「今日」の検索結果
全体で9,464件見つかりました。
「好きだ」——先輩・瀬名柊吾に告白されてから、もう半年。
日向奏汰は今日もかわすことができなかった。
うるさい。気持ち悪い。近づくな。
そう言いながら、気づけば側にいる。
先輩のコーヒーの好みを覚えていて、傘を忘れたときに差し出してしまって——
「迷惑です」と言いながら、手を振り払えない。
これは溺愛されて困っているだけの話のはずだった。
——のはずだった、のに。
文字数 18,124
最終更新日 2026.07.11
登録日 2026.05.19
理不尽な生贄として村を追い出されたリューナ。
死ぬ気なんてさらさらない彼女は、村に戻らずたくましく生きていこうと誓う。
森を彷徨い、辿り着いた屋敷で出会ったのは、悪魔のような住人と現実離れした妖精たち。
だまし討のような契約で、彼女は魔女を志すことになるが、教える気皆無の暫定師匠は、今日も図書館に引きこもる。
トラブル続きの屋敷で、彼女が平穏をつかむ日はくるのか。
そんな感じに迷走していくお話です。
カクヨム、ノベルバにも掲載中です。
文字数 15,982
最終更新日 2021.02.18
登録日 2020.01.29
「おにぃ、もう昼早く起きて」
「あい」
「あと、スイカ食べたい。ダンジョン行ってきて」
「え……」
重度のシスコン探索者である相原奏は今日も愛する妹、聖のためにダンジョンに潜る
※カクヨム様でも掲載させて頂いております。
文字数 38,866
最終更新日 2023.10.17
登録日 2023.07.05
爽やかな晴天の夏の日、私は一人、とある地方集落のローカル線の新駅に降り立った。田んぼの中を真っすぐに走っている無電化の狭軌軌道は、日本の原風景と言えるような鄙びた眺めだ。そして、私にとって最も馴染みのある眺望の一つだった。
正確には、その風景の半分はと言うことになる。その駅の周辺には住宅地開発の計画があり、東口は既に土木工事が行われている。小さな駅前広場と、そこに隣接する駐車場、コンビニエンスストアの予定地の他は、なんの変哲もない地方の住宅地である。ダンプカー2,3台とブルドーザーが砂埃を立てながら工事をしている。他に目立つものはなく、青い空の下には、夏らしいくっきりした白い雲が緩やかに風に流され、時より風が強まると稲や雑草の葉擦れの音が聞こえる程度である。
今日、私がこの駅に降り立ったのは、他でもなく、西口で開発に反対している地権者の説得のためである。村役場に採用されてから十数年、用地係だけでも六年目で用地係長となった私は、周囲からの信頼も得て、交渉事も一人で行うようになっている。しかも、この地は私の地元で、周辺の田んぼは幼い頃の思い出の遊び場だ。
西口は未だ工事に着手できておらず、田んぼはそのままだったため、私はいつものように、田んぼ外れの里山のふもとにある地権者の家まであぜ道を歩いて行くこととした。
もう、この地権者の家に来るのは何回目だろうか。そして、最初は強行に反対していた老爺が、前回言ったことを思い出していた。
「わしゃあ、この年までずっとここで生まれ育っての、役場の決めた計画に反対する気はなかったんだども、どうすても賛成はできねくての。亡くなったかかと一緒に手入れした田んぼが思い出なんじゃ。どうせすぐにかかのところさ行くだろうから、せめてそれまでの間、待ってくんなし」
その言葉を聞いたとき、私も妙に得心してしまった。そう言えば、幼い頃にこの田んぼでドジョウ掬いをして遊んでいた頃、この風景を壊すものは許さない、自分がこの田舎を守るなどと幼心に決意したことを思い出す。そんな私が用地係とはなんとも皮肉なものだ。
あぜ道わきの水路に目をおとすと、キラキラした水面の下に太ったドジョウが数匹逃げ泳いで行ったのが目に入った。朝晩にはカエルの鳴き声もうるさいだろう。ふと、幼い頃の私が、真っ黒に日焼けして、泥んこになりながら、手持ちの網を片手に振り上げ、ドジョウがいたぞと友だちに向かって大声を出している姿が見えた気がした。
地権者の家についたときには、これまでの悩みもふっ切れ、近所の悪ガキだったことを白状し、田んぼの思い出話でも聞かせてもらえればありがたいと思うに至っていた。
登録日 2024.03.02
2030年の12月25日。普通ならクリスマスで外は大騒ぎのはずなのに人がほとんど外にいない。そしてこれはクリスマスだけの話ではなかった。今の日本は外を出歩く人がかなり減少した寂しい国と化していた。理由はゲーム機。アメリカの大手電子機器メーカー、グレープフルーツ社が開発に成功した今流行りのゲーム『VRMMO』。画期的なゲームに世界中が魅力され、皆バーチャル世界に旅立って行く。
旅に出るのは娯楽として問題無い。でも中々みんな現実に帰ってこない。
バーチャルゲーム廃人が多発した現在の日本は経済が立ち行かなくなってしまっている。
それを危惧した日本政府は新たな組織を発足する。その名も『VRMMO対策課』。ゲーム廃人になれなかったおじさんたちで構成されたその組織はゲーム廃人を社会復帰させる努力を続けている。
そんな中、とある事情で国家公務員となってしまった元清掃員の柏木秀介。
ゲーム?VRMMO?、なんじゃそれと思いながらも日夜VRMMO対策課の仕事に励む。
リアルよりバーチャルにのめり込んでしまっている廃人たちを元に戻すため、柏木秀介は今日も1日愉快な仲間たちと仕事に向かうのであった。
柏木秀介の仕事、それはVRMMOをやってる奴の自宅に潜入して、やってるゲームを直にモニターで鑑賞すること。……遊びじゃないよ、仕事だよ。
VRMMOを楽しむことが当たり前になっている世の中にゲームがよくわからないおじさんたちが一石を投じる。
時代に乗れないおじさんたちのドタバタ世直し奮闘録。
フルダイブ型のゲームなんかやってたら、俺たちがお前の家に行ってやるからな!
文字数 24,649
最終更新日 2025.02.19
登録日 2024.04.03
簡単に自己紹介をしておこう。
俺は、高校生だ。確かに、親父に騙されて、会社の取締役社長をやっているが、俺だけしか・・・いや、幼馴染のユウキも社員になっていた・・・と思う。
俺の親父は、プログラマとしては一流なのだろうが、面倒なことはやらないとという変わり者だ。
そんな親父に小学生の頃から、プログラムやネットワークやハードウェアの事を叩き込まれてきた。俺が望んだと言っているが、覚えているわけがない。
俺が、パソコンやネットワークに詳しいと知った者からお願いという名の”命令”が届くことが多い。
プログラムを作ってくれとかなら、まだ話ができる。パソコンがほしいけど、何がいいくらいなら可愛く感じてしまう。パソコンが壊れた、辺りの話だと、正直何もできないことの方が多い。
嫌いな奴が居るからハッキングしてくれや、元カノのスマホに侵入してくれ・・・犯罪な依頼も多い。これは、”ふざけるな”断ることができるので気持ちが楽だ。それでも引き下がらない者も多い。その時には、金銭の要求をすると・・・次から話にも来なくなる。
でも、一番困るのは、”なんだだかわからないけど動かない”だ。俺は、プロでもなんでもない。
ただただ、パソコンが好きで、電脳世界が好きな”一般人”なのです。
そんな”一般人”の俺に、今日も依頼が入ってくる。
文字数 362,281
最終更新日 2020.07.31
登録日 2018.08.11
文字数 3,835
最終更新日 2018.09.21
登録日 2018.09.16
2050年型VRゲームソフトの中でも特にクレームが多かったR18ソフトの認定アドバイザーの資格を持つ僕は、初回トラブル時の無料出張サービスで来る依頼を日々こなすため、今日もお客様のお宅へ訪問していく。
性にまつわる内容が多いため、ゲーム内で比較的エッチなシーンがありますが、仕事の一環でもありますので、頑張ります。
文字数 32,892
最終更新日 2024.05.21
登録日 2024.04.27
この度、七度目の異世界召喚を体験しました。
勇者召喚に巻き込まれた『一般人』です。
正直、面倒だよね。自分の世界でもないのに救うとか。慈善事業じゃないってのに。
勇者という“名誉”も“地位”もほしくないし、もらってもドブに捨てるわ。
え、勇者じゃない? 巻き込まれただけ?
よしっ、自由気ままに――遊べねぇ。なんでこんなに問題事が多いんだよ、この国は。
そんな屈折した思いを内心で噛み締め、空気な勇者を陰で見守りつつ、『一般人』上内真人は今日ものんびりと過ごす。
王道も邪道も関係ない、我が道をマイペースに突き進む捻くれ者がなんやかんやで色々と頑張る異世界冒険譚。
失ったものを取り戻す旅がはじまる――
登録日 2016.01.30
名前なんて、なんだっていい。
帰る場所だって、とりあえず雨風がしのげればそれでいい。
一ヶ月だけ暮らすことになった古びた民家。薄暗い廊下、くたびれたベッド、似合わないピンクのテーブル。曇り空を眺めながら煙草を一本吸ったら、また今日が始まる。
車に揺られて仕事へ行って、終わればだらだらして、腹が減ったら何か食べる。そんな毎日の途中で、いろんな女の子に出会った。
よく喋る子。笑わない子。寂しがりやな子。どこか遠くからやってきた子。名前しか知らない子。
一緒にいる理由なんて特にないし、いつまでいるのかもわからない。
煙草の煙みたいに、なんとなく出会って、なんとなく消えていく。
フーテンノラちゃんと女の子たちの、少しだけ気怠くて、少しだけさみしい日々の話。
文字数 30,512
最終更新日 2026.10.05
登録日 2026.09.21
2000年秋。
家庭用パソコンとインターネットが、少しずつ一般家庭へ広まり始めた頃。
高校二年生の黒瀬直人は、深夜の匿名掲示板で奇妙な噂を目にする。
「最後まで見たら、変なポップアップが出るサイトがある」
興味本位で貼られていたURLを開いた直人。
黒い背景。
意味のない数字。
壊れた画像。
誰が作ったのかも分からない古びたウェブサイト。
そして、ページを閉じようとした瞬間。
画面中央に小さなウィンドウが表示された。
かならず実行してください。
そこにあるのは、
[はい][いいえ]
二つのボタンだけ。
「いいえ」を押せば、前のページへ戻される。
何度押しても。
何度閉じようとしても。
最後に直人は、苛立ち半分、好奇心半分で――
「はい」
をクリックしてしまう。
翌朝、デスクトップには見覚えのないテキストファイルが作られていた。
午前2時17分までに
部屋のカーテンを閉めてください。
かならず実行してください。
これは警告なのか。
命令なのか。
それとも――
何かを完成させるための「手順」なのか。
インターネット黎明期に存在したと噂される、記録の残らないウェブサイト。
そのページを最後まで見てしまった人間には、今日も「実行項目」が届けられる。
文字数 20,875
最終更新日 2026.10.03
登録日 2026.10.03
文字数 45,504
最終更新日 2021.11.27
登録日 2021.02.06
バイク事故により17歳で命を落とした少年『カメ』は、死神バイトとなって幽界に留まっていた。
「さんざんバカやったからなー」
死神バイトとは、正規の死神の補佐として死んだ人間の魂を獲り、徳を積む羽目になった人間のことである。
「徳の還元率はたったの1%。ポイント増量中とかねぇのかな」
オーモノの魂を獲るために下界に降りた『カメ』は、『チカ』という女子高生と出会う。
「これがさー……」
うるさいな、さっきから!!
こっちったぁ真面目に紹介してんだよ!
ゴン!☆彡(←ゲンコツ)
「痛ってぇなー。読んだら分かるじゃねぇか」
読んでもらうための紹介だっつーの!
……と、こんな死神バイトと少女の、不思議な交流の物語です。
※表紙は「お兄さんキャラデザ練りメーカー」で作成しました。
文字数 22,886
最終更新日 2022.08.11
登録日 2022.07.31
猫の日企画☆
猫大好きな安曇さんは、属性もネコっぽい人。今日も今日とて仕事に励みつつ、猫カフ
ェを訪れて癒やされるのを日課としている。
そんなある日、終電を逃した安曇さんは、突然現れた見知らずの青年から『俺を飼ってくれませんか?』と言われてしまうが……。
ネコ属性の安曇さんを囲ってしまいたくて、実行に移した蘇芳さんのアレコレ。
受け視点です。
文字数 12,320
最終更新日 2023.02.24
登録日 2023.02.22
〚あらすじ〛
一見しっかり者の露葉さんは、どこか抜けてる!?ほぼコメディー、たまに感動(?)のぼのぼのな日常。
〚登場人物〛
露葉梨乃(つゆはりの)
・どこか抜けている天然で明るい女子
・ダイナミックかつ大雑把
・家庭科部所属
有栖川美空(ありすがわみく)
・梨乃をサポートする女子
・梨乃依存症で梨乃がいないと逆に不安
・吹奏楽部所属
石見蓮也(いしみれんや)
・美空の事が好きな男子
・美空の前では緊張しすぎて石の様に固まる
・サッカー部所属
沖津魁星(おきつかいせい)
・唯一の常識人
・苦労人
・サッカー部所属
氷上詩織(ひかみしおり)
・4人の担任
・教科担当は古文
・存在感がなさすぎる
長編としていますが、それぞれの章だけで読めるようになっています。気になる話からどうぞ!
文字数 17,753
最終更新日 2026.02.15
登録日 2024.10.25