「殴った」の検索結果
全体で57件見つかりました。
《腐女子キャリアと男メイドシリーズ》傷害事件捜査で署に現れたエリート警視は自称腐女子。「男メイド」まで連れ歩いて、新米刑事のタカシはげんなり。ともあれ、頭を殴打されたOLのためにも犯人を見つけ出さなくては……。どーしよーもなさを目指したコメディ事件物。
登録日 2014.06.30
握った拳の中に光が生まれる。透けた光は拳を紅く染め、なお余る光は指の隙間から逃げ出そうとする。その光を握り潰すかのように、僕はいっそう手に力を込めた。
だんだんと強くなる光の中に何か押し返すものを感じる。
それを確かなものにするために握った手の中に、ひやりとしたドス黒い鉄の棒が現れた。
「よしっ、きたっ! 」
「チッ、面倒だ。」
隙を与えまいと、『Mark.5』は奇声とともに間髪いれず殴り続けてくる。
なんとか、右手に握った黒鉄の棒で弾くものの、その長身が生み出すポテンシャルは、拳の一発一発に重みを与える。
「形態変化:盾! 」
残像を残しながら、くるくると棒をまわす。再び、光に包まれた棒はグニャリと潰れて盾に姿を変えた。
その盾をお構い無しに殴ったヤツの拳は、不快な音を立てて潰れる。
「うぅ、やったな…………よくも、やってくれたなぁぁ! 」
目を血走らせながら、拳の潰れた右腕の肩を掴む。そのまま、力任せに腕を引きちぎった。
「あぁぁぁぁぁぉぁ! 」
投げ捨てられた腕が、足元に転がってきて動かなくなる。
僕はその光景を目の当たりにして動けずにいた。
「精製錬金! ブラッディィスティールゥウ! 」
血の滴る腕の付け根が蒼白に発光すると、体内にあった鉄の塊が腕の付け根から溢れ出るようにして金属を錬成していく。名の通り精製錬金は不純物のない上等金属を創り出す。
光沢のある金属でできたいくつもの立方体がひしめき合って一つの『腕』を形成している。
「吹き飛べぇぇぇ! 」
Mark.5はその腕を腰から振りかぶって、投げつけるように振り下ろした。
とっさに出来たのは、覚えたばかりの形態変化で創った下等な盾をかざす事だけだった。
盾などそこになかったかのように狂いのない弧を描いた腕は、僕の体を後ろへと吹き飛ばした。だが僕は決死の思いで踏ん張る。ここで倒れたら次の一撃をモロに食らってあの世行きだからだ。
抉れた土を蹴り、飛び出しながら僕は空いた両手に劔を創り出した。
次の一撃を喰らわないための一心で、壊れるはずのない腕に何度も何度も切りかかった。
「壊れろ! 壊れろ! 壊れろ! 壊れろ! 壊れろ! 壊れろよ! 壊れてくれよぉぉぉぉ! 」
右の劔が砕けては、左の劔を叩きつける。その間にまた、右手に劔を錬成する。
幾度となくそれを続けた。やめてしまったらそこで殺される。
恐怖に駆られ狂気を糧に劔を振り続ける。
「醜いなぁ……失せろ。」
輝く彼の右手の中に新たな光ができる。
「精製錬金:ラスターゴウルム」
その手に握られた同じ光沢を放つその劔は腕の延長と錯覚させる。
あぁ、綺麗だなぁ。
これが最後の感動だった。
「死ね。」
金属が骨を砕く鈍い音だけがその場に残っていた。
文字数 1,094
最終更新日 2018.03.27
登録日 2018.03.27
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
文字数 6,141
最終更新日 2020.09.15
登録日 2020.09.11
忌み嫌われる黒髪の一族 リデュール伯爵家の令嬢、ユイア。
お茶会で出会った第二王子の顔面を殴ったら、何故か惚れられた。
段々絆されていったけれど…
王家を蝕む呪いの正体、
リデュール一族の成り立ち、
2人が結ばれる日は来るのだろうか…
2020/7/13 完結しました
文字数 67,887
最終更新日 2020.07.13
登録日 2020.05.31
どんなダメージも瞬時に回復する男は、ゾンビとあだ名され不気味がられていた。
力がありすぎて生まれてから一度も本気で人を殴ったことのない男は、壊れない敵を求めていた。
どんなことでも見ただけで真似できる男は、何事にも満足せず怠惰な日々を送っていた。
彼らは出会い、闘いが始まる。
様々な怪物達が最強を目指して戦う異種格闘バトル群像劇、ここに怪幕(かいまく)!!
登録日 2016.10.25
ただ、いたい。
むねが、いたい。
となりに、いたい。
きみと、いたい。
ただただ、いたい。
短編というより、詩というより、
灰色の感情を書き殴った駄文。
文字数 1,271
最終更新日 2021.08.21
登録日 2021.08.18
「フローラ・アンカーソン伯爵令嬢! 貴様との婚約を破棄すぶふぉわ――」
「ジョージ様!?」
ジョージ・ブリテニア第2王子が婚約破棄宣言を言い切る前に、その体が勢いよく吹き飛んでいき背後の壁にめり込んでいきました。
彼の横にいたアマンダ・オルコット男爵令嬢は何が起こったか理解できていない。
彼をぶん殴ったのは、婚約者フローラの義妹のサヤカ。
大好きで大好きな大好きな大好きな大好きな大好きな大好きな――
大好きな義姉を傷つけられらサヤカは、王子を完膚なきまでにボコボコにすることにした。
文字数 2,093
最終更新日 2023.07.13
登録日 2023.07.13
男の娘受け書きたかったから書き殴った。男の娘レイヤー(女装あり)と女装やコスプレに理解がある幼なじみのbl?自覚の芽生え辺りから始まるやつ。ほのぼの寄り、女装描写あり。
男の娘サイドの話含めて続きはまた書くかも、です。地雷注意。
雑な設定
田中柚季
高校生。身長170cm。中肉中背。まあまあな二次元オタク。ノンケ寄りだったけど幼なじみ(男の娘)が秘かに気になってた矢先幼なじみが女装もするレイヤーバレ。この子も黒髪黒目、メガネ。
佐藤うさぎ
高校生。身長161cm。色白細身で可愛い顔立ちをした男の娘。
レイヤーバレした側。おっとりしてるけど人付き合いは慣れないと円滑に出来ない。ネット内弁慶なところもあるのでツブッターとか柚季とかと喋る時の方がちょっと明るい。
文字数 6,135
最終更新日 2023.11.11
登録日 2023.08.27
新人天使のミスによって呪い殺されてしまった主人公。異世界転生前にその新人天使を椅子でぶん殴ったら、なぜか魂を浄化されないまま異世界に転移することに……。記憶もちゃんとあるので知識チートが出来る可能性も十分にあるのだが、記憶があるせいで生まれてすぐに感情が薄い人間になってしまうことに……。
この作品はカクヨム「https://kakuyomu.jp/works/16816700428168014698」にも掲載しています。
文字数 139,832
最終更新日 2021.12.03
登録日 2021.10.17
ある時僕らは転移した。現代の世界からじゃない。すでに転移していた異世界からだ。
異世界を救い、現代日本に帰る帰還方法を探す旅に出ようとしていた矢先、僕は再転移した。
そこには同じように異世界を救った戦士たちが集められていた。
『これから異世界に再び帰るか、それとも現代へ帰るか、それぞれに別れて”意思統一”してもらいます。』
敵味方となるのは全て神様から力を授かったであろう勇者たち。周り全員が力を持った存在。
自分だけが特別ではない。全員が特別な者たち。
”自分だけ”というアドバンテージを失った時、どのような本性が暴かれるのか・・・
様々なキャラクターが織り成す物語。
そんな感じで頑張ってみました!たぶん・・・
玉石混交、ただキャラクターを存分に描きたい。それがために舞台、設定を用意し、情熱だけで書き殴った、そんな感じのガバ作品。
スロースターター気味の作品で、最初の方は軽い感じですが、徐々にシリアスに、本編9~は殆どシリアスです。
本編(最初から視点となっている剣士君のお話)は全部で15話ですが、
もう一人、裏の主人公の話は10話くらい?になるかと思います。
あと、公開後からミスが見つかったりして、ちょこちょこ修正したりしてます。申し訳ない。
よろしくお願いします。
R18タグをつけていますがエロ小説では無いので悪しからず。そういう表現・描写があるということで。
だいたい本編9以降にそういう表現が出てきます。
文字数 157,080
最終更新日 2024.03.14
登録日 2024.02.29