「改札」の検索結果
全体で36件見つかりました。
【登場人物】
真梨恵
通勤途中、勤め先が巨大な改札にのみ込まれる異常事態に遭遇した女性。失敗してもすぐに行動し、人助けによる減点を恐れない。毎朝一部の記憶を失う秘密を抱える。
ウィルリアン
一度覚えたことを忘れない青年。慎重で真梨恵とは正反対だが、助けられた相手へ必ず感謝を伝える。三百年分の記憶と、四十七回の別れを背負っている。
ジャプリン
真梨恵たちを追う監査官。冷徹に見える一方、処分対象者が逃げられる経路を密かに残している。
理琴
未来の経路を記した頁を売る、狡猾な取引人。利益を重視するが、見えない誰かへ犠牲を押しつける仕組みには反発する。
沙弥
人の助けを受け入れ、失敗から学び続ける女性。複雑な規則や記録を読み解き、仲間の選択を支える。
アレクサンダー
巨大地下都市カルネの設計に関わった男。三百年前の判断によって、現在のポイント制度と通勤迷宮を生み出した。
【あらすじ】
午前八時十三分。真梨恵の勤め先が、通勤者の目の前で巨大な改札へ食べられた。
会社へ向かうには、黒い冊子を読んで道を作り、正解のない「無理問答」を突破しなければならない。人を助ければ減点され、ポイントがゼロになった者は人々の記憶から消える――はずだった。
ところが、消えた人々は迷宮の内側で生きていた。公式ポイントは善悪ではなく、命令への服従度を測る数字だったのである。
真梨恵は、忘れられた人が残す香を集め、正反対の相棒ウィルリアンたちと迷宮の奥へ進む。やがて判明するのは、街そのものが三百年前の災害から人類を守る巨大地下移動都市であり、住民の身体は睡眠槽で眠っているという真実だった。
そして真梨恵自身にも、肉体も住所も固有の香も存在しない。
彼女は、忘れられた人々の温もりから作られ、物語を届けるために毎朝初期化されてきた「第零読者」だった。
最終形態の開始まで、残された朝はわずか。真梨恵たちは、上位十パーセント以外を切り捨てる仕組みを止め、点数ではなく「忘れられない温もり」で人々をつなぎ直そうとする。
文字数 4,537
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.08.01
突如として日本に現れた、ダンジョンへと誘う謎の電車。
なんでもない普通の駅から特別な『定期券』を改札に通すと乗れるその電車は、気まぐれにあらゆるダンジョンを巡る。
この『ダンジョン電車』のルールは簡単だ。
寿命と引き換えに期限付きの『定期券』を発券する。ダンジョンをクリアすれば期限は伸びる。失敗すれば期限は縮む。そして期限が無くなれば死が待っている。
しかし、この物語の主人公『我丹 豪人』が発券した定期券の期限は残り2年だったのだ……。
生き延びるため、悪戦苦闘していた主人公が手に入れたのは謎の定期券。その力、『スキル合成』を駆使してダンジョン電車を攻略していく。
文字数 56,872
最終更新日 2021.07.31
登録日 2021.07.17
人生そんなこともあるさ。魔王を倒さなければ幸せだったのに。
朝、いつものように会社へ行った。
何事もなく仕事も終わり、帰宅のために電車へ乗った。多分そこまでは良い。
帰宅のラッシュに揉まれて、何とか最寄りの駅へと着いた。
ごった返す駅のホームを抜けて、改札を出る。駅から出ると、なぜか未舗装の道に立っていた。
そして、テンプレ通り魔王を倒し、人生が詰んだ。
文字数 5,295
最終更新日 2023.06.23
登録日 2023.06.23
「はぁ〜…あち〜」
何もかも溶かしてしまいそうな暑さの中、時々なぜこんなところではたらいているのだろうと思う時がある。
昔から人の言われたことを聞くことが苦手だった俺は、親だけならまだしも小中と学校の大人達の話もろくに聞かずに自分勝手に生きていた。
そんな人生を歩んでいたら中学を卒業した途端、親から勘当され中卒で肉体労働の仕事に就くことになった。
あいにく力には自信があったため最初の方はそこまできつくはなかったが、さすがにこの暑さには弱音が出る。
正直、今からでも逃げ出したい。
そんなことを考えていたら休憩の時間になった。
金がない俺でもスマホくらいは持っている。
休憩時間は体力の回復さえはできるが、なにかと暇だ。
なので俺はスマホを開く。
すると見覚えのないアドレスからメールが送られてきた。
どうせいつものよく分からない商売メールだろうが、なにせ暇なためちょっとそのメールを開いてみることにした。
「余命宣告についてのお知らせ」
「?」
意味のわからない文字の羅列に久しぶりに体より先に頭が動いた。
そもそも俺は余命宣告を受けるほどの病気なんて患ってないと言うか患ったことがない。
とりあえず内容を読んでみた。
「おめでとうございます!!
こちらのサイトは世界で10人の方にしか送ら
れない超貴重なサイトとなっております。
内容としては、下記のURLを開くことでこの
スマホの持ち主の方の余命がわかるものとな
っております。尚、余命を知ったことによる
精神変化や体調不良などは一切責任を負いか
ねます。自己責任でお願いします。」
そしてその下にURLがある
「…ハァーハッハッハッハハッハッハッハ!!」
内容が最初から最後まで胡散臭すぎて思わず笑ってしまった。
更にもう結果はわかっていた。
どうせ下記のURLを押したら詐欺まがいのページに飛ばされるのだ。
こんなの騙される方が悪いような気もする。
ふとスマホに表示されている時計に目を移すと、もうすぐ休憩が終わりそうだ。
俺は外の暑さに覚悟を決めて仕事場に戻った。
5時間後
暑さの原因だった日もそろそろ沈む頃になってきて、やっと今日の仕事は終わった。
俺の家はこの仕事場の隣町にあるため電車を使う。最近ではスマホの中にSuicaを入れる人もいる。
俺もその1人だ。
改札を通るためにスマホを取り出す。
その時ふと昼に届いたメールのことを思い出した。
文字数 3,432
最終更新日 2021.08.12
登録日 2021.08.11
主人公・鋼太郎は下校途中の電車の中でいつの間にか眠ってしまい、目を覚ますと無人の電車に一人きりであることに気付いた。
そこは見知らぬ地下の駅。
電車を降り、階段を上がると、そこに異形の化け物が待ち受けていた。
しかし偶然通りかかった四人組に命を救われ、行動を共にすることになるが、彼らも鋼太郎同様に異世界に迷い込んだ者達であった。
異世界から脱出するための条件を満たすため、化け物が跋扈する迷宮と化した駅構内を探索する。
脱出条件――それは一定額の『スコア』を所持した状態で『改札』を通り抜けるというものだった。
『スコア』とはこの世界における通貨であり、脱出条件を満たす要素である。
人々はそれを巡って他者を励まし、助け、騙し、奪い、殺す。
舞台となる世界は山手線のような環状線、走る電車は無人、ひと駅の間隔は30分以上。
ある者は迷宮探索者として、またある者は商人等の彼らをサポートする者として居住可能な駅で暮らす。
居住不可能な駅はすべて化け物が徘徊する希望と絶望がないまぜとなった迷宮。
迷宮探索者は命を賭して奥へ奥へと進む。
これは少年少女たちが剣を、銃をとり迷宮探索に挑む冒険活劇。
ときに敵は異形の化け物ではなく――同じ人間である。
登録日 2015.04.11
【バックナンバーは、どの作品からでも問題なく読めます】
中学三年生の葦田善太郎は、年上の友人、露原悟と二年ぶりの再会を果たした。
再会を喜ぶ善太郎に、悟は、改札口で不審なやりとりを耳にしたと告げる。
彼が耳にしたもの、そしてその真相とは一体何か――?
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筑波大学学園祭「雙峰祭」にて、筑波大学ミステリー研究会が出店する喫茶店で、毎年出題しているミステリクイズ、「5分間ミステリ」のバックナンバーです。解答編は、問題編公開の翌日に公開されます。
5分間と書いていますが、時間制限はありません。
Vol.5は、2017年に出題された問題。
5分間ミステリとしては珍しい、日常の謎的なテイスト。
自由な発想が求められます。
文字数 6,838
最終更新日 2019.10.23
登録日 2019.10.22
連日の猛暑と残業で身も心も疲れきった金曜の夜、最寄り駅の改札を出たところで偶然二人は再会する。三年前に別れた恋人。別れてから会うことはもちろん、連絡もしたことはなかった。もう二度と会うことはないだろうと、万が一会ったとしても関わりたくないとお互いが思っている筈だった。のにーー
「女だってね、シタいって思うんだよ。知ってた?」
彼女のその一言で、二人は再び身体を重ね合わせるようになる。
恋人ではなく、今度はセフレとして。
お互いが新しく誰かと付き合うまでのツナギの関係。そんな二人が復縁するまで。
(完結済み。男性視点→女性視点。※マークは過去の回想回です。)
文字数 104,453
最終更新日 2020.02.02
登録日 2020.01.27
2022年4月25日朝、横浜駅の改札口に放置されていた、ウンコを主人公にしたショートショートです。
当然ですが、汚物ネタですのでお食事中には読まないでください。
文字数 1,370
最終更新日 2022.04.26
登録日 2022.04.26
暗がりの市道。兄はいつもの帰り道に足を止め、ポケットの中で鍵の冷たさを確かめる。空気が重い。足音も車のライトも、どこか遠い。やがて──声がする。神とも悪魔ともつかない、ひんやりした声。
「蘇らせよう。ただし条件がある」 「条件って…?」 「倫理を、道徳を、裏返しに捨てることだ。生き延びるためにそれらを放棄するか、拒むか。選べ」
兄は短く笑った。笑いは冷たく、震え混じりだ。 「そんなもの、簡単に捨てられるか。妹を失うくらいなら、俺はそれを取らない」 声は色を変えずに続ける。 「ふうん。では、知らせておこう。お前の妹は数年前、こちらで送り込んだ。生きていればいいな」
言葉は薄く、残酷に落ちた。血の匂いが戻ってくるような気がした。兄の喉元を一瞬、誰かが掴む。問いが喉に詰まる。視界に映るのは見慣れた通り、見慣れた看板。だが彼の足は勝手に動き出していた。駅の改札を抜ける。商店街を抜ける。呼び止める声を探すように。
角を曲がると、妹はそこにいた。けれど立ってはいなかった。彼女の身体は路傍に寄り掛かり、服は裂け、血の線が舗道に細く描かれていた。誰も振り向かない。通行人は足を速めるだけだ。
「ミリア! ミリア!」
叫びが喉を切り裂く。胸を抉られるような沈黙の後、兄は何もできずに立ち尽くした。やがて、目に浮かんだのはあの声の冷たさと、告白のような一語だった——「生きていればいいな」。
静寂の中で、ナイフが落ちているのが見えた。女神が渡したという、ただのナイフ。彼はそれを拾い、血まみれの手で刃を確かめる。震えながらも、目は決まっていた。
「……必要だから」
次の瞬間、闇が深く、世界は回った。――ここから始まる、とだけ彼は思った。
文字数 13,517
最終更新日 2025.10.14
登録日 2025.10.04
「あれ? 財布がない」
全てのポケットを探してみたが、改札を抜ける時まではあったはずの財布がなかった。
地下鉄の中でハッとして周りに視線を送った。乗客はいなかったし、吊革を握って立っているのはおれだけだった。
新しい高校への転校初日だが、先が思いやられてしまう。
このままでは、よく知らない初めての駅の改札口で困るだろうな。駅員さんになんて言おうか?
財布を盗まれた。
そういうのが一番いいけど。
しかし、まったく覚えがないので見つかることはないだろうな。
財布の中には、何故か一円玉が13枚。
転校初日の奇妙な出来事だった。
存在自体から距離を置いてしまった高校生の物語。
文字数 4,416
最終更新日 2019.04.02
登録日 2019.04.02
終電を逃した夜、俺は新宿駅の地下で途方に暮れていた。時計は午前1時を回り、改札はシャッターで閉ざされている。タクシー代をケチりたくて、始発まで駅のベンチで時間をつぶすことにした。地下のコンコースは静まり返り、蛍光灯の薄い光がタイルの床を冷たく照らす。遠くで、換気扇の低いうなり音だけが響いていた。
文字数 1,289
最終更新日 2025.05.16
登録日 2025.05.16
これは私の会社の最寄り駅から少し離れた
位置にあるカフェで出会った人のお話だ
たまたま出勤日を間違え最寄り駅の改札を出て
しまった私はその日ずっと気になっていた
あるお洒落なカフェに入ってみた
店内の壁にはドライフラワーが飾られていて
このお店にぴったりのジャズのBGMが流れている
お客さんは朝早いこともあってかお店に入った私と
もう1人、奥のカウンターにイヤホンをさしながら
音楽を聴いているであろう1人の好青年しかいなかった
いらっしゃいませ〜ご注文の方はお決まりですか??
可愛い店員さんが声をかけてくれた
せっかくなのでモーニングセットとか
お洒落なものを頼もうと試みたがあいにくわたしは
朝ごはんを食べない習慣がついていたので
あ、じゃあメロンクリームソーダ1つお願いします。
朝からメロンソーダを飲む社会人は多分
わたしぐらいしかいないんだろうなと
思っていたが
かしこまりました〜それでは出来上がり次第
席までお持ちしますね〜!
席につくためそのもう1人のお客さんの後ろを
通り過ぎようとしたとき
簿記2級の資格参考書とまだ解けきっていない
メロンクリームソーダが置かれていた。
文字数 1,213
最終更新日 2021.08.15
登録日 2021.08.14
高校一年生の福永愛子、彼女には生まれた時から顔に大きな痣があり、いじめを受けていた。不登校を繰り返すも高校だけは出ておこうと思い、初登校の日、利用する駅の改札を出てみると、素晴らしいピアノの旋律が聴こえてきた。構内にあるストリートピアノに行ってみると、強面の金髪ヤンキーが弾いていた。
文字数 10,325
最終更新日 2021.02.24
登録日 2021.02.24