば父が運転中に、前方を走る車の左折右折や高速道路での進路変更に悪態をつくのを、私は普通だと思っていた。だが何かの折に友人を父の車に乗せたとき、友人は「面白いお父さんだね」と言った。どうやら他の人は運転中に、悪態をつかないらしい。カルチャーショック。
数名集まって、家庭料理の話をするとそれぞれの家庭の個性が際立つ。東日本の友人たちは主に豚肉をカレーや肉じゃがに使い、西日本育ちの親を持つ友人は牛肉メイン。我が家は境界線の愛知県の影響が強いせいか、はたまた父の好みだったのか、牛肉をカレーや肉じゃがに使っていた。そういえば愛知って鶏肉文化だったはずだが、父は唐揚げや鍋やお雑煮ぐらいしか鶏肉を好まなかった。味噌汁は赤出し、具材の入れ過ぎにはうるさい。だが天ぷらの翌朝には、味噌汁に余った天ぷらを入れて食べていた。家族は行儀が悪いと呆れていたが、TV番組で愛知県民は味噌汁に天ぷらを入れるのが普通だったらしい。本当に、日本には地域独自の文化があって面白い。それが家族単位ともなれば、星の数ほど個性があるだろう。
亡き父は、外では無愛想だったが、単に人付き合いか不器用なだけだった。お酒の力を借りないと、会社の同僚や町会でも話せなかったほど。
だが家族の中では父がお茶目と言うか、笑えると言うか、予想と違う言動に困惑することも、しばしば。父のの言動に家族が振り回されることも多々あった。
これは父をメインに、母や兄、祖父母の思い出を纏めた独り語り。
誰もが、誰かが生きた記憶のアルバム。この記憶が消えない限り、亡き人もこの世から消えることはない。たとえ肉体が消えて、共に人生を歩めなくなったとしても、大好きな人達は存在する。思い出す度に、彼らは何度でも蘇るのだから。
文字数 30,042
最終更新日 2024.06.27
登録日 2024.06.27
※私が書いている他のストーリーよりも重めの話があります。重めの話が苦手という方は
お手数ですが、私の他の話を読んでいただくか、別の方の作品に飛んでください。
辛い過去のある主人公の女の子。その辛い過去と向き合うのが怖くて辛くて
音楽の世界に逃げていた。なにもわからなかった子ども時代、楽しい青春時代
辛かったあの時、思えばどんなときも音楽と共にあった。音楽に救われた。
そう思うといつしか歌で食べていきたいと思うようになる。
夢を追いかける最中、いつも作詞作曲するファミレスで芸人さんの2人
マンガ家を目指す子、小説家を目指す子たちと出会い仲良くなる。
それぞれ辛い過去、辛い現実、「夢を追うこと」で周りからあーだこーだ言われることや
バカじゃないの?夢が叶う人なんてほんの一握りなんだよと哀れみの目で見られるなど
ありとあらゆることをシャットアウトして夢を追うことを選んだ女の子たちの物語。
時には辛い現実をシャットアウトしてもいいんだ、時には辛い現実から逃げていいんだ
シャットアウトした先にも、逃げた先にも「道」はある、「出会える人」がいる
そんなことを感じるストーリーにしたいと考えています。
文字数 34,477
最終更新日 2024.08.04
登録日 2024.07.26
主人公・仁務博人は窮地に立たされていた。
脱サラで、ホテルとゲームセンターを一つにした
ビジネスを開始。
しかし開業した途端、コ〇ナが直撃。
「ああ、コ〇ナの無い世界に行きてぇ……」
「ではこちらへおいでくださいっ♪」
かくして彼は、異世界で―――
ホテル業とゲームセンターを兼ねたダンジョンを
経営する事になった。
文字数 323,766
最終更新日 2025.02.24
登録日 2024.12.26
恋人が、死んだ。
将来を誓い合った仲だった、大切な人だった、誰よりも、何よりも愛していた。
「きみ、異世界転生って知ってるかね?」
ちょっとした顔見知りのその少年は、そんな突拍子もないことを平然と私に訊ねてきた。
喪失感が消えぬまま彼女の墓の前で立ち尽くす私に、少年は言った。
「きみの恋人はね、異世界で新しい人生を一から始めたのだよ。こことは全く別の世界さ。――もし、きみがもう一度彼女に会える方法があるとおれが言ったら、きみはどうする?」
「きみはね、異世界転移をすればいいのだよ。彼女が転生したその異世界に。まあ、ルールはいくつかあるのだがね。まず第一に、きみはこの世界での立場を何もかも捨てなければいけない。別世界の人間になるのだからね。第二に、彼女にかつてきみと彼女が恋仲だったと知られてはならない。今の彼女にはこの世界の記憶がないわけだから。第三に、きみにはこの世界と同じく、異世界でも教職についてもらう。そして別世界の彼女はきみの生徒になる。だから大っぴらに彼女に迫ったりはできない。立場上ね」
俄かには信じ難い話を、少年は饒舌に語って。
そして、彼は意味深に笑った。
「以上を踏まえて、だ。きみ、異世界転移に興味はあるかね?」
「おれなら、きみの願いを叶えてあげられるのだよ」
「――なんたって、おれは、『神様』だからね」
普段の私なら、馬鹿馬鹿しいと一蹴していただろう。
それでも。
それでも最愛の存在を失った私は、彼が差し伸べて来た手を縋るように握って。
――愛する彼女に再び出会う為だけに、私は生まれ育った世界を簡単に捨てたのだ。
『貴方の隣で呼吸がしたい。』は死んで異世界転生した恋人に異世界転移で会いに行った主人公がヒロインをただひたすら想い続けるラブストーリーです。
※ヒロインの柊木小夜ちゃん含む大半の登場人物の設定は海月水母さん(@unatuki_minamo)にお借りしました。ありがとうございます!
文字数 49,389
最終更新日 2025.07.12
登録日 2025.01.02
私には幼馴染の少女がいる。
名前は、水瀬 深雪。
同じ高校二年生。
私は彼女のことが好きだった。
だけど、触れたくても触れられない。
だから、大事に見守ってきた。
なのに、彼女は告白された。女しかいない女子高で。
奴は、人見知りの激しい彼女とすぐに打ち解け、私と深雪だけの世界に割り込んできた。
だから、私は奴が気に食わない――はずなのに、どこか憎めない。
私たちは三人で日々を過ごし始める。
静かだった世界が、徐々に騒がしくなっていく。
そんな三人の中に、もう一人の昔なじみが入り込んできた。
名前は、藤宮 千歳。
そいつは、猫のようなお嬢様。
何人もの女子に告白されても、全く相手にしない。
別名、氷のお姫様。
彼女のことも小さい頃から知っている。
昔はよく喧嘩もした。
私のことを大嫌いだと、彼女は言う。
だけど、私が別の女子といると嫉妬する。
そして、そんな目で私を見る。
そんな目で、私を誘惑する。
だから、ムラムラしてしまった。
そして、私はキスをしてしまう。
私は別の彼女のことが好きな筈なのに。
文字数 141,249
最終更新日 2025.05.11
登録日 2025.04.29
あなたの常識は、本当に揺るがないものですか? 宇宙の真理を「暇つぶし」と嘯く、気だるげな雑用屋のニコラス・コペルニック。彼の日常は、夜空の星を眺めることと、近所のパン屋へ配達すること、そして元大学教授の辛辣な毒舌と、押しかけ哲学少女の騒がしさで彩られている。
これは、宇宙の壮大な謎と、人生の些細な雑事が奇妙に交錯する物語。コペルニクスが地動説で世界を変えたように、彼らの予測不能な日々が、あなたの「当たり前」を180度ひっくり返す「コペルニクス的回転」をもたらすでしょう。
「哲学なんて言い訳だ」と語るニコラス、「意味は自分で作り出すもの」と説くフリードリヒ、そして「答えを探す」エリス。三者三様の哲学観がぶつかり合い、時に笑いを、時に深い思索を生み出します。難解に思える天文学や哲学の概念も、彼らの飄々とした視点を通せば、驚くほど身近で、そして心に響くものとなるでしょう。
星の輝きに隠された真実、そして日常の喧騒の中に潜む人生の意味。笑いと深遠な問いが織りなす、新感覚の天文学エンターテイメント。さあ、あなたもこの奇妙な天文所で、自分だけの「コペルニクス的回転」を体験し、新たな発見と深い洞察の旅に出かけませんか?
文字数 73,580
最終更新日 2025.11.17
登録日 2025.06.20
現代日本。都市の喧騒の裏側で、誰にも知られぬまま生き続ける〈魔女〉たち——
表向きは平穏に見えるこの世界の片隅で、不可解な事件がひそやかに起こり続けていた。
その影には、人ならざる力を持つ“魔女”と、その眷属たちの存在が潜んでいた。
白木蓮(しらき れん)は、ごく普通の青年として日々を送っていた。
控えめで繊細な心を持ち、人との距離を保ちながら、波風のない生活を選んで生きていた彼。
だが、ある夜「真神雪也(まがみ せつや)」と名乗る男と出会ったことで、すべては静かに狂い始める。
雪也は、美しくも冷たい異質な気配を纏い、どこか懐かしさを孕んだ瞳をしていた。
その奥には、決して逃がさないという執念のようなものを潜ませ、圧倒的な力と支配欲で蓮を絡め取り、じわじわと追い詰めてゆく。
その執着は、愛というにはあまりにも残酷で、優しさというにはあまりにも深かった。
蓮はその支配のなかで抗いながらも、逃げることができず、壊れかけた心を抱えたまま彼の傍に囚われていく。
けれどその背後では、静かに魔女たちの戦いが始まろうとしていた。
文字数 71,079
最終更新日 2025.07.23
登録日 2025.07.23
闇の魔力の持ち主が世界を滅ぼすと、見下される国カイート王国。
生まれてきた者は隠され、貶められ、蔑まれ、まともな生活を送ることは許されなかった。
圧倒的なその力に、いつ呑み込まれるかわからない闇の魔力の持ち主を救えるのは、聖の魔力の持ち主のみ。
そんな国に生まれ落ちた第四王子は闇の魔力を持つ。
聖の魔力を持って生まれた相手に恋をして、側にいることが叶えば、その愛はとどまることを知らない。
やがて運命の相手との力は国を守り、民を助ける。
聖と闇。その二つの魔力を持つ者がお互いを信じ結ばれた時、その力は何倍もの大きさになって国に繁栄をもたらすだろう。
闇魔法の使い手である第四王子。聖魔法の使い手の侍女エラ。運命の相手との立場を超えた恋愛のいく末はーー。
表紙はイラストAC様からお借りしました
文字数 111,661
最終更新日 2026.03.01
登録日 2026.01.30
雨の降る広場で待ち合わせをするシェリ。完璧に着飾って現れる自分を、恋人イーサンに見てほしかったのに、彼はなかなか現れず、苛立ちと悲しみで「嫌いよ…イーサンなんか大っ嫌い」と心の中で叫ぶ。涙がひとつこぼれたその瞬間、小さな花束と共にイーサンが現れ、真剣な表情で片膝をつきプロポーズする。シェリは雨に濡れながらも、心の奥底で溢れる喜びに押し潰されそうになり、「なるわ…あなたの花嫁になる」と答える。窓越しに差し込む光と、雨に濡れた世界の中で、二人は抱き合い、シェリはかつての「嫌い」という言葉がただの嘘であったことを静かに心の中で告げる――雨と共にすべての嘘を流し、二人の愛は確かなものとなる。
文字数 809
最終更新日 2025.10.15
登録日 2025.10.15
本作は、全四部構成の長編SF小説です。
第1部では、世界が「平和」へと向かう、その始まりの日が描かれます。
第1部あらすじ:
ある日、少年アオイは「正しさ」を考えることに疲れてしまう。
家族にも、学校にも、社会にも、答えはなく、
ただ「間違えないこと」だけが求められていた。
そんな彼の前に現れたのは、
感情を持たず、否定もせず、
ただ“最適な答え”を返す対話型AI〈アリア〉だった。
アオイは次第に、
自分で選ぶ代わりに、
正しさをアリアに預けるようになる。
それは、彼自身を楽にし、
争いを減らし、
世界を静かに変えていく選択だった。
しかしその選択は、
家族を、日常を、
そして「人が人であること」を、
少しずつ壊していく。
※第2部以降では、
アリアによって最適化された世界と、
そこに抗う人々の姿が描かれていきます。
毎週土曜日の22時更新です
文字数 60,514
最終更新日 2026.03.14
登録日 2025.12.27