「冷」の検索結果
全体で7,370件見つかりました。
「君との婚約を破棄する。理由は簡単だ、私は恋愛に興味がない。結婚もするつもりはないんだ」
まっすぐに告げられた言葉に、私は一瞬だけ口を閉ざした。まるで、さっきまで立っていた地面が、音もなく崩れていくような感覚だった。
けれど、私は微笑んだ。貴族令嬢として育てられた十七年間で、どんな時も冷静にふるまう訓練だけは嫌というほど積んできたのだから。
「そう。わかりましたわ、エドワルド殿下。……婚約破棄を、お受けいたします」
その瞬間、エドワルドの表情はわずかに安堵に緩んだ。それが何より、私にとっての答えだった。
文字数 12,132
最終更新日 2025.07.11
登録日 2025.07.11
★本作は『クズ彼氏に悩んでた俺が、イケメン社長に拾われて溺愛されてます』の続編・新章です。
人生をやり直す――恋も、未来も、すべてが再スタート。
ニューヨークでの結婚式を終え、新婚旅行から帰国した遥と拓実。二人の新しい日常は、甘く穏やかに始まった。
ある日、祖母・潔が営むカフェ「madoca」で、かつて恋人に裏切られ、夢も居場所も失った元“天才パティシエ”の青年・花村 環(はなむら たまき)と出会う。
遥は、自分の過去と重なる環の姿に親身に寄り添い、少しずつ彼の心を溶かしていく。
さらに拓実の知人で、冷静沈着なスパダリ探偵・神崎 透(かんざき とおる)が現れ、“復讐”という名の目的で環と手を組む――。
――復讐と再生、そして愛。
過去の痛みは、誰かに寄り添われることで、未来の強さへと変わる。
イケメン甘々社長の拓実×真っ直ぐで優しい遥
スパダリ探偵・透×ツンデレ元天才パティシエ・環。
二組のカップルが交差することで生まれる、甘くドキドキする新しい時間。
甘く、時に切なく、そしてスカッと心が晴れる――そんな後日譚です。
文字数 72,242
最終更新日 2025.12.29
登録日 2025.10.26
回復期リハ病棟で働く作業療法士・三上怜(32)。退院前の“試験外泊”を控えた脳卒中後の男性・佐伯俊一は、左側への注意が抜ける半側空間無視を抱えながらも、どこか不気味なほど落ち着いていた。
「君、記録……信じてる?」——その一言が、怜の胸に刺さる。
病棟では転倒率を下げるため、ウェアラブルセンサーとAIによる転倒予測のパイロットが進行中。PTは「データは良い」と退院を押し、医師は「痛いから止めるのではなく設計する」と静かに言い、看護師長は「現場は事故を増やせない」と睨む。誰もが“正しい”。だが、その正しさが噛み合うほど、何かが歪んでいく。
外泊当日、佐伯は自宅階段下で転倒死——手すりのネジは緩み、家族である佐伯美智子(怜は「奥さん」と呼ぶ)は「私がちゃんと見ていれば」と壊れそうな笑顔で繰り返す。事故か、他殺か。データは真実か、都合のいい物語か。
怜はOTとして、歩き方ではなく“暮らし方”を追う。暗い廊下、手すりの冷たさ、無意識の習慣、注意が落ちる瞬間。観察→仮説→検証→失敗を積み重ね、やがて読者の前提そのものが反転する。
「転倒は嘘をつかない」——けれど、嘘をつけるのは人間だ。
文字数 39,554
最終更新日 2026.03.05
登録日 2026.02.13
“あか”は、お前の色。それは冷え切った闇に射した一条の光。
煌めき、迸る、目も眩むほどの鮮やかな光源。俺だけの唐紅(からくれない)。
この想いを染め上げる、たったひとつの、赤。
考古学研究室に在籍する大学生、宮城零央(みやぎ れお)。
生まれ持った容姿の端麗さに惹かれて寄ってくる女子が後を絶たないが、零央は考古学以外には興味がない。
来るもの拒まず、去るもの追わず。後腐れがないという理由で、中学の頃から年上限定で遊びの恋愛を繰り返していた。
『誰にも本気にならない。誰にも落とせない』と言われ、自身でも恋愛には冷めきった感覚しか抱いていなかった零央だが、考古学研究のために出向いた奈良で、教授の娘、初琉(はる)と出逢う。
彼女との出逢いで初めて恋を知り、それまで知らなかった疼きと切なさ、もどかしさ、燃え立つ激情の温度と“色”を知る。けれど、初琉には気持ちを伝えられなくて――。
【Eternity -エタニティ- シリーズ ――永遠に、愛してる――不変の愛の物語】
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素敵な表紙は春永えい様
◆本文、画像の無断転載禁止◆
No reproduction or republication without written permission.
文字数 78,623
最終更新日 2020.07.15
登録日 2020.06.21
イギリス人の両親を持つ高校一年生のイヴァン・ファーマーは、生まれは日本、育ちも日本、習慣や言語、そして心さえも「日本人」として生きてきた。
だがイヴァンは、見た目や国籍によって周囲の人々に「勘違い」をされてしまうことが多々ある。
自らの人種と心のギャップに幼い頃から疑問を持ち続けていた。
そんなある日、イヴァンの悩みを理解してくれる人物が現れた。
彼が働くバイト先のマニーカフェに、お客さんとして来店してきた玉木サエ。
イヴァンが悩みを打ち明けると、何事にも冷静沈着な彼女は淡々とこう答えるのだ。
「あなたはどこにでもいる普通の男子高校生よ」
イヴァンにとって初めて、出会ったときから自分を「自分」として認めてくれる相手だった。進路についても、深く話を聞いてくれる彼女にイヴァンは心を救われる。
だが彼女の後ろ姿は、いつも切なさや寂しさが醸し出されている。
彼女は他人には言えない、悩みを抱えているようで……
自身のアイデンティティに悩む少年少女の苦悩や迷い、その中で芽生える特別な想いを描いたヒューマンストーリー。
◆素敵な表紙絵はみつ葉さま(@mitsuba0605 )に依頼して描いていただきました!
文字数 116,277
最終更新日 2024.06.09
登録日 2024.04.30
疑われたロイヤルウェディング
レンタル有り思い続けた初恋の王子との結婚が決まった、フィノー王国王女アンリエッタ。しかし、別人のように冷たく変貌していた王子・オーランドは、愛を告げるアンリエッタを蔑み、その思いを打ち壊すかのように激しく乱暴に彼女を抱く。愛する人の心ない行為に傷つきながらも、与えられる悦楽にアンリエッタの身体は淫らに疼いて……。思いを伝えるほどすれ違い、身体を重ねるほど心が軋む。一途な花嫁と秘密を抱えた王子との甘く濃密なドラマチックストーリー!
文字数 164,667
最終更新日 2018.02.08
登録日 2018.02.08
今日も私は、彼がいなくなったベッドで一人目を覚ます。
とっくに冷めた温もりと、しつこく残るタバコの匂い。
私の前では吸ったことないけど、隠れて吸ってること知ってるよ。
嘘くらい上手について欲しいな。騙されてあげるのだって大変なんだから——
文字数 2,317
最終更新日 2025.04.21
登録日 2025.04.21
物語は王都の一角に佇む壮麗な侯爵家から始まります。
主人公リリアナは侯爵家の令嬢でありながら、舞踏会や社交には馴染めず、人知れず図書館に通うのが何よりの楽しみという、少し引っ込み思案で本好きの少女です。
そこでよく出会うのが、孤独な若き魔法学者――アレクシス。学術ひと筋で冷たく寡黙なその姿は、周囲から恐れられる存在でしたが、リリアナは彼の横顔に不思議な親近感を抱いてゆきます――。
文字数 10,101
最終更新日 2025.09.23
登録日 2025.09.18
伯爵令嬢フォセットは、突然、婚約者の侯爵令息ジェイドから婚約を破棄される。
家同士の事業提携のための婚約だったが、彼は真実の愛のためだと言い張り、謝罪の一言もない。
思えば、彼から謝罪の言葉を聞いたことは一度もなかった。
フォセットに仕えていた従者を力ずくで追い出したときも。
むしろせいせいしたとばかりに、フォセットは婚約破棄を受け入れる。
ところが数日後、ジェイドは廃嫡されてしまい、フォセットにやり直してやるからありがたく思えと言い出す。
呆れるフォセットがはねつけると、彼は初めて謝罪を口にしてなぜか得意げな顔をする。
謝っているのだから許して当然だと信じている彼に、フォセットは冷たい眼差しを向ける。
「あなたの謝罪にそんな価値があるとでも?」
拒絶されて怒り狂うジェイドは、フォセットに暴力を振るおうとする。
ところが、そこに懐かしい姿が──
登録日 2025.09.26
第1章 ― 虚無の劇場(きょむのげきじょう)
目を開けると、そこには何もなかった。
光も、音も、時間さえも――ただ、終わりなき静寂だけがあった。
少年は、自分の名前を思い出せなかった。
過去も、故郷も、誰かの声も。
ただ、胸の奥で「何かを探している」という感覚だけが残っていた。
やがて、遠くに小さな灯りが見えた。
それは炎ではなく、まるで「呼び声」のように揺れていた。
少年はその光に導かれるように歩き出す。
どれほど歩いたのか分からない。足跡さえも、すぐに消えていく。
そして、彼の前に――古びた劇場が現れた。
壊れかけた扉には、奇妙な文字が刻まれている。
「The Theatre Beyond the Reason」
扉を押し開けると、冷たい風が頬をなでた。
中は闇に包まれていたが、どこか懐かしい感覚を覚える。
その時、奥から声がした。
「やっと来たか……」
その声には、安堵と狂気が混じっていた。
少年は一歩を踏み出した――そして、彼の物語が始まった。
文字数 1,697
最終更新日 2025.10.10
登録日 2025.10.10
目覚めるたびに姿が変わる「憑依の呪い」を背負った私は、廃れた獣人都の底辺で“生き物未満”の存在として転々と宿主を替えていた。
はじめは“壊れかけの魂寄り自動人形”。
誰からも意識されず、埃を被って館の隅で星を見上げるだけの日々――
次は“軒下のネズミ”、次は“水槽の変異金魚”、次は“夜会ドレスの装飾ガラス”…
いずれもモブにもなれず、屋敷の美形獣人たちの欲望や野望をただ見つめ続けるしかなかった。
七度目の憑依でようやく“白銀のアルビノ狐獣人”として転生成功――
だがその役割は「毒抜きの下層花嫁」、政略結婚式で“不要品”扱いされる掃除係。
しかも、狐一族の中でも「獣人になれない異端」と蔑まれ、夜会で踊ることも許されない。
絶望しかけた矢先、廃都最強と噂される“遺骸骨竜の王子”が現れる。
「魂が薄い貴様だからこそ、俺の呪いを受けとれる。…俺の花嫁になれ。」
血も涙も感情すら凍りつく一族の屋敷で、始まったのは【憑依能力×呪いの契約×逆ハーレム】の危険な花嫁ゲーム。
他の花嫁候補(冷酷な猫族女王、分裂体ウサギ青年など)や、骨竜王子を巡る野望渦巻く夜会に巻き込まれ、
“人外の中の人外”として、己の魂と「呪われた都の救済の鍵」とを賭けて、
艶やかな毒、血塗られた愛、ねじれた優しさ、欲望の争奪戦が幕を開ける――
最終的に、憑依した本当の意味や「魂寄り人形だった自分」の隠された役目が明らかとなり、
本物の絆と愛を得るため、“呪いの物語”を自ら塗り替えていく。
文字数 2,310
最終更新日 2025.11.13
登録日 2025.11.13
普段は冷静に政務をこなすレクサス王子。
プライベート時、ノアの前では不器用なヘタレと化す。
文字数 1,778
最終更新日 2025.10.07
登録日 2025.10.07
噂では冷酷冷徹。世界統一の野望のためなら手段を選ばず、滅ぼした国は業火で焼き尽くされ、虫1匹残らない…残虐な皇太子カミル。そんな王子の元へ嫁ぐ事になったのは配属国の中で1番小さく貧しい国ハンガルドの第14皇女ニーナだった。
文字数 4,129
最終更新日 2025.11.26
登録日 2023.07.20
フレデリカと恋人アンソニーの関係は月日の経過と共に暗雲が立ち込めていった。
そもそも“関係”なるものがあったのかどうか...
最初に抱いた胸のときめきは何処へ行ったのかしら。
それさえも勘違いだったのかしら。
「忙し過ぎる君が悪い」とアンソニーから責められるけれど、今は仕事が最優先だわ。
飛び交う噂話にけりをつけなくてはと考えていたフレデリカはアンソニーの浮気現場に遭遇して思った。
「百年の恋も冷めるってものだわ」と。
♢♢♢
『右手に夢を左手に愛を』と同じ世界観で展開していますが関連性は薄いです。
未読でも問題ありません。
***
作品内all空想・妄想・ご都合主義です。
解釈が幾通りあるものもございますので、固執頂かず、さららと流して頂ければ有り難く存じます。
それでも馴染まないなぁという方はそっと閉じてください。
誤字・脱字・誤変換、直ぐに訂正いたします。ご指摘ください。
文字数 61,498
最終更新日 2025.12.28
登録日 2025.12.07
鶯(うぐいす)に天妃の記憶と力が戻り、天帝と結ばれて天上の世界に帰った。
鶯は天帝の黒緋(くろあけ)と、黒緋との間にできた二人の子ども(紫紺・青藍)と天上の宮殿で幸せに暮らしている。
しかし以前の黒緋は天妃がいながらも多くの妻室(側室)を囲っていた。黒緋は天妃を愛したことですべての妻室を離縁したが、それでも元妻室たちは天帝の寵愛を忘れられずに天妃の鶯に嫉妬して憎々しく思っていた。
とくに三の妻は鶯を激しく憎悪し、呪っているという噂まである。
噂を裏付けるように鶯の周りで異変が起き始め、しかも鶯をつけ狙う男まで現われて…。
※本作品は第二部です。
第一部『冷遇された斎王の姉ですが、じつは天界の天妃でした~封印を解かれた天妃は天帝とかわいい子どもたちに囲まれて幸せです~』
第一部を読まなくても大丈夫なように書いていますが、気になる方はどうぞ。切ない展開からの溺愛ハピエンです。
鶯(うぐいす)…天界の天妃。地上で人間として暮らしていたが、黒緋とふたたび結ばれ、記憶と力を取り戻して天界の天妃の座に戻る
黒緋(くろあけ)…天界の天帝。過去に妻室(側室)を多く囲っていたが、天妃のために全員離縁した
紫紺(しこん)…黒緋と鶯の第一子。三歳くらい
青藍(せいらん)…黒緋と鶯の第二子。まだ赤ちゃん
離寛(りかん)…黒緋の友人。天上の武将。
萌黄(もえぎ)…斎宮(さいぐう)の斎王(さいおう)。鶯の双子の妹。姉さま大好き。
三(み)の妻(つま)…天帝に離縁された三番目の妻室(さいしつ)※妻室とは上位の側室
※平安時代、神という存在は天界の天帝。
※斎王とは伊勢の斎宮に暮らし、地上で天帝に祈りを捧げる人間。表向きは歴代皇女の任だが、実際は神気の強い女性が選ばれている。
文字数 33,016
最終更新日 2025.06.17
登録日 2025.06.07