「ぼ」の検索結果
全体で13,237件見つかりました。
夜。
強い雨が降る中、甘粕正彦は漆黒のサキュバスと出会った。
全身は雨で濡れて、服は体に張り付いている。細い体だ。サキュバスとしては異端なほど華奢な方だろう。
そのサキュバスは地面に座り込んでいた。誰も通らない道の真ん中で、力なく座っている。冷たい風と水が彼女の体温を奪っているのにすぐに気づいた。息をする度に白が走っている
金色の瞳に光はなく、呆然としていた。
甘粕正彦は雨に濡れる少女に言葉を刺す。
「サキュバス、リルカフェ。なぁ、オイ。どうして泣いているんだ?」
「……」
「理由は知っているとも。だが人としての礼儀として直接本人に聞くのが当然だろう?」
「貴方は私の体を見てどう思いますか?」
「ふむ、まぁ少数派であることは予想出来る。ああ、続けてくれ」
「私はサキュバスです。妖艶で、美しく、大きな胸と、くびれた腰、大きく柔らかなお尻。男性を蠱惑する魅力的な存在……そうなるはずでした。しかし」
「胸は小さく、肉付きは悪く、ごぼうように細い。所謂スレンダー体型だな、とても、サキュバスとは思えない」
「その、とおりです。私はサキュバスとして落第です。私はこの痩せ細った体が、醜い体が憎いッ! 誰もが私を笑う、醜いと罵る、下劣だと嘲笑う。みんな! みんな!! お母さんもお父さんも私を捨てた!! 友達は陰で私を罠にハメていた」
それを聞いて男は笑う。
「なぁ、オイ、立ち上がれよ」
弱りきった魔族のサキュバス。
俺はそんな存在だからこそ立ち上がって欲しいと願う。
「己を否定され、排斥され、罵倒され、苦しいだろう。悲しいだろう。わかる、とは言わんよ。だが想像はできる。コミュティから弾かれ過ごすというのは過酷なものだ。だから、こそ、俺はお前に話しかけた」
「俺はお前に立ち上がってほしい。周囲の圧力に屈せず、立ち上がり、勝ち上がってほしい。この殺し合いの運命を勝ち生き残ると信じている」
文字数 7,446
最終更新日 2022.10.23
登録日 2022.10.22
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第五部
遼州人の青年神前誠(しんぜんまこと)が司法局実働部隊機動部隊第一小隊に配属になってからほぼ半年の時が過ぎようとしていた。
訓練場での閉所室内戦闘訓練からの帰りの途中、誠は周りの見慣れない雪景色に目を奪われた。
そんな誠に小隊長のカウラ・ベルガー大尉は彼女がロールアウトした時も同じように雪が降っていたと語った。そして、その日が12月25日であることを告げた。そして彼女がロールアウトして今年で9年になる新しい人造人間であること誠は知った。
同行していた運用艦『ふさ』の艦長であるアメリア・クラウゼ中佐は、クリスマスと重なるこの機会に何かイベントをしようと第二小隊のもう一人の隊員西園寺かなめ大尉に語り掛けた。
こうしてアメリアの企画で誠の実家である『神前一刀流道場』でのカウラのクリスマス会が開催されることになった。
誠の家は母が道場主を務め、父である誠一は全寮制の私立高校の剣道教師としてほとんど家に帰らない家だった。
四人は休みを取り、誠の実家で待つ誠の母、神前薫(しんぜんかおる)のところを訪れた。
そこで待ち受けているのは上流貴族であるかなめのとんでもなく上品なプレゼントを買いに行く行事、誠の『許婚』を自称するかなめの妹で両刀遣いの変態マゾヒスト日野かえで少佐の訪問、アメリアの部下である運航部の面々による蟹パーティーなどの忙しい日々だった。
そんな中、誠はカウラへのプレゼントとしてイラストを描くことを思いつき、様々な妨害に会いながらもなんとか仕上げることが出来たのだが……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
文字数 300,115
最終更新日 2025.04.23
登録日 2025.02.28
大河歴史×ブロマンス。戦乱に咲いた友情であり愛。
欒書は名家で生まれた――数百年を重ねた古い貴族として。
約束された栄光と重い責務。
訪れる屈辱と掴み取った名誉。
そして君主を殺す大逆に至るまでの歩みには、『彼ら』との深い、とても深い友情が常にあった。
道行きに星があることを示した彼――趙朔。
影の底でもがきながらも支えあった彼――趙嬰。
そして最期の運命を決めた、傍らの彼――士燮。
欒書はこぼれようとする絆をつかもうと不器用に手を伸ばす。
伸ばした先、彼に手は届くのか――欒書は光の星を掴めるのか。
古代中国春秋時代、30年の激動の中で男たちのドラマが開幕する
※戦争シーンがあるため、暴力描写ありです。
※6/1以降、毎日17時頃更新予定です
文字数 124,306
最終更新日 2026.06.29
登録日 2026.05.30
惟任日向守こと明智光秀は、己にそっくりな老僧、随風を見つけて影武者として雇う。
武田家を滅ぼした祝勝の宴席上で失言、石見、出雲への転封の内示、安土における徳川家康の供応における大失態…やがて、愛宕権現に参拝して連歌を詠んだ光秀は、軍勢を仕立てて亀山城を出立したが、軍勢が京へ向かう岐路に立ったとき、光秀の心は揺れる。
「敵は…」
登録日 2016.05.30
趣味で小説を書いているぼくはいつも自分の部屋で小説を書いていた。そんなある日、気分転換に外で作業をしようと思い都会の
静かな場所を探しに家の周りを散歩していた。そんな時、電車が通る橋の下にある小さな公園を見つける。そこは電車の音や道路の音で
うるさい周りとは裏腹になぜかそこはとても静かで心地よいかぜがなびきとても静かな不思議な雰囲気のある場所だった。
そこには水色のワンピースを着た笑顔のきれいな女の子が公園にいて・・・
登録日 2017.07.26
目覚めたら猫娘になっていました。
異世界で行き倒れになりかけたユキを助けてくれたのは、食堂『銀のうさぎ亭』の人々。
おまけに目覚めたら猫耳としっぽの生えた亜人になっていた。
途方に暮れるユキだったが、食堂でのウェイトレスの仕事を与えられ、なんとか異世界での生活の糧を得ることに成功する。
けれど、そんな人々を片っ端から援助しているマスターのせいで、食堂の経営は芳しくない様子。
ここは助けてくれた恩になんとか報いなければ。
と、時には現代日本で得た知識を活用しつつもユキが奔走したりする話。
(前半はほぼ日常パートメインとなっております)
文字数 299,266
最終更新日 2019.01.24
登録日 2018.06.12
俺、神能秀一、二十歳。職業ニート。いや、実はね、親が金持ちなのをいいことに、まだ誰も目指したことのない”ニート王”となるべく、毎日ネトゲに勤しんでたんだけど、ある日、息抜きに散歩してたら事故に巻き込まれて、呆気なく昇天しちゃったんだ。でも死者の魂を浄化するという煉獄で女神様と遭遇して……。ニート王としての傍若無人な振る舞いが彼女の怒りを買い、とうとうスキルをひとつも与えられることなく、異世界へ転生させられちゃったんだ。異世界って、けっこう過酷でしょ? さあ、どうする、俺? 親の世話になれない以上、やはり普通に就職するしか手はねえのか? 冗談じゃねえぞ! しょうがねえ、こうなったら園児の頃の憧れの職業、勇者でも目指してみっか!?
文字数 154,506
最終更新日 2021.04.16
登録日 2021.02.13
恋した騎士様を捕まえるため世にも恐ろしい手練手管を発揮しようとした公爵令嬢は国を滅ぼしかねない危機に勘づいてしまい泣く泣く対策に奔走する羽目になる。
文字数 1,206
最終更新日 2022.02.26
登録日 2022.02.26
狸が猿の子孫を滅ぼし天下太平の世が訪れようとしている慶長年間。砦の兵の目をかすめ、生ゴミからその日の糧を奪い取る孤児の集団がいた。リーダー格の石彦と犬丸、その妹の葛。砦の汚わい集めの親分権蔵と手を組んだ別の孤児集団のリーダー太一は石彦らと縄張り争いを繰り返していた。そんなある日、激しい豪雨がやんだ後、石彦たちは崖崩れの中からイットーサイと名乗る老人を拾う。天下一を名乗るその老人こそが石彦たちの人生の転轍機であった。
文字数 19,669
最終更新日 2023.10.01
登録日 2023.10.01
巨匠「 まいなぁぼぉい」先生の大人気コミック最新刊「奴●女教師・景子」17巻が5月1日配信開始です!
AVに飽きて性犯罪者になりそうな皆さん!購入して性欲を発散させましょう!!
登録日 2025.04.14
最期の日と定めた日、ぼくは真っ白な占い師に出会った。
その占い師は死ぬなら三日待てと言う。ぼくは占い師の提言に従い、三日待つことにする。
三日後、ぼくは。
文字数 3,900
最終更新日 2020.08.06
登録日 2020.08.06
エリナとナギの初めてのお出掛け。
まったりほのぼの(?)二人はショッピングモールを見て回ります。
『新日本警察エリミナーレ』の番外編シリーズ。
文字数 9,339
最終更新日 2021.02.26
登録日 2021.02.26
Cowardシリーズと幸福的でシアワセな二人シリーズの主人公たちのあほエロ短編集
(ここから読んでも楽しめますが、黒き眠り姫を起こすのを最初に読むとさらに楽しめます)
あらすじ
「アンタに、これやるよ!」
そうツンとした態度で言い放ちながらも、頬は照れで赤く染めて居るヴィクトルに。
ぐいっと、ムードもなく黒の箱に紫のリボンでラッピングされた小さな箱を渡されたアレクセイは。
とぼけた顔でこれがどういう物なのかを、100%分かっているのに分からないような声音で。
「突然なんだい? 君から僕に物をくれるなんて……珍しすぎて、びっくりだよ。ほんとびっくりさ、中身は何だろう? 君からなら何でも最高に嬉しいけどね」
文字数 5,264
最終更新日 2022.03.03
登録日 2022.03.01
頭を強く打ち付けた事で蘇る前世の記憶。
カロクは乙女ゲームの世界へと転生していた。しかも攻略対象に選ばれなければ、闇堕ちして世界を滅ぼそうとする魔王へと。
ならば恋などしなければいい。
カロクが選んだのは大切な人を作らないと言う選択。1人で生き、1人で死ぬ。前世の記憶があれば、これを支えに生きていける。
だからどうか僕に構わないでくれ。
孤独を選んだ魔王の行く末はー‥。
文字数 110,611
最終更新日 2024.10.09
登録日 2022.10.24
中学に入学した吉隅ワタルは、月末に行われる合唱コンクールの伴奏者に選ばれた。指揮者は、クラスの顔のようになっている、飯田光国だ。合唱コンクールも近いある日、ワタルは体育の授業中に突き指をしてしまった。手当てをしてもらい教室に戻ったワタルは、クラスメイトから一斉に非難されたが…。
文字数 6,071
最終更新日 2023.06.20
登録日 2023.06.17
毎年、ピンクの花びらが舞い散る季節になると、必ず同じ夢を見る。もう何度目になるだろうか。だけど、何度見ても変わらない。あの夢の結末はいつも同じだった。
僕の伸ばした手が彼女に触れることはなく、彼女は泣き笑いのような表情を浮かべたまま。
夢の中に出てくるあの子が誰なのか、僕には分からない。だけど、あの子が夢の中の僕にとって特別な存在なのだということは分かる。
彼女の涙を拭うことが出来なくて悔しいという思いを抱いて目覚める度に、胸の奥がきゅっと締め付けられるような感覚に襲われる。それが夢に振り回されているみたいで、嫌だと思う。だから、僕は春という季節が、桜という花がいつからか好きではなくなった。
机の上に頬杖を突いてぼんやりと窓の外を眺めていると、ふわりと風に乗ってピンク色の花びらが飛んできた。ひらりと目の前を通り過ぎるそれに誘われるように目線を動かすと、誰もいないはずの校庭に人影を見つけた。
その姿をぼんやりと見ていた僕だったが、次の瞬間に僕は目を大きく見開いた。心臓が大きく跳ね上がる。
そこには――あの子がいた。
文字数 8,040
最終更新日 2023.04.12
登録日 2023.04.05
皆んなも一度は思った事があるんじゃないだろうか。
恋人ともっと早く出会えていたら、と。
少なくとも俺は思った。恋人の実家で小さい頃の写真を見ていた時だ。そこには小さな天使が写っていた。
あまりにも可愛くて、なぜこの頃に出会えなかったんだと悔やんだほどだ。
それでも時を遡ることはできない。それは常識。
でも、その日の夜、不思議な夢を見た。
そもそも夢なのかどうかもよくわからない。そんな不思議なお話。
※終始ほのぼの
※R指定はありません
※「いつの間にか後輩に外堀埋められていました」の登場人物です。出会い編はそちらをご覧ください
※「いつの間にか〜」はR18なのでご注意下さい
文字数 13,560
最終更新日 2023.07.03
登録日 2023.06.30