ヒストリカル小説一覧
【2018.2.21 本編完結しました】
今はもう没落した元伯爵令嬢のマリアは、長い間ガードナー公爵と愛人関係にあった。だがある日公爵が主催した夜会で、公爵と王女殿下の婚約を告げられた。既婚者だと思っていた彼は実は独身で、マリアは「愛人」ですらなかったのだ。
妻がいると思っても止められなかった恋だった。だけど相手にとっては左手の指輪すら、マリアに踏み込まれないための偽装だったのだ。
「あんた、私を抱きたいの? どうぞ、使い古しでも良ければ。私は構わないわ」
傷心のところを現れた青年に自棄になって身を任せたマリアだったが、実はその青年はこの国の第三王子で……。
意地っ張りで素直になれない、でも根は純粋なヒロインが、いつも笑顔ながら実は腹黒?なヒーローに受け止められ、二人で幸せをつかむまでの物語。
文字数 137,585
最終更新日 2018.03.07
登録日 2018.01.31
聖教の高位神官である父を持つエルミアは、五十年に一度の秘儀に参加した。神の花嫁になるというそれは、眠り薬を飲み意識のないうちに神を降ろした男性と同衾するものだった。
儀式の後、エルミアは神殿を出た――ひとりで暮らすべく、遠方にある森に向かっていく。
予想外だったのは、高位神官の息子であり初恋のアムラスが着いてきてしまったことだった。
ふたりだけになった僻地で、アムラスはエルミアを翻弄しはじめた――自分のものになれ、と神官にあるまじき実力行使を続ける。
エルミアが溺れかけたとき、あらたに僻地を尋ね来るものがいて――。
水曜日・土曜日に更新予定です
小説家になろうさまでも公開中
文字数 119,380
最終更新日 2018.02.17
登録日 2017.10.22
~闘う民と笑わない貴族~
闘う民・武民の少女スザンナは、成人の儀式として12歳で一人旅をしていた。そんなある日、賊に襲われている馬車を見つけ、助けたことで伯爵家の長子フェレスと出会う。
護衛を失ったフェレスはスザンナに護衛を依頼し、その後も2人は交流を重ねるが、15歳で成人したフェレスの姿を見て、スザンナは身分の違いを思い知る。
やがて戦火に巻き込まれていく
全く笑わないフェレスと、笑顔を絶やさないスザンナの淡い恋心が迎える結末は…――
◆28,000文字くらいで完結します
◆公開中の『ラピスラズリと琥珀』とリンクします。
『ラピスラズリと琥珀~魔女の粉の物語~』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/906063693/563138867
◆物語の【手描きPVが】あります(ネタバレしますのでご注意ください)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12482957
文字数 28,448
最終更新日 2017.12.05
登録日 2017.11.05
ようやっと裳着も迎えられ、結婚話までもが進んでいるというのに…今上帝の姫宮さまは、どうやら今日もご機嫌ナナメのご様子。そして、腹心の女房の目が届かぬ隙に、密かな企みを実行に移したのでございました―――。
※これは、パラレル平安時代を舞台にした時代劇…のようなものです。史実とは無関係の、あくまでもどこまでもフィクションです。むしろ異世界ものだと思ってください。
※多少の流血表現があるためR15にしておりますが、そこまで過激な描写はありません。
※当作品は別サイトでも公開しております。
https://ncode.syosetu.com/n5670do/
文字数 132,704
最終更新日 2016.11.10
登録日 2016.10.30