「心」の検索結果
全体で33,641件見つかりました。
19世紀の初頭、みんなエジプトのミイラに夢中だった頃、オレの親父はハノイの密林に眠る遺跡達に夢中になっていた。
あの時、俺は恐ろしい目に遭ったあの場所へ、もう一度行く決意を固めていたのだが、それは何かを引き換えにする事になるかも知れなくて…。過去の秘密に立ち向かう主人公は男にだらしない男だが、心には一途に思う人が居た。それは美しい紫の蝶。
19世紀初頭の仏領インドシナ(ベトナムのハノイ)が舞台のファンタジーでBLです!東洋のパリとも謳われた不思議な街を想像しながら読んで下さると嬉しいです。
文字数 211,352
最終更新日 2022.06.28
登録日 2021.07.10
日常のふとした事で、ふと気になったもので、その色の印象で、子供の頃の記憶が蘇る事はありませんか。
小さな子供の小さな心の中で葛藤した日々。
抜け出したくても逃げたくても、仲間外れという言葉が怖くてただ、息をしていた日々。
そんな毎日の中へ偶然訪れた、小さな小さな、完全犯罪。
文字数 4,327
最終更新日 2021.10.27
登録日 2021.10.27
王国最強の賢者クリスは、王女との婚約を破棄され、処刑されることになる。
というのもクリスは、自分の才能にうぬぼれ、野心から王国を乗っ取ろうとしたからだった。殺されるはずの彼をかばおうとしたのは、血のつながらない妹のアリアだった。自分を嫌っているはずのアリアの行動に、クリスは衝撃を受ける。
結果として、アリアはクリスの代わりに刺殺されてしまう。が、死の間際にアリアはクリスにキスし、「兄さんのこと、ずっと好きだったんです」と告白する。
アリアがツンデレだったということを知った直後に、クリスも殺されてしまった。……はずだった。
ところが、目が覚めると、12歳に戻っていて……? やり直せるなら、今度は王位簒奪なんてしない。王女との婚約も、願い下げだ。だから、代わりにアリアの思いに応えよう……!
でも、アリアは前回の人生のことを覚えていない。今回も自分のことを好きになってくれるだろうか?
そこでクリスはアリアのことを溺愛して甘やかそうとする。添い寝したり、一緒にお風呂に入ったり……。ツンデレのアリアも、抵抗しながらも、心のなかではそれを受け入れてしまい……。
「に、兄さんは本当に仕方のない人ですね!」
これは最強の兄と義妹が、恋人になっていく物語。
登録日 2021.12.20
幼い頃から自然が好きな男子高校生、宗岡光(ヒカル)は高校入学後に仲間と自然を満喫したいという思いから山岳部へ入部する。
運動音痴なヒカルは思いのほか厳しい活動内容についていけず、ある日ランニング中に倒れてしまう。
気を失ったヒカルが見たのは異世界の記憶。買い物中に出会った親切な男が、異世界ではヒカルことシャルロッテが心から愛した夫、カイルだったのだと思い出す。
失神から目が覚めたヒカルの前には、記憶の中のカイルと同じ男がいた。彼は佐々木賢太郎、ヒカルの同級生で山岳部の部員だと言う。早速ヒカルは記憶が戻った事を賢太郎に話した。
過去に仲睦まじい夫婦であったという記憶を取り戻したからなのか、ヒカルは賢太郎の事を強く意識するようになる。
だが現代での二人はただの同級生で男同士、これから二人の関係をどうするのか、賢太郎の言葉だけでははっきりと分からないままその日は別れた。
溢れた想いを堪えきれずについDMで好きだと伝えたヒカルだったが、賢太郎からの返信は無く、酷く後悔することに。
主人公ヒカルをはじめとした、登場人物たちの勘違いによって巻き起こる、すれ違いストーリーの結末は……?
文字数 122,569
最終更新日 2022.11.18
登録日 2022.10.30
母とともに、母の実家で暮らすことになった深谷野薫は、入学した高校で風変わりな教師と出会う。その教師は、何故か薫が住んでいる嶋田家のことを知っていた。
十年前に嶋田家で起きた事件に囚われている人たちの、心の再生の物語です。
文字数 33,708
最終更新日 2022.12.14
登録日 2022.11.19
A side Story....
「あれ、雑魚ゴブリンを狩りまくってたら、レベルが爆上がりして、いつの間にか最強ステータスを獲得してたんだが」
家々の屋根を優雅なステップで跳び渡り、着地したアスファルトの道路にはヒビが走る。
「これって……無双確定じゃん! さあ、俺をいじめたクラスの陽キャたちをボコしにいこっと」
拳ポキポキ。アアァ、復讐の音っっ!!
ラノベ×ミステリ!? 異彩を放つ、完全オリジナルストーリー☆
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神田陽介は、学校で壮絶ないじめを受けていた。頭からバケツの冷水をぶっかけられ、殴る蹴るは日常茶飯事……。
陽介の父は五年前、交通事故によって亡くなった。そして兄までもが、父の後を追うように、不慮の事故で命を落としていた。
唯一の心の拠り所は、太陽みたいに暖かくて優しい、母だけ。
度重なる不幸を嚙みしめながら、いじめを耐え抜く日々だけが過ぎていった。
その日は、三十年ぶりに皆既日食が起こる、不可思議な日だった。
━━とある教室で密室殺人事件が起こった。
被害者は、面識のない三年生・飯伏隼人。犯人、犯行の動機ともに不明。
頸動脈をナイフで切り裂かれ、教室を血の赤に染め上げ絶命していた。
奇妙なダイイングメッセージを遺して。
事件の解明を待たずに、時は満ち、月影がゆっくりと太陽の輪郭を覆い隠す。
事件の謎もろとも、あたりは深い闇の底へと引きずり込まれてゆく。
すると、とつぜん兄の部屋で、異世界へと通ずる『光の門』が開いた。
『光の門』からやって来たのは、大量のゴブリン。
ゴブリンは鋭い爪で人間へ襲い掛かる。
殺られる前に殺れッ!
火事場の馬鹿力を発揮した陽介は、次々とゴブリンをなぎ倒してゆく。
すると、視界に奇妙な文字列が出現し……とたんに陽介は、最強のスキルを備えた戦士へと変貌を遂げる。
ここから陽介の復讐劇が幕を開ける。
とうとう学校を占拠してしまった陽介は、過去の罪を清算させるべく、封印された謎を暴き出していく。
しかし、最後に待ち受けるのは、衝撃の真実。
命を賭けた復讐が我々に残すものとは、一体、なんなのか。
文字数 21,933
最終更新日 2023.02.01
登録日 2023.01.26
ほとんど人が住んでいないような辺境の惑星、スロールに住んでいる少年、ニック・コーネル。ニックはある日突然中央政府による呼び出しを受ける。疑問に思いながらも中央大都市テスディアに行ったニックは、画面やホログラム上でしか見たことのない超高層ビルや洗練された人々の動きに感動する。しかしそれから、自らが強大な魔力を持つ者〝オブスクルム〟だと知るまで長い時間はかからなかった。
〝オブスクルム〟は例外なく17年に一人しか生まれない存在だったが、統計歴史学という未来予知的な学問は7人の〝オブスクルム〟の誕生を予測した。そして中央政府の没落さえも…。
文字数 7,711
最終更新日 2024.04.24
登録日 2024.04.22
桜吹雪に消えゆくは、懐かしき人の面影か、幼き日の思い出か……
就職活動に失敗した美香は、大学の卒業式を終えてすぐ、故郷の町に帰ってきた。
二度と帰りたくなかったこの町に……
しかし、そこで美香を待っていた小さな出会いと再会が、おぞましい記憶を呼び覚ます。
そして暴かれた真実が、美香の凝り固まった心を解き放つ。
これは、家族を喪った悲しみに壊れた一家が、再び愛を取り戻す物語。
※こちらは第一回Work Write月例賞で入賞作に選んでいただきました。
https://novels.workwrite.jp/posts/1Zu_kFqJ
これもいつもご愛読いただき、応援して下さる皆様のお陰です。
まだまだ未熟ではありますが、より良い物語を紡げるよう精進してまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
文字数 9,818
最終更新日 2024.05.18
登録日 2024.05.18
ー蒼い大きな瞳のあの子は、風の精霊を連れて突如僕の心に舞い降りたー
Web小説投稿という趣味に全てを捧げる主人公の高校二年生『風祭 疾斗(かざまつり はやと)』
彼はまるで人気の出ないファンタジー小説を名前すら知らない読者一人のためだけに書き続けていた。
そんな冴えない彼の前に、在り得ない鉄馬(バイク)を操る少女が現れ、人生を揺らし始める。
加えてこれまでただの幼馴染だと思い込んでいた相手の本音を知る事となる。
彼女居ない歴=人生に突然降って湧いた
三角関係
主人公は一体どちらを選ぶのか?
これまでSFファンタジーばかりを執筆してきた筆者が初めて描く恋愛模様(ラブコメ)
一応『性描写有り』としておりますが、露骨な表現は控えるつもりです。
また気まぐれで始めた新連載故、どう転ぶか筆者にも想像出来ませんww
文字数 45,748
最終更新日 2024.11.01
登録日 2024.10.19
高校3年生の木田悠人はそれまで同じクラスで唯一の友達だった佐藤渚紗と違うクラスになってしまう。新しいクラスで孤立してしまった木田を後ろの席の倉本蓮が助けてくれた。と思っていたが倉本は木田のことが嫌いなようだ。倉本は一匹狼のようでクラスメイトみんなに冷たかった。2人の距離は縮まらないまま夏休みを迎えてしまう。深夜、木田がコンビニに向かっていると見た事のない笑顔で誰かと話している倉本を発見。電柱に隠れ2人の様子を見ているとなんと2人はキスをし始めた。驚いた木田は声を出しその瞬間倉本と目が合ってしまう。倉本は木田の方に来ると「誰にも言うな」と言う。翌日からなぜか木田は倉本に絡まれ始める。そこから2人は様々な思い出を通して仲良くなっていくが───
2人のすれ違い続ける思いを描いた恋愛ミステリー小説となっております。
男性同士の恋愛を描いた物語です。性的な描写はありませんが、残酷な描写があります。苦手な方はご注意ください。
※初心者のため誤字脱字がありましたらご教授いただけると幸いです。
文字数 22,998
最終更新日 2025.03.08
登録日 2025.02.11
伯爵家の令嬢であるラティは、悩んでいた。
自分は今19歳…結婚適齢期の歳であるのにもかかわらず許嫁もいない、婚約者もいない、自分と結婚してくれる人がいない…。
そんな中幼馴染みである公爵家次期当主のレイが、21歳になったしとそろそろ結婚してしまいそう…!?
レイは外面はいいし、能力も高い、爵位だって…きっと自分の父とレイの父が親友でなかったら自分たちは出会っていなかっただろう。
幼い頃と変わらず週に何度もレイが自宅にまで来て、自室でお互いの好物であるお酒を飲み会話を交わす…レイに婚約者が出来てしまったらそんな日が無くなることは間違いない。
今まで女の影が無かったことの方がおかしいレイに素敵な婚約者が出来て自分を置いて行く前に、自分が先にと、自分が傷つく前に先に結婚を…!そう、焦っていた。
何度も運ばれて来た縁談。しかしどれも失敗に終わり続け…?
どうして!私のなにが悪いんだ!?…と酒を浴びながら机に突っ伏すラティを見てほほ笑むレイ。
ラティは気づかない。
その縁談を全て白紙に戻している元凶が、目の前で微笑む男だと。
_____
・ふわっとした世界観にどうしてもなってしまうので広い心で見て頂ければ大変ありがたいです。
・誤字脱字等あると思いますが、すみませんがいい感じに読んで頂ければありがたいです。
文字数 26,869
最終更新日 2025.07.24
登録日 2025.07.11
プロローグ『観測者(オブザーバー)』
星々が死に絶えた後、なおも存在し続ける“私”。
肉体も記憶も持たず、それでも何かを見届ける意思だけが燃えていた。
「ここには、まだ“響き”がある。誰かが、それを記録しなければならない――。」
⸻
第一章『忘却の地球(パレオ・ブルー)』
人類が滅びて数億年。地球はもはや青くもなければ、緑でもない。
けれど私はそこに、最後の“声”を聞いた気がした。
「これは、終わりの始まりだった。人類の“証明”は、まだ残っていた。」
⸻
第二章『光の墓標』
太陽は赤色巨星として燃え尽き、地球は呑まれ、そして消えた。
宇宙には、もはや記憶を語る“光”すら存在しない。
「光は死に、闇だけが未来を語る。」
⸻
第三章『静寂の銀河』
銀河同士の重力はほどけ、すべてが孤独に。
万物の引力が“ほどけてゆく”この時代、情報だけが拠り所だった。
「引き寄せるのではない。忘れ去るために、宇宙は広がるのだ。」
⸻
第四章『ブラックホールの囁き』
闇の中心に、記録があった。
それは“彼ら”が最後に残した図書館。すべてを呑み込む記憶装置――
「蒸発のその時、魂の“座標”が放たれる。」
⸻
第五章『虚空の彼方へ』
ブラックホールがすべて蒸発した後、何も残らないはずだった。
だが“ゆらぎ”があった。波打つ無の中に、創造の予兆が。
「なぜ、なにもないのに、わたしは“何か”を感じたのか?」
⸻
第六章『始まりの証明』
再び膨張が始まる。時間も空間も、今まさに生まれた。
だがその最初の“粒子”に、どこか懐かしさを覚える。
「ビッグバンは“偶然”ではない。これは……記憶の回帰だ。」
⸻
最終章『残響の輪廻』
新たな宇宙が目を覚ます。だが私はもう、観測者ではない。
“私”という存在の最後の役目は、この“問い”を投げかけること。
「魂とは、ただの記憶か。それとも、奇跡か。」
文字数 5,962
最終更新日 2025.05.27
登録日 2025.05.27
伯爵令嬢ジェナ・アシュリーは、婚約者である侯爵令息イーサン・ブライトンと仲が悪い。それはもう、周囲から心配されるくらい仲が悪い。
ある日、イーサンと喧嘩をしてやさぐれていたジェナは、林の中で不思議な木に触れた。そして気がつくと――猫になっていた!?
うろたえるジェナ(猫)を抱き上げたのは、不仲な婚約者のイーサンで――?
※他サイトにも掲載
文字数 9,189
最終更新日 2025.07.22
登録日 2025.07.19
高校教師となった杉並透は、現実に疲弊していた。そんな時、有名Vtuberの配信を見て、心を奪われる。
ファンになったVtuberが、昔学校でいじめられていたと知り、自分の学校にもいじめらている女子生徒がいることを思いだす。
その生徒もまた、人気はないがVtuberをしていた。女子生徒は、辛い現実で死んでしまわないように、別世界で生きるためVtuberになった。
そして、女子生徒の配信中、心無い言葉が彼女が襲う。
生きる場所、生きている場所。透は、世界の無情さに向き合いがら、彼女と共に生きていくべき道を模索する。
文字数 24,091
最終更新日 2025.08.03
登録日 2025.07.27
カフェを営む穂積春人は、
“二十四時間を境に人の記憶から消えていく”という不可思議な体質を抱えて生きてきた。
穏やかな日常を守りながらも、世界の片隅で自分の輪郭だけが薄れていく。
そんなある日、春人とは真逆の⎯⎯
“あらゆる出来事を完全に記憶してしまう”男と出会う。
対照的な二人の出会いから、閉ざされていた春人の世界に小さな変化をもたらし、やがて幼少期の記憶に隠された真実へとつながっていく。
過去に閉じていた扉が開いたその瞬間、彼は初めて、自らの未来に手を伸ばすことになる。
※BLタグついてますが、本作はブロマンス寄りで、恋愛関係には発展しません。
※初投稿です。誤字脱字あるかと思いますが、温かい目で見ていただけたら幸いです。
※この話は卒業制作の一環であり、全てフィクションです。
※最終話まで既に執筆済みではありますが、3〜4話毎の投稿予定のため設定上は「連載中」にしています。ご了承ください。
以下、人物設定です。
1、穂積春人(ほづみはるひと)
男性、25歳、175cm、68kg、O型、カフェ店員
年齢相応に見えるタイプ
この世界において24時間を回ると自分に関する記憶が他の人から消えてしまう、誰の記憶にも残ることの出来ない特異体質をもっている。
性格は、比較的落ち着いていて言動がさっぱりとしている感じ。論理的思考型。本当は割と明るい性格の持ち主だが、この特異体質のことから何に対しても諦めてしまうことが多く、知らず知らずのうちに心が疲弊しきっている部分がある。
リアクションは大きくはないが普通にする。本当はよく笑うが、基本は人に期待しない、感情が薄れてしまったところがある。
特異体質に関して、彼自身が使用した物や痕跡自体は残り続けるが、周りは"穂積春人"を記憶することは出来ない。
2、ミカ・ストラウド
男性、30歳、182cm、83kg、A型、小児科医師
年齢よりも若干幼く見えるタイプ
この世界において見たものや聞いたもの、あらゆる事情を記憶することができる特異体質をもっている。
性格は、明るくて気さく。医者の割には普段はのほほんとおちゃらけているイメージが強い。楽観的思考型。冗談なども多いが、生命に関することだけは真面目で医者としての顔を見せる。ちょうどいい距離感を保つのが上手く、人の懐に入るのが得意。怒ると真顔になるタイプで、有無を言わせない圧がある。
特異体質に関して、全てを記憶するため、春人の体質も彼には影響しない。
文字数 51,382
最終更新日 2025.12.17
登録日 2025.12.10
【あらすじ】
相原美咲(32歳)は、残業続きで心身ともにボロボロな社畜OL。
ある夜、彼女のボロアパートのベランダに、剣を持った金髪の美青年が降ってきた。
彼は異世界の第三王子、リオン。
「ここを俺の仮の領土とする。貴様は俺の世話係だ」
居座り始めたリオンは、超ド級の俺様態度。しかし、その正体は……「家事万能なハイスペック主夫」だった!?
魔法で部屋はピカピカ、絶品料理に癒やしのハーブ風呂。
「俺の領民が過労死されては不快だ。さっさと寝ろ」
強引に甘やかされ、リオンに依存し始める美咲。
しかし、彼がこの世界に留まるには致命的な問題があった。
それは「魔力不足」。
魔力を回復する唯一の方法、それは人間との「濃厚な接触(体液の交換)」のみ。
「魔力補給だ、大人しく足を開け。……処女の魔力、余さず俺が吸い尽くしてやる」
献身的な主夫から、飢えた肉食獣へ。
三十二年間守り続けた純潔を、傲慢な王子の愛撫に溶かされていく――。
ボロアパートで繰り広げられる、癒やしと背徳の密室溺愛ファンタジー!
文字数 6,130
最終更新日 2025.12.27
登録日 2025.12.24
主人公・神谷悠斗は、三十七歳で人生を終えた平凡な会社員である。仕事でも私生活でも特筆すべき成果を残せず、何も成し遂げられないまま倒れた彼の胸に残っていたのは、ただ一つの後悔だった。それは高校時代に所属していた野球部で、三年間ベンチウォーマーとして終わったことだった。努力も才能も足りず、試合に出ることさえかなわなかった青春。もしもう一度やり直せるなら――そう思いながら意識を失ったはずの彼は、気がつくと高校一年生の春へと逆行していた。
さらに彼には、人生のやり直しに際していくつかの“特典”が与えられていた。150キロ後半の速球と多彩な変化球を投げられる投手能力、怪我をしにくい身体強化、そして何より他人の心が読める能力である。これらの力を手にした悠斗は、今度こそ高校野球で無双し、甲子園のスターになることを確信する。しかし、実際に野球部に入ってみると、現実はそれほど単純ではなかった。球は速いが投手としては制球や配球、試合の駆け引きに苦しみ、思うようにエースにはなれない。だが心が読める能力によって「次に来る球の予感」をつかめる彼は、打者として驚異的な成績を残し始める。完全な予知ではないものの、なんとなく投球の意図がわかることで、悠斗は次第に四割近い打率と長打力を誇る強打者へと成長していく。
とはいえ、能力だけで野球は完成しない。チームメイトとの関係、監督の信頼、甲子園を目指す強豪校との戦い、そして「野球とは何か」という根本的な問いが、悠斗の前に立ちはだかる。心を読めても、才能があっても、野球という競技の奥深さはそれだけでは乗り越えられないのである。
人生をやり直した男が、かつて叶わなかった夢と向き合いながら、本当の意味で「野球選手になる」とはどういうことなのかを知っていく。これは、能力で無双するだけでは終わらない、二度目の青春と成長の物語である。
文字数 16,707
最終更新日 2026.03.18
登録日 2026.03.18
