怨念 小説一覧
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頁裏(ようり)――それは、言葉の奥底に怨念が渦巻く禁断の書。
ページをめくるとき、あなたは何を思いますか。
「次はどんな物語だろう」「新しい知識が待っているはず」――期待に胸を膨らませる人もいれば、淡々と進む人もいるでしょう。
しかし、その次の一頁が、あなたの人生を永遠に変えるものだったとしたら?
そこに記されているのが、おぞましい呪いと血塗られた歴史だったとしたら?
もう、ほかの本には触れられなくなるかもしれません。
平安の世、若き官吏・藤原清頼は才覚と知識で宮廷の注目を集めていた。
だが「出る杭は打たれる」。権力者たちの嫉妬と恐怖は、やがて彼を陥れる罠となり、残虐な仕打ちと共に命を奪った。最期の瞬間、清頼は渾身の著書に憎悪と怨念を封じ込めた。それが――『頁裏』である。
時は流れ、現代。
ある公立図書館でアルバイトをしていた学生が、埃をかぶった一冊の古文書を発見する。何気なくページをめくったその瞬間、静かに、だが確実に、封じられた怨念が目を覚ました。
そして、『頁裏』はひそやかに現代社会へと広がり始める――。
文字数 26,629
最終更新日 2025.09.18
登録日 2025.08.15
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信州水野病院の薬剤師谷仲霊華は、雷雲迫るある夏の夜、ひとり薬局の当直に就いた。調剤室に赴くと、そこに白衣姿の若い女性がいた。女性は杉崎妖音と名乗り、自分は大学病院から派遣されてきた薬剤師だと説明する。不審に思いながらも、霊華は妖音と二人で薬局の当直に就く。
救急外来調剤の合間、妖音は霊華にある提案を持ちかける。交代で怪談話をしようというのだ。始めは逡巡していた霊華だが、徐々に妖音の話に引き込まれていく。妖音は水に溺れた女の悪霊の話から始めたが、霊華がたどたどしく語る怪談も同様に水死した女性に関するものであった。
やがて深夜になると激しい雨が降り出した。妖音の最後の怪談は、圓魂緒という女性が運転する車が雷雨の中で水没し魂緒が溺死する話で、魂緒は後部座席から現れた女の悪霊に殺されたというのだ。実はこの悪霊とは、話の語り手である杉崎妖音自身のことであった。
文字数 58,558
最終更新日 2025.08.11
登録日 2025.08.11
3
国王クリフ・ガルシアは最愛のエミリーとの結婚をやっと勝ち取ったが、それには条件があった。
それに従い、三年後に第二妃を迎えた。絶対に愛さない。そう宣言して。
家族と別れて嫁いできた第二妃。夢を失い、希望を砕かれ、家族を失った彼女はその胎内で災禍を育てる。
文字数 45,145
最終更新日 2025.05.16
登録日 2025.04.24
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怨霊師とは怨念を纏いて怨霊を使役する者也
一人の少年の両親が目の前で怨霊となり、少年はそれが見えるようになります。
そのせいか、人々の黒い物、怨念まで見えるようになりました。
見えるようになった少年の目には、世の中に黒い怨念があふれているように見えます。
そして、その中でも強い怨念は人に悪影響を及ぼす事を知り、人知れずそれを取り除いていました。
あるとき怨霊に取り憑かれた暴走族が、殺人をするところを目撃します。
少年は怒りに我を忘れます。
我を忘れた少年の体から、取り除いていたはずの大量の怨念が飛び出しました。
飛び出した大量の怨念は怨霊に吸収されると、とりついている暴走族を自由に動かし、殺してしまいました。
その時、少年は自分の出来る事を理解し、自らを怨霊師と名のる事にしました。
怨霊師となった少年は、その力で怨霊に取り憑かれてもなお悪事を働く者達に正義の鉄槌を加えます。
文字数 30,000
最終更新日 2024.08.12
登録日 2024.02.07
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文字数 14,508
最終更新日 2024.02.29
登録日 2024.02.29
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比翼連理の改訂版です。かなり加筆しているので、予定と違う方向に向かってしまったので、別物として読んでいただけると幸いです。元の文章もかなり残していますが、どういう風に明後日の方向に走るかは判りません。暴走する怨念オヤジと、はき違えジジババに、怨霊に悪霊も多数出没予定してます。
文字数 68,564
最終更新日 2020.11.25
登録日 2020.10.30
14
同級生の小沢紀之に久しぶりに会った立花和夫は、彼と出会ったことで様々な怪奇現象に巻き込まれていく。
白装束の女の乳房を吸っていた紀之は、その後変わり果てた姿となってしまう。
やがて田辺良子失踪事件を通じて徐々に頭の中に響いてくる「かごめかごめ」が大きくなっていく。
幻覚か、それとも呪いか。性欲と恐怖が入り混じりながら抗えぬ衝動と真実に飲まれていく。
サスペンス官能ホラー。
文字数 64,274
最終更新日 2019.07.23
登録日 2019.06.01
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2017年8月。一人の死刑囚の刑が執行された。宿角玲那(すくすみれいな)。享年、二十六歳と十ヶ月。
彼女が犯した罪は殺人および殺人未遂。最終的に四人を殺し三人に重傷を負わせた。その三人は、いまだに後遺症で苦しめられているという。事件は彼女が二十一歳の時に起きた。それから何年も裁判をして、一昨年、死刑判決が確定してようやく執行されたという流れだった。
彼女が死刑になったのは、そういう法律がある以上は仕方ないだろう。四人もの人間を殺したんだから当然なのかもしれない。
ただ、それでも引っかかるものがある。彼女がこんな結末を迎えずに済んだかもしれない『if』がどこかにあったのではないだろうかと……。
筆者より。
こちらは、「ネコナマナ」に登場する宿角玲那とは別の世界線に存在した、<もう一人の宿角玲那>の物語です。中学の途中までは、<ネコナマナの宿角玲那>と全く同じ人生を歩みました。そして、ある事件が回避され、その上である出会いによってそこから先が分岐し、全く別の結末を迎えることとなりました。
こちらの宿角玲那には、救いはまったくありません。ただただ胸糞悪いだけで終わります。ご注意ください。
ただ、「ネコナマナ」の彼女が何故、生徒の悪態に平然としていられるのかというその背景がこちらにあります。
この境遇に比べれば、生徒に罵られる程度など、そよ風のようなものだったのでしょう。
文字数 120,774
最終更新日 2018.09.28
登録日 2018.08.21
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