恋愛 お茶会 小説一覧
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件
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わたしの家は、所謂……子供のうち一人だけを贔屓する家だ。
愛らしい容姿をして生まれた妹だけが、大層可愛がられている。そして、妹に比べると地味な色合いのわたしは……妹がわたしの物を欲しがったときにだけ、両親の目がわたしへ向く。
「妹が欲しがっているのだから、与えるのが姉の役割だろう」
そんな理不尽な言葉で、わたしが親族や友人達から頂いた大切な物を妹に奪われる。見付からないように隠していた物まで、部屋を漁られて奪われた。
「お姉様ったら、こんないい物をあたしに隠すなんてヒドいわ!」
まるで泥棒の所業だ。やめるように注意しても、「お姉様がいじめるの!」と、妹は両親に訴える。
妹に甘い両親は、わたしの方を叱る。
わたしは、頭の悪い両親に期待することをやめた。妹に物を持って行かれることを止めるのもやめた。
ただ、他人に迷惑を掛けることだけは、なんとしても阻止しようと親族一同に妹と両親の言動に注意を促すようにした。
それが功を奏したのか、うちは社交の場に呼ばれることが少なくなった。そうやって、数年が経った頃。
王太子殿下主催のお茶会が開かれると大々的に発表された。なにを勘違いしたのか、「うちの娘が王太子殿下に見染められるまたとない機会だ!」とか脳みそお花畑の両親が抜かして、王太子殿下主催のお茶会に参加する運びとなった。
もう、どうにでもなれと匙を投げた。
設定はふわっと。
文字数 8,977
最終更新日 2025.11.23
登録日 2025.11.22
2
始まりはただの真似事だった。
小さい頃母達が楽しくお茶をしているところを見て、見よう見まねでおままごとをしていた。
「ひーちゃん、はいこれ!きょうはわたしのすきなおちゃよ!」
「いっちゃん、ありあとう。おいちいねぇ」
昔はこんな感じ。
このおままごとから始まった私たちのお茶会は、高校生になってもずっと続いている。
二人だけのお茶会。
文字数 44,722
最終更新日 2025.06.28
登録日 2025.02.19
3
ディティーリア国の末王女のフィリ―ネは、社交なども出させてもらえず、王宮の離れで軟禁同様にひっそりと育っていた。そして、18歳になると大国フェンヴィルム国の陛下に嫁ぐことになった。
どこにいても変わらない。それどころかやっと外に出られるのだと思い、フェンヴィルム国の陛下フェリクスのもとへと行くと、彼はフィリ―ネを「よく来てくれた」と迎え入れてくれた。
そんなフィリ―ネに、フェリクスは毎日一緒にお茶をして欲しいと頼んでくる。
そんなある日フェリクスの幻獣フェンリルに出会う。話相手のいないフィリ―ネはフェンリルと話がしたくて「心を通わせたい」とフェンリルに願う。
望んだとおりフェンリルと言葉が通じるようになったが、フェンリルの幻獣士フェリクスにまで異変が起きてしまい……お互いの心の声が聞こえるようになってしまった。
心の声が聞こえるのは、フェンリル様だけで十分なのですが!
※あらすじは時々書き直します!
文字数 65,552
最終更新日 2023.05.19
登録日 2023.02.08
4
お茶会でおばさまたちの話を聞き、気になってその人に話しかけてみたところ――パートナーになれました!?
文字数 837
最終更新日 2023.01.14
登録日 2023.01.14
5
6
婚約破棄された私はお茶会に生きることにしました。……と思っていたのに、え!? どうしてこんなことに!? でも幸せです。
文字数 1,421
最終更新日 2022.09.30
登録日 2022.09.29
7
白雪女学院において、お茶会とは学院でのカーストを決める場。
主催で有能な生徒を集められるか、有能な生徒に招待されるかで全てが決まる。
容姿端麗、明るく優しい谷崎千はクラスの人気者で、彼女主催のお茶会は人気。しかし、彼女のその性格はカースト上位に行きたいがための偽りのもの。
ある日、千は馬鹿にしていた目立たない存在の三島咲奈がカースト最上位の先輩のお茶会に参加していたと知る。
嫉妬に狂った千は咲奈を真夜中のお茶会に招待し、咲奈を自分の奴隷にしようとする。
偽りの優しい千に恋心を抱いていた咲奈は嘆きながらも、千を嫌いになりきれない。
今まで誰にも見てもらえなかった咲奈を唯一見てくれたのは千だったから。
千にもっと見てもらいたい咲奈。
失脚して、みんなから見てもらえなくなるのが怖い千。
交わることのないはずの歪んだ二人の関係が変わるまで。
歪んだ二人のお茶会が何よりも大切な時間に変わるまでのお話。
文字数 10,266
最終更新日 2022.08.15
登録日 2022.05.31
8
婚約者が煩いのはいつもの事ですが、場所と場合を選んでいただきたいものです。
婚約破棄の話が当事者同士で終わるわけがないし
こんな麗かなお茶会で、他の女を連れて言う事じゃないでしょうに。
この場所で貴方達の味方はいるのかしら?
【2023/7/31 24h. 9,201 pt (188位)】達成
文字数 1,040
最終更新日 2022.07.06
登録日 2022.07.06
9
年齢をめした方の話は長い。
私のお婆様は、よく昔の出来事を交えてお話ししてくださるけど。本題に行くまでが長い。
コツは、粛々と聞き役に徹する事。用意されたお茶は飲んでも良いけど、音を立てない。
そんな協定を結んでいる従姉妹と妹と聞いてた話は禁断の浮気話で?
文字数 808
最終更新日 2022.04.06
登録日 2022.04.06
10
「エグラベル、お前は実の妹のカロリシィを虐めただろう」
「実の妹を虐めるような意地悪聖女と結婚など出来ない。婚約破棄だ」
「お前のような口うるさい女よりカロリシィの方が気品で殿方を立てる良き淑女だ」
「聖女としてもカロリシィの方が優秀だ。お前のような3流聖女など必要ない」
はぁ。やれやれ。馬鹿王太子があまりにも無教養でクズだから事実を指摘してあげていたのに、
『俺様の耳障りのいい言葉を言う物以外は気に食わないから婚約破棄だ。
俺様に事実を指摘しないおべっか女と結婚したい』ですか。
妹のカロリシィはまさに貴方のお望みのおっべか女ですからね。
いいんじゃないでしょうか。
拷問処刑を望めば認められるのですが、元婚約者と妹には拷問処刑よりも辛い目にあってもらいましょう。
今更謝ってももう遅い。
元婚約者もおべっか妹も毒両親も捨てて私は間違いを受け入れ成長していく
向上心の強い男爵令息ドナシェルに愛され幸せです。
家柄はまぁ平凡な男爵令息ですが、ドナシェルは自分を磨き過ちを受け入れ常に成長していくようです。
文字数 3,299
最終更新日 2021.07.13
登録日 2021.01.11
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お茶会での出来事。
突然、ローズは、どうしようもない婚約者のドドンガから婚約破棄を言い渡される。
「俺の幼馴染であるマラリアに、『一緒にいれたら幸せだね』って、さっき言われたんだ。俺は告白された。小さい頃から好きだった相手に言われたら居ても立ってもいられなくて……」
マラリアはローズの親友でもあるから、ローズにとって信じられないことだった。
文字数 5,355
最終更新日 2021.04.28
登録日 2021.04.28
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