「明治」の検索結果

全体で464件見つかりました。
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歴史・時代 完結 長編
 時は幕末。和裁士の女・ヌイは、亡くなった父の借金を肩代わりすることになった。  ヌイは、父の遺言『世界を縫え』の意味を探すため、一通の手紙を頼りに横浜へ渡る。  英国人女性クレアの洋裁店で、和裁の技術を活かしながら洋服を縫い始めたヌイは、通詞を装う謎めいた青年・慶一郎と出会う。  日本と英国が衝突していく中、勝海舟や坂本龍馬との交流を経て、ヌイは和と洋の在り方を考えるようになる。  やがて、明治という新時代の波に揉まれながらも、ヌイは夢に向かって、一針一針を積み重ねていく。  これは、針一本で世界を縫った女の物語。
文字数 117,947 最終更新日 2026.05.30 登録日 2026.05.28
歴史・時代 完結 長編
明治。死んだはずの新選組十番隊長・原田左之助は、大陸の租界・上海にいた。 その傍らには、京都新選組時代の諜報に利用し、奇怪な家伝の秘薬の副作用で、あたかも妖のような幼い子供の姿となってしまった、異能の元新選組監察・山崎烝。 二人は偽りの「実業家 松山誠親子」として暮らしながら、大陸の租界を彷徨い、謎を追う── 洋装で槍を振るいつつ【坂本龍馬殺害】の濡れ衣に追われる原田。 大人の意識を保ち、手には異能の武器「鍼」、推理に鋭い頭脳を働かながら、肉体が少しずつ幼くなっていく恐怖に怯える山崎。 租界都市・上海からサイゴン、漢口。 そして天津での「ラスボス対決」へ。 果たして彼等2人を追うラスボスとはいったい誰なのか? 過去の史実エピソードやアクション、ミステリー要素を含めた新選組の生き残りたちが辿る、歴史伝奇冒険譚! 永倉新八、土方歳三も登場。 19世紀 異文化グルメも! 完結済。
文字数 134,567 最終更新日 2026.05.30 登録日 2026.05.30
歴史・時代 連載中 長編 R15
明治。 蝦夷共和国が独立し、新撰組が生き延びた、ifの世界である。 土方歳三は新撰組を再起せんとして、かつての隊士達を募る。 然して武蔵国からは、陰謀渦巻く黒幕の影が揺れるーーー。 本作品は、従来の新撰組作品より、より史実に近づけて彼らを追って行くものである。 ※登場人物の性格、設定などは、史実と違う場合があります。 あらすじこれにて壬生狼チャンバラ、次なる死合いや誰ぞ知る。
文字数 228,836 最終更新日 2026.06.25 登録日 2026.05.07
歴史・時代 完結 長編
明治五年、東京府。「天保の妖怪」「蝮の耀蔵」と恐れられた鳥居耀蔵甲斐守こと胖庵のもとを邏卒総長、川路利良の命を受け、中村正道が訪れる。 「はっきり申し上げる。『鳥居の遺産』なるものを政府に提供していただきたい。これはお願いではありませんぞ?」 長きにわたる二十三年の幽閉から解き放たれた老人、胖庵と若き邏卒、中村。 価値観も考え方も何もかもが嚙み合わない二人が互いに何を思う? 『遺産』を巡って襲い掛かる賊との戦い。 胖庵ーー鳥居耀蔵にとって最後の事件。 邏卒ーー中村正道にとって忘れられぬ出会い。
文字数 100,712 最終更新日 2026.06.08 登録日 2026.04.30
歴史・時代 連載中 長編 R15
幕末から明治。捨て子だった主人公の梅乃が、吉原遊郭に拾われる。個性満載の梅乃は、子供(禿)から育っていき様々な事件や問題を正面からぶつかっていく。当時の花魁、玉芳や多くの人からの寵愛を受けて、やがて花魁になっていく成長物語。
文字数 374,450 最終更新日 2026.06.27 登録日 2026.04.18
歴史・時代 連載中 長編
 私の先祖は日露戦争の奉天の戦いで若くして戦死しました。 日本政府の定めた徴兵制で戦地に行ったのでした。  日露戦争が始まったのは明治37年(1904)2月6日でした。  帝政ロシアは清国の領土だった中国東北部を事実上占領下に置き、さらに朝鮮半島、日本海に勢力を伸ばそうとしていました。  日本はこれに対抗し開戦に至ったのです。 ほぼ同時に、日本連合艦隊はロシア軍の拠点港である旅順に向かい、ロシア軍の旅順艦隊の殲滅を目指すことになりました。  ロシア軍はヨーロッパに配備していたバルチック艦隊を日本に派遣するべく準備を開始したのです。  深い入り江に守られた旅順沿岸に設置された強力な砲台のため日本の連合艦隊は、陸軍に陸上からの旅順艦隊攻撃を要請したのでした。  この小説は第12回歴史・時代小説大賞のエントリー作品です。  どうか皆様のご支援をお願い申し上げます。  また、この作品を最後までお読み頂き、皆様のお役に立てれば幸いです。  蔵屋日唱
文字数 275,299 最終更新日 2026.06.22 登録日 2025.10.24
歴史・時代 完結 短編
 明治三十七年、日露戦争。  大日本帝国とロシア帝国は、朝鮮半島と満州をめぐる利権と安全保障を背景に、ついに戦火を交える。  日本軍の前に立ちはだかったのは、ロシア帝国が誇る近代要塞・旅順。  機関銃、鉄条網、砲撃、コンクリートに覆われた陣地。そこは、兵士たちをすり潰すための巨大な機械であった。  北海道から動員された第七師団歩兵第二十七連隊の一等卒・木嶋は、同じく一等卒の川上、上官の石橋伍長らとともに、旅順攻略の要衝・二〇三高地へ向かう。  戦争の背景も、作戦の必要性も、彼らには遠いものだった。  ただ命令に従い、機関銃と砲弾にさらされ、倒れた仲間を踏み越えて、あの鈍色の丘陵を目指す。  これは、戦争という理不尽に呑み込まれながらも、懸命に生きようとした一等卒たちの物語。  彼らが目指した鈍色の頂(いただき)。  その果てに何があるのかも分からぬまま。 《補足》  本作では物語上の都合により、史実の一部に脚色を加えております。あらかじめご了承ください。 《参考資料》 ・国立公文書館アジア歴史資料センター 日露戦争関連資料 ・防衛省防衛研究所 日露戦争関連資料 ・外務省『日本外交文書』第37巻・第38巻 別冊「日露戦争」 ・その他、日露戦争、旅順攻囲戦、二〇三高地に関する公開資料
文字数 26,970 最終更新日 2026.05.31 登録日 2026.05.23
歴史・時代 完結 短編
明治維新の英雄・西郷隆盛は、生涯一枚も写真を残さなかったと言われる。 薩摩藩御用達の写真師・有村シノは、西郷の姿を一枚でも後世へ残そうと願う。しかし西郷は頑として撮影を拒み、温泉や山野を巡るうちに、二人は少しずつ心を通わせていく。 やがて時代は大きく動き、西郷は東京へ、そして鹿児島へ帰る。写真に人の生きた証を残したい女と、名を残すことに執着しない男。 西南戦争の果て、シノはついに西郷の最後の願いと向き合うことになる。 写真に写るもの、そして写らないものを描く歴史時代小説。
文字数 15,167 最終更新日 2026.06.22 登録日 2026.05.31
歴史・時代 完結 長編 R15
黒谷秀介は江戸の頃、代々同心を務めてきた名誉ある黒谷家の長男である。だが、幕末を経て、明治9年を迎えた東京ではその肩書きは何の意味もなさない。されど、発足されて二年が経つ東京警視庁の巡査として、治安維持にまい進していた。 だが、戊辰戦争が終わったとはいえ、各地では反乱士族による事件が後を絶たず、秀介のもっぱらの任務は不穏な動きを見せる士族達の取り締まりばかり。日々、西洋化が進む東京に戸惑いつつ、秀介は何とか現状を受け入れようともがいていた。そんな中、内務卿、大久保利通に間違われて政府要人が暗殺されたという知らせが届き…。 平和になったはずの明治で散っていく命に秀介は何を感じるのか。 侍達が未だ健在な時代で若き警官は走る。 ※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 主な登場人物 黒谷秀介(くろたに しゅうすけ)……東京警視庁巡査 実井勇大(みい ゆうだい)……東京警視庁巡査 藤田五郎(ふじた ごろう)……東京警視庁巡査 奥崎冬乃(おくざき ふゆの)……芸者 笹野志穂(ささの しほ)……??? 第12回歴史・時代小説大賞にエントリーしてます。
文字数 88,808 最終更新日 2026.06.23 登録日 2026.05.30
歴史・時代 完結 ショートショート
写真家・ベアトのみた幕末横浜 写真だけでは見えない、彼の感じた心象風景 攘夷、維新、そして明治 ベアトのみた日本は、今の時代に何を語るか……! 「文人墨客」掲載作品の再構成作品 当時、挿絵コラボのなかった一作 時代の空気を感じて欲しい
文字数 4,442 最終更新日 2026.05.31 登録日 2026.05.27
歴史・時代 連載中 長編
これは、誰にも知られていない維新の物語。 名もなき小藩・平賀藩。 のんびりとした田舎の学問所で出会った幼なじみたちが、 やがて時代を動かす――そんな、切ない革命の記録。 「好きと伝えることは許されない。 だからこそ、私たちは世界を変えたかった」 藩主の次男・伊三郎。家老の次女・紅(こう)。 剣を交わし、夢を語り、穏やかな未来を信じた仲間たち。 けれど、時代はそれを許さなかった。 想いを伝えられないこの時代に、終止符を打つ。 これは――弱小藩の、知られざる明治維新。
文字数 62,012 最終更新日 2026.06.26 登録日 2025.07.22
歴史・時代 完結 短編
父親から届いた縁談の手紙に、彼女は思い悩んでいた。 ――女性の道って、本当にそれだけなのだろうか。 教師を目指す友人や、恋に輝く友人、また農場勤めの青年との交流を通して、彼女は自分の道を探していく。そして那須疏水にまつわる出来事をきっかけに、彼女の夢は、冴えた輪郭を得るのだった。 ※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには一切関係ありません。 ※こちらは約30000字の短編になります。
文字数 30,676 最終更新日 2026.05.25 登録日 2026.05.08
歴史・時代 連載中 長編
琉球王国時代から沖縄に伝承されてきた武術「ティー(手)」。 それは時代とともに独自の発達を遂げ、後に「空手」や「琉球古武術」と呼ばれることとなる。 武人たちにとって腕試しの場となるのは、自由組手形式の野試合「カキダミシ(掛け試し)」。 1894年、廃藩置県によって日本の県の1つとなった明治時代の沖縄で、武人たちはカキダミシをとおして様々な思惑と陰謀を交錯させていく。 空手アクション満載の沖縄歴史小説、ここに誕生! ・検索キーワード 空手道、琉球空手、沖縄空手、琉球古武道、剛柔流、上地流、小林流、少林寺流、少林流、松林流、和道流、松濤館流、糸東流、東恩流、劉衛流、極真会館、大山道場、芦原会館、正道会館、白蓮会館、国際FSA拳真館、大道塾空道
文字数 131,357 最終更新日 2025.12.31 登録日 2022.06.08
歴史・時代 連載中 長編 R15
 時は、近現代のアジア。王朝政治の終焉から、帝国主義・近代化・世界大戦と激動を迎えた。戦後、植民地が独立し、アジアに多くの国家が誕生した。数々の動乱を経験したアジア、そこに生きる人々にフォーカスした物語である。  全8章・各章オムニバス形式 第1章 清末中国 1840〜1911年  長らく東アジア世界の盟主であった中国王朝、そこに帝国主義の魔の手が迫る。アヘン戦争を皮切りに、太平天国・清仏戦争・日清戦争と内憂外患に苦しむ。落日の清王朝、中華世界の運命は? 第2章 朝鮮王朝 1850〜1910年  帝国主義の時代の中、衛正斥邪で頑なに鎖国を続けた朝鮮王朝。開化派と保守派による動乱の末、亡国の危機を迎える。 第3章 日本 明治・大正 1868〜1911年/1912〜1926年  武士の時代が終わり、急ピッチで近代化した日本。文明開化・富国強兵・殖産興業を経て、列強国の一員へ。明治時代の成功で、近代国家になり、国民生活にも余裕が出た。モダンな文化を謳歌したロマンな時代へ。 第4章 第2次世界大戦 日中戦争・太平洋戦争 1938〜1945年/1941〜1945年  国際社会から孤立し、戦争へ進む日本。盧溝橋事件から日中戦争が始まり、泥沼の戦争へ引きずり込まれ…。アジア解放を掲げ、太平洋戦争を始めた日本。連戦連勝で大東亜共栄圏は、順調に建設されたと思いきや…。 第5章 中華人民共和国 1945〜1976年  第2次世界大戦・国共内戦を経て、中華人民共和国が成立。大躍進政策で発展するかと思えたが…。政権から失脚させられた毛沢東。国中の若者をけしかけ、文化大革命を引き起こす。これが中国を巻き込む大惨事に…。 第6章 イギリス領香港 1967〜1997年  戦後も引き続き植民地だった香港。経済発展し、その中で中国とは異なる独自の文化が築かれていく。泥臭く生きてきた庶民に密着。 第7章 日本・韓国・東南アジア 1980〜2002年  高度経済成長・バブル経済を経て、急速に発展した日本。1980〜1990年代、アンダーグラウンドなサブカルチャーに熱中した人々を追う。民主化して経済発展した韓国、動乱を経て成長する東南アジア、その時の人々は? 第8章 アジア冒険 2016〜現在  SNSで知り合った日中韓の女子達。地方を飛び出し、アジアでの冒険に出る。珍道中を経て、最後に辿り着いたのは? ※時代考証はしており、実在の人物・実際の出来事は出てきますが、フィクションです。 ※戦争などの暴力描写・残酷描写、その他性描写も多く出てきます。
文字数 36,473 最終更新日 2026.06.21 登録日 2025.07.02
歴史・時代 連載中 短編
明治維新を駆け抜けたそして長生きした新選組の獅子 永倉新八の晩年を空想する
文字数 96,965 最終更新日 2026.06.26 登録日 2026.02.07
歴史・時代 完結 短編
一艘の舟に乗り込んだ登勢。    時は明治に変わり、人の情も変わりつつある。  揺らめく舟は変わりゆく時代への客人を乗せ、灘の波間を行く。 ーー賊を捕まえるのが官憲(そちら)様の仕事では?  これはそんな一時代の一瞬を切りとった情景を描いた短編時代小説です。
文字数 4,026 最終更新日 2026.05.12 登録日 2026.05.12
歴史・時代 完結 長編
熱帯雨林のように蒸し暑い夏の日、昼寝から目覚めると、望月柚は思いもよらぬ明治時代にタイムスリップしていた。偶然にも死ニカエリと呼ばれる怪異に襲われそうになるが、内務省討伐課の警察官、入谷咲真と同僚の大山勇に救われる。彼らの提案で、衣食住を保障される代わりに、柚は死ニカエリの捜査に協力することに。予想外の冒険と奇妙な事件の数々を経て、柚は次第に勇に惹かれていく。 そんな時、元の時代に戻れる唯一のチャンスが迫って......!?
文字数 77,773 最終更新日 2025.12.21 登録日 2025.08.31
歴史・時代 連載中 長編
 明治4年、旧会津藩士に仕える馬丁の娘であった少女が、貧困のため身売り覚悟で上京。  そこで若く美しい華族の青年と運命的に出会い、その馭者(ぎょしゃ:馬車の運転手)となる。  怒涛のような勢いで世が変わりゆく明治初頭。その中で一歩ずつ大人の女性へと成長していく少女「ゆき」  そして美貌の青年華族との身分違いの恋に揺れる乙女心を描いた明治浪漫恋愛ファンタジー。 登場人物 ◎ゆき   15歳 女性   茶色い髪 茶色い瞳   旧会津藩家老佐川官兵衛に仕えていた馬  丁の一人娘   馬と心を通わせることが出来る ◎銀鏡 晴近 (しろみ はるちか)   22歳男性    長身 細身に見えるが筋肉質   黒髪の長髪 黒い瞳 驚く程の美青年   華族 従三位中納言 ◎粂吉 (くめきち)   歿年50歳 男性   会津藩士 佐川官兵衛の馬丁   ゆきの父   会津戦争の折、官軍の銃撃により戦死 ◎みつ   女性 ゆきの母   ゆきを出産した後、まもなく死去   元は佐川家の給仕女 ◎佐川官兵衛(直清)   39歳 男性   旧会津藩家老   粂吉、ゆき父子の主君   戊辰戦争で活躍 鬼官兵衛の異名を持つ   熱い心を持った人情家 ◎たけ   17歳 女性   ゆきが仕えた佐川家の向かいの西川家に下働  きの女中として仕えていた   二歳年下のゆきと仲が良かった   八戸の遊女斡旋屋「多志南美屋」にて遊女と  して稼働している(源氏名:竹鶴) ◎せつ   29歳 女性   八戸の遊女斡旋屋「多志南美屋」において稼  働している遊女(源氏名:藤松)   かつて江戸(東京)吉原の大見世遊郭「扇松屋」  において「格子」の位にあった元上級遊女   自分が果たせなかった花魁になる夢をゆきに  託し、ゆきを江戸(東京)に向かわせる
文字数 54,078 最終更新日 2026.05.10 登録日 2025.09.23
歴史・時代 完結 長編
明治二年。幕府と官軍による内戦――いわゆる戊辰戦争が終わった。負けた旧幕府軍側の生き残りに、元新選組の市村鉄之助という少年がいた。 新選組副長であった土方歳三に命じられ北海道を脱出した市村鉄之助がたどり着いたのは、多摩は日野宿の脇本陣、下佐藤家。 土方歳三の義兄家族である佐藤家の人々と、佐藤家にかくまわれて二年の年月を過ごした鉄之助少年との交流を描く。 鉄之助の中に、義弟――歳三を見ている佐藤家当主。鉄之助に新しい時代を生きて欲しいと願う歳三の姉、ノブ。 そして新しい時代の始まりに、未だ武士の魂を抱いた鉄之助を見守り続けた少女ハツ。 激動の日本で、先の見えない未来に向かって歩む少年と少女の、短い青春の日々の記録。 ※作中の日付は旧暦です。 参考書籍  「図録 日野宿本陣」  「佐藤彦五郎日記」  「土方歳三資料館」 25.5.18…題名変更。登場人物名前の誤り等修正
文字数 105,439 最終更新日 2025.06.03 登録日 2025.05.18
歴史・時代 完結 短編
【あらすじ】 明治四十三年、代々木に住む日本画家・菱田春草は思い悩んでいた。病により眼がよく見えなくなり、展覧会へ出す画が描けない――と。 よく見えなくとも、描かなくてはと懊悩する春草は、近隣の代々木――武蔵野の背景にした画を描くことを思いつく。 そして題材――モデルは、親友・横山大観の協力を得て借りて来た、黒き猫。 のちに名作として知られる画を描くため――春草は筆を握った。
文字数 3,642 最終更新日 2023.05.28 登録日 2023.05.26
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