恋愛 回想小説一覧
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私の名前は、花。中1。
今は、取り込んでいる最中だ。
何をしているかって?
義理の兄(兄と思ったことはない)理玖を拘束している。
もちろん、これから襲うために。
今世でも、前世でも私を助けてくれたリク。
絶対に、逃がさないからね!
*前世の回想があります。
文字数 37,341
最終更新日 2020.12.23
登録日 2020.12.19
七原千景30歳。夫の尚宏、娘の夏乃と3人家族。フルタイムの仕事をしている。
今月から、新しく配属となったプロジェクト。そのプロジェクトで待っていたのは、以前バイトをしていたカフェで一緒に仕事をしていた、見覚えのある彼だった。
「もしかして、千景ちゃん?」
懐かしいその声に、昔の記憶が蘇る。
──大学生活も残り2年になった頃、私は恋をしていた。
バイト先の1つ下の男の子『桐谷航河』は、私、『藤田千景』の思い人である。
あの時私は、彼の存在が一番で、何より大切な存在だったのだ。
付き合っているのかと勘違いする人が出るほど、私達は仲の良い2人であった。
大好きだった。愛していた。
例え、その恋が、実らなかった恋だとしても。
私は、確かに。『桐谷航河』に恋をしていたんだ。
──昔好きだった彼と、数年越しに再会した千景。その彼とは、千景の結婚を機に連絡を取らなくなっていた。
昔好きだった彼が、昔と変わらぬ優しさのまま今目の前に現れる。
今と昔を重ね合わせては、その時の気持ちを思い出す千景。昔と扱いの変わらない航河は、一体、何を思い千景と接するのか。
※現在と過去の回想が織りなす、甘くてほろ苦いラブストーリー。
※クスリと笑える要素あり。
※もどかしさ、焦ったさ多目。
※彼女にいる男性に恋をします。NTR等の表現はありませんが、人によって考え方、行動、表現において不快となる部分が含まれる可能性がございます。ご注意ください。
※泥沼化はしません故、悪しからず。
※ この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
※※※ Key Word※※※
甘酸っぱい 片思い 両思い 夫婦 恋人 カップル 友達 友達以上恋人未満 じれったい 想像 男女 女主人公 昔話 デート いちゃいちゃ 甘々 ラブラブ 仲良し 男友達 女友達 NL 恋愛話 あまあま 涙 過去 思い出
文字数 173,220
最終更新日 2019.11.26
登録日 2019.06.01
「僕」は海と空以外に何もない海岸近くの小高い丘にいた。「僕」は、なぜ自分がそこにいるのかも、何者なのかもわからないまま、ただぼんやりと、目の前青い風景を。その中に溶け込みそうなくらいに見つめていたのっだった。だが、「僕」がふと思い立ち、丘の斜面を降り始めた時に聞こえてきた、謎の「声」。「僕」は、その声の予言のような「君は君に会う」と言う言葉に導かれ、砂浜を放浪するうちに、「思い出す」のであった。
それは、学生と転勤者の多く住むある地方都市の、九十年代半ばの頃のことだった。バブルが終わり、果てしなき不況の中に落ちて行く日本で、それでも落ちて行く者なりの浮遊感を楽しめた最後の時代。毎日毎日が、思い返せば特別で、濃密で、しかし飛ぶように過ぎていった日々。そんな毎日の中で、大学生ユウは、大音量のダンスミュージックに満ちたクラブSで、気のおけない友人や、気になる二人の女性、マイとサキに翻弄されながらも楽しく過ごしていたのだった。
しかし、そんな日々がしだいに終わって行く、そんなすべてを「僕」は思い出していくのだった……
文字数 92,887
最終更新日 2018.07.31
登録日 2017.08.19
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