BL 短編小説一覧
江戸は湯島天神。
宵の口、武家の跡取り養子の佐伯光之進(さえきこうこしん)は陰間茶屋「みなとせ」へと忍んで行った。陰間茶屋とは言いつつ、「みなとせ」は男を抱く場所ではなかった。男に抱かれたい者が来る場所である。
いつも通り馴染みの竜泉(りゅうせん)を指名し、座敷に通された光之進は、期待に高揚しながら男を待つ。
※作中に出てくるのは、あくまで「みなとせ」の作法あるいは光之進と竜泉のやり方です。
※なろうにも投稿している作品です。
文字数 11,815
最終更新日 2023.01.18
登録日 2023.01.18
文字数 8,878
最終更新日 2023.04.13
登録日 2023.04.11
「俺、SEX下手じゃないです。試してみます?」
佑(たすく)は三十一歳のゲイ。元カレが女性と結婚して以来、恋愛はリタイアして、定年まで穏やかに勤め上げることだけが人生の目標。
ある日、東京本社からやって来た二十五歳のやり手営業マン、理央(りおう)に酔った勢いで抱かれてしまう。
もう恋愛の煩わしさを味わいたくない佑は理央から逃げ回るが、社内でニアミスする度、若い日のようにどきどきする気持ちは隠せない。
そうこうするうち、クールだと思っていた理王の可愛い一面を知るようになる。
自分だけがそんな姿を知っていると思っていたのに、他の社員とも楽しそうにしているのを見かけると、佑はなぜか胸が苦しくなって――
…………
余計なサブテクストを組み込みたがるのが悪い癖なので「シンプルに恋愛だけするお話」が自分課題でした。
明らかな年下攻も初挑戦です。(雨さえやさしくも年下攻だけど、一歳差なので)
そもそも、本当にノートパソコンを広げたまま片手鷲掴みして会議室に向かう人を見て「ふぁー! なんたる雑さ…せっ◯すも下手そう」と思ってしまったのがこのお話を思いついたきっかけでした。あの「俺仕事できるぜオーラ」出してた人も、まさか自分が不当なdisりを受けた上にネタにされてるとは思うまい…ごめんな!
少しでも、楽しんでいただけたら幸いです。
エブリスタ、ムーンライトノベルスにも掲載しています。
※表紙イラスト:もすけ様
有償依頼したものです。禁無断転載。
文字数 57,245
最終更新日 2022.11.21
登録日 2022.04.29
【全年齢向けBLに挑戦したくて書きました。オメガバースですが、描写はキスまでです】
【ストレイシープ症候群という呼び名は当方の独自設定です】
十二歳の頃、想定外の発情期で叔父に項を噛まれた夏目すばる。(高校三年生)
親族会議が行われ、叔父は海外生活、すばるはつがいを失ったオメガ〈ストレイシープ〉として生きることを余儀なくされる。
まったくの事故だったのだが、すばるの胸には父親に言われた一言
「おまえが誘惑したんじゃないよな」が呪いのように刻まれていた。
家族とぎくしゃくしたすばるは、都会の国公立大を目指すために祖母の家に居候して、進学高へ通う。
整った顔立ちのすばるは、春先、下級生から告白されることが多く、その度体調を崩してしまう。
一連の体調不良は〈ストレイシープ症候群〉と呼ばれ、完全に治る見込みはない。
そのためすばるは恋愛を避けて生きてきたのだが、ある日都会から来た編入生辻流星と出会う。
流星は、人と距離を置いていたすばるの暮らしの中へどんどん入り込んでくる。
遠慮のない彼を始め疎ましく思っていたすばるだったが、じょじょに、失った青春のやり直しを楽しいと思うようになる。
そして思う。
好きになったらいけないのに。
自分はストレイシープなのに。
つがい以外と結ばれたいと思っても、不可能なことなのに――
事故で項を噛まれてしまったオメガは、本当に恋した相手と結ばれることができるのか?
そして流星にも、何やら秘密があるようでーー
四季の移ろいと共にゆっくり育まれていく、青春ボーイズライフ。
表紙素材:てんぱる様
エブリスタ様、fujossy様などにも掲載しています。
文字数 46,530
最終更新日 2023.04.11
登録日 2023.04.05
その日はウンザリするくらいの熱帯夜だった。
暑さに浮かされたように覚えた劣情、それは悪戯好きな妖精の仕業だろうか、それとも―――。
「『夏の夜の夢』って、あるじゃん」
「あ? ――あー……確か『平家物語』」
「それは『春の夜の夢』だろ。『おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし』、儚いものの例えだ。――じゃなくて、オレが言ってるのは『夏の夜の夢』だよ、シェイクスピアの戯曲の方」
※当作品は、シェイクスピア作『夏の夜の夢』とは一切の関係も関連性もございません。あくまでもフィクションですので、ご了承くださいませ。
※BLにつき念のためR15とさせていただいてます、そこまで過激な描写はありません。
※今後もし続編や番外編などが増えた場合、R18へのレーティング変更をする可能性があります。予めご了承いただけると幸いです。
※当作品は、fujossyにて開催の《Summer Nights ~真夏の夜のBL短編小説~》に応募しています。
↓詳細は下記にて。
https://fujossy.jp/contests/11
文字数 9,996
最終更新日 2018.08.27
登録日 2018.08.27
社畜生活に疲れた男(27歳)が仕事の帰りに寄ったコンビニで些細な好奇心に負けてしまった結果・・・な話。
営業部の稼ぎ頭×入社5年の草臥れた社畜くん
本編完結済みです。
注:少々強引な描写が入ります。
NGな読者様はバック推奨。
文字数 22,432
最終更新日 2022.06.10
登録日 2022.05.31
文字数 6,978
最終更新日 2019.05.07
登録日 2019.04.08
伯爵子息のケビンには悪魔が憑いていた。悪魔はケビンの中から誰かにケビンの身を捧げろと叫ぶのだ。ケビンは悪魔から自分を守るために、口の聞けない館の使用人マイクに抱いてくれと迫ることに決めた。口が聞けないマイクはやや変態的に荒々しくケビンを抱くのだった。
悪魔を言い訳にやりまくる年の差カップル(?)の話です。攻めが無自覚執着
ケビン(受け)視点の話とマイク(攻め)視点の話の2話で完結です。→追加で2話増えました。
※全体的にR18的な性的な表現があります。
ムーンでも投稿しています。
文字数 17,232
最終更新日 2021.06.21
登録日 2021.06.18
美容師として成人を迎えた東村清(ひがしむらきよし)の働く美容室に、親戚の叔母が子供を連れて来店した。その子供の名前は秋平翔平(あきだいら しょうへい)。彼とは実子関係にはなく、遠い親戚だという。彼の両親が他界したため、引き取ったそうだ。
1000円札を置き、早々と出て行ってしまった叔母。申し訳なさそうに立ちすくむ子供。翔平の身なりはひどいもので、髪の毛は特に乱れている。ここで返すのは流石に可哀想、清はそう思い、翔平のカットを始めた。
しかし、施術中、シャンプーを洗い流したあとに気づく、翔平の性器の膨らみ。いわゆる勃起というやつだ。トイレを促したが、処理が分からないと言われ…?
文字数 11,911
最終更新日 2021.03.10
登録日 2021.03.01
俺には大学生の兄がいる。頭も良くて顔もいい自慢の兄だ。
だがある日、辞書を借りようと部屋を訪ねるとその兄が俺の道着(使用済み・未洗濯)を嗅ぎながらオナニーしてた。
見つかった俺は部屋に招き入れられたけれど、何をされるっていうんだ……。
清々しい変態な兄貴と、その兄貴から逃れられなかった哀れな弟のお話。
お題「足の裏の常在菌が多いと蚊に刺されやすいみたいだよ」という所から派生した、単にエロが書きたかったお話です。
何でも許せる方、お願いします!
文字数 4,882
最終更新日 2021.05.18
登録日 2021.05.18
根っからの庶民である王子と、彼を溺愛する教育係が巻き起こすドタバタコメディ。王子の為に企業をしたりなんだりと、教育係の溺愛は止まる所を知りません。
文字数 17,594
最終更新日 2019.05.30
登録日 2019.05.30
異世界で王妃になっちゃったおっさん(カントボーイ)の奮闘記。
ナイス髭ダンディ宰相✕ガチムチおっさんカントボーイ
※ガチムチおっさんカントボーイ受けです。攻めもおっさんです。前編中編後編です。♡喘ぎです。
※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。
文字数 23,834
最終更新日 2022.06.29
登録日 2022.06.29
生まれて間もないマガツヒは、美しい真っ白い神に拾われる。懐かしさを感じるマガツヒに、白い神は甘やかに囁く。
マガツヒは、白い神から生まれたと言われるが……。
執着ヤンデレ気味なイザナギさま×無垢なマガツヒくんのお話。
主にエロしかないです。
日本神話風味のファンタジー。
何でも許せる方向け。
マガツヒくん
災いの神。生まれたての神様。
夜に溶け出しそうな漆黒の肌に金色の目。深い赤の長い髪。
イザナギさま
神を生む神さま。
とろけるような白い肌、金色の目に真っ白な髪。銀の爪。朝焼けの滲んだみたいな唇に甘く澄んだ声をしている。
ナオビくん
災いを直す神。
マガツヒくんの世話役。イザナギさまに近い見た目をしている。
文字数 29,971
最終更新日 2023.09.23
登録日 2023.06.26
浮気現場を目撃して泣いてしまった僕と、僕の泣き顔に欲情した生徒会長の話。
基本みんな馬鹿。
ギャグです(小声)
文字数 5,721
最終更新日 2018.02.17
登録日 2018.02.13
雨松玄樹(あめまつ げんき)はイタリア人の母を持つ高身長イケメンの高校生。物心ついた時から想い続けているのは10歳上の春野晃輝(はるの こうき)。晃輝の勤める会社のイメージキャラクターをしないかと言われて、少しでも長く一緒にいたいという理由だけで引き受ける。
文字数 66,295
最終更新日 2022.08.22
登録日 2021.04.04
文字数 18,837
最終更新日 2021.03.28
登録日 2021.03.27
魔王の愛妾的立場にあった吸血鬼コンスタンティンはその立場を失った。アンニョイな日々を過ごすコンスタンティンの元に、魔王軍将軍兼獣人の族長ダーウィットが訪れる。
全身もふもふ獅子獣人と儚げ美人吸血鬼のリバ。
(『めーちゃん(魔王陛下)のペットやってます。』と同じ世界観です。単体でもお読みいただけます。リバです。触手も出てきます。)
リクエストをくださった璃久様に捧げます。
【リクエスト】吸血鬼
楽しいリクエストをありがとうございました!
※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。
文字数 5,754
最終更新日 2021.06.15
登録日 2021.06.15
大学生の孝信は、フリーターのハルさんのことが好きだ。ハルさんは口説いたらホイホイついてきて、でもいざ致す前にこう言った。
「俺、お前みたいなのがもうひとりいる」
誰ともちゃんと付き合う気のないハルさんと、なんとかこぎつけた夏休みの旅行。
一週間だけでいい、きみを独り占めしたい。
文字数 28,141
最終更新日 2021.09.04
登録日 2021.08.25
文字数 2,707
最終更新日 2023.12.15
登録日 2023.12.15
僕は林檎の木の精霊。僕が見上げる屋敷の窓辺にいるとてもとても綺麗なあのヒト。いつからか僕は彼に憧れて見つめるようになっていたんだ。僕とは住む世界が全然違うような『憧れの君』。でもひっそり見つめることくらいはしてもいいよね……って思っていたのに、僕の木のところに来てくれるなんて思ってもなかったんだ。
◇◇◇
作者は林檎が大好きで、冬はヒャッハーしてるのでそのヒャッハーな気分のまま林檎愛を込めました。
文字数 22,129
最終更新日 2023.12.11
登録日 2023.12.02