「実感 意味」の検索結果
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稀な長い銀髪を持つ緑翠(りょくすい)は、花街のとある廓の楼主として有名だ。男女問わず希望する妖に教養を教え、芸者として育て、良き身請け先を探して嫁がせてやる。それが、天皇にも認められた緑翠の表稼業である。
表というからには裏もある。妖の世界に迷い込んだニンゲンを保護し、芸者の世話係として働かせることが、緑翠の裏稼業だ。ニンゲンは、この世界で簡単には生きていけない。基本的に、ニンゲンは格下、奴隷と見なされ、妖力に当てられ気絶してしまえば、その身体に鬱憤を吐き出され、処理される。
緑翠は、久々ニンゲンを見つけ普段通り保護したのだが、その瞳が生き別れた姉と重なった。本来であれば芸者の世話係をさせる以外に選択肢はない。自らの興味で世界を渡ってきた少女にそれをさせたくなかった緑翠は、ニンゲンの少女に翠月(すいげつ)と名を与え、自らが暮らす宮に囲った。緑翠の廓で、例外として芸者をやっているニンゲンの少年、天月(てんづき)と引き会わせ、翠月も芸者見習いとして稽古につかせる。
翠月は、天月や先輩芸者、御客と親しくなるうちに、なぜ妖の緑翠は、人間である翠月に近づくのだろうかと、疑問に思うようになる。妖の世界で人間が生き残る方法を知るほど、仕事として緑翠が守っているのだと実感する。
廓の楼主である緑翠は、他の芸者の成長や稼ぎについても考えなければならないが、翠月を贔屓していることを自覚するようになる。周囲は、翠月がニンゲンで、守るべき対象だから近くに置いていると納得していた。時が経って、それだけではないことに感づく者も出てきた。
緑翠にも、ようやく重い腰を上げる時期が来たようだ。姉の命がもう長くないから会いに来いと、実家から便りが届いた。これで、姉を追い込み、緑翠が背負った一族との因縁を切り、翠月を迎え入れる準備を進められる。
*
時代は特に想定しておらず、ざっくりごちゃ混ぜ、詰め込み和風なご都合設定になっています。
語感で選んでいる単語も多いため、本来とは異なった意味で使用している場合があります。
また、未成年・無理矢理・男同士・複数などのRシーンが含まれます。ご注意ください。
物語の中心に近いところにBL要素がありますが、主人公の趣向とは異なります。
主にルビや語尾、話し口調に関して、改稿の入る可能性が高いです。
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
文字数 304,857
最終更新日 2024.06.08
登録日 2023.03.01
これはとある国のとある夫婦のお話。
王位継承権を持つ肉食イケメン公爵。
絶世の美女と謳われる公爵夫人。
深く愛し合っているのに何故か妻へ「愛してる」と言わない夫。
いえ、言っているんです…寝ている時に。
うっかりしているだけ、言っているつもりでいるんです。
バカちんです。
そして当然ながら、寝ている時に言われているなど妻は知りません。
かと言って拗れたりは致しません。
ひたすら愛し合う夫婦です。
もしかして愛されてないの?など疑問に思う事はなく、しっかり溺愛を実感している夫人であるがやはり言葉は欲しい。
悶々としてあらぬ妄想(浮気)に嫉妬する妻は夫を煽り、夫は見事に煽られ愛する妻を骨の髄まで貪る。
そんな「ある意味すれ違い」なふたりが織り成す、ハッピーラブコメです。
※深く考えないでください。
※お花畑なふたりがイチャイチャするだけです。
※ドロドロ溺愛がお好きな方、どうぞ!!
※ついつい長文(5000字程)になりそうなところ、グッと堪えております😎
文字数 39,944
最終更新日 2022.03.29
登録日 2022.03.20
大学生の主人公の両親と兄弟が交通事故で亡くなった。電話で死を知らされても、主人公には実感がわかない。3日が過ぎ、やっと現実を受け入れ始める。家族の追悼や手続きに追われる中で、日常生活にも少しずつ戻っていく。大切な家族を失った主人公は、今までの大学生活を後悔し、人生の有限性と無常性を自覚するようになる。そんな折、久しぶりに連絡をとった恋人の部屋を心配して訪ねてみると、そこには予期せぬ光景が待っていた。家族の死に直面し、人生の意味を問い直す青年の姿が描かれる。
文字数 14,610
最終更新日 2024.04.19
登録日 2024.04.17
近未来、突如として世界を騒がせたVRMMO。
その中でも、自らアバターのキャラデザから武器装備、ユニークスキルやエクストラスキルまでをもユーザーのイメージによって作成でき、一部で飽きるほどにネット上で騒いでいる『俺TUEEEE』や『チート』、『無双』といった、最強を掲げて世界を冒険するというオリジナリティを尊重したゲーム『Imaginary・Online《イマジナリィ・オンライン》』。
この世界の総称が『Create・Gate《クリエイト・ゲート》』ということから、通称『ICG』と呼ばれている。
とてつもない人気を誇り、特に思春期の中高生男子にすさまじい影響と熱狂を与え、少なからずも女性からの支持率も3割を超えていた。
だが、そんなものはただの幻想の何物でもない。自らが最強と名乗った所で何の意味もない。確かに、この世界では、オリジナリティが尊重され、誰もが夢見る『最強』を語れるが、所詮自称。本物ではない。
――でも、
だからこそのこの世界。誰もが簡単にもう一人の自分を作ることができ、誰もが主人公となれ、実感を持てる。そんな中で、自分が思い描く『最強』を周りの掲げる『最強』とぶつけ、真の最強を目指すことができる。
――そう、ここは
想像し、創造することで始まる新たな世界。名もなき夢見る己の最強が、真の最強へと変革する場所。
そんな世界を制した者を、人は、最強の証としてこう呼ぶ――『ダイナスト』と。
――けれど、
3年がたった今でも、このゲームをクリアした者などいなかった――。
登録日 2019.04.22
少し力を込めただけで全てを破壊する手、増え続けて底が見えない魔素量、無駄に強化された身体は何を受けてもダメージがない。
・・・・・・唯一の欠点は属性魔法が使えないことくらいだろうか。
力を最小限に抑えながらも、遠くまで見えるようになってしまった瞳と、敏感になった感覚を実感した私は思う。
──普通の生活がしたい、と。
◇◇
『突然だけど、貴方たちは異世界へ飛ばされてもらいまぁす』
『えっ? 何故って? ──バタフライ・エフェクトってやつよ。とにかく存在したら大変な事になるのよぉ』
楽しい高校生活を謳歌していた私──阿瀬(あぜ)梨花(りか)の存在は、この女神とやらの言葉で消え去ることとなった。
いや、その他3名の存在もか。
どうやら、私たちは地球には不必要な存在らしい。
地球とは全く違う環境の為、私を含めた男女4名に与えられたのは特殊能力とも呼ばれる〝固有スキル〟
完全なランダム制の中、私が引いたのは他人限定で欲しいモノの贈り物ができるいう意味不明なスキル『贈物(ギフト)』
それは明らかなハズレ枠らしく、当たり枠を引いた他3名から馬鹿にされてしまう。
しかし、そこで見つけたのは〝(裏)〟という文字──それは女神すらも認知していなかった裏スキルというもの
その裏スキルには、無印の贈物スキルとは違い、対象の欲しいモノ相応の〝お代〟を対象から吸収するという効果が付いていた。
飛ばされた先は魔族同士の紛争中で・・・・・・命の危機かと思いきや、スキルによって10万もの魔族軍が吸収されてしまった。
──それにより、私は序盤からとんでもない力を手に入れてしまう
それでも何やかんやでスキルを役立てたり、異世界生活を楽しんだりする。
──これは、スキルの効果により無駄に強くなってしまった異世界転移者の物語
◇◇
2作目
1話につき1500~2000程度を目安にして書いています。
エブリスタ様で不完全燃焼だった小説をリメイクしたものです。
前作『魔族転生』と同様、拙い文章であり表現に乏しい点や矛盾点、誤字脱字等々あるとは思いますが、読んで頂けると幸いです。
文字数 107,372
最終更新日 2019.02.16
登録日 2018.06.26
半年前に仕事を辞めた河野海斗は行く末を案じていた。世界に置いていかれるような、漠然とした不安感に襲われる瞬間があったのだ。そんな10月31日の夕方、海斗は美しい鐘の音を聞く。どこからか聞こえるその音は何故か音量が変わらない。それは化け猫であるムギワラのキナコが海斗に聞かせていたものだった。この鐘の音を聴き、目が合う者。それは彼らと働く上での適合を意味した。押し問答の末に連れていかれた古ぼけた事務所で出会ったのは猫魈であるサビのリョウスケ。この時食べたパイが契機となり、海斗は株式会社夏梅で働く事となる。そこは思った以上にしっかりとした人間の会社で、本来は猫であっても皆それぞれ人に化けて通常業務をこなしていたのだ。元々あまり物事に抵抗しない海斗はあっという間に馴染み、仕事を覚えていった。12月に差し掛かる頃、研修を兼ねて訪れたのはイベントデリバリー部。繁忙期にヘルプに入るのが常らしく、今回は海斗に白羽の矢が立ったのだ。お手伝いするのはクリスマス。アイルランドのケットシー商会がサンタ協会から請け負った仕事を夏梅が孫請けしていた。海斗はイベントデリバリー部の三田、九郎、巣と共に当日まで全力で走り切る。大変な仕事の切れ目ではリョウスケがいつも美味しいパイを焼いてくれ、それを仲間達みんなで食べる。そのほっこりした時間に癒され、海斗はますます今の居場所に愛着を持っていく。年が明けた頃、イベントデリバリー部で海斗は新たに九州支部の猫魈アンディ達と出会う。アンディは桜餅に熱い想いをかけており、東京の牙城を崩す!と息巻いていたのだ。その為に急遽デパートで九州物産展に出展する事になり、またも海斗が駆り出された。大盛況の中、神使で白狐の茜が姿を現し、海斗に今までとこれからを問う。そこで改めて今の仲間達と働く今に幸せを実感した海斗はこれからも彼らと共に生きていく事を心に誓うのだった。
文字数 27,029
最終更新日 2024.04.25
登録日 2024.04.25
俺……いや、僕は俗に言う転生者という奴らしい。
なんでそんなにあやふやなのかというと案外転生者っていうのは実感が沸かないものだからと言うしかない。
だって自分が転生者なんてまず死ぬまで分からないし、死んだ後もあれ? 記憶があるぞ………? ともならなかった。
まず生まれた瞬間になんか意識がぼんやりしてるなーと思ったら意識が吹っ飛んで次の瞬間には身体が大きくなってて昔の記憶は曖昧だしそのまま何事も無く過ごすのかと思いきやある日突然記憶が戻ったりと意味不明だし、結局記憶は戻らずなんか勝手にスキルとかだけが使える時もあるし、とにかく自覚するのが大変だった…………
とにかく僕はただ平穏に過ごしたいだけなのに色々と巻き込まれてしまうみたいだ。
というか、いい加減もう放っておいて欲しい…………
これは転生をして転生をしまくってしまった転生者の物語である。
更新は早くするつもりですが短いです。
文字数 2,732
最終更新日 2017.09.07
登録日 2017.08.28
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『花』は一『瞬』で『終』わるけど、心を『灯』す。
三月の半ば、福岡県北九州市にある民家で殺人事件が起こった。二人暮らしをしている母親が自宅で刃物により殺され、娘は行方不明となっていた。署の管轄にあり事件の担当についた冬月リリーはその娘・秋風桃子を捜索する。
事件が解決した後、リリーは数字で表す結果よりも大切なものがあることに気づいた。それは必要ないと思っていた感情だった。彼女は一つの季節を巡る度に新しい感情を覚えていく。
春には『喜』びの感情を、夏には『怒』りの感情を、秋には『哀』愁の感情を、そして冬には安『楽』の感情を――――。
新しい感情と共に彼女は花に人の思いが詰まっていることを実感する。
全ての季節を巡ると同時にリリーは『瞬花終灯』の本当の意味を知る。
四つの短編からなる長編です。文庫本でおよそ400ページくらいあります。
一つの章が独立しておりますので、短編一つは100ページくらいです。
よければお一つだけでも読んで見て下さい。
よろしくお願いします。
登録日 2016.08.20
西暦20XX年…ある日私は死んだ…
と言っても実感がないんだなぁ~~
よく小説とかでは事故にあってとか、
事件に巻き込まれてとか、あるけど…
何も無い事件に巻き込まれてもいないし、
事故にあってもいないのに…
目の前にいる人(ゴスロリ)は…私が死んでいるなんて言うし(汗)
ある意味ご都合趣味的なところがあります
更新は不規則なのでスグには更新出来ないとか思います
文字数 2,323
最終更新日 2017.06.29
登録日 2017.06.29
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