佐倉ミズキ

佐倉ミズキ

佐倉ミズキと申します。ベリーズカフェ、野いちご、カクヨムでも活動しています。
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村の飢饉は山の悪魔を怒らせたから。 そんな噂が立った時には、村娘リユが生贄としてささげられることが決定していた。 どうせ両親もいない孤児だもの。当然よね。でも、こんなガリガリの子供を食べて、悪魔様は満足するのかしら。 ロープで縛られながら、リユはぼんやりとそんなことを考えていた。 どうせこのまま村で生きていても、いずれ餓死してしまう。それならば、最後に誰かの役に立ちたかった。 たとえそれが、悪魔であっても。 村人に担がれて、悪魔の住む山奥へ運ばれるリユ。 洞窟の入口で、たった一人取り残されたリユは悪魔の住処へと足を踏み入れた。 「今度の生贄はまだ子供じゃねぇか」 うんざりした声が聞こえ、顔を上げるとそこには件の悪魔が……。 「悪魔様?」 「そうだけど」 「……子供?」 リユの目の前に居たのは、15歳のリユよりも小さく幼い男の子がいた。
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小説 183,951 位 / 183,951件 ファンタジー 42,245 位 / 42,245件
文字数 24,842 最終更新日 2024.04.19 登録日 2024.02.09
王宮で薬師をしているラナは、上司の言いつけに従い王子殿下のカザヤに薬を届けに行った。 カザヤは生まれつき体が弱く、臥せっていることが多い。 この日もいつも通り、カザヤに薬を届けに行ったラナだが仕事終わりに届け忘れがあったことに気が付いた。 慌ててカザヤの部屋へ行くと、そこで目にしたものは……。 弱々しく臥せっているカザヤがベッドから起き上がり、元気に動き回っていたのだ。 「俺の秘密を知ったのだから部屋から出すわけにはいかない」 驚くラナに、カザヤは不敵な笑みを浮かべた。 「今日、国王が崩御する。だからお前を部屋から出すわけにはいかない」
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文字数 82,028 最終更新日 2024.01.18 登録日 2023.08.22
レスカルト公爵家の愛人だった母が亡くなり、ミアは二年前にこの家に引き取られて令嬢として過ごすことに。 異母姉、サラサには毎日のように嫌味を言われ、義母には存在などしないかのように無視され過ごしていた。 誰にも愛されず、独りぼっちだったミアは学校の敷地にある湖で過ごすことが唯一の癒しだった。 ある日、その湖に一人の男性クラウが現れる。 隣にある男子学校から生垣を抜けてきたというクラウは隣国からの留学生だった。 初めは警戒していたミアだが、いつしかクラウと意気投合する。クラウはミアの事情を知っても優しかった。ミアもそんなクラウにほのかに思いを寄せる。 しかし、クラウは国へ帰る事となり…。 「学校を卒業したら、隣国の俺を頼ってきてほしい」 「わかりました」 けれど卒業後、ミアが向かったのは……。
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文字数 60,042 最終更新日 2023.05.24 登録日 2023.04.04
高校入学後、もう二度と会えないと思っていた幼馴染が超イケメンになって登場! 昔の傷を逆手に意地悪をしてくるのに、甘い雰囲気で接してくる龍輝に主人公の楓は翻弄される。 そしてある日、龍輝は楓にある提案をする。 「ゲームをしないか?」 そのゲームとは……。 ※ベリーズカフェ、野いちご、カクヨムに掲載中
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文字数 78,742 最終更新日 2023.05.07 登録日 2023.04.29
ダミア王国でも美しいと有名な公爵令嬢セシリアは、幼馴染でソフィアナに婚約者ガルを寝取られた。 お腹には子供までいるという。ソフィアナの計画的犯行だった。 悔しかったが、取り乱すところを見せたくなかったセシリアは笑顔で二人を送り出す。。 傷心の中、領土内にあった王宮病院に慰問へ行く。 そこで、足を怪我した男性と出会い意気投合した。 それから一月後。 王宮から成人を祝うパーティーが開かれるとのことでセシリアはしぶしぶ参加することになった。 やはりそこでも、ソフィアナに嫌味を言われてしまう。 つい、言い返しそうななったその時。 声をかけてきたのはあの王宮病院で出会った男性だった。 彼の正体はーー……。 ※カクヨム、ベリーズカフェにも掲載中
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文字数 17,788 最終更新日 2023.02.03 登録日 2023.01.16
恋愛 完結 ショートショート
双子の妹リリアナは小さい頃から私のものを奪っていった。 お人形に靴、ドレスにアクセサリー、そして婚約者の侯爵家のエリオットまで…。 しかし、私がやっと結婚を決めたとき、リリアナは激怒した。 「どういうことなのこれは!」 そう、私の新しい婚約者は……。
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文字数 1,293 最終更新日 2023.01.13 登録日 2023.01.13
29歳、アラサー女の倉本紗希のもとへあいつが突然やってきた。 「今日からここに住むから」そう言ってやってきたのは、自称(⁉)小説家で幼馴染の、冴島暁26歳。 暁を可愛い「弟」のような存在としか思っていなかった紗希は、急に男として接してきた暁に戸惑う。 年下イケメン幼馴染に溺愛されるアラサー女の話―――― ※ベリーズカフェ、野いちご、カクヨム掲載中
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文字数 38,939 最終更新日 2023.01.11 登録日 2023.01.04
商店街の中に、ひっそりとたたずむ創業110年にもなる古書店――記憶堂書店。 普通の古本屋だが、ある秘密を抱えていた。 パサッ。本が落ちる音がして、三代目店主、柊木龍臣は床を見る。 今日も「記憶の本」が突如現れて、床に落ちた。 記憶堂は、その人の「記憶の本」を用いて、強く後悔している過去の「選ばなかったもう一つの道」を見せてくれる、不思議な場所だった。 「本が落ちたわ」 記憶堂に住み着く幽霊、あずみは龍臣に抱き付きながらそう伝える。 昔の赤い袴にリボンで髪を結っている姿のあずみは、龍臣に好意を寄せていた。 しかし、龍臣はあずみの声が聞こえて、会話ができるのに、姿を見ることが出来なかった。 反面、記憶堂にいつも来る龍臣の幼馴染みの高校生、修也はその姿を見ることが出来ていた。 記憶堂に「記憶の本」をもとめてやってくる人を案内していく中で、修也の過去やあずみの過去も複雑に絡んできていた。 あずみに微かな想いを寄せていた龍臣はーーー……。 ※ベリーズカフェ、野いちごにも掲載中
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文字数 107,607 最終更新日 2023.01.09 登録日 2022.12.28
恋愛 完結 ショートショート
「婚約破棄をしてください」 子爵家令嬢ライラは、心地よい日差しと素敵な庭で婚約者である公爵家 跡継ぎであるアルベルトにそう告げた。 すべてにおいて完璧であるアルベルトは婚約者として申し分ない。 しかし、ライラはあることがどうしても許せなかった。 ※カクヨムにも掲載中
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文字数 5,977 最終更新日 2023.01.07 登録日 2023.01.06
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