「デニム」の検索結果

全体で16件見つかりました。
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BL 連載中 長編 R18
 それは奇妙な卒業旅行だった。まだ寒い北国の3月。ワゴン車を運転するのは原田さん、助手席に秀子さん、そして後部座席には僕。前の2人は普通の若いカップルに見える。でも後ろの僕は冬なのにデニム短パン姿、麻縄で後ろ手にぐるぐる巻きに縛り上げられ、両脚も縛られて手ぬぐいの猿ぐつわをかまされていた。  僕が原田さんと出会ったのは大学に入学してすぐ、校門の近くの夜のスナックだった。オーバードクターの原田さんは塾講師をしながら映画を撮っていて、スナックの常連だった。下宿生活を始めたばかりの僕はお金がなく、原田さんにときどき奢ってもらうようになっていた。原田さんはいつか、僕を主人公にした映画を作りたいと言っていた。それで親切にしてくれるのかな、でも交友関係も広い人だし、ラッキーだったな。どんな映画を撮りたいかなど僕は気にも留めていなかった。  秀子さんはOLさんで、いつもショートパンツをはいていて屈託のない感じ。2人の出会いの馴れ初めは知らないけど、まあ普通に似合いのカップルだ。  原田さんは僕の思春期の思い出話を聞きたがった。僕はある夏の夜、2人の前で中学時代に受けたお尻叩きのお仕置きの話をした。僕は原田さんよりも秀子さんに聞いてほしい衝動に駆られていた。 「あなた、その先生に恋したんでしょ」  秀子さんは真顔で言った。 「違う。何だろう、もっと宗教的な感じ。僕は女の子が好きだよ。でも……」  妙にシリアスな沈黙が訪れた。 「なぜかうまくいかない。僕は変わってるって女の子によく言われる。男友達には言われないのに」 「女の子の方が勘がいいのよ。先生にお尻を叩かれて嬉しかったんでしょ? それをあたしに言いたかったんでしょ」 「やっぱり僕、変だよね」 「男の子が尊敬してる年配の男の先生に心を奪われる、いいじゃない。その先生が忘れられなくて、子供みたいな半ズボンはいてるのね」  僕はその夜もデニムの短い半ズボン姿だった。
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小説 32,585 位 / 222,778件 BL 8,089 位 / 30,950件
文字数 793 最終更新日 2022.08.15 登録日 2022.08.15
ホラー 完結 長編
花屋の店員、霧崎莉愛にはもう一つの顔がある。 神に罰せられ地上へと堕ちた悪魔と対峙する、祓魔師(エクソシスト)という顔が。 恩恵によって得た天使顕現の能力を用いて、日本で唯一の女性祓魔師が今日も悪魔を断罪する。 ◆可憐な花屋の店員と巨漢のオカルト編集者による、男女バディ祓魔ストーリー◆
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小説 222,778 位 / 222,778件 ホラー 8,207 位 / 8,207件
文字数 111,043 最終更新日 2026.02.22 登録日 2026.02.20
ライト文芸 連載中 短編
夜の帳が下りた、東京の片隅。喧騒からは少し離れた、古いレンガ造りの建物の横に、23歳の木山タカオは立っていた。彼の隣には、小さなアンプと、開けられたギターケース。その中には、数枚の小銭と、手書きの「木山タカオ - 届く歌を求めて」というサイン。 タカオは、いつものように、どこか物憂げな表情でアコースティックギターの弦を爪弾く。彼の歌声は、夢と現実に折り合いをつけられない自分自身の、中途半端な焦りをそのまま映し出していた。 冷たい夜風が、彼のデニムジャケットの襟を揺らす。タカオは、いつか古典の授業で聞いた、その儚い歌を思い浮かべた。 “花の色は うつりにけりな いたづらに……” その一首が、彼自身の、色褪せていく日々と重なった。タカオは、自然と、その歌に自分だけの、少し寂しげなメロディーを乗せ始める。 “Hana no iro wa, utsurinikerina, itazurani……” 彼の指が、弦の上を滑る。歌声は、彼自身の心から、夜の空気へと溶け出していく。 その時だ。 演奏の途中、ひとりの女性が立ち止まる。 タカオは、彼女を見た瞬間、時間が止まったかのような錯覚に陥った。 黒髪。白い肌。しかし、何よりも彼を硬直させたのは、彼女が纏っているものだった。 現代の服ではない。それは、何重にも重ねられた、豪華絢爛な絹の衣――十二単(じゅうにひとえ)。紅、紫、金、緑……。夜の街灯の下で、その鮮やかな色彩は、まるでそこだけが平安時代の宮廷であるかのように、異様な存在感を放っていた。 彼女の瞳には、千年の時を超えて語り継がれてきたような、深い哀しみが宿っている。 タカオは、驚きと混乱でギターを弾く手が止まりそうになったが、歌を止めることはできなかった。 彼女は、じっとタカオを見つめている。彼女の瞳は、タカオの歌声の奥にある、彼自身の魂を見つめているようだった。 そして、彼女は静かに、しかし、その場の空気を一瞬にして変えるような声で、呟いた。 「……わが歌……」 その瞬間、タカオの指が完全に止まった。 千年の時を越えて、小野小町が現代に現れた。彼女自身の詠んだ歌が、“音”として、目の前の若者の声で蘇ったのだ。十二単の豪華な色彩が、夜の東京の街角で、静かに、そして圧倒的な違和感を持って、二人の運命の出会いを告げていた。
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小説 222,778 位 / 222,778件 ライト文芸 9,413 位 / 9,413件
文字数 42,177 最終更新日 2026.05.07 登録日 2026.03.19
ライト文芸 完結 長編 R18
 ぼくの中学高校の友人で仲里というヤツがいる。中学高校から学校から徒歩20分くらいのところに住んでいた。学校帰り、ぼくはよく彼の家に行っては暇つぶしをしていた。彼には妹がいた。仲里美姫といって、ぼくらの学校の一駅手前の女子校に通っている。ぼくが中学に入学した時、美姫は小学校6年生だった。妹みたいなものだ。それから6年。今、ぼくは高校3年生で彼女は2年生。  ぼくが中学1年の時からずっと彼女のことをミキちゃん、ミキちゃんと呼んでいた。去年のこと。急に美姫が「そのミキちゃんって呼び方、止めよう!なんかさ、ぶっとい杉の木の幹(みき)みたいに自分が感じる!明彦、これからは私をヒメと呼んで!」と言われた。 「わかった、ヒメ。みんなにもキミのことをヒメと呼ぶと言っておくよ」 「みんなはいいのよ。明彦は私をそう呼んで」 「ぼくだけ?」 「そういうこと」 「・・・まあ、了解だ」みんなはミキちゃんと呼んで、ぼくだけヒメって変だろ?ま、いいか。 「うん、ありがと」  ヒメはショートボブの髪型で、軽く茶髪に染めている。1975年だから、髪を染めている女子高生というだけで不良扱いされた時代。彼女の中学高校一貫教育のカトリック系進学校では教師に目をつけられるギリギリの染め方だ。彼女は不良じゃないが、ちょっとだけ反抗してみてます、という感じがぼくは好きだ。  黒のブランドロゴがデザインされたTシャツ、デニムの膝上15センチくらいのミニスカートに生足。玄関に立った彼女の目線とぼくの目線が同じくらい。  ポチャっとしていて、本人は脚がちょっと太いかなあ、と気にしている。でも、脚はキレイだよ、無駄毛の処理もちゃんとしてるんだよ、見てみて、触って。スベスベだよ、なんて言う。小学生の時だったらいいが、ぼくも高校3年生、色気づいていいる。女子高生に脚を触ってみて、なんて言われても困る。彼女は6年前と変わらず、と思っていた。 「よこはま物語」四部作 「よこはま物語 壱½、ヒメたちとのエピソード」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/913345710/343943156 「よこはま物語 弐、ヒメたちのエピソード」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/913345710/245940913 「よこはま物語 参、ヒメたちのエピソード」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/913345710/59941151 「よこはま物語 壱、ヒメたちとのエピ
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小説 222,778 位 / 222,778件 ライト文芸 9,413 位 / 9,413件
文字数 161,995 最終更新日 2025.03.01 登録日 2025.02.17
ファンタジー 連載中 長編
15歳の幼い魔女、空。 人間の世界にある魔法族の学園に通う彼女は、退屈な日々を送っていた。 ある日、魔法族の世界があることを知った彼女は、その世界に魅了され、旅をすることにする。 同じ時期、魔法族の世界では、世界を巻き込む大事件が起きていた。 旅を楽しむ空は、知らず知らずのうちに、その事件に巻き込まれていく…。 ーーーーー登場人物 ーーー主人公 空 15歳の魔女。生命の魔法を扱う。トランスジェンダー。心は男の子。生命の魔法のおかげで、動物の声を聞くことが出来る。 舞雪・ペレス 15歳の魔女。精神の魔法を扱う。容姿端麗で文武両道。おかんが京都人で、パパはバスク人。 ジェローム・フォンテーヌ 魔獣の黒猫。万能の魔法を扱う。 ーーー友人達 グロリア・グローティウス 18歳の魔女。万能の魔法を扱う。空に、自らの魔素を込めた指輪を渡す。 ルナ 18歳の人間。秀才で、心理学の博士号を持つ。空のルームメイト。 秋宮ユージ 18歳の人間。平凡な人柄の少年。好奇心旺盛で魔法に興味津々。 弥子 15歳の人間。ルナの妹。空のルームメイト。未登場 ケント 12歳の魔法使い。万能の魔法を扱う。空、ルナ、弥子の向かいの部屋に住む。未登場 ーーー大人たちやその他 ゾーイ・マクスウェル 700歳を越える始祖の魔女。学園の理事長。 オルガ-アリシア・リンドホルム 400歳を越える中世の魔女。セウェードゥンの第二皇女だが、世俗で自由気ままに生きることを選ぶ。学園の校長。1人が好きなコミュ障。iPod nanoを持ち歩いている。ヘッドフォンとTシャツとデニムとスニーカーがトレードマーク。 ユアン 192歳の魔法使い。オルガの専属宮廷騎士。人間の魔力を持つ。長剣使い。普段は頼れる優しいおにいさんのような人柄だが、酔うとだらしなくなる。 ノエル 魔女。ユアンの同僚。光の魔法を扱う。杖使い。底知れないミステリアスな絶世の美女。 フィリップ 魔法使い。ユアンの同僚。槍使い。気さくでユーモラス。婚約者がいる。 マーク-マーチャント 12歳の魔法使い。宮廷騎士見習い。万能の魔法を扱う。短剣と小盾使い。真面目な性格だが、好きな子がいて、その子のことを考えるだけでパニックになる。 ビルギッタ 9歳の魔女。宮廷騎士見習い。万能の魔法を扱う。短弓使い。しっかり者ではっきりとした物言いをするが、人生経験の浅さ故に、想定外のことがあるとすぐに戸惑ったり取り乱す。 クラリッサ・パーキンス 魔女。自称吟遊詩人。とぼけた態度ばかりを取る変人。どこかズレた発言や立ち振る舞いをする。絶世の美女だが変態。人間の魔素を持つ。 ジェームズ・ポストイット 万能の魔法を扱う。紳士 マイケル サミュエル・ハチェット ビリウス・ブルバリス ーーーキーパーソン ヴェル 英雄
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小説 222,778 位 / 222,778件 ファンタジー 51,760 位 / 51,760件
文字数 185,700 最終更新日 2021.09.17 登録日 2021.08.04
恋愛 連載中 長編
「キタグチデニム」を製造する北口デニム株式会社。中途で入社した商品開発部の北口春奈と営業部で新入社員の黒川景。 一九七十年代にはトップブランドで君臨していた同社も今では五十人程で、社内の雰囲気も昔とはまるで違っている。 そんな会社の雰囲気を変えるべく行われた七十周年特別企画製品。商品開発部の関東と北口の二名で行われることに。商品力に社内政治、製造ロットに製造コスト。社運を賭けた社内コンペに怒りや悔しさを抱えながら、戦いを制したのはどちらなのか。コンペの中で見えてきた人間関係と家族関係の愛と涙の訳とは・・
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小説 222,778 位 / 222,778件 恋愛 64,957 位 / 64,957件
文字数 50,863 最終更新日 2024.11.23 登録日 2024.10.27
ライト文芸 完結 長編 R18
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小説 222,778 位 / 222,778件 ライト文芸 9,413 位 / 9,413件
文字数 78,594 最終更新日 2025.03.24 登録日 2025.02.17
ホラー 連載中 長編 R15
 黒髪黒目の女に追われている。  女の武器は金属バット、服装はショートパンツデニムにTシャツ。  この女は、どんなにダメージを受けても、即座に立ち上がる不死身の化物である。腕力が非常に強く、脚力も人間の域を越えている。
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小説 222,778 位 / 222,778件 ホラー 8,207 位 / 8,207件
文字数 271 最終更新日 2021.12.18 登録日 2021.12.18
ライト文芸 完結 ショートショート
今日は幼馴染の涼子ちゃん家の新築パーティー。家族ぐるみの付き合いの我が家からは、俺、妹、母の3人が参加である。 駅までの長い道のりを歩き、なんとか時間内に着いたのだが、アクシデント発生! コーラの爆発で妹の晴れ着がぼとぼと… 電車はもうすぐ。次のダイヤは1時間後だ。さてどうしよう?
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小説 222,778 位 / 222,778件 ライト文芸 9,413 位 / 9,413件
文字数 1,623 最終更新日 2017.09.10 登録日 2017.09.10
キャラ文芸 完結 ショートショート
私、坂枝結は幼馴染の小椋風音とショッピングモールに買い物にやってきた。去年買ったはいいものの、穿く踏ん切りがつかなかったデニムのホットパンツ、それを風音は褒めてくれた。 百合ワンライ企画のお題、デニムで以前書いた短編小説です。
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小説 222,778 位 / 222,778件 キャラ文芸 5,505 位 / 5,505件
文字数 2,263 最終更新日 2020.07.23 登録日 2020.07.23
BL 連載中 長編 R18
 翌日、河野さんたちが合流し、5人でお昼を食べた。原田さんと秀子さんはもう帰るという。僕はちょっと怖かったけど、ワクワクもしていた。午後は河野さんと矢崎さんは釣りに行く。この時期だと堤防のあたりでクロソイが釣れるらしい。河野さんは僕が逃げないように、縛っていくという。2階のロフトに上るように言われ、そこで麻縄で後ろ手に胸回りもぎっちり縛り上げられた。矢崎さんに猿ぐつわをされ、足は股まで縛られた。上はセーターだけど下はデニム短パン。やはり寒い。2人は当分戻ってこない。ロフトの小さな窓から海が見える。まだ冬の日本海の佇まいだ。時を刻む柱時計の音だけ聞こえる。少年時代の記憶の迷路に迷い込んだかのよう。レトロな別荘の片隅に短パン姿の僕。縛り上げられている自分がいとおしい。  やがて2人が帰ってきた。釣果はやはりクロソイだった。結構長い時間縛られていたので、帰ってくるかちょっと心配だった。矢崎さんが魚をさばいて刺身とあら汁を作ってくれた。これがおいしい。 「やっと生き返りましたよ。長かった。でもおいしい」 「昼間はなかなか釣れないんだよ、クロソイは」  夜はポーカーをやろうということになった。僕が勝てば2人が持ち込んだ高いワインやシャンパンを飲ませてもらえる。負ければ勝った人にパドルでお尻をひっぱたかれる。昔アメリカの学校で使われていたような長方形の木のパドルだ。最初は勝ったり負けたりだった。でも僕の酔いが進むにつれてほとんど勝てなくなった。「痛ーい!」。僕のお尻の音が夜の静寂に響く。2人は深夜まで僕を解放してくれなかった。  翌朝は早く起こされた。犬の散歩が日課の河野さんは、代わりに僕を繋いで近所を散歩したいという。僕はまたセーターにデニムの短パン。麻縄で上半身をぐるぐる巻きにされ、その縄の先を河野さんが握っていた。この時期の別荘地の朝にひとけはない。坂が多いから河野さんにひっぱってもらう。結構爽やかな朝だけど、飼い犬の気持ちがわかった気がした。  散歩から戻ると、僕は体操服と紺のブルマーに着替えさせられた。脚は白のハイソックス。3人でお昼を食べ、原田さんが撮影した僕の緊縛ムービーを見た。夜までに帰ることになった。帰りはワゴン車を2人で交代して運転する。1人は僕と後ろのシートへ。僕はまたいつものように手足を縛り上げられておじさんの膝の上に。「躾は厳しく! 男の子にはまだまだお仕置きだ!」ハーッ! 「ごめんなさい」。ブルマーのお尻に平手打ちの雨。やっぱり2人とも筋金入りのスパンカーだ。ガレージで縄を解かれ、ブルマーのお尻に手を当てる。縄の跡も腕についている。 「俺が送ってやるよ。やあ楽しかった。また3人でどっか行こうぜ」と河野さん。  僕はまだお尻をさすりながら力なくうなずいた。
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小説 222,778 位 / 222,778件 BL 30,950 位 / 30,950件
文字数 1,139 最終更新日 2022.08.16 登録日 2022.08.16
エッセイ・ノンフィクション 完結 ショートショート
〝技術と政策、ヒミツの関係 ♥。〟 〝文明社会の両輪〟技術と政策は、左右対称形で説明できる!? 技術と政策は仲良し姉妹、共に社会を支えます! 画期的大発見? 私見〝文明の星〟理論の重要点をご紹介します。 次の作品に勇気づけられて、書きました。 イラスト: 『楓さん』 https://www.pixiv.net/artworks/75878519 『おかしくなっちゃうよ』 https://www.pixiv.net/artworks/70611628 『薔薇の乙女たち』 https://www.pixiv.net/artworks/89391112 『デニムコーデ』 https://www.pixiv.net/artworks/70042547 動画: 『Tiny Stars』 https://www.youtube.com/watch?v=gmpCJnMfMR4&t=15s 『クレイジークレイジー』 https://www.youtube.com/watch?v=hnokP_z1KmI&t=21s 『Aile to Yell』 https://www.youtube.com/watch?v=qt9tf1wfJ3A&list=RDMMjzuhI-Ll7TE&index=3 『HELLO!!』  https://www.youtube.com/watch?v=yfC98uB6u_Y&t=40s 素敵な刺激を与えてくれる、文化的作品に感謝します。 人類を繁栄させた〝文明〟につき、 〝知る、する、決める、モノ、ヒト、環境〟 (技術、社会、政策、物資、人材、地歴)の六要素を 六芒星(ろくぼうせい)の形で示す理論です。 今回は、六つの要素を矢印で結べば、 文明の両輪である技術と政策が 完全に左右対称な形で説明できるという、 もしかして画期的!?という部分です。 それが分かれば、色々な技術社会論のベストセラーや 国・地域から国連に至る総合政策の、要点が理解できます。 学習のお供に仕事のヒント、面白話の素材にも。 科学・技術も政策も、経済・社会も人間も、 実利も文化活動も、軍事も民生活動も……、 過去、現在から未来まで、まとめて分かる文明論! ご興味がおありの方はぜひ、 関連作品もご覧いただけましたら幸いです。
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小説 222,778 位 / 222,778件 エッセイ・ノンフィクション 8,722 位 / 8,722件
文字数 7,141 最終更新日 2022.02.08 登録日 2022.02.08
BL 連載中 長編 R18
 ワゴン車は古い港町に向かっていた。僕は原田さんに出会ったときと同じデニム短パン姿。原田さんはそのときから僕をモデルに、誘拐された少年のショートムービーを構想していたらしい。 「俺はいままで女性ばかり縛ってきた。でも君を見たとき、初めて男の子を縛ってみたいと思った。なんか違うスイッチが入ったんだよ。スイッチが入れば、俺はカメレオンだから」 「カメレオン?」 「狙った獲物は必ず捕まえる」  原田さんはときどき車を止めて、緊縛されてもがいている後部座席の僕をフィルムに収めていた。 「このモデルが務まるのは君しかいない。どう見ても少年だ」  2階建ての別荘の前でワゴン車は止まった。僕は麻縄と猿ぐつわを解かれ、上着を羽織って車外に出た。風はなかったが半ズボンの太腿は冷たい。 「ここは舞踏団が練習にも使う場所だ。ここにいまから君を吊るすから」  別荘の1階はステージのようになっていた。照明の設備も備え、吊りに使えそうな太い梁もあった。僕は黒いレザーのショートパンツにはきかえさせられた。秀子さんは赤のエナメルのショートパンツ姿で、バラ鞭と乗馬鞭を持っていた。原田さんの所属するSMサークルで、僕は何度か吊りを体験していた。でもここは別世界。古い木造家屋に麻縄は似合う。スポットライトと闇のコントラストに酔いしれ、鞭にまた酔う。秀子さんの手になる鞭でいやというほどお尻を打たれ、そのたび宙に舞う。静かな夜に鞭音が響く。夜の先にもう一つの夜が広がっているような感覚。ようやく下ろされて縄を解かれ、猿ぐつわをはずされた。 「明日サークルのメンバーがもう2人来る。俺と秀子は先に帰るよ」 「僕、どうしよう」 「卒業式まで暇なんだろ。河野さんと矢崎さんが来る。たまには男の子をいじめてみたいって」  河野さんと矢崎さんは釣り仲間で50歳前後のおじさんだ。2人が僕を責めたいって? 2人とも年季の入ったスパンカーだけど。それもちょっと楽しいかも。 「結構いい動画が撮れたよ。河野さんがまたパドルとか持ってくるから、可愛がってもらうといいよ」 「まだお尻が痛いです。赤くなってるよ」 「一晩眠れば、また白いお尻になるわよ」
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小説 222,778 位 / 222,778件 BL 30,950 位 / 30,950件
文字数 884 最終更新日 2022.08.16 登録日 2022.08.16
恋愛 完結 長編
7年前の深い罪の重さに押し潰されそうになりながらも辛うじて生きている裕樹(ひろき)は、岩手県にある引退競走馬の牧場「シェアト」でひっそりと身を潜めるように日々を送っていた。 暴れだした牝馬三冠馬のシエロ。そのシエロの前に一人の女性が両手を広げ立ちはだかる。まるで踏みつぶされたいかのように。彼女の眼と表情、そして行動を見て裕樹(ひろき)は7年前の記憶が甦る。 ◎主な登場人物 ・簑島 裕樹(みのしま ひろき)、24歳  拙作の主人公。黒髪短髪で細マッチョタイプ。背は高い方。  7年前の出来事で自責の念に駆られ、トラウマから時折フラッシュバックを起こす。空を死神から救い出そうと奔走、したびたび果敢な自己犠牲を発揮する。 ・空(そら)、28歳  拙作のヒロイン。サマーセーターに細いデニム。細くて薄くて軽くBMIも17と危険なほどの痩身。胸も絶壁。平均よりやや小柄、黒いセミロング。  シェアトにふらりと現れ、暴れるシエロを一瞬で鎮めた。裕樹に名を問われ、とっさに「空(そら)」と答える。明らかに重度のうつ状態で、なぜこうなったか誰にもわからない。 ・シエロ(コレドールシエロ)、12歳  サラブレッド、元競走馬。正しくはコレドールシエロ。栃栗毛、左後脚に半白、流星鼻梁白鼻。  牝馬3冠9頭目の馬。さらには菊花賞も勝利している。生涯戦績は17戦11勝。脚質は典型的な逃げ。馬主(うまぬし)はもうずいぶんと老齢の海崎 知宏(かいざき ともひろ)。  非常に神経質で気が強く調教には向かないとみなされて殺処分されるところだった。海崎氏が破格の値段で購入した。  引退後繁殖牝馬としての道を断たれたが、それでも海崎氏は慰労のためコレドールシエロを預け、現在では穏やかな日々を送っている。 ・原沢美奈、18歳  ショートボブ中肉中背。身長も平均。都内の農業高校を出てすぐにこの農場に就職した。右も左もわからないところを裕樹が手取り足取り教えてくれて以来裕樹に「ぞっこん」。気が強く思ったことをポンポン口にするたち。空の登場に強い不安を抱く。 ・大城雅哉(おおきまさや)、30歳  やや色黒で逞しい体つき、短髪ではつらつとした目元。この農場一番のイケメン。自信家でそれゆえに独善的な面もある。社会人ボクシング選手権の優勝経験者。空に一目惚れをする。内心で裕樹を低く見ている。 ⚠️拙作は自死自傷を推奨・称揚する意図をもって書かれたものではありません。自死自傷はご自身はもちろんのこと周りの人々をも深く傷つける行為です。くれぐれもそのような選択をなさらないことを強く祈ります。 自死自傷の念に苛まれたり生き辛さを感じた時はためらうことなく精神神経科・心療内科を受診なさるかカウンセラーにかかるなど、速やかにご自身の心を守る行動を取って下さい。
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小説 222,778 位 / 222,778件 恋愛 64,957 位 / 64,957件
文字数 192,016 最終更新日 2024.06.26 登録日 2024.01.20
ライト文芸 連載中 長編
シャッターが並ぶ宇部市の商店街。卒業論文の調査でその現実と向き合った大学生・藤原蒼は、「論文を書くだけでは意味がない」と仲間を集め、再生プロジェクトへと踏み出す。山口大学、宇部高専、商工会議所の若者たちが衝突しながら前へ進む中、広島から一人の男が現れる。宇部出身の飲食事業家・坂本隆二。彼はアドバイスをしない。ただ問いを重ねるだけだ。なぜ彼はこの街に戻ってきたのか。くたびれたデニムジャケットの内ポケットに、いつも何かを忍ばせて——。街の再生と、一人の男の二十七年越しの贖罪が交差する、問いと答えの物語。
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小説 222,778 位 / 222,778件 ライト文芸 9,413 位 / 9,413件
文字数 34,313 最終更新日 2026.03.12 登録日 2026.03.12
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