「婿殿」の検索結果
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昔、人族と竜族は争いを繰り広げていた。
何百年と続く両者の争いは、ある日を境に終戦へと向かった。
それは、竜族の皇女が人と恋に落ちたのだ。
両者は争いを収め、人と竜は融和の道を進んでいく。
それから五百年、人と竜が治める国、ドラゴニューム帝国の端にある小さな村で、一人の少年が星が落ちるのを見た。
それから十年、奴隷となった少年は再び星を見た。
その星はとても美しい竜の女の子だった。
竜の女の子は、倒れる少年に手を差し伸べながら問いかける。
「妾はエレノア。お主、名はなんという?」
差し出された手を取った少年は、少女の笑顔に見惚れながら答えた。
「僕は……ルクスだ」
「よろしくの、妾の婿殿」
この物語は奴隷の少年ルクスと竜の姫エレノアが紡ぐ絆の物語。
文字数 7,664
最終更新日 2024.06.09
登録日 2024.06.09
執事喫茶で執事として働く蒼真理人はある日おかしな光に吸い込まれる。
そして気づくと知らない場所にいた。
偶然にも男に襲われかけている少女を救った事により勘違いが始まる。
執事のお仕事はお嬢様を笑顔に!をモットーな理人はお嬢様を幸福にするべく奔走した後に侯爵家に婿養子として望まれてしまう。
互いに愛を育み婚約発表をして三か月後。
「俺はそいつの夫だ!愛人風情が!」
最愛のお嬢様であり妻の夫と名乗る野蛮な男が現れるのだった。
本人は貴公子を名乗るのだった。
文字数 10,498
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.05.23
伯爵家の3男であるジルベルト。兄2人は父の仕事を手伝う優秀な兄弟として知られているが、末っ子のジルベルトは何もせずダラダラ過ごしているとして知られていた。そんな息子に堪忍袋の緒が切れた父は、婿として他家へと追い出すことにした。送り出されたのは赤字領地として有名な家。仕方なく婿入りした結婚相手には、偽装結婚だと言われて完全放置。邸で好きにしろと言われたジルベルトは、その言葉通り好きにすることにした。閑却(放置)された婿殿と、必死に領地を守ろうとする奥さんの話。
※小説家になろう、ノベルバ、ノベルアップ+、カクヨムにも投稿しています。
文字数 100,825
最終更新日 2021.02.01
登録日 2021.01.04
その国には百年に一度、遠い海の底から、水の女神の加護を受けた娘が嫁いでくる。
陸の人々はその娘を『灘妃』と呼んで敬い、彼女に選ばれてその夫となった者とともに、幸せな生涯を送ることを切に祈る。
そしてこれは、当代の『灘妃』と、その旦那様の物語――ぶっちゃけ逆玉、ハッピーエンドなストーリーだ。
だが。
いきなり幸せエンドになれるわけではない。その前には色々と、本当に色々とあるのである。
これは、その色々を乗り越えて、ラブラブな新婚生活に至るまでの苦難に(主に婿殿が)立ち向かうお話である。たぶん。
文字数 100,103
最終更新日 2017.10.29
登録日 2017.10.07
いつも通りの朝。
幼馴染みと登校していたオレは異世界から垂らされた聖なる釣り竿によって釣り上げられ、異世界に召喚されてしまう。
そこで待っていたのは王族の少女、エイル・スカンディナヴィア。
なんでもオレが召喚されたウトガルド王国は儀式によって釣り上げた異世界の相手と結婚するしきたりがあるのだとか。
「そんなん知るかぁ!」
「しょうがないでしょ、しきたりなんだから!」
一見平穏に見える異世界に潜む怨嗟の意志。
渦巻く陰謀。
……果たしてオレは元の世界に帰る方法を見つけられるのだろうか。
文字数 107,704
最終更新日 2017.10.11
登録日 2017.08.31
【TSモノにつき要注意】 いかがわしい変態チートを詰め込み、遊ぶ気満々で異世界に一泊二日の慰安旅行にやってきたオッサンは、手違いで片田舎の貧乏伯爵令嬢(幼女)に転生していた。男の機能を失った帰れない彼は人知れず領地に引き籠る算段をたてる。そのためには自分の代わりに働いてくれる優秀な婿殿との政略結婚が必要だった。 一方、事故で幼女に転生させてしまった彼を連れ戻すために、政府コンサルの女は後を追うが……寝たきり美男に転生していた。陰謀そっちのけ、脳筋による好き勝手猛将ファンタジー。
登録日 2024.04.24
人間の小さな町で薬師をしているドルジの元に、ある日突然、草原で暮らす獣人の花嫁がやって来た。『花嫁殿』である獣人バトヤバルと『花婿殿』である人間ドルジの共同生活が始まった。
不義の子であるおっとり薬師×怪我が元で走れない狼獣人。
※そらの茜様主催の「婚礼衣装BLアンソロジー」に寄稿させていただいた作品です。
※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。
文字数 19,773
最終更新日 2022.07.01
登録日 2022.07.01
「僕に愛を求めないでくれ――」
ネルゾン伯爵家当主、リーゼロッテ・ネルゾンは、このたび、結婚することになる。
相手は先の大戦にて功績を上げた王国防衛軍所属の魔術師、二つ名を黒紫の死霊術師と謳われるヴェルナー。今代陛下が言いだした政略結婚は利害関係を見出した二人の間で転がるように進み、晴れてまとまることとなったのだった。
結婚式当日のそんな言葉を吐かれて傷つきながらも、日々を過ごすリーゼロッテは、言葉とは裏腹なヴェルナーの態度に戸惑い、揺れ動く。
はたして、こんな言葉を吐くに至るヴェルナーの隠された事情と、この結婚を命じた王の思惑とは――。
と、らしく書いてみましたが、ひどい言葉を言ってみたけど嫁可愛すぎてすぐに撤回しそうな婿殿(マ●オさん)と、バカップルの両親を持ったバカップルのイチャイチャが普通だと思って天然に誘う伯爵(嫁)のすれ違い風味のいちゃこらになる予定……。シリアスは含みますけどね。
登録日 2017.04.06
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