台風が襲った日、多くの家庭で停電が起き、電気が使えなくなってしまった。
そんなとき、ご近所に住むママ友の静代さんが家に旦那と子供を連れてやってきた。
「ね、由美さんの車って電気自動車じゃない?」
「え、ええ。
文字数 937
最終更新日 2021.04.14
登録日 2021.04.14
義妹が看護師をしている。
嫁を選んだのも、妹が看護師だったからなんてことは絶対に言えない。
白衣は俺の気持ちを妙にくすぐるんだよね。
そんな俺が風邪をひいてしまったとき、「ああ、
文字数 1,061
最終更新日 2021.04.13
登録日 2021.04.13
「どうしたの?そんなにお洒落して。まるで、お父さんの気を引こうとしてるみたい」
「そう?そんなふうに見える?」
中学生の娘にそう言われて、私はそう答えた。
同じ女性同士、やはり勘は鋭い。
そう、私は負けたくなかった。
あの女に。
文字数 612
最終更新日 2021.04.13
登録日 2021.04.13
自分好みの男性を指名して遊べる女性のためのお店。
ママ友にどう利用するかを聞いて、私はさっそくサイトを見てみた。
「どんな男性がいるんだろう。きっと、そんなに人数はいないんだろうな」
そう思ったら、
文字数 749
最終更新日 2021.04.12
登録日 2021.04.12
ガタンッ!「危ないじゃないの!自転車が邪魔よ」
「あ、雅代さん」
「もう、気をつけてくれないと困るわよ」
「はい・・・」
次の日。
ガタタンッ!!「ちょっと、危ないわね!昨日も注意したけど、
文字数 660
最終更新日 2021.04.12
登録日 2021.04.12
「明菜ちゃーん、明菜ちゃーん」
遠くの方から、私の名前を呼ぶ声がしてくる。
「誰だろう・・・」
その呼ぶ声にはまったく聞き覚えがない私は、近寄ってくる呼び声に不気味さを感じてしまう。
「どうしよう。
文字数 927
最終更新日 2021.04.11
登録日 2021.04.11
隣に住むママ友の鳴子さんは、何でも私に物事を押し付けてくる。
「今度のママ友会で必要なランチ代をあなたが集めてちょうだいよ」だの、「私の家の前の掃除をして」と、いろいろ頼んでくるのだから困ってしまう。
だから、
文字数 531
最終更新日 2021.04.11
登録日 2021.04.11
「お金を貸してほしいの・・・」
俺の携帯に、嫁の姉から電話がかかってきた。
「お金を?いくらぐらい?」
「300万」
「・・・どうかな」
「お願い!
文字数 652
最終更新日 2021.04.10
登録日 2021.04.10
俺は1人旅をするのが趣味で、よくバイクで旅に出かける。
今日もふらりとバイクを走らせながら立ち寄った町で食事をして、観光スポットの滝を見に行こうと考えた。
爽やかな風を感じながら、俺はバイクを颯爽と走らせる。
すると、
文字数 838
最終更新日 2021.04.10
登録日 2021.04.10
大好きだった彼女に「あたし、好きな人ができたから別れる」と振られた俺は、相当落ち込んだ。
涙を流す俺に、猫は優しく手を舐めて、慰めてくれた。
「ありがとな。やっぱりお前が一番だよ」
その夜。
文字数 525
最終更新日 2021.04.10
登録日 2021.04.10
社会的にも認められる男になり、家族にも恵まれた。
だが、どうも心が満たされずにいる。
「どうしてなんだ。なにが足りなんだ」と悩む私は気づいた。
「そうか、刺激が足りないのだ」と。
文字数 831
最終更新日 2021.04.09
登録日 2021.04.09
「あ、結香さん?あのね、急なお願い事があるんだけど」
「はい、なんでしょうか?」
「動画撮影をしたいんだけど、結香さんの家を貸してもらいたいのよ」
「え?私の家をですか?
文字数 549
最終更新日 2021.04.09
登録日 2021.04.09
友達の家に行くと壁の中からキーキーという奇妙な音がしてきた。
「な、後ろの壁からなんか音がするんだけどさ、なんの音だろう」と聞くと、「なんの音もしないけど?」とまったく聞こえないという顔をする。
「そうかな・・・」
でも、
文字数 1,022
最終更新日 2021.04.08
登録日 2021.04.08
「ね、あなたの家でリフォームの練習をさせてくれない?」
夕食後、ママ友のリーダー・貴美枝さんから電話がかかってきた。
「え?うちはだめですよ。新築ですし。ちょっと無理です」
「うちはだめよ、
文字数 930
最終更新日 2021.04.08
登録日 2021.04.08
その日。俺は親戚の子供と座敷で一緒に寝ていた。
年に数回しか会えない従兄弟の男の子とは大の仲良し。
俺を本当の兄として慕ってくれていた。
だから、
文字数 1,040
最終更新日 2021.04.07
登録日 2021.04.07
「謙太さん、仕事から帰った?」
「え、ええ。さっき帰りました」
「そう。今日は早くに帰れてよかったわね」
「ええ」
ママ友の実織さんが電話をかけてきて、夫の帰宅を確かめてくる。
次の日。
文字数 580
最終更新日 2021.04.07
登録日 2021.04.07
東京の大学に通うようになり、私は杏奈という友達ができた。
「どこから通ってるの?」
「どこだと思う?」
質問形式にするあたりは、
文字数 574
最終更新日 2021.04.06
登録日 2021.04.06
3年前に知り合ったママ友の亜紀さんは、高学歴で調理師免許も持っているから料理を作るのが得意。
「それにね、うちのお父様は
文字数 662
最終更新日 2021.04.06
登録日 2021.04.06
夜、ほとんど人がいないコースでジョギングをすることが楽しみになっている私。
夫には内緒で、30分ほど走っている。
ウェアに着替えて、夫がテレビを観て寛いでいる時間を狙って、そっと玄関から出て、走る。
文字数 627
最終更新日 2021.04.05
登録日 2021.04.05
夫が会社に行っている間も「ああ、職場で女性社員に心を奪われないかしら?」と心配になる私。
ランチタイムに女性社員から誘われて仲良くなり、仕事が終わった後はホテルに行くだなんてことはないかしら。
そして、明け方に帰ってくるようになるほど、女性社員に惚れてしまうだなんて・・・
考えただけでも気が狂いそうになってしまう。
だから私は、
文字数 559
最終更新日 2021.04.05
登録日 2021.04.05