「ほしかった」の検索結果
全体で64件見つかりました。
平凡な少女には普通の未来があるはずだった。
ある晩、赤く染まった美女と出会った奏(かなで)。食わされたモノのせいで、普通ではなくなってしまった体と心。そして“みんな”の存在を知った。
感じたことのない激しい衝動に突き動かされ、奏は今までの人生では想像に及ばない残酷な世界に身を置かざるを得なくなる。自分のせいで人が傷つき、家族にさえ会えず、頼れる者もいない。加えて、この感情は自分のものなのかも分からず、苦しみ、泣けず、死ぬこともできない。
そんなつらい時、寄り添ってくれた人がいた。偽りの生活だとはわかっていたけれど、短くもあたたかい日々に癒され、奏は自分の心を信じることができるようになる。
その人を守るため、みんなを守るため、奏は王になることを選んだ。それは決別を意味していた。
ただ生きていてほしかった。決して戻ることはできない。でも後悔はしていない。
そして二人は再会する。あの時のように触れることは叶わないけれど、もう一度だけ――――
という平凡な女子高生がバンパイアの王さまになる話を、主人公主観であえて軽い口調で語る台詞のない短編です。ぜひ想像を膨らませてお読みください。
タイトルとあらすじを非常に今さらですが変更しました。
登録日 2018.02.21
ある少年は生まれついて体が弱く、そのうえ病気持ちだった。
家にいる時間よりも病院にいる時間の方が長い彼の人生における数少ない娯楽は、窓の外の景色を眺めることと、映画を見ることだった。画面の向こうでは優秀なエージェントたちが華麗なアクションシーンとともに活躍し、超能力を操るモンスターや炎をはくドラゴンが自由に動き回っていた。幼い彼はその姿に憧れ、「いつか自分も」、と強く想うようになる。しかし13才になった彼は残酷な現実を知ってしまう。
映画の世界はフィクションなのだ、という現実を。
夢を失った彼は段々と無気力になっていき、そのまま持病をこじらせて死んでしまう。
もっと強い体がほしかったという強い想いを抱きながら。
――目が覚めると彼はドラゴンだった。
それも強靭な体を持つことで有名なアースドラゴンと呼ばれる種族だった。
しかし生まれ変わった余韻に浸る間も無く、なぜか母親らしきドラゴンに投げ捨てられてしまう。着地したのは、帝国の学会から嫌われて大森林に隠居した若い賢者が、丹精込めて育てている作物が生い茂る畑の真上だった。本来一人で大人になっていくはずだったドラゴンは、一人の若い賢者と出会ったことをきっかけに、本来出会わなかったはずの多くの他者と知り合い、知らなかったことを数多く学び、通常のドラゴンとは全く異なる感性をもって育つ。そんなドラゴンに影響を受け、若い賢者も自らの姿勢を省みるようになる。これはそんな一人と一匹の冒険譚の一部である。
※賢者視点、ドラゴン視点が切り替わりながら話が進んでいきます
※ドラゴンの成長は指数関数的にものすごくなっていきますので、最初は成長率が微妙です。ご了承ください。
文字数 63,651
最終更新日 2022.02.13
登録日 2022.01.30
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菜美は毋が嫌いだった。
菜美は母譲りの地味な容姿が嫌いだった。
せめて父のキラキラを少しはわけてほしかった。
そんな彼女が巻き込まれたのは異世界召喚に魔王討伐。
文字数 11,474
最終更新日 2021.09.07
登録日 2021.09.03
「もう一度、その声で 私の名前を呼んでほしかった」
携帯の先からは、海外に旅立った徹の声が聞こえてくる。明日香はその声を聴きながら、思い出を辿る。
遠距離となった恋人達の、少し変わったラブストーリー。
文字数 3,072
最終更新日 2023.04.08
登録日 2023.04.08
文字数 592
最終更新日 2017.07.09
登録日 2017.07.08
時事ネタです。
結構、真面目に書いたつもりなので(どこが?)、大人はもちろん、未来を背負う若い人も、読んでほしかったりして。
読後、普段、宴に参加していない方も、参加したい気分になるかも。なってくれるといいな。
※喫煙を勧める意図は一切ございません。
文字数 2,971
最終更新日 2021.10.19
登録日 2021.10.19
引きこもりの大学3年生だったコミュ障は、ある日突然異世界転生してしまう。
転生もの定番のチートスキルは手に入ったものの、コミュ障なので異世界行ってもツライです!?ほんとはコミュニケーションスキルがほしかった!!
コミュ障が経験を積み、常人並のコミュニケーションスキルを得る、得れたら良いな。そんなお話。
文字数 4,353
最終更新日 2020.12.29
登録日 2019.02.26
「放蕩公爵と、いたいけ令嬢」続編となります。
この話のみでも、お読み頂けるようになっております。
公爵令嬢のシェルニティは、18年間、周囲から見向きもされずに生きてきた。
が、偶然に出会った公爵家当主と愛し愛される仲となり、平和な日を送っている。
そんな中、彼と前妻との間に起きた過去を、知ってしまうことに!
動揺しながらも、彼を思いやる気持ちから、ほしかった子供を諦める決意をする。
それを伝えたあと、彼との仲が、どこか、ぎこちなくなってしまって。
さらに、不安と戸惑いを感じている彼女に、王太子が、こう言った。
「最初に手を差し伸べたのが彼でなくても、あなたは彼を愛していましたか?」
◇◇◇◇◇
設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
それを踏まえて、お読み頂ければと思います、なにとぞ。
R-Kingdom_9
他サイトでも掲載しています。
文字数 243,004
最終更新日 2023.02.08
登録日 2023.01.19
可愛くてスタイル良くて頭が良くて運動ができて性格もよくて完璧な川崎環奈。
だが…………
「なんで???あいつ?」と誰もが思うほど環奈の好きな人は地味な幼なじみ、宮本蓮斗だった。
それも、影で付き合ってるという噂まである。
きっと、宮本がデタラメを流しているんだろう…と誰もが思っていたけど…
まさかの、、、
川崎環奈が宮本蓮斗にベタ惚れだった。
それに、2人は噂通り付き合っていた。
だが、特に話す様子もないし、ほんとに付き合ってるのか?と疑うのも当然だった。
だが、環奈を見ればいつだって真っ赤な顔しながら宮本を目でおっており、嬉しそうに見つめている。
でも、宮本の方はこんなかわいいくてモテる人が彼女だったら、不安で仕方ないだろう。
なのに、宮本は特に気にしていない。
ほんとに宮本は環奈の事が好きなのか?という噂がながれて、、、
環奈は、とっても不安になり、仲のいい男友達に相談する。
すると、ヤキモチ妬くかどうか検証してみよう。となり、、、
さぁ、宮本は、ほんとに環奈のことが好きなのか??
文字数 27,970
最終更新日 2020.10.01
登録日 2017.07.10
こうした場で、どなたに宛てるともない個人的な報告をするのは少々ルール違反でしょうか。私はただ、自分の過去にのこるアザのような、恥ずべき誤りを語り捨てる機会と場所がほしかったのかもしれません。しかし動機はどうあれ、これは私がある日立ち止まり、足元に小さな教訓を見つけた物語です。(冒頭より)
文字数 2,098
最終更新日 2015.08.20
登録日 2015.08.20
きみだけに贈る物語。
それ以上でもそれ以下でもない。
これは僕が小6から綴り続けていた。本当はきみに見てほしかったけど、これを機に他の人にも見てほしくて。何年もの間、どれほどきみを想っていたのか。一日一日を大切に過ごしていたかった。そんな思いを込めて。
またきみに逢えるなら、感想を聞かせてよ。多分駄作だけど。
文字数 549
最終更新日 2024.04.22
登録日 2024.04.22
登録日 2014.08.01
君が、誰かに傍に居て欲しいと思った時に一番に浮かんでくれたらいい。
時間なんて考えないで、呼び出して。
誰かに居てほしかったと言われるだけでいい。
これ以上の距離は望まないから。
ただそういう存在でありたいと、我が儘をいってもいいですか。
* * * * *
高校時代に知り合った須田夏撫は、相川紘美の友人だ。
彼は紘美に自身の気持ちを告白した。
けれど世間一般のように付き合いたい訳ではないという。
どういう訳なのか全くわからないまま、紘美はずるずると都合の良い友人として過ごしてきたが……?
6話でひとまず完結です。
(カクヨム、ノベマ!にもあります)
文字数 26,260
最終更新日 2021.04.11
登録日 2021.04.01