旧家 小説一覧
小説AI検索
9件
1
水源を継ぐ家
幽霊よりも、親族が怖い。
弟が結婚を告げた日、古い佐伯家の親族会議で問われたのは、相手の人柄ではなく、その血筋だった。
四つの家の間で、長く婚姻を繰り返してきた一族。
外から嫁いだ亡き母も、かつて身辺を調べられていた。
祖父が決して触れさせなかった桐箱。
母の箪笥に残された調査書。
そして、山の奥にある古い水源。
家族の過去を確かめようとするたび、親族たちは口を閉ざし、同じ言葉を繰り返す。
「余計なことを調べるな」
まだ、何も調べていないのに。
優しかった祖父も、何かを隠していたのだろうか。
古い一族に受け継がれてきたものは、いったい何なのか。
幽霊も怪異もいない。
それでも、この家は怖い。
血筋と水源をめぐる、静かな因習ホラー。
2
怨霊が棲む屋敷 呪われた旧家に嫁いだ花嫁
いまだ余所者を受け入れない風習が根強く残る孤月村。その孤月村の名家である 利蔵家に町から嫁いできた雪子は 利蔵家に因縁のある曽根多佳子という女の存在に脅かされる。多佳子のことを調べていくうち 雪子は二十五年前 孤月村で起きた凄絶な事件を知る。
3
トラに花々
現代もの。
祟り憑きの青年・八坂雪虎が主人公。
そのあらわれである体質に悩まされつつ、特に野心もないため、それなりに図太く生きている。
それが呼び寄せるのか、周囲には、鬼、悪魔、妖といった伝承を因子として祖から受け継ぐ者たちが集まっていた。
そのためか、主人公も変わっているが、周囲の人間はそれ以上に変わっている。
似ているところと言えば、致命的なまでに伝承に振り回されている部分。
彼らと関わる中で、主人公は諦めて受け入れていた伝承からどうにか離れることはできないかと模索をはじめる。
基本、地味め。暴力的表現あります。そしてあまりまともさは求めない方向性です。
リバなど地雷の方は避けてください。不定期更新。
この話は「小説家になろう」さまでも掲載しています。
4
鈴の鳴る夜に
怜悧な美貌の鈴希は、没落した実家を守るために金持ちの権力者たちを身体で歓待することになる。鈴希を男娼として調教するのは彼の使用人である小島だった。
高慢なまでに気位のたかい鈴希は、夜毎淫らな姿を使用人に強いられることになり、あられもなく乱れ……。
十八歳以下の方はご遠慮ください。
ミステリー仕立てで、「鬼百合懺悔」の登場人物たちも出てきます。
5
こい唄
旧家、月瀬家。
その本家の一人娘が声をなくしたという。
彼女の名を朔良(さくら)といった。
心理カウンセラーとして修行の身の昭仁(あきひと)は、東京から遠く離れた山間の村にある本家に呼び出され、彼女の声を取り戻すことを厳命された。
蝶よ花よと育てられたはずの深窓の令嬢。
本家にやって来たものの、彼女の声を取り戻すことが出来るだろうかと悩む昭仁に、
「――――昭仁兄さん、僕、男ですから」
そう言い放ったのは、朔良そのひとだった。
※同じものをエブリスタにも掲載しています。同じものを載せさせて頂くにあたり、せっかくなのでこちらでは加筆修正(大筋に変更なし)したものを掲載しようと思っています。
6
猫屋敷のある村で
岡山の旧家に一人住む叔母の夫の初盆に行った竣介は、叔母の家に着くなり、誰かに監視されていることに気が付いたが、誰もいなかった。高台にある叔母の家の上と下に家があるだけだったが、この二家は常に叔母の生活を監視し、留守になると侵入してコソ泥を働いていた。実家の秋祭りの日、竣介は叔母を車に乗せ実家の秋祭りに行った。その日、下の家のコソ泥が頭蓋骨打撲で死ぬと、上の家のコソ泥も農薬を誤飲して翌日死んだ。岡山県警の吉原警部補は叔母以外犯人はいないと、捜査を開始するが、竣介と叔母は実家の秋祭りに参加していた完璧なアリバイがあった。
7
秘密の花園 ~光の庭~
『楽園』シリーズのスピンオフ。
『ずっと、ずっと甘い口唇』の主人公・中村春彦の家の事情を、四世代にわたる悲劇と恋愛模様をおとどけします。
北陸の旧家、真神家。
現在も政界に強い影響力を持つその一族は、存続のために多大な犠牲を払ってきた。
いびつな家族関係のなかで、どうしても諦められない恋。
短編をつなげていく形です。
メインは春彦の叔父にあたる真神憲二と真神勝巳(弟×兄、近親恋愛)。
そして、長男の俊一と秘書で幼馴染の覚のひそかな恋(主従関係、主受)。
*マークのところは性描写ありです。お気を付けください。
HP、pixiv、エブリスタ、なろうに公開中。
8
生成(なまなり)
世界観を同じくする連作の第四話。これだけでも楽しめると思います。
「生成(なまなり)」とは、般若になる前の女の面。鬼と化すに連れ、「般若(中成)」→「蛇(本成)」と変わって行く。
鬼女の伝説の残る旧家に育った少女を待ち受ける運命とは。
この作品は、他サイトでも公開しています。
9
雨
雨。
題名そのままに、雨と空と風の中で、人々が出会い、恋をして別れて、それでも愛する話です。
日本最大の経済グループ結城家の跡取りの結城征司は特異な容貌をしていた。
金の髪に少し紫がかった青い瞳。
複雑な出生でありながらカリスマ性は高く、十代半ばから一族の期待を一身に背負っている。
そんな彼は、同級生の木下蒼とひそかな恋をははぐくんでいた。
しかし、しがらみからそれを断ち切ることを決断する。
(以前、ブログでSSとして書き連ねたもので、バラバラな状態なので一つにまとめこちらに上げます)
超絶初期の作品たちですが、すでに私の性癖・主従の従者攻め、高飛車な受が存在しています。
性癖怖い。
【おしながき】
『雨』・・・征司の急死後の妻と息子たち、そして秘書の高遠の話。
兄弟の別れです。
『夕立』・・・征司と蒼の別れ。 高遠が秘書として遭遇。
三角関係。
『梅雨』・・・征司が決断する話。
主従愛。
『秋雨』・・・征司がなくなってすぐの高遠。
『夕映え』・・・高遠のいつまでも消えない喪失感。
『月夜』・・・ 曉彦の幼馴染、高遠忍と毛利力人の話。
年下攻め、高飛車受け。
『雨』の兄弟愛。
<登場人物紹介>
結城征司 ・・・ 日本最大の財閥と称される結城グループの総帥。
木下蒼 ・・・ 征司の同級生。元恋人。世界有数の科学者。
高遠 篤志 ・・・ 先代の結城征司直属第一秘書。
征司を敬愛し、尽くし続ける。
結城 暁彦 ・・・ 征司の長男。次期総帥。
團 征也 ・・・ 暁彦の10歳下異父弟。3歳の頃に母とともに除籍。
團 孝子 ・・・ 暁彦と征也の母。夫の死去と共に結城を除籍。
高遠 忍 ・・・ 高遠の次男。暁彦直属秘書。
高遠 沙織 ・・・ 高遠の娘。欧米地区担当秘書。
毛利 力斗 ・・・ 顧問弁護士毛利氏の1人息子。暁彦と同輩。法務担当秘書。
※ HP、pixiv、エブリスタ、なろうに掲載中。
編集ついでに久々に全て並べて読み返してみたら、壮大な大風呂敷物語の超絶匂わせSS集でした・・・。
なんてこと。
いつか、きっと・・・。
この人たちの物語もきちんと書きたいです…。
9件