婚約破棄?ええ、結構ですわ。――私が手を引いた瞬間、国が傾くとも知らずに』
「借りれば楽になる」――その一言から、すべてが揺らぎました。
帝国の甘い支援に手を伸ばしかけた王太子カイゼル。
財政は安定するはずでした。市場も静まるはずでした。
けれどそれは、“依存”という名の鎖。
そんな彼の前に立ったのは、元婚約者である公爵令嬢レティシア。
「守る覚悟がないなら、王座に触れてはなりませんわ」
冷静で理知的、けれど誰よりも国を想う彼女は、
王を支えるのではなく――“並び立つ”道を選びます。
甘い溺愛?
いいえ、そんなおとぎ話ではございません。
揺れる王座、帝国との駆け引き、商人連合の思惑。
幻想に逃げず、責任から目を逸らさず、
守ると決めた王と、覚悟を持って隣に立つ王妃。
これは、婚約破棄から始まった“ざまぁ”のその先。
失敗を認めた王太子が、本物の王へと変わる物語。
拍手より重いものを背負った二人が選ぶ未来とは――?
甘いだけの恋では終わらない、
覚悟で結ばれる王と王妃の成長ラブロマンス。
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