「い」の検索結果
全体で239,944件見つかりました。
明治三十七年、日露戦争。
大日本帝国とロシア帝国は、朝鮮半島と満州をめぐる利権と安全保障を背景に、ついに戦火を交える。
日本軍の前に立ちはだかったのは、ロシア帝国が誇る近代要塞・旅順。
機関銃、鉄条網、砲撃、コンクリートに覆われた陣地。そこは、兵士たちをすり潰すための巨大な機械であった。
北海道から動員された第七師団歩兵第二十七連隊の一等卒・木嶋は、同じく一等卒の川上、上官の石橋伍長らとともに、旅順攻略の要衝・二〇三高地へ向かう。
戦争の背景も、作戦の必要性も、彼らには遠いものだった。
ただ命令に従い、機関銃と砲弾にさらされ、倒れた仲間を踏み越えて、あの鈍色の丘陵を目指す。
これは、戦争という理不尽に呑み込まれながらも、懸命に生きようとした一等卒たちの物語。
彼らが目指した鈍色の頂(いただき)。
その果てに何があるのかも分からぬまま。
《補足》
本作では物語上の都合により、史実の一部に脚色を加えております。あらかじめご了承ください。
《参考資料》
・国立公文書館アジア歴史資料センター 日露戦争関連資料
・防衛省防衛研究所 日露戦争関連資料
・外務省『日本外交文書』第37巻・第38巻 別冊「日露戦争」
・その他、日露戦争、旅順攻囲戦、二〇三高地に関する公開資料
文字数 26,970
最終更新日 2026.05.31
登録日 2026.05.23
これは旨い酒を造ろうと奮闘する男と、美味しいご飯で支える女の人情物語。
後に灘五郷の一つとなる西宮郷。厳しかった父を亡くし、若くして造り酒屋を継いだ利兵衛。
だが頼みの杜氏も脇杜氏も丹波へ帰り、後を任されたのは脇杜氏に繰り上がったばかりの寅吉だった。
経験不足の主人と脇杜氏。それでも蔵人たちは、気弱ながら誰より酒を案じる利兵衛を信じ、猛暑での酒の管理に勤しむ。
酒は生き物。わずかな兆候を見逃せば蔵が傾いてしまう。
心を擦り減らす利兵衛を救うのは、一膳飯屋の女将そよが出す、じんと沁みる料理だった。女一人で店を切り盛りするそよもまた、喪失を抱えながら店を守っていた。
「杜氏のおやっさんに会いたいよぉ……」
べそをかきながらも利兵衛は酒造りの坂道を登っていく。父から継いだ酒、盈月の香りと共に。
文字数 118,208
最終更新日 2026.06.27
登録日 2026.05.25
ある日、妹が「兄様!なまっちろい貧弱ボディーですと、受け一択でしてよ?」と意味不明な事を言い出した。通常の貴族教育に加え、王太子妃候補が受ける妃教育を受ける事と成って、頭の許容範囲を超えてしまったのだろうか?・・・妹を嫌っていた所為でコウナッタからと償い。今度は受け入れ過ぎてコウナッタ。僕は如何すべきだったのだろう?・・・と、言う感じの御話。
文字数 30,119
最終更新日 2026.08.02
登録日 2026.06.06
スラム街で魔導師とは名ばかりの何でも屋をしているギルバート。
そこへ、かつて宮廷魔導師として同僚だったクリストファーがやってくる。
魔導師長主席にまで出世したクリスは、宮廷魔導師の資格を剥奪されたギルと会うのは数年振りだ。
最近、謎の魔道具が次々と貴族たちを襲う事件が多発している。
魔道具の出所がスラム街だと突き止めたクリスだったが、土地勘がなく捜査が思うように進まない。
クリスに「捜査協力を要請する」と命じられ、ギルはかつての悪友と協力することになる。
★「第1回新エンタメ小説大賞」応募作です。
文字数 10,341
最終更新日 2026.07.29
登録日 2026.06.30
町外れにあるカフェの一番奥のボックス席。
そこがニコラスがレベッカとのいつもの待ち合わせ場所だ。
昼間でも営業しているのかわからないくらい店内は薄暗く、店主も店員も愛想など微塵もなく、おまけにコーヒーが泥水みたいに不味い。
そんなカフェでニコラスはレベッカに問う。
「で? 今日は何やらかしたんだ、クソ女」
ニコラスの問いに、金髪美女のレベッカは、見てほしいものがあるのと可愛らしくにっこり笑った。もう嫌な予感しかしない。
そんなニコラスとレベッカのいつもの日常。
文字数 7,639
最終更新日 2026.08.09
登録日 2026.08.09
深夜の美術室で将来への不安を抱えながら木工に没頭していた少年・ユーリ。古物商で手に入れた青いガラス玉を自作の杖にはめ込んだ瞬間、彼は異世界の夜の森へと飛ばされてしまう。
突如襲いかかってきた魔物に絶体絶命のピンチを迎えたユーリを救ったのは、銀糸の髪を持つハイエルフの大賢者・ルーナだった。
ルーナに導かれ、人間の立ち入りが数十年ぶりという神秘の集落「月の聖域」に足を踏み入れるユーリ。長老たちの前で事情を聴取される中、ユーリの手にする杖の結晶が、千年前の戦乱で失われた伝説の遺物**『星の記憶の欠片』**であることが判明する。聖域の外で起きている異変と世界の歪みを正すため、大樹の意志によってユーリがこの世界へと引き寄せられたのだとルーナは見抜く。
「世界の歪みの源を突き止める」ため、ルーナは里を離れ、ユーリの「導き手」として共に旅立つことを宣言。族長の許可を得て、魔法すら知らない異世界人の少年と、何百年の引きこもり生活に飽きていたハイエルフの大賢者という凸凹バディによる、壮大な世界を巡る旅が今、幕を開ける——!
文字数 35,272
最終更新日 2026.08.24
登録日 2026.08.24
スマホを使ってブログが書けるスキルがあるって言われた
誰かコメントで教えて!
このまま終わらせるのももったいないので再利用のつもりで別の話に無理やり繋げました。
文字数 11,897
最終更新日 2018.04.30
登録日 2017.11.20
五十年前に勃発した戦争により、勇者は魔王を封印して死んだ。
それを期に勇者とはありふれた存在になり、英雄を目指す者、悪事を働く者、誰もが自分が勇者だと名乗りを上げるようになっていた。
そして今日、小さな村の平凡な村人が勇者になろうとしていた。
これは勇者がありふれた世界のお話。
量産型の勇者が、本当の英雄になるまでの。
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自分勝手な勇者が世界を冒険して魔王を倒すために頑張る話です。
書きためがなくなるまでは毎日投稿します。
感想や厳しめな意見もお願いします!
文字数 467,802
最終更新日 2018.03.17
登録日 2017.11.25