「日々」の検索結果
全体で13,347件見つかりました。
秋に香りを感じつつある夏の夜更け。
ふと、仕事場からの急な呼び出しを受け、
近道の公園を歩いていた時、
夜に不似合な白が眩しい学生服の彼を見つけた。
彼は、ベンチに座り、悲壮な表情を浮かべ、祈るようにうつむいていた。
生来、このような面倒な雰囲気が大好きな私は、
彼の隣に座り、話しかけた。
「こんな時間にどうしたのだね。私は人の悩みを聞くのが大好きでね。よければ、話してみてくれないか。」
彼は、心労だろうか痩せこけた頬をしていた。
「ああ。やっぱりこの世の中は、あなたのように人の不幸や悲しみをデザートにする人が多いですね。良いでしょう。私の身の上をお聞かせしましょう」
そうつぶやくように言うと、ゆっくりと彼は語りだした。
「僕は、さっき恋人を殺してきました。」
「やや、それは大事件ではないか。しかし、新聞でもニュースでも、人が死んだとは書いていなかった。君は、まさか、私を騙そうとしているのではないかね?」
ふふっと左の口角を少し上げ笑いながら、彼はつづけた。
「おじさん。さっき殺したばかりなのですよ。今ごろ、病院は、大騒ぎだと思いますよ。」
「ううむ。そうか。しかし、なぜそんなことをしたんだね?」
内心、私は、最新のビッグニュースを聞く事が出来た喜びを感じていた。
しかし、表情にだしては、彼が不快に思い、話を止めてしまうかもしれないぞ。
気を付けなくてはな。
そんな私の心の葛藤をよそに、彼は、話を続けた。
「彼女は、不治の病を患っていました。現代の医療では、発作に対処できても、治す事はできないそんな病気です。」
「それに悲観して殺人を行ったのかね?それはあまりにも勝手ではないか。」
病をきっかけに殺すなど、ううむ。案外、よく聞く話ではないか。
私は、落胆する気持ちをうまく、表情に悲しみや同情として、表現することに努めた。
「勝手?何を言うのです。私は、彼女を救ったのです。緩やかに死を待つだけの、
日々の発作におびえる彼女を救ったのです。」
これは、やっかいな雰囲気を感じつつも、
私は、彼という人間への興味を持ってしまった。
「なるほど。君の意見はわかったが、これから、どうするのだね?」
「それは、もう決めているんです。手始めに彼女に選択を与えず、ただ医療費だけをむしり取った病院の院長を彼女の元へ送ろうと思っています」
刹那、脇腹が、じんわりと熱くなる。
脳が痛みを感じる。
喉から、空気が漏れ、
私は、ベンチがずれ落ち、地面に倒れ込んだ。
あゝ、好奇心の結果がこれなのか。
視界の端で、暗く光る包丁が振り下ろされるのが見えた。
了
文字数 1,046
最終更新日 2017.08.31
登録日 2017.08.31
こんにちは。シャンデリアです。日々魔王様を見守っております。動くことは出来ませんが、皆様を照らすことなら出来ます。
文字数 896
最終更新日 2019.08.28
登録日 2019.08.28
茜色、屈託のない笑顔が弾けたあの日から。
私があなたの隣で息をしていたあの日々から。
私が、流れ出す朱色を止められなかったあのときから、ずっと。
私は今日も、透明な君を探している。
文字数 5,677
最終更新日 2019.11.10
登録日 2019.11.03
ハブラシが生真面目だけど実はムッツリスケベ女神になった。
ボディタオルがドSだけどツンデレ女神になった。
掛け布団が妖艶な巨乳お姉系女神になった。
道具を大事にする八百万家の日用品たちが女の子になってしまった。
平凡な高校生の神人(かみひと)は、そんな神々からの体を使った御奉仕を受けて日々を過ごしていた。
そんな神人に、ついにヤンデレな恋人がブチキレる。
*上品な描写がある話にはタイトルに「★」を付けます。
*完結しました【2020/04/12】
文字数 101,447
最終更新日 2020.04.12
登録日 2020.04.06
人は誰でも
いつからでも変われるし
元気になれるし
幸せになれるし
願いはちゃんと叶うということ
それを実感したい
証明したい
伝えたい
みっともない自分も
いいことも悪いことも
時系列で残すことが
その何よりの証拠になる
と思って。
気づきと共に 降ってきた言葉
沸いてきた想い
すぐに忘れてしまう私に届けたくて。
そしていつか
同じように悩む誰かに届けばと
10年前から書き始めた日記。
摂食障害のことや
子育てのことや
日々のことなどなど✩☆.。.:*・°
日付けは、
日記を書いた日です(﹡ˆ﹀ˆ﹡)•*¨*•.¸♬︎
はっ。と、
感じるものがあって
ふっ。と、
気持ちが楽になったり。
ほっ。と、
安心して下さったら。
幸いです💓💞٩( ´͈ ᵕ `͈ ๑)
文字数 20,462
最終更新日 2022.03.19
登録日 2021.12.23
<あらすじ>
俺、橘川弘樹は高三の進級のために補講で春休みに学校へ。
そこで偶然、優等生の森谷知夏と出会う。
憂鬱だった日々が知夏と出会ってから変化した。
周囲の反対を背に二人で旅立った時、起こってしまった事故。
―――だけど、俺に何が出来る?
人魚姫のようになってしまったお前に、俺は……?
<作品について>
この作品はかなり古いものでその時代に沿った背景で描いた世界観です。
現在では進化したものが多々有り、今じゃありえんということがありますのでご了承ください。
あと、童話『人魚姫』をモチーフにしているので悲恋です。ハピエンではありませんのでご注意を。
文字数 77,314
最終更新日 2022.07.08
登録日 2022.04.25
日々の潤いをエロゲに求める就職活動中の晴人は、ゲーム世界の中に引き込まれてしまったらしい。それも性行為を重ねるごとに強くなるというゲームだ。
期待に胸とあらぬところを膨らませ、女の子たちとの薔薇色の日々を妄想したものの、実は自分が野郎どもに尻を狙われる側だった。
主人公を導く精霊のセイも、ヤられることを推奨してくる。
一転して奈落に突き落とされた晴人は貞操を守り抜き、元の世界に帰ることを誓う。
文字数 113,109
最終更新日 2023.11.24
登録日 2023.10.25
令嬢でありながらも、日々ボロボロの衣服に身を包み朝から晩まで働かされている私、リース・セレストア。だが、幾ら私が働こうと、継母は自分の娘しか見ない。
そんな日々の中、私はこの街に金髪イケメンの王子が訪れることを聞いて、そして決意する。
王子に娶って貰ってこの辛い状況から逃げ出すことを。
だけど、何か金髪のやけにきらきらした男や、自称神獣とかいういたい男などに懐かれて全く思い通りに行かないんですけども!というか、王子様どこ!?
………これはいつの間にか王子の寵愛を受けていながら、そもそも王子に自分が会っていることさえ気づかない逞しすぎる令嬢の物語。
登録日 2017.09.18
夏をテーマにした短編集、「初夏のとびら」。
年齢も性別も様々な主人公達の、それぞれの夏を描いています。
目を通すことでそこに共感を覚えたり、何かのヒントになったり、忘れていたことを思い出すきっかけになったりするかもしれません。
夏のはじまりって、なんだかウキウキしますよね。
私たちの暮らすこの世界全部を元気にしようと、照りつける太陽がめいっぱいの日差しを降り注いでくれているからでしょうか。
だけど、心の重さにそんなワクワクを押しつぶされつつ日々を過ごしたこともあったように思います。
皆さんはどうですか?
人の心はほんの少しのきっかけで、ポジティブになったりネガティブになったりします。
コントロールしにくい多感な時期は、特にそうかもしれませんね。
この短編集は、ささいな悩みからなかなか抜け出せずにいる女の子の、ある朝のお話からはじまります。
文字数 12,195
最終更新日 2020.01.17
登録日 2020.01.15
地元の友人とパーティを組んで冒険者をしていた少年スレイズ。彼らのパーティーはギルド内でも特に注目されているパーティーであり、日々様々なクエストをこなしていた。
そんなある日。
スレイズがダンジョンに向かう準備をしていると、突然パーティリーダーからこう告げられる。
「スレイズ。お前、このパーティーから抜けてくれ」
冷めきった目はリーダーだけでなく、他の仲間、妹、自分の彼女までもが向けてきていた。さらにリーダーからレベルが上がらない無能はいらない、と言われる。
そうして、パーティ追放されたスレイズは行く当てもなく、仕方なく地元の街に戻った。
すると、街には長年会っていなかった幼馴染ナターシャの姿が。
まともに運動ができなかった以前とは違い、彼女は立派な魔導士に成長していた。
スレイズは村を出てからのことを全てナターシャに話し、またレベルが長い間上がっていないことから、自分が冒険者に向いていないことも告白。
ナターシャとの相談で、スレイズは地元で農家をやっていくことを決意し、彼女も手伝ってくれることになった。
そうして、農家として生きていくと決めた数日後、スレイズは突然ナターシャからキスをされる。
すると、彼の体が光だし、レベルが上昇。ステータスも全て上がっていた。
「俺ってまさか覚醒したのか?」
彼女がいたスレイズだが、ナターシャからのキスがファーストキスであった。
スレイズがステータスを確認すると、そこには「ファーストキス覚醒」の文字が。
その覚醒はファーストキスをした相手が一定範囲内にいると、自分とその相手のステータスがさらに上昇するものであった。
覚醒したスレイズはナターシャが作っていた最強パーティーに入ることになったが、そのメンバーたちのステータスもなぜか上昇して…………?
ファーストキスから始まる冴えない男の冒険物語。
※小説家になろう、カクヨムでも投稿しています。タイトルは文字数制限により少し変更しております。
正式タイトル「ファーストキス覚醒 ~レベルが上がらないからってパーティー追放されたんだけど、帰郷したら幼馴染にキスされ覚醒!? 最強パーティーにも加入しました。え? キスをして? 今更そんなことを言っても遅いです~」
文字数 95,856
最終更新日 2021.03.22
登録日 2021.01.10
夏はどうして君に逢いたくなるのだろう
恋を知るために、抱きしめる温もりを知る為に、俺は君を好きになったのかもしれない。
主人公の洸希は、ある日自分の心に優しく寄り添ってくれる存在であった花奈に恋をした。優しくもあたたかい日々は洸希の心に光を灯した。だけどそんなある日、花奈から思いもよらない事実を知ることになるとは。
文字数 111
最終更新日 2021.07.12
登録日 2021.07.12
十代で子供を産むことになってしまった浦野春海が『夕凪』と名付けた赤ちゃんと一緒に新しい生活の中でたくさんの困難とぶつかりながら、周りの人たちの助けを借りつつ、大きく成長していくお話です。
小春日和のような穏やかな日々は彼女らには訪れるのか……。
文字数 26,834
最終更新日 2021.12.15
登録日 2021.09.17
文字数 13,930
最終更新日 2022.04.19
登録日 2022.04.16
──Vの名を持つ者は『ヴィラン』である。
孤児だったアイリスを拾った紳士が最初に教えたのは、風呂の入り方でもテーブルマナーでもなく、与えられたミドルネームが背負う意味についてだった。
任務を完遂して「国外追放」とともに大金と自由を手に入れるか。それとも正体がバレて処分されるか。
がぜん、国外追放がいいに決まっている!
自由を手に入れるため、そして未来の王族を鍛えるため、日々悪役令嬢になりきるアイリスだが……。
「いざとなれば私が求婚します」
邪魔してくるのは犬猿の仲の末席王子!?
なんでこんなことに……!
*作中の世界観、階級制度、騎士制度、慣習その他諸々はご都合主義のふんわり設定です。雰囲気でお楽しみください。
文字数 22,991
最終更新日 2022.11.30
登録日 2022.11.14
主人公、楠本蓮(くすもと れん)は、田舎の小さな町で生まれ育った。しかし、彼の人生は決して順風満帆ではなかった。母親から「お前なんて産まれてこなければ良かった」と言われ続け、その言葉に打ちのめされる日々。父親も既に失踪し、蓮は心の拠り所を失い、次第に非行に走るようになる。
町の人々からも疎まれ、学校でも孤立していた蓮は、何度も自分の存在意義を問いかけた。しかし、そんな彼の運命はある日、大きく変わることになる。謎の老人が現れ、「お前は神の末裔の生まれ変わりだ」と告げる。その言葉に半信半疑ながらも、蓮は次第に自らの血筋についての興味を持ち始める。
謎の老人から与えられた古代の文書や遺跡の手がかりを元に、蓮は自分のルーツを探る旅に出ることを決意する。その旅の中で、彼はさまざまな試練と出会い、自らの能力に目覚めていく。超自然的な力を持つ仲間たちとの出会い、過去の因縁や家族の秘密、そして彼自身の成長――これらが織り成す冒険譚が展開される。
この旅を通じて、蓮は単なる非行少年から一人前の戦士へと成長し、最終的には世界の運命を握る鍵となる存在へと変貌を遂げる。だが、その過程で彼は多くの敵や試練に立ち向かわなければならない。古代の神々の力を宿した遺物を巡る戦い、謎めいた組織との対決、そして自らの内なる闇との葛藤。
蓮の物語は、過去の自分を乗り越え、真の自分を見つけるための壮大な冒険である。彼は果たして、自らの運命を受け入れ、神の末裔としての使命を全うすることができるのか?
文字数 39,556
最終更新日 2025.08.25
登録日 2024.05.25
現実世界でただ走り続ける日々を送っていた主人公は、ある昼、川沿いを走っている最中に謎の現象に巻き込まれ、異世界へ転生する。
そこは魔物が存在し、“永遠”という概念が実在する世界だった。
案内人の少女に導かれた主人公は、元の世界に戻れない代わりに、この世界で夢を追い、“永遠”へ至る力を得る可能性があると告げられる。
走ることしか知らなかった男が、異世界で“走る意味”を見つける物語。
それはただの逃走ではなく、やがて世界の理に挑む戦いへと変わっていく――。
文字数 3,439
最終更新日 2026.04.21
登録日 2026.04.20
普通の学生虎杖春斗はあたりまえの日々をすごしていた。だがそんなある日崖から落ちて死んでしまう!転生はしたもののいきなり迷宮!?異世界に転生した彼の過酷な異世界生活が始まる!
文字数 7,558
最終更新日 2026.05.06
登録日 2026.05.03