「混み」の検索結果
全体で45件見つかりました。
ドンと誰かがぶつかったとき、リーズは首が少し引っ張られた気がした。いけない……物取りだわ!
市場の人混みの中、リーズは形見の首飾りを少年にすられそうになるが、すかさず相手の手首を掴む。
「お願いよ、返して! それは亡くなったお母様の肖像画なの!」
必死の懇願に、少年は立ち止まると舌打ちしながらも首飾りを返してくれて……。
路上で生きてきた青年ルカと、彼に恋をする商家の娘リーズの物語。
※「聖女」「ねずみ」は比喩のため本物は出てきません。
文字数 143,155
最終更新日 2021.04.14
登録日 2021.03.24
朝日が窓から差し込む。そしてベッドから起き上がった俺、長井史郎は新しい制服に着替えて用意をする。
「今日はいよいよ入学式かぁ……やっとここまで来たのかぁ」
そう、今日は法座高校の入学式なのだ。
初日から遅刻するような展開はあってはならないと、昨日は早く寝たのが幸いしたのか、余裕を持って起きることが出来た。
「これが毎日続くといいんだけどな…」
両親は二年前から海外に飛んでいて家には1人で、そのお陰で家事も人並みにはこなせる。
今日もいつも通り自分で朝食を作り、早めに済ませた。
高校からは寮生活になるので、少しの間この家とはお別れである。
俺がいない間は親戚がたまに掃除しに来てくれるというので任せることにした。
色々考えてるうちに準備を終えた俺は足早に家を出て、空を見上げた。
雲一つない快晴で、気持ちのいい日の光が降り注いでいる。
「よし、行くか!」
暖かい日差しが降り注ぐ中、新生活への一歩を踏み出す。
少し歩いて何の変哲もない道を抜けて大通りに出る。
大通りはさっきまでの道とは程遠く、多くの人が行き交っている。
小中学生が学校に通う通学路では、ティッシュを配る人が複数いる。
少し歩いて駅に到着した俺は法座町にいくための切符を買い、電車に乗る。
ジャストのタイミングで電車は来ており、すぐに乗ることが出来た。
だが電車は大勢の人で込み合っており、車内で見ようと思っていたネットニュースを見ることもままならず、人混みに揉まれながら駅に着いた。
たった三駅だったのだが、まるで一時間以上乗っていたかのような感じがした。
駅を出ると、同じ制服を着た学生が何人か歩いているのが見える。
(こうして同じ制服の学生を見ると実感が湧くなぁ)
そう思い、俺が初めての高校への通学に、心を踊らせながら学校の近くの通学路を歩きだした時、角を曲がって少し先にある信号のところに、奥の信号を無視した車が急に突っ込んできた。
(あの車、止まらないんじゃ……)
その車の前には小学生が一人取り残され、今にも引かれそうになっていた。
「危ない!!」
とっさに叫んだ瞬間、小学生と車の前に突如現れた男性の手から風が発生し、暴走車の機動を逸らして、暴走車は進路の先で電柱に追突した。
男性に注目が集まる中、
「大丈夫かい?危なかったね。」
とその男性は微笑んで小学生に声をかける。
「ありがとう!」と小学生は男性へ無邪気な笑顔を向け、去っていった。
今の一瞬に起こった出来事を説明すると、車の前に突如発生した風圧が、車の進行方向変え、小学生を救ったのだ。
現代では限られた人間だけが今のような特別な力を使うことが出来る。
人々が子供の時、一度は憧れたであろうおとぎ話上でしかなかった力。
それが今、現実で確認されるようになっている。
そう、人類は魔法と呼ばれる力を使うことに成功している。
文字数 2,405
最終更新日 2017.07.01
登録日 2017.06.27
学校にも行かず、部屋でゲーム三昧をしている俺だが、ある日人気ゲームソフトの発売日を知り珍しく外出をした。無事ゲームは獲得し、家に帰ろうとした時、近くの場所で銀行強盗が起こり、俺はこの人混みの中をくぐり抜けようとした時に、
銀行強盗の下っ端の拳銃の流れ弾に当たり、俺は死んだ。次に起きた時は、見たことない部屋と美少女だった。これから起こる事が、誰も予想はできなかった。
文字数 12,744
最終更新日 2018.04.21
登録日 2018.04.14
ある日突然、異世界に召喚された少年。
平均的な身長に体重、黒一色の髪。ズバ抜けた才能も無い普通の少年だ。
唯一特徴を上げるならば、三白眼の鋭さだけだろうか。
視線が合っただけで睨まれたと勘違いする不良に度々喧嘩を売られ、それならばと笑を浮かべていれば職質対象になる事も多々あったり。
人混みに入れば見失ってしまいそうな、そんな普通の少年が、武力無し、技術無し、ハーレムを作れる程の顔も品も性格も持ち合わせてはおらず、特殊な力も無ければ、当然チートも無い。
何もかも無い少年は異世界に放り込まれ、『憤怒』『傲慢』『怠惰』『強欲』『色欲』『嫉妬』『暴食』の大罪を犯した魔女達に出会う。
唯一祝福と呼べるべき力は『ループ能力』のみで、発動条件は『痛み』を伴う事。
そんな残酷な能力を手にした少年。
そして『魔女』との出会いは、少年にとって希望となるのか、絶望となるのか。世界を繰り返した向こう側には、何があるのか。
全ては神のみぞ知る━━否『魔女』のみぞ知る━━━。
登録日 2018.08.08
ある夏の日に起きた少年と少女の日常の1コマ。
花火大会。
そこで少女は少年とゲームをした。
「花火大会で私を見つけて」
人混みの中、彼女を見つけることのできなかった少年は、近くの公園で少女と落ち合う約束をしていた。
そこへ向かう途中「夏の終わりがいつからか知ってる?」という言葉を聞く。
その言葉は何故か頭に残る。
夏の終わりっていつからだろう。
登録日 2018.08.13
どこに行っても混んでいるゴールデンウィークの祝日。
その人混みの多さに彼女は行き先の変更を決断する。
これは彼女のゴールデンウィークの祝日の日常を切り取った物語。
文字数 3,071
最終更新日 2023.05.05
登録日 2023.05.05
少し不思議な力を持った、女子高生チハルは、交差点を行き交う人混みの中に、強烈な違和感を感じ取った。
その謎を追う内に、チハルは、奇妙な運命に巻き込まれていく。
文字数 41,381
最終更新日 2018.12.06
登録日 2018.11.24
いつも通り、お天気AIの天気が始まる。
建ち並ぶ高層ビルにスマホ片手に忙しない人混みも日常風景の一つだ。違っていたのは空模様。
まさか、予報に反してビルの破片が降ってくるなど人も機械も予想できなかった。
見えるはずがない、聞こえるわけがない、しかしそれは存在している。
すべてはその存在――アヤカシが原因だった。
さらにいえば、その原因を連れてきたのは、春日ユウという一人の青い髪を持つ子供。
ユウは、「妖魅呼-ヨミコ-」というアヤカシを呼び寄せてしまう厄介な体質を持っていた。
厄介事は日常茶飯事。常に身の危険を感じつつも、兄に守られて生きてきたユウ。
ときに戦い、ときには逃げるを繰り返す日常は、自身だけでなく兄への負担が大きすぎる。悩んだ末、ユウは一大決心をする。
この厄介な体質をなんとかしよう!
自身の身を守るため、そして兄の手を煩わせずに生きるため、アヤカシと唯一戦える存在、魔法士となるユウ。
ところが、魔法士となるための難関がユウの前に立ちはだかる。
果たしてユウは魔法士になれるのか?
体質改善は成功するのか!?
※この物語はフィクションです。実際の団体や組織名とは無関係です。
文字数 163,462
最終更新日 2023.03.31
登録日 2023.02.13
高校の同級生の日月に、恋をしていた水森は衝動的に同窓会に参加する。
何年かぶりに日月と再会した水森は、そのまま一夜を共にした。
そこから定期的に身体の関係を持つようになり。
ある日を境に、日月は水森の前から姿を消した。
虚しい日々を過ごす水森は、街の人混みの群れの中で日月を見つけ出した。
日月は、別人のようになっていた。
攻めが死にます
文字数 3,159
最終更新日 2023.09.03
登録日 2023.09.03
人混みと東京、そして幽霊。
主人公天津凛は高校3年生であり受験生である。彼女は、塾や学校の日々のストレスから遊びに逃げていた。そしてある事件をきっかけに彼女の運命が一変する出来事が...
文字数 1,497
最終更新日 2024.05.12
登録日 2024.05.12
武者修行のために諸国を旅していた御家人 の三男坊である山本三郎は、いつの間にか剣と魔法の世界に迷い混み・・・
文字数 122,333
最終更新日 2016.08.01
登録日 2015.11.13
混み合う電車の中、娘と同じ年頃の女性と向き合って立ってしまった。身動き出来ない状態で、女性の胸が押しつけられる。その後女性は信じられない行動を取る。
文字数 2,898
最終更新日 2022.11.23
登録日 2022.11.23
主食は妄想 好物はBL あやかし腐死鳥モエジーヌ ここに爆誕!
私、茂枝山 萌子(もえやま もえこ)32歳。
気に入らない上司と同僚、どちらを受けにすればスッキリするのかを日常の課題として抱える、どこにでもいる普通の腐女子。
ブラック企業に勤める、ただの燃え尽きかけ社員だよ。
腐女子だけど、喪女でも孤女でもない、ただの毒女(独身女)。
あぁ、それなのに。
何が何してこうなった?
楽しみにしていた推しラノベのアニメ化がようやく決まったのに刺殺されるってどういうこと⁉
長年追い続けた漫画の続きも気になるし、運よく取れた推しアイドルのコンサートのチケットもどうしてくれるのよっ!
そして、何よりも何よりも。
スパダリどころか美形ですらない、筋肉にも体格にも性格にも恵まれなかったヤツの憂さ晴らしに殺されたのが納得できないっ!
朝のラッシュで混み合う地方都市の駅構内で刺殺された私の前に、神は現れ、そして問う。
「力が……欲しいか?」
てな具合で、腐っ腐っ腐っ。
主食は妄想。好物はBL。腐女子たる女は不死鳥の如く蘇った。あやかしとして。
あやかし腐死鳥モエジーヌ ここに爆誕!
……で、気に入らない上司とムカつく同僚。
どっちを受けに、どっちを攻めにしたら、一番スッキリすると思います?
萌子に恋する、あやかし見えちゃう系男子の幼馴染、阿木 彰人(あぎ あきと)も巻き込んで、そりゃもう大騒ぎさ☆
登場人物
主人公
茂枝山 萌子 (もえやま もえこ) 32歳
推定 身長165センチ 55キロ
茶色っぽい髪と瞳。癖毛。ブラック企業に勤める燃え尽きかけ社員。
喪女でも孤女でもない、ただの毒女(独身女)。
父と母、年の離れた弟である実(みのる)12歳がいる。
幼馴染
阿木 彰人 (あぎ あきと) 32歳
萌子の幼馴染。
元警察官の何でも屋。
美形。
身長187センチ細マッチョ。サラサラロング真っ黒ヘアに真っ黒な瞳。色白。
男女共にモテまくる人。セクハラされた過去あり。
猛女の萌子が好き。
あやかしが見える。
・作者、キャラ文芸もあやかしもイマイチ分からなかったので、あやかしを爆誕させてみました。
※作者、劫火に突っ込まれた場合は、書き上げることなく、そのまま燃え尽きる可能性があります。ご注意下さい。
文字数 13,252
最終更新日 2023.01.22
登録日 2022.12.30
ボウイング王国の王都エ―バスには、都内を守護する騎士の他に多くの衛視隊がいる。
騎士を含む彼らは、貴族平民問わず魔力の保有者の中から選抜され、その能力によって各隊に配属されていた。
王都交通整理隊は、都内の大通りの馬車や荷台の往来を担っているが、衛視の中では最下層の職種とされている。
その中でも最も立場が弱いのが、平民班長のマーティンが率いる第19班。班員も全員平民で個性もそれぞれ。
大きな待遇差もある。
ある日、そんな王都交通整理隊第19班に、国王主催の夜会の交通整理という大きな仕事が舞い込む。
文字数 25,429
最終更新日 2023.02.18
登録日 2023.02.18