お仕事ファンタジー 小説一覧
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件
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過労で倒れた社畜女子シオンの転生先は、まさかの魔王城。
無邪気に暴虐無人な上司(魔王)のもとで便利屋事務員としてドタバタな日々を過ごすうちに、寡黙な悪魔レヴィアスの思わぬ優しさに惹かれはじめていた。
ある日、突然変異したモンスターの暴走によって魔王城での生活は一変。
ーーそれは変異か、陰謀か。
事態を解明するために、シオンたちは世界各地で奔走する。
直面したことのない危険や恐怖に立ち向かうシオンは、それを支えるレヴィアスの無自覚で一途な愛情に翻弄されて……?
働くことでしか自分を認められないシオンが、魔王城で働く魔物たちの心をほぐしながら自分の価値を見つけていくファンタジーお仕事じれ恋ストーリー。
文字数 170,266
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.10.10
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毒を以て毒を制す。目には目を、歯には歯を、力には力を。
そして――魔法には、魔法を。
長廻凛は、かつて最愛の妹を火事で亡くした。
妹を助けられなかった後悔と、妹の分も一生懸命生きようという決意を抱きながら生きてきた燐。しかし、妹の夢を見たある日の夜、凛もまた火事に巻き込まれる。
凛は取り残された隣人を助けたが、そこで命を落としてしまった。
最後に見たものは、海のように燃え盛る青い炎――それはかつて妹を殺した炎の色だった。
「あなたは私と同じ運命から逃れられなくなった」
「私が助けてあげる。さあ、選んで」
――あなたはどうしたい。
死んだはずの凛が目を覚ますと、目の前には一人の女がいた。
美しいひと。ブラックスーツに重苦しい外套を肩にかけ、タンザナイトの視線で凛を見つめるひと。
そして自らのことを、魔法捜査官だと名乗るひと。
――「氷月燐」がいた。
文字数 63,825
最終更新日 2025.08.31
登録日 2025.06.14
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舞台は、「魔法」がファンタジーから現実の一員となり十年が経った坪成三十五年、福岡の商店街にある「おぐら・魔具屋(まぐや)」というお店。
ものに宿り不思議な出来事を起こす妖精のようななにか、「オズ」。それが、魔法の根源であるとされています。
しかし、その研究はなかなか進んでおりません。
なにせオズができるのは、帽子の中に入ってふわふわしたり、時計の中に入って針を逆向きに回したり、ほんとうにほんとうに些細なことだけ。
つまり、地味なのです。
そんな地味なオズたちが住み着いた大小さまざまな品物を売り買いしたり、あるいは「持ち物にオズが住み着いてしまったひと」の相談に乗ったり。
「おぐら・魔具屋」の店員・輝屋(かぐや)まおは、そんなお仕事をしています。
文字数 120,347
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.04.02
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半年前に仕事を辞めた河野海斗は行く末を案じていた。世界に置いていかれるような、漠然とした不安感に襲われる瞬間があったのだ。そんな10月31日の夕方、海斗は美しい鐘の音を聞く。どこからか聞こえるその音は何故か音量が変わらない。それは化け猫であるムギワラのキナコが海斗に聞かせていたものだった。この鐘の音を聴き、目が合う者。それは彼らと働く上での適合を意味した。押し問答の末に連れていかれた古ぼけた事務所で出会ったのは猫魈であるサビのリョウスケ。この時食べたパイが契機となり、海斗は株式会社夏梅で働く事となる。そこは思った以上にしっかりとした人間の会社で、本来は猫であっても皆それぞれ人に化けて通常業務をこなしていたのだ。元々あまり物事に抵抗しない海斗はあっという間に馴染み、仕事を覚えていった。12月に差し掛かる頃、研修を兼ねて訪れたのはイベントデリバリー部。繁忙期にヘルプに入るのが常らしく、今回は海斗に白羽の矢が立ったのだ。お手伝いするのはクリスマス。アイルランドのケットシー商会がサンタ協会から請け負った仕事を夏梅が孫請けしていた。海斗はイベントデリバリー部の三田、九郎、巣と共に当日まで全力で走り切る。大変な仕事の切れ目ではリョウスケがいつも美味しいパイを焼いてくれ、それを仲間達みんなで食べる。そのほっこりした時間に癒され、海斗はますます今の居場所に愛着を持っていく。年が明けた頃、イベントデリバリー部で海斗は新たに九州支部の猫魈アンディ達と出会う。アンディは桜餅に熱い想いをかけており、東京の牙城を崩す!と息巻いていたのだ。その為に急遽デパートで九州物産展に出展する事になり、またも海斗が駆り出された。大盛況の中、神使で白狐の茜が姿を現し、海斗に今までとこれからを問う。そこで改めて今の仲間達と働く今に幸せを実感した海斗はこれからも彼らと共に生きていく事を心に誓うのだった。
文字数 27,029
最終更新日 2024.04.25
登録日 2024.04.25
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あらすじ:輪廻転生。私は図らずもそれを3度体験する事となった。人生の幕を閉じる度に指定できる次の人生の条件。2度目の条件がうるう年の影響で少しずれてしまった事から、少し優遇されて始まった3度目の正直は18歳からのスタート。1度目、2度目の人生の知識や経験はそのままに、もふもふな猫の王様が治める平和な国ガータで伝説の人物ケイトとして迎えられる。夫のアンドルーは王様の執事。国民の生活を優先して、後回しになっていた王室の生活環境の改善にケイトは取り組む事に。まずは街の子どもの砂遊びをヒントにかつて愛猫に使っていた猫砂の再現に取り組んだり、食事がマンネリ化していた王様にお魚食を提案したり。今日も過去の記憶を頼りに信頼できる大好きな仲間たちとアイデアを形にする。2つの事業を成功させたケイトは新たに城下によろず相談所をオープン。そこには食事処を併設し、皆の憩いの場となる。3度目の正直を全力で生き抜くケイトの奮闘ストーリー。
登場人物
ケイト・シー:3度目の人生。18歳スタートで猫の国ガータに伝わる伝説の人物。1度目の人生は現代で猫のトムと暮らしていた、享年40歳。2度目の人生は美女指定するも、愛憎や嫉妬により弟もろとも投身自殺する羽目に。享年17歳。
アンドルー・シー:代々王家に支えるシー家長子。伝説に指定されている人族の長はこの家の長子を指し、代々王の執事長を務める。運命に抗う事なく、突如現れたケイトに一目惚れして部下が困る程にデレデレになる。王様とは幼馴染。
王様:ガータの王で、猫族。被毛は黒でツヤツヤ。アンドルーとは幼馴染で誰よりも信頼していて、常にべったり。アンドルーがケイトにデレデレで少し嫉妬する事はあるが、ケイトの実力は認めている。
カイ:アンドルーの直属の部下。ケイトにベッタベタになったアンドルーに振り回されがちだが、アンドルーとケイトを慕っていてよく夕飯をご馳走になっている。いじられキャラではあるがこれでも人族のNo.2の実力。
スカイ:王室の専属医。城に診療所を構え、ケイトの担当医でもある。魚の一件でケイトとの仲が一気に深まり、その距離感に実はカイが気を揉んでいる。知識量や様子からケイトやカイに少し謎ありと思われている。
⭐︎ 「ジンは想い人をただ見守ると決めていた」も世界観スピンオフですのでよければどうぞ!
文字数 52,983
最終更新日 2024.02.15
登録日 2024.02.14
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結城依子は、この度異世界のとある国に召喚されました。
呼ばれた先で鑑定を受けると、聖女として呼ばれたのに聖力がありませんでした。
そうと知ったその国の王子は、依子を城から追い出します。
異世界で街に放り出された依子は、優しい人たちと出会い、そこで生活することになります。
パン屋で働き、家具職人スキルを使って恩返し計画!
異世界でも頑張って前向きに過ごす依子だったが、ひょんなことから実は聖力があるのではないかということになり……。
※他サイトにも掲載中。
※基本は異世界ファンタジーです。
※恋愛要素もガッツリ入ります。
※シリアスとは無縁です。
※第二章構想中!
文字数 37,643
最終更新日 2023.01.30
登録日 2023.01.25
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