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ベルヴィーナには愛する人がいた。
相手は王太子、ハランド・デルヴィーニュ。
「愛してる。君を未来の王太子妃に」
そう約束してくれたはずだったのに――
婚約発表の場になるはずだった夜会で、ハランドが言い放ったのはまさかの言葉。
「本日、婚約者の選定を白紙に戻し、改めて選び直すことを決定した」
……えっ? あの約束は?
私に囁いた言葉は全部、嘘だったの?
追い打ちをかけるように、彼は冷たく告げた。
「君のように頭が空っぽな女性では、王太子妃は務まらない」
恋心も、公爵令嬢としての矜持もズタズタに傷つけられたベルヴィーナ。
でも彼女は、涙を拭いて決意する。
「じゃあ、誰が本当にふさわしいのか……見返してやるわ!」
――そう思ったはよかったけれど。
見返すって、何をすればいいの?
しょっぱなから躓くベルヴィーナ。
それでも、立ち止まってなんていられない。
だって私は――今日も最高に可愛いんだから!
苦難に出会っても、自分らしく前向きに歩いてゆく女の子を書いて見たくて、投稿始めた物語です。
楽しんでいただけますよう、精一杯書いていきます。読んで頂けますと凄く凄く嬉しいです!
更新は毎日でもなく、のんびりまったりペースになります。
それでも、お付き合いいただけたら幸いです。
まだまだ拙い部分も多いですが、どうぞよろしくお願いいたします💦
文字数 20,942
最終更新日 2025.06.23
登録日 2025.06.10
「あぁ……フェリオ……どうしてあなたは……フェリオなの?」
フェリオは、胸に湧き上がる喜びを抑えることができなかった。
彼女が自分の名を呼んだのだ。
「ヴェルナ家の者でなければ……その名を捨ててくれるのなら」
バルコニーの縁に手を添え、彼女は小さく首を振る。
「私に愛を誓ってくれるのなら、私もカステリの名を捨てられるのに……っ!」
――敵対する家に生まれた、フェリオとマリエッタ。
出会ってしまった瞬間から、ふたりの運命は動き出す。
その先にあるのは、祝福か、悲劇か。
名作『ロミオとジュリエット』をもとに、
言葉や構成を、私なりの表現でアレンジしました。
舞台は、中世ヨーロッパを思わせる架空の世界です。
原作をご存じの方はもちろん、
「タイトルだけ知っていて内容はよく知らない」
「有名なシーンは覚えているけれど、細かな部分は忘れてしまった」
そんな方にも、ひとつの物語として楽しんでいただけたら嬉しいです。
文字数 35,961
最終更新日 2025.06.21
登録日 2025.06.18
あなたの特別になりたかった。
でも、好きになるのは――痛かった。
皇都学園1年のマリアは、同じクラスの侯爵令息カイルと距離を縮めてゆく。
けれど突然、彼の婚約者が転校してきて、少しずつ日常が変わり始める。
好きだと気づく前に告白されて
恋と気づいた時にはもう、彼の隣は届かない場所になっていた。
まだ何も始まっていないのに、終わってしまうの?
王道の恋愛イベントは揃っているのに、ちっとも進まない恋。
マリアはいったい、誰を選択し何を選ぶのか。
恋か、友情か、それとも違う未来か。
それはマリア自身にも、まだわからない。
青春と恋と友情と。
そんなお話がかけたらいいなぁって思っています。
拙い文章ですが、ご覧いただけましたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします(・・)(_ _)ペコリ
文字数 188,447
最終更新日 2025.06.18
登録日 2025.05.03
不器用なのに必死でレース編みに挑む公爵令嬢・ステラ。 魔物は出ない、勇者も居ない。華やかなロマンスもない(今の所)けれど、彼女の日常は確かに“何か”を編んでいる。そんなお話。
🍓 『編む。—消える白パンの謎—』 街の小さなパン屋で起こる不可解な出来事。 毎朝「パンが減る」と訴える客と「間違いない」と言い張る店主。 ただの勘違い?それとも?
🍓 『編む。—晩餐会の幽霊—』 「屋敷に幽霊が出るらしい…」ひっそりとじわりじわり広がる“幽霊の噂”。 そんな折、公爵家に届いた晩餐会への招待状。名代としてステラが参加することになるが――
🍓 『編む。ー幻の一杯ー』宮廷で話題の「幻の一杯」。その正体は誰も知らず、どこから来たのかもわからない。美味しさに魅了される人々の中で、秘密が少しずつ明かされていく。謎の茶が秘めた真実とは?
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※ゆるふわっと設定です。
※世界観も史実ではなく、ファンタジー世界の延長な感じです。
※若輩者です。生暖かく見ていただけましたら嬉しいです。 宜しくお願いいたします。
文字数 92,349
最終更新日 2025.05.10
登録日 2025.04.14
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