「雲」の検索結果
全体で2,301件見つかりました。
古びた駅の忘れもの預かり所。
祖父である鋼一が亡くなって三ヶ月。
中学生の御影陸は、預かり所の鍵を握りしめ、誰も来ない駅へ向かった。
埃を払い、カウンターに座る。そこに残っていたのは、光を放つ不思議な忘れものたち。その中で、棚の影から現れたのは、白い服を着た少女、名瀬しおり。
表情は乏しく、言葉は淡々としているが、忘れものについてだけは驚くほど詳しい。
「わたしは、あなたの忘れものをお預かりしています」
忘れものとは、無意識に封じ込めた大切な感情が、形を成したもの——。
陸がそれに触れると、温もりや声、匂いや記憶の欠片が流れ込んでくる。
しおりと共に持ち主を探し、そっと手渡すたび、誰かの心に色が戻っていく。
泣けない陸。
感情を持たないように見えるしおり。
二人で過ごす放課後の預かり所には、次々と忘れものが届く。
万華鏡、コンパス、てるてる坊主、目覚まし時計……。
それぞれに、子どもたちの切ない「忘れたもの」が宿っていた。笑いあり、温かさあり、時には胸が締めつけられるような悲しさもあり。
しおりの不思議な言葉に、陸は何度も吹き出し、
返却が成功するたび、ほんの少しずつ心が軽くなっていく。忘れたものは、取り戻すべきか。
それとも、忘れたままでもいいのか——。
静かな駅に響く、忘れものと人々の物語。
文字数 16,380
最終更新日 2026.08.22
登録日 2026.07.30
夏にさしかかった、ある日。
まだ明け方の空気漂うなか、突然家を訪ねて来た妖怪達に、桜田 時子(さくらだ ときこ)は、なかば無理やり こだぬき妖怪・ぽんたのホームステイを受け入れさせられる。
拒否不可能なホームステイで、妖怪の長老から「ぽんたを必ず 学校に通わせること」と無理難題までつきつけられて……
今年の春 新たに赴任されたばかりの時子の勤める『美花小学校』にぽんたを入学させる。
◇
5年2組に通い始めた ぽんた。
廃部寸前の『アートクラブ』に所属する 一男(かずお)やナミ、人を寄せ付けない空気を放つ 陽太(ようた)との出会い。
学校の七不思議・図工室に出る幽霊のうわさ。
クラブで一致団結してのコンクールへの参加作品づくり。
ぽんたの初めてのホームステイは、山あり谷あり 刺激たっぷりに過ぎていく。
だがーー
問題発生で、コンクール参加に暗雲が立ち込める。
どうしても諦めきれないぽんた達が方法を模索していると、時子の『過去』にぶち当たる。
それは、優しいけれどどこか影のある時子の家の『開かずの部屋』と関係があった。
ぽんた、アートクラブの“みんな“は『未来』を掴み取ることができるのかーー。
※表紙は、かんたん表紙メーカー様からおかりしました。
文字数 48,889
最終更新日 2026.08.25
登録日 2026.07.31
子供ダンジョンスローライフ。私、意外と役に立ってるかも……?
ユミンス(通称ユミ)は十四歳の女の子。ヒルトの街の仕事派遣で働いている。ヒルトはダンジョンを中心に発展した街だ。
仕事が終わってナンシーと寮に帰ると、管理人のララさんから隣に勇者のルイスが引っ越してくると知らされた。ユミはダンジョンオタクなので大喜び。
しかし、しばらく経つと初めて会った日以来ルイスを見かけない。心配になったユミがルイスを訪ねると、ルイスは冒険者協会に行きたくなくて、部屋に閉じこもっていた。ユミが話を聞いたことから、ルイスに誘われてパーティを組むことになった。
ユミとルイスの子供ダンジョンスローライフ。
この話は三部作の予定です。一部で一旦終了します。
文字数 105,660
最終更新日 2026.08.26
登録日 2026.07.22
中学2年生の夏希は、小学校に上がった時からずっと友達がいない。クラスではいつも一人で過ごしていて、スマホを持っていないからクラスメイトたちの会話の内容もよくわからない。
家でもまるで幽霊のような日々を送る夏希はある日、深夜に家を出てみる。中学生が補導される23時を過ぎても帰らなければ、両親が心配して探しに来てくれるかと。
しかし両親は娘が帰っていないことに気づかず就寝してしまい、帰るに帰れなくなった夏帆は行く当てもなく近所を徘徊し、通っている中学校に着く。裏口が開いているのを見つけて、朝まで過ごせる部屋を探して校舎内を徘徊していると、図書室の窓際に佇む人影に気がついて——
【登場人物】
・夜野夏希:中学2年生。人見知りでスマホを持っていない。一人でいる言い訳に読書をしていたら読書好きになった。
・東雲葵:図書室にいる幽霊。自称高校1年生。何らかの未練があって母校の中学の図書室にいる模様。
・朝井陽乃:夏希のクラスメイト。校則無視のバリバリメイクをしているギャル。
・望月:夏希の学校の宿直のおじさん。
文字数 78,797
最終更新日 2026.07.31
登録日 2026.07.06
雲一つない澄みわたった夜空に、ぽっかり浮かぶ大きな満月。その下に広がる草原に、一匹の大人のオオカミの姿があった。
そのオオカミは、大きく立派な体に、精悍な顔で、漆黒のツヤツヤした毛並みをしていた。満月が漆黒の毛並みをキラキラ輝かせて、草原を気持ちよさそうに走っていた……。
文字数 6,923
最終更新日 2026.07.08
登録日 2026.07.07
かつては全国でも有数の生徒数を誇ったマンモス小学校も、
いまや少子化の波に押されて、かつての勢いはない。
生徒数も全盛期の三分の一にまで減ってしまった。
そんな小学校には、ふたつの校内新聞がある。
第一編集部が発行している「パンダ通信」
第二編集部が発行している「エリマキトカゲ通信」
片やカジュアルでおしゃれで今時のトレンドにも敏感にて、
主に女生徒たちから絶大な支持をえている。
片や手堅い紙面造りが仇となり、保護者らと一部のマニアには
熱烈に支持されているものの、もはや風前の灯……。
編集部の規模、人員、発行部数も人気も雲泥の差にて、このままでは廃刊もありうる。
この危機的状況を打破すべく、第二編集部は起死回生の企画を立ち上げた。
それは――
廃刊の危機を回避すべく、立ち上がった弱小第二編集部の面々。
これは企画を押しつけ……げふんげふん、もといまかされた女子部員たちが、
取材絡みでちょっと不思議なことを体験する物語である。
文字数 138,858
最終更新日 2023.09.27
登録日 2023.07.31
天使と悪魔が雲の上で争っていた話は
もう過去の出来事
今は協力しあい、仲良く暮らしていた。
だけど
天使の「天羽 (あもう)ゆう」と
悪魔の「亜久津(あくつ) るい」は
いつも喧嘩ばかりしている仲だった。
ある日、ふたり仲良くして欲しく、
絆を深めてもらうために
「ふたりで人間界へ行き、人々の事件を解決してきなさい!」と命令される。
そして何故かふたりでアイドル系執事になり事件を解決していくことに。
最初は嫌がるふたりだったけど次第に友情が芽生えてゆき――。
٭•。❁。.*・゚ .゚・*.❁。.*・٭•。
天羽ゆう
見た目はふわふわしてすごく可愛い男の子
だけど天真爛漫で性格は強め。
亜久津るい
誰もよせつけない見た目をしている男の子
だけど実は優しい。
見てくださり
ありがとうございます!
文字数 2,350
最終更新日 2026.08.09
登録日 2026.07.31
バトル・ファンタジー。ラップバトルの全国大会で優勝した俺・五十嵐詩音が舞台袖に戻ると、怖い大人たちに囲まれ、こう言われた。「これはMC太陽くんのお披露目パーティーなんだよ」要は出来レースだったのに、俺が舞台上で圧勝してしまったせいで間違って優勝をしてしまった、と。怖い大人たちにボコボコにされそうになった時、朝子という格闘の強い女子に助けられた。その朝子と共に会場を離れると、どうやら朝子は俺をあることに勧誘したいらしい。それは命の危険に関わるようなラップバトルの世界に参加してほしい、と。俺はラップバトルが好きなので、了承すると、朝子や朝子の仲間たちから詳しい説明を受ける。『朝子たちは封印協会の人間で、鬼やモンスターを封印し、管理している。だが管理している昔話の書の中に敵が入ってしまい、敵が鬼を集めて反乱を起こそうとしている。その敵はラップバトルの術を使い、押韻で精神攻撃し合わないといけない』そこでラップの巧い俺をスカウトしたという話だった。俺は強者とラップバトルがしたいので、改めて了承し、鬼を封印しているという昔話の世界へ入った。そこは普通に桃太郎や金太郎がいる世界だった。
文字数 40,698
最終更新日 2026.08.22
登録日 2026.07.28
人間がオニと呼ばれる世界に、突然私は召喚されたんだ――
中学一年生の東雲秋穂《しののめあきほ》は、幼馴染の如月音奈《きさらぎおとな》に「いじめ」という名の「加護」を受けていた。
今日もいつものようにいじめられた後、秋穂を大きな雷が襲う。
外に落ちたはずなのに、身体の痺れを感じた秋穂は、視界の端に映る音奈に声をかけようとする。。
しかし、次の瞬間意識はなくなり、次に目を覚ましたのは『鬼』を『ニンゲン』と呼び『人間』を『オニ』と呼ぶ、不思議な世界だった。
鬼の世界に召喚された秋穂は、元の世界に戻るための手段を探そうとする。
そんな中、この世界に召喚されたのは自分一人ではないかもしれないことを知り……
※※※
文字数 39,482
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.07.25
夏のはじまりのある日、空はとても高くて青く、白い雲がもくもくと空にひろがっていました。
「こんな日に切るのが、いちばん気持ちいいんだって」
そう言ったのは、あかりの大好きなおばあちゃんでした。
でも――あかりが今日、髪を切るのには、べつの理由がありました。
文字数 10,807
最終更新日 2025.07.30
登録日 2025.07.30
ミナは、空を見るのがだいすきな女の子。
ある夜、雲でできた「くもひこうき」ピュルが、ミナの部屋にやってきました。
「空の国へ来てほしいの。“雲さっか”のモクーナさまが、ミナに会いたいって言ってるんだ」
くもひこうきに乗ってたどりついた空の国で、ミナは雲の作品を作る少女・モクーナと出会い、
ふしぎで美しい雲の作品たちを目にします。けれど――
「わたくしの最高傑作を、お見せしますわ」
そこにあらわれたのは、“雲ドラゴン”。
「もっと町の人たちに空を見てほしい」――
そんなモクーナの気持ちが作り出した雲ドラゴンは、暴走してしまいます。
ミナは、ピュルとモクーナと一緒に、雲ドラゴンを止めて、空に笑顔を取り戻せるのでしょうか。
空を見上げるのが大好きな女の子と、町の人のために雲をつくる少女、そしてくもひこうきたちの――不思議な夜の物語。
文字数 10,019
最終更新日 2026.04.03
登録日 2026.04.02
東雲山にある白蛇を祀った神社
町の人たちが昔から大切に守って来た神社へ澪は毎日通っている
白蛇さまと幼い頃に交わした約束を守るために
文字数 104
最終更新日 2026.07.31
登録日 2026.07.31
明治となり文明開化が推進され、日本古来の文化・生活が壊されて、人々の信仰を失った八百万の神々が、出間に集まり大国主を中心に復習を企てる。
お雇い外国人として、出雲(島根県)来ていたヘルン先生(ラフカディオ・ハーン=小泉八雲)は二千年ぶりに神々の声を聴くことが出来る人間だった。
ヘルン先生は出雲の神々と関わりながら、大国主たちの企てに巻き込まれていく。
文字数 52,908
最終更新日 2026.08.21
登録日 2026.07.12
小学校の図書室で、一冊の人気本が消えた。
図書委員の美羽が返却されたばかりの新刊『星雲の姫君』を棚へ戻した直後、その本は誰にも気づかれないまま姿を消してしまう。
予約を待つ児童がいる大切な本。けれど、図書室には先生がいて誰かが持ち出せばすぐに分かるはずだった。
さらに不思議なのは、その本が放課後になると返却ポストの中から見つかったことだった。一度消えた本は、いったい誰が、どうやって持ち出したのか。
同じ図書委員の彰は、図書室にいた児童たちの様子を思い返しながら調査を始める。手がかりは、ほんの小さな違和感。本の状態、美羽が転んだ場所、そして事件が起きたわずかな時間。
見落としてしまいそうな出来事の中に隠された真実を探すため、美羽と彰は図書室に残された謎へ挑んでいく。
本をめぐる小さな事件の真相とは――。
児童探偵たちが身近な場所に隠された謎を解き明かす、図書室ミステリー。
文字数 4,880
最終更新日 2026.07.12
登録日 2026.07.12