探偵尾賀叉反『翼とヒナゲシと赤き心臓』

 いつの頃からか、彼らはこの世に誕生した。体に動植物の一部が発現した人間《フュージョナー》
 その特異な外見から、普通の人間に忌み嫌われ、両者は長きに渡って争いを繰り返した。
 そうして、お互いが平和に生きられる道を探り当て、同じ文明社会で生きるようになってから、半世紀が過ぎた。

『騒乱の街』事件より数週間後。
ナユタ旧市街に暮らす青年トビは、失業したその晩、謎の女性レベッカの逃走劇に遭遇する。
偶然その場に居合わせた叉反達とともに、謎の組織に攫われたトビは、翻弄されるまま組織の陰謀に巻き込まれていく……。
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