「僕」の検索結果
全体で14,753件見つかりました。
貴族や富裕層が多く通う異常に授業料が高いその王立学園で、許嫁であるパトリシアは僕に言い放った。
「私、いったんあなたと別れて他の人と付き合ってみようと思うの」
親が子供の許嫁を決めるのは後継ぎが必要だからだ。いい人が互いに現れなければ結婚してもらうよという程度の約束にすぎない。二十歳頃に意思確認を行ってから正式な婚約となる。
貴族には家庭教師がつくことが多く、学園にはより深い教養や知識、社交性を身につけるため十六歳から通う。誰もが後継ぎの必要性は理解している。まだ婚約なんてしたくないなんてふわっとした理由では断れない。それからの四年間が、実質自由恋愛で他の人を選べる最初で最後のチャンスとなる。
だから僕も――、覚悟をしていた。
※さらさらしるな様主催の「匿名元サヤ短編企画」参加作品です。
※他サイト様にも掲載中
文字数 6,634
最終更新日 2024.11.30
登録日 2024.11.30
文字数 15,571
最終更新日 2025.10.26
登録日 2025.10.26
暗い、暗い夜更け。
いつもの曲をイヤホンで聴きながら、寒い街中を一人、あてもなく歩く。
玄関を出ると、まず冬の匂い。
夜空には綺麗な星。
誰もいない、一人だけの道。
自販機。昼間は陰なのに、今はやけに眩しい。
よくわからないメーカーのジュースを買って、また歩き出す。
最寄りの駅。
深夜なのに光がついていて、どこか不気味だ。
公園の前を通り、ブランコに腰を下ろす。
静かに揺れながら、息が白く空に溶けていく。
いつもの陸橋。
遠くを眺めると、光がきらめく。
冬なのに、まるで蛍の群れみたいだ。
コンビニの前でタバコを吸う。
白く漂うのは煙か、吐息かわからない。
そして、ひたすら同じ曲を流し続ける。
僕は今日も歩く。
僕は、虚無だ。
深夜二時。
まだ歩くのをやめられない。
まるで何かを探し、答えを求めているかのように。
歩みを止め、白い息を吐き、また歩き出す。
自分でも、何をしているのかわからない。
ただ、答えを探しながら彷徨うだけ。
終わりのない、暗く長い一本道を。
答えなんて、見つかるはずがない。
先にあるのは、闇だけだ。
それでも僕は、歩き続ける。
愚かで、哀れなままに。
僕は歩く。
君のことを思いながら。
誰もいない夜の街を。
僕は虚無だ。
文字数 495
最終更新日 2025.11.12
登録日 2025.11.12
春、君と出会った。
僕には君がとても輝いて見えた。
でも、それはきっと桜の魔法…。
淡く、切なく……。
僕は君の何に惹かれたのだろうか?
文字数 2,533
最終更新日 2019.02.06
登録日 2017.03.21
「ペペロ、この武術大会に出場しろ」
残飯粥にかぶり付いていた時だったので、僕は先生が何を言っているのか理解できなかった。
「先生、無茶言わないで下さい。オーガやオークの群の中に迷い込んだ野兎と一緒で、きっと骨だって残りませんよ。僕のこの栄養の足りてない細い腕と足を見て下さい。野兎にすら勝てるかどうか怪しいです」
うん、男としてちょっと悲しい説明だが現実は現実だ。僕は常に現実主義者だ。
「大丈夫じゃ、人間、気合いと根性が有れば道は開ける」
「先生、気合いと根性じゃ野兎はオーガに勝てないんです。いくら頑張っても生態系ピラミッドの底辺からは抜け出せないんです」
ペペロ十三歳、魔道士の卵。美少女にしか見えない華奢な不幸体質の少年が、武術大会に放り込まれるお話です。
文字数 70,164
最終更新日 2017.09.24
登録日 2017.08.31
遠距離恋愛中の僕と彼女。
雪の舞う駅のホームで、名残惜しそうに別れる二人の情景を描きました。
文字数 1,258
最終更新日 2022.11.17
登録日 2022.11.17
都賀楽器店・店長、都賀雅人。
バリバリ仕事をしてじゃんじゃん稼ぐ彼も、かつては演奏者になることを諦め、打ちひしがれていた時期があった。
僕には才能がない。そう絶望していた青年を救ったのは、父親のたった一言。
気が付けばシリーズいちの稼ぎを叩き出すようになっていた彼。
生きている以上はしたたかにいこう。そんな商売人の、転んでもただでは起きない話です。
※こちらは本作「川連二高吹奏楽部」シリーズの外伝になります。本編を読んでいなくても楽しめるように作っています。
登録日 2020.07.10
僕には周りの人間の、キルゲージとデスゲージが見える。
キルゲージが上がると、殺傷行為をする可能性が非常に高くなる。
デスゲージが上がると、自傷行為をする可能性が非常に高い。
(生)のために、僕はキスをする。
文字数 411
最終更新日 2022.01.04
登録日 2022.01.04
ふと、死にたいと思ったことはないだろうか?
ふと、生きたいと思う人間がいないのは不思議に思う。
そんな僕らのジュブナイル。
今だからこそわかる。
大人になればわからなくなる。
大人より、子供もの方が感覚が鋭いから。
文字数 741
最終更新日 2022.02.18
登録日 2022.02.18
現実世界の変わらない毎日に嫌気を感じ、服毒自殺した少年、ヒナタ。
「これでやっと楽になれるーーー」
はずだった!?
天国だと思ったその場所はRPGを連想させる異世界ワールド!
明らかに僕、主人公設定なのに回復特化ってどういうこと??
英霊術?三英傑?何のことだかさっぱり分からないけど、現実世界より楽しそうだからもうちょっとだけ生きてみます!
内向的な主人公の異世界サクセスストーリー!
文字数 769
最終更新日 2022.08.15
登録日 2022.08.15
「ねぇ! 君はどうしてここに居るの?」
学校の屋上で出会った彼女はいつも元気で笑顔を絶やさなかった。
そんな彼女は俺の母親と同じ重い病気を患っていると知る。
「私、そう長くないから」
彼女の唇は少し震えているような気がした。
それも無理はない。彼女が口にしたのは、俺より一つ年下の、高校一年生には残酷すぎる運命だったから。
「ねぇ! 今日から私に着いてこない?」
その彼女の言葉が、俺と彼女の人生で最も輝いた一週間の始まり。
名前の通り、最も輝いたゴールデンウィークの始まり。
そして――この時に戻りたいと一生思うであろう日。
文字数 9,639
最終更新日 2022.10.10
登録日 2022.10.10
インセンティブ制度の変更に伴い、一万字以内の短いお話で〝恋〟をテーマに描いたものを雑多にまとめていきます。
青春、切ない恋、ハッピーエンド多め。
不定期に増えますので、永遠に〝連載中〟かも。
※NL、BL、GL、雑食の作者につき、ご注意くださいませ!(各タイトルに表記を入れます)
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円谷 真澄(つぶやら ますみ)、高校二年生。身長百八十五センチ。無駄に人目を引くこの長身がコンプレックス。
背が高いのに気が小さくて臆病な僕は、人と目を合わせることが苦手。いつも長い前髪で防護幕を張っていた。
そんな僕に、憧れのクラスメイト香椎 透(かしい とおる)くんが、ある日「コミュ障を直す練習台になる」と言ってきて――。
放課後、裏庭で行われる僕と香椎くんの秘密の特訓。前髪のカーテンを捲る彼の指先、僕を見つめる瞳。
ダメだ、こんなの。恥ずかしくて、死んでしまう!
───────【前髪越しのキミ】
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日暮れまでに男の子とキスをしないと、消えてしまう!?
サキュバスであることを隠して人間社会で生きる来夢 魅(らいむ みいる)は、女友達の璃世(りせ)ちゃんが大好き!
だけど、十六歳になるまでに人間の男の子とキスをして生気(エナジー)を得なければ、存在が消滅してしまう定め。
男の子が大の苦手の魅には、それは難題で……なかなか果たせないまま、とうとう誕生日が来てしまう。
タイムリミットは、生まれた時間の夕方六時。
魅の運命や如何に!?
〜ドタバタ☆きゅん♡な百合短編ラブコメ!!〜
───────【Kiss♡魅(me)!!~日暮れまでにキスをして~】
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他。
文字数 23,339
最終更新日 2024.02.12
登録日 2024.02.12
現在絶賛不良の僕が昔たまたま助けた少女と出会って、変わっていくでも僕は過去助けられない人がいて
文字数 7,738
最終更新日 2024.09.04
登録日 2024.05.26
気付けば奴隷だったユウリ・キリサキ。
奴隷として過ごす日々に、一人の少女が現れたことで物語は大きく動き出す。
登録日 2016.04.26
ある日突然異次元界に生きる異次元さんが僕、朝比奈怜の風呂場に現れた。なぜだか異次元さんは僕にしか見えないらしい。その日から僕の生活は180度変わった。僕と異次元さんがお届けするフィクションドタバタコメディー。
文字数 712
最終更新日 2018.12.12
登録日 2018.12.12
人は眠りにつくと夢を見る。
当たり前の話だ。
今日は、どんな夢を見るのだろう。
昨日は、どんな夢を見たの?
誰でも、きっと、一度はしたことがある会話だ。
それは、想像の世界なのか。
それとも、未来予知か。
願いなのか。
どんな感情から、思考から、あんな世界が描けるのだろうか。
夢が見せてくれる世界は、例えそれがどんな物語であったとしても、僕の一部だ。
僕だけの物語だ。
自分を写す物語だ。
彼女が教えてくれたんだ。
文字数 8,932
最終更新日 2023.01.29
登録日 2022.08.08
最強の加護を得て無双する?最弱の存在から成り上がる?チート武器を手に入れてて相手を圧倒する?誰よりも良い環境で学びたい?
イヤイヤイヤ、そんなモノいらない、互角がいい。互角であればみんな仲良くできる。
現実世界で地味な僕に目立つ役目も能力もいらない。そう、互角でいいんだ。
な~んか異世界に行ける人がクラスで3人くらい選ばれてなぜか僕も混じった。他の二人は中二病満載でゲームとかアニメとかで無双しそうな能力いっぱい貰ったみたいだけど僕は神様にこう言った。
「互角でいいんです。それだったら皆と仲良くなれますから」
この返答に説明していた神様とやらは「それでよいのか?」しつこく念押ししてきたけどそれでいいと答えて異世界転移した。
うん、互角でいいんだ。
僕は力比べ程度の範囲で互角と考えてたんだけど異世界基準では互角という言葉の意味に現実とは果てしなく乖離していることに気づいていなかった。
互角、その本当の意味は対等だということに。
文字数 54,491
最終更新日 2024.04.03
登録日 2024.03.16
