彼岸の王と首斬り姫

 世は戦国時代。乱世を生き日の本を我が物にしようと戦う者が多く生きた時代。
 国を統べようとしていた信長が討たれ、時代の移ろいを感じた奴良野(ぬらの)一族の頭領である水埜辺(みずのべ)は、ある日桔梗宮家で『裏業(りぎょう)』と名乗る少女と出会う。少女は、小姓の身なりをしていたが、ただの小姓ではなかった。

 彼女は、国の斬首人。罪人の首を刎ねることを許された、【首斬り姫】であった。

 水埜辺が国に疫病をもたらしている妖怪の長だと知りつつも、裏業は、人として生きる彼に次第に惹かれていく。これでは人間と妖怪、どちらが正しいのか、自らの心が揺らぎ出して……。

 これは、嶺山の大妖怪×斬首人の少女が織りなす運命の物語——!
24h.ポイント 0pt
0
小説 184,091 位 / 184,091件 キャラ文芸 4,374 位 / 4,374件