原口源太郎
行方知れずだった父が見つかったと連絡があった。父はすでに白骨化していた。私は父の死んでいた場所に花を添えに行った帰りに、山の中で足をくじいてしまった。一人で足を引きすりながら歩く夜の山は恐怖に包まれていた。
文字数 5,894
最終更新日 2024.03.08
登録日 2024.02.27
ハッピーエンドの恋、失恋に終わる恋、片思いの恋、大逆転の恋、様々な恋の形を短編にしています。
文字数 50,161
最終更新日 2024.02.24
登録日 2020.10.13
並のアイドルよりも超絶に美しいと言われている青山澄香。そのファンクラブのメンバーたちは、次々と迫りくるイケメン男子たちの魔の手から、憧れの君を守るために今日も奮闘する！
文字数 17,244
最終更新日 2024.02.21
登録日 2024.01.30
スリーナインと呼ばれる星の片田舎のドームで生まれ育ち、八歳になったのタクマは、北極の緑をこの目で見るために、一人で鉱山まで冒険に出かけます。さて、行く先にはどんなことが待ち受けているのでしょうか。
文字数 9,478
最終更新日 2023.08.16
登録日 2023.07.29
音楽室に最後まで残って一人になったタイミングを見計らって中西がやってくるのはこれが初めてじゃない。
中西は特別な存在だった。だけど私は中西のことが嫌いだった。
文字数 4,632
最終更新日 2023.08.15
登録日 2023.08.09
時はバブルに浮かれようとする１９８０年代初頭。繁華街で何者かにめった刺しにされて弟が殺された。勇治は真相を探るためにヤクザ組織に近付く。やがてヤクザ、警察、謎の組織から追われる身となった勇治は人斬人になる。
文字数 46,833
最終更新日 2023.08.06
登録日 2023.02.25
外様大名でありながら名門といわれる美濃赤吹二万石の三代目藩主、永野兼成は一部の家来からうつけの殿様とか寝ぼけ殿と呼ばれていた。江戸家老はじめ江戸屋敷の家臣たちは、江戸城で殿様が何か粗相をしでかしはしないかと気をもむ毎日であった。しかしその殿様にはごく少数の者しか知らない別の顔があった。
文字数 9,873
最終更新日 2023.06.29
登録日 2022.05.27
日系移民だった親父は裸一貫で日本に来て働き、やがて独立して会社を設立し、これからという時に死んだ。私はその事業を受け継ぎ、親父の代わりに必死になった働いた。私は結婚し子供にも恵まれ、幸せの絶頂期にあった。しかし…
文字数 6,803
最終更新日 2023.05.04
登録日 2023.04.30
マンションの隣の部屋から言い争うような声が聞こえてきた。お隣は仲のいい夫婦のようだったが・・・ やがて言い争いはドスンドスンという音に代わり、すぐに静かになった。お隣で一体何があったのだろう。
文字数 3,753
最終更新日 2023.05.02
登録日 2023.04.30
酒を飲んで酔えば酔うほど頭の回転が良くなるらしい友人の将太に、僕はある殺人事件の犯人探しを頼んだ。
その現場はよぶんなものばかりだった。
文字数 11,000
最終更新日 2023.03.31
登録日 2023.02.26
しこたま酒を飲んだ帰り道、僕たちの目の前に何かが落ちてきた。それはぺちゃんこになった人間だった。僕たちは空を見上げた。この人はどこから落ちてきたんだ？
文字数 9,619
最終更新日 2023.03.25
登録日 2023.02.27
密室殺人あり、不可解な謎あり、犯人探しあり、パロディあり、日常のちょっとた謎など、謎解きとミステリーの物語。と言ってもショートショートのような短編なので、それなりのお話です。
文字数 24,421
最終更新日 2023.03.01
登録日 2020.10.13
高校生の雪美はまだ本当の恋などしたことがなかったし、するつもりもなかった。人気者の俊輔から交際を申し込まれても断り、友達の夏香や優樹菜から非難される始末。そんなある日、ある事件に巻き込まれて・・・・
文字数 32,239
最終更新日 2023.02.28
登録日 2023.01.14
勇者を引退した剣の達人グルドフ。新たな剣の道を探るため、元魔法使いのポポンとともに旅に出る。ところが、行く先々で様々な出来事に遭遇し、元勇者としての使命感のために、弱きを助け、悪を倒し、困難な問題を解決していく！
舞台設定は『最強だけど世界一極悪非道な勇者が王になる』の後となります。この物語より先に『最強だけど世界一極悪非道な勇者が王になる』を読んでもらうとこの物語の世界観が分かりやすいかと思います。
文字数 115,767
最終更新日 2022.09.11
登録日 2020.11.17
私はごく稀にだが、普通の人には見えないものが見えてしまうときがある。というより、見たくないものが見えてしまう。もっと正確に言えば、見てはいけないものが見えてしまう。
ある夜、私の枕元に立っていたのは頭の半分潰れた女だった。
文字数 12,581
最終更新日 2022.08.15
登録日 2022.07.22
真っ黒い空が一面に広がっている。
ぐるっと360°地平線を見渡して、その見える範囲にいる人間は僕一人きりだ。
僕はもう一度、空を見上げた。
点滅する光を放つ船が、逆噴射の炎を時々放ちながら、ゆっくりと近づいてくる。
収穫した作物を運ぶための運搬船だ。
文字数 6,832
最終更新日 2022.06.01
登録日 2021.01.23
『トノサマニンジャ外伝 剣客 原口源左衛門』その後。
故郷の米形に妻の雪乃と帰ることになった原口源左衛門。その道中で起こった些細な出来事。
文字数 8,172
最終更新日 2022.06.01
登録日 2022.02.12
