女嫌い小説一覧
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「ユリアーナ・ベティット。僕は君のことが大嫌いだ」
「はい、存じ上げております!」
男を誑かす『魔性の花』として有名な悪女ユリアーナは、女嫌いで倹約家として有名なグラン侯爵家に嫁ぐことになった。
夫となるエインスは若い美貌の青年だが、噂通りの女嫌いで倹約家な偏屈な男だった。
この二人は契約結婚。
二人の間に愛など存在しなかった。
しかしユリアーナは気にしない。
なぜなら彼女もまた、エインスに興味などさらさらなかった。
彼女は『魔性の花』でも悪女でもなく、悪女を演じているだけだった。
結婚するなり悪女を演じることを辞めたユリアーナはグラン侯爵家での質素な生活に適応してみせる。
「なぜ彼女は僕を気にしないんだ……?」
そんなユリアーナのことがエインスは次第に気になり始めてしまう。
文字数 2,050
最終更新日 2022.05.13
登録日 2022.05.13
「貴女は今日も綺麗だな」
「はい?」
ある日突然、女嫌いのロルフ・ダールベック大佐がおかしなことを言い始めました。
一体どうしたのと思ったのも束の間、急に慌て始めるロルフ。よくよく聞いてみると自白剤を盛られたとのこと。
(え?じゃあさっきの言葉は本当だったの?……いや、何かの間違いだよね)
戦場で治癒魔術師としてロルフを治療したことがあるエディットは、実のところ彼に叶わぬ恋をしていた。
ロルフへの想いを断ち切ろうとするエディットだが、何故か自白剤事件以降、接点が増え始める。
女嫌いを克服したい? そういうことなら治癒魔術師として協力させていただきます。
もし本当に克服できたら……貴方はきっとモテモテになってしまうんでしょうね。でも、それでいいんです。
健気な治癒魔術師は不毛な恋をやめてそっと立ち去りたい。それだけなのに、何故か逃げられないお話。
「氷の魔女への求婚」と同一世界観のお話ですが、単体でお楽しみいただけます。
時間軸は当作のほうが後です。
//一部暴力、出血表現を含みます。
//ヒーローは女嫌いなので初期は態度が悪いです。ご了承ください。
文字数 108,627
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.04.11
「————なあ、リンファ。ちょいと頼まれてくれるか」
事の始まりは、女嫌いであるとして有名な王子、シグアのその一言であった。
リンドブルグ王国の第二王子にあたるシグアは、とあるご令嬢から婚約を望む熱烈なアプローチを受けていた。
しかし、当の本人は大の女嫌い。
そんな彼は、なにを思ってか。
己の従者であるリンファ・メロジアに女装をさせ、想い人がいるからとその申し出を断ろうと試みる事に。
だが、彼は知らない。
実はリンファが男装をした令嬢であり、訳あって性別を偽ってシグアの従者を務めていた事を。
これは、本当の性別を偽って従者を務める男装令嬢のリンファと〝ど〟がつくほどの女嫌いなシグアによる物語。
小説家になろうでも投稿してます。
文字数 11,119
最終更新日 2021.08.29
登録日 2021.08.26
公爵令嬢リーデハルトは見た目こそ儚げで華奢だが、その実かなりのぐーたら娘だった。
社交界での言葉遊びや腹の探り合いに辟易した彼女は、自身を病弱だと偽り、引きこもりの生活を送るようになった。
だけどそんなある日、彼女はひょんなことからこの国の第一王子であるユーリアスと婚約することになった。ユーリアスはなんちゃって病弱なリーデハルトとは違い、本物の病弱である。
お互いの利害が一致したがための婚姻であったため、てっきり白い結婚になるだろうとリーデハルトは思っていたけれど。
*エセ病弱ヒロインとガチ病弱ヒーローが色々頑張るお話です
文字数 27,193
最終更新日 2021.05.09
登録日 2021.05.06
貴族当主が遊び感覚で作ってしまった娘ユーリア・インレアス。屋敷で散々な扱いを受けていた彼女は、自分の力で生きていくため独立を目指す。唯一あった錬金術師の才能を生かして努力を重ね、五年前から宮廷錬金術師として働いていた。
忙しい毎日を送る中、ふと何気なく『惚れ薬』を作ってみたら意外と簡単に出来てしまった。とは言え使う相手なんていないと思っていたら、うっかりミスである人物が飲んでしまう。
その人物とは女嫌いで有名な第一王子フロア・ウェスティ殿下だった。
女嫌いな王子様と、ハブられ令嬢の間で恋が生まれる?
文字数 8,030
最終更新日 2021.07.04
登録日 2021.07.02
男性に裏切られた女性と女性を信じられない男性が偶然出会う。
しかし女性にはその時の記憶がなく、気がつけばホテルに一人裸で寝かされていた。
再会した二人は・・・
文字数 263,081
最終更新日 2017.08.16
登録日 2017.07.26
貧乏伯爵家に縁談が来た。
てっきり特産の馬への縁談かと思いきや、令嬢をご指名。
いやいや、このじゃじゃ馬娘に貴族の嫁は無理だよ!?
しかも相手は───
文字数 20,682
最終更新日 2021.03.05
登録日 2021.03.05
「私、アルノード公爵家の娘、スフィア・アルノードと申します」
そう第一王子に挨拶をした彼の父に差し向けられた婚約者スフィアは、目が見えているのかというくらいに口以外、顔全体に包帯が巻かれ、顔を見ずとも、成長途中の子供とわかるそれでありながら、子供とは思えない真っ白に染まるストレートになびく髪をしていた。
僅か10歳にして女嫌いで有名な王子にとって、未だ7歳の婚約者との初の逢瀬は、一目から衝撃的な出会いとなった。
女嫌いな王子がある秘密を持つ奇行令嬢の婚約者に振り回されるお話。
随分放置していた過去作品を非公開にし、修正、改正させていただくに辺り、文章追加なども含め書き直しいたします。作者である私自身話の見直しを含め、次こそは完結までがんばりますのでよろしくお願いします。
改稿版なんで修正した分はどんどん更新します。
イラストは適当………です!
文字数 51,695
最終更新日 2021.04.24
登録日 2020.04.29
女に対する偏見で凝り固まっている大学生・脇坂雅人と、似ているようで我が道を行く女子高生・水島葉菜。無意識のうちに距離を縮めているのに、その事実にさえ気づいていない。そんな二人の恋のようなそうでないような物語。
*その後の二人を葉菜の兄の視点で描いた、「鈍すぎるにも程がある」があります。
文字数 25,704
最終更新日 2017.12.29
登録日 2017.10.04
世の中には、手を繋いでデートまでした異性に告白したらフラれたヤツがいるそうですよ。誰とは言いませんが。スマホなら少し上に、PCなら下の方にそいつの名前が書いてあるとか。
男女の仲というのは当人達以外にはワケが分からないモノです。
いや、当人達ですらワケが分からないこともあるようです。
周りから見たらどう見てもカップルなのに、実は違ったり、日によって恋人のつもりになったり、友達の気分になってしまったり。
友達以上、恋人未満? いちいちカテゴライズすんなと文句を言いつつも、肩書きがないとソレはソレで不安だったりへこんだり。ああ青臭い。
異世界でもない、転生でもない。そもそもファンタジーですらない。
今時、奇を衒わな過ぎて逆に誰も描いてなさそうな、なろうじゃ無謀なラブコメです。
ある一組の男女のお話。
少女漫画の背表紙に書かれていそうな陳腐なあらすじではございますが、似たような体験をしてきた方の心には、懐かしい気持ちを甦らせることができればと願いを込めた物語。共感していただけたなら幸いにございます。
ハーフノンフィクション!
……いや、クォーターノンフィクションくらい?
いずれにせよ。作者の恋の供養になることには違いない。
文字数 63,237
最終更新日 2020.04.11
登録日 2019.01.31
大学生の水島涼には好奇心旺盛の風変わりな妹・葉菜と、イケメンなのに女嫌いの頑固な友人・脇坂雅人がいる。紆余曲折を経てめでたくつきあうことになった筈なのに、表向きは全く変わらない二人。
告白現場のシチュエーションが微塵も浮かばない、鈍感な妹と友人は本当に想いが通じ合っているのだろうか。放っておけばよいと分かっていても、二人の恋の行方に気を揉む世話焼きの涼に、果たして明るい未来はやってくるのだろうか。
※「彼女はいつも斜め上」のその後を、涼視点で書いていきます。
文字数 21,365
最終更新日 2018.04.24
登録日 2018.03.30
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