「八王子」の検索結果
全体で36件見つかりました。
貞姫は、4歳の春にすべてを失った。甲府の山を越え、叔母・松姫に抱かれて八王子に逃れた幼い日、見上げた空は血の色だった。父・武田勝頼と兄・信勝の最期は語られぬまま、心の奥に焼きついたまま、彼女の成長を静かに支配していく。
家康の命によって高力正長に引き取られ、徳川の庇護のもとで育つも、「朝敵の娘」であることは密やかに囁かれる。
父・勝頼の顔を、貞姫ははっきりとは覚えていない。兄も同様に、記憶は霧のように淡い。だが、父は敗者であった、ということだけは幼いころから知っていた。
その「敗者の影」を背負いながら、彼女は武士の女として品位を保ち、徳川の庇護下で慎ましく生きることを選ぶ。養父も養母も優しかったが、父を語ることはなかった。
ただ静かに、礼儀と節度を守る女として成長していく。
やがて宮原義久に嫁ぎ、ひとりの母となった日、ふと、父と兄が消えた武田の山々が夢に現れる。彼女は己の中にまだ「武田の血」が脈打つのを感じる。
老いの入り口に差し掛かった彼女は、亡き夫の十三回忌を前に、ひそかに甲府を訪れる。かつて火の手が上がったその坂で、彼女は初めて涙を流す――父と兄のために、生き残ったことへの贖いとして。
文字数 19,086
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.05.31
大正時代の日本。主人公は東京の学校に通う学生。東京府内でもまだ緑が生い茂る南多摩郡八王子町の地主の家で育つ。両親と血が繋がっていない事を気にしている一方で、自分が錦野家に引き取られてから、水にまつわる不思議な出来事が起きている事を気にしていた。ある出来事をきっかけに、迦楼羅(かるら)と出逢う事となる。自分が酒呑童子の娘であり、その祖先が水神・八岐大蛇だと知る。そして、先の世から来たという迦楼羅(かるら)と共に、日本各地に存在する天狗を探す旅に出るのであった。
登録日 2016.04.17
戦国時代の終わり、赤い曼珠沙華の咲く廃城を行く若者がいた。
小田原北条氏最大の山城、悲劇の城となった八王子城が舞台の青春譚。
<主な登場人物>
八王子城下の刀鍛冶の少年・榧丸(かやまる)
元刀鍛冶で足軽の竜(後に竜之介と改名)
北条氏照の養女・波利姫(はりひめ)
※八王子城は北条氏照(三代当主・北条氏康の三男)によって築かれた小田原北条氏の支城。
1590年(天正18年)6月23日、豊臣秀吉の東征軍で、北陸と信濃の大名たち(前田利家、上杉景勝、直江兼続、真田昌幸ら)による北陸支援隊三万五千の軍勢により攻め落とされる。
★史実の流れに沿ったフィクション、中編小説です。
文字数 67,565
最終更新日 2022.06.22
登録日 2022.05.06
主人公・村崎薫子(むらさき かおるこ)はホテルの一室で目を覚ます。なぜか全裸で。
そして隣には『営業部の王子様』、八王子秀一(はちおうじ しゅういち)が寝ていて……!?
八王子の秘密は、匂いフェチであること。
そして薫子の秘密は、声フェチであること。
八王子は薫子の匂いが好きで、薫子は八王子の声が好き。
酔った勢いでホテルで一夜を過ごしてしまい、なりゆきで付き合うことになってしまったが――?
営業部のイケメン先輩と、経理部の普通女子の甘々大人向け恋愛小説。
【※注意※】R-15程度の性描写があります。
文字数 27,926
最終更新日 2021.05.06
登録日 2021.04.24
Web小説で本格時代小説を……。
新選組が結成されるはるか前、永倉、土方、斎藤は、すでに出会っていた。幕末を駆け抜けた男たちの青春が交差する。
永倉新八の前半生の詳細は、ほとんどわかっていない。自身による短い記述のほかは、なにひとつソースが存在しないからだ。その空白部分を、史実をちりばめながら、嘘八百のエンターテイメントで再構成するのがこの物語のテーマである。
歴史の空白部分に、架空の事件を織り交ぜつつ、要所は史実で固めた新しいタイプの時代小説。目指すは『鬼平犯科帳』のような、直球ど真ん中のエンターテイメント時代小説だ。
登場人物、時代背景、事件は、なるべく史実に則して、その他大勢の登場人物にも、なるべく実在の人物を配している。架空の人物についても、時代背景から逸脱しないよう心がけた……つもりだ。
また、一般的には、ないがしろにされ、あまつさえ侮蔑の対象とされている清河八郎、根岸友山といった人物を、きちんと描いてゆけたら。と、考えている。
時代考証、武術考証、地誌については、とくに注意をはらい、府中、立川、日野、八王子、五日市などの郷土資料館、図書館に通いつめ学芸員さんや司書さんには、大変お世話になった。村絵図など、貴重な史料を見せていただいたことに感謝する。八王子の郷土資料館で写させていただいた当時の絵図は、舞台設定の基本資料として、活用させていただいている。
また、なるべく実際に現地に足を運び、登場人物と同じ道を歩いてみた。日野や甲州道中などは数十回通っているが、間違っていることもあるかもしれない……。
もちろん、女子高生がタイムスリップしたり、現代剣道のチャンプが幕末の志士より強かったり、気がついたら転生してたりしないし、新選組隊士のなかに女の子が紛れこんでいるのに誰も気がつかない……などという、ファンタスティックな出来事も起こらない(それを否定するわけでは決してない。どんな物語があってもよいのだ)。
この物語に出てくるのは、我々と同じように、悩み苦しみもがき、それでも自分の信じる未来に、真剣に向き合う男たちである。
以前、エブリスタではじめた話だが、8割方書きあげたところで放置しているうちに、パスワードを失念。ログインできなくなり、そのまま放置するのは惜しいので、現在サルベージしながら(酷い文章に辟易しつつ)推敲作業ならびに、大幅な加筆修正ををすすめている。
なお現在カクヨムでも更新中。
文字数 247,136
最終更新日 2019.05.14
登録日 2019.02.22
形見の赤い石を巡って、様々な思惑が交錯する日々が幕を開ける。
現代(2013年東京・八王子市)を舞台にした宝石擬人化バトル&アクション作品です。
*紅(ヒロイン)視点
★抜折羅(ヒーロー)視点
他、状況に応じて視点が変わります。
※カクヨムにて先行公開中(タイトル『タリスマン*トーカー』)ですが、アルファポリス版はR-18シーンを含む完全版(現時点での)になります。
※性描写注意/A キス/B 前戯相当アリ/C 挿入アリ(?)
※暴力描写注意/♭暴力描写注意/♯流血描写アリ
(表示できる記号が少ないので……苦笑)
(ジャッジは厳しめにしました)
【キャラの応援をいただけたら、SSを書き下ろします】
※注意が必要かなと思われる点としては……
・現代日本(2013年東京都八王子市)が舞台ですが、なんでもありなライトファンタジーです。
・逆ハーレムで、それぞれのヒーローとキスよりちょっと先までのイベントがあります。
・モブにアレコレされるシーンがあります。
・流血あります。四肢が吹っ飛ぶことはありませんが、割と瀕死になります。
そんなところでしょうか。
応援コメントは常にお待ちしております。
※2017.08.09 大衆娯楽からキャラ文芸にカテゴリを変更しました。
番外編追加。
番外編単体だけで楽しめるように書いたつもりなので、長い本編を読む前に雰囲気を掴みたい場合は番外編からお読みください。
小説ではなく脚本風の作品には【脚本風】をつけました。
いつか漫画で描きたい。
文字数 492,514
最終更新日 2018.03.16
登録日 2017.06.20
気が付けば、3カ月後の「今」にいた。
しかも、男とベッドインの最中だった――
俺――信良木 文(しらぎ あや)は、彼、八王子 響(はちおうじ ひびき)と恋人同士なのだと言う。
それは、信じられない『3カ月間』の始まりだった。
俺は、あと何回『3ヵ月間』を繰り返せばあいつを助けられるのだろう――
ループものBL小説です。
文字数 156,819
最終更新日 2016.12.31
登録日 2016.12.27
時は2023年3月、所は東京都八王子市のとある住宅地。
路地裏の一際ぼろっちいアパートに、父が失踪した後、貧乏な暮らしを凌ぐ母と兄妹がおりました。
いつもハラペコの妹・早苗は誕生日プレゼントに大きな菓子パンをねだり、兄・達樹と一緒に街へ出ます。
一時の楽しい冒険を楽しむはずが……
何時の間にか二人は、普段決して寄り付かない『夜の街』の領域へと足を踏み入れてしまいました。
そして、お菓子の家に似た装飾のラブホテルへ母・良枝が見知らぬ男と入る姿を目撃してしまったから、もう大変。
早苗は母を追いかけてチョコチョコ走り出し、達樹は母の行動にショックを受けつつ、何とか妹を止めようと悪戦苦闘します。
あれはお母さんじゃない。実は、悪い魔女なんだ。
昔、読んだ童話「ヘンゼルとグレーテル」を思い出し、咄嗟の作り話で何とか妹を説得する達樹でしたが、彼のその日の苦労は、まだ始まったばかりだったのです。
エブリスタ、小説家になろう、ノベルアップ+にも投稿しております。
文字数 12,696
最終更新日 2023.04.15
登録日 2023.04.10
