浅い法華経 改

weo
以前ここで「浅い法華経」という法華経研究と、あといくつが出口のない話を書き続けていたが、あることがあってみんな消してしまった。
あることとは、自分が脳梗塞というやっかいな、そしてまた面白い病気になってしまったからだ。
そしてその発症の経緯がまた面白かった。
発症したのが自分の誕生日で、発覚して入院したのがその翌日、つまり自分にとってニューイヤーの日だったのだ。
せっかく進めていた話たちをなぜ消してしまったか?
それは健康とか健常というバリアーで見えなかったものが不健康になって初めて見えてしまって、健康な時に書いていたものがみんな空しいものに思えたからだ。健康とはなんというのか、人間が見ちゃいけない(本当は見なきゃならない)ものを隠すバリアーなんだと、脳梗塞の浮遊感の中で感じた。というか感じてしまった。
以前ここに書いていた法華経研究では、この世の中にはサムシンググレートという何かしら神秘的な力が存在すると書いた。法華経を知らなければ、脳梗塞=不幸となるところだったが、知っていたばかりに「これはサムシンググレートが自分に何かさせるのかな?」と、おめでたく捉えてしまった。
そこでいっそ、脳梗塞という病気を通じて、改めてサムシンググレートと、それを考えるきっかけになった法華経について書き直してみようと思った。ほかの話たちも形を変えてここに含もうと思った。
以前の研究は推測が主だったが、ここでは体験を主にしてみようと思う。その方が真実性が高いだろう。
構成としてはまず、脳梗塞の実態を記し、次に自分の性格と生活習慣を記し、そこに以前の研究の残骸を絡めてみようと思う。
と、はじめはとりとめなく書いていたが、途中から「禁煙したくても出来ないけどやっぱりやめたい人への話」みたいなものと「法華経についての論文」の2本立てになってきた。
24h.ポイント 271pt
10
小説 4,837 位 / 184,030件 エッセイ・ノンフィクション 122 位 / 7,792件