「つ」の検索結果
全体で101,476件見つかりました。
火土気衛は、結婚もせずたくさんの教え子を育て、理科の教師を続け副主査で定年、再任用及び非常勤講師として七〇歳まで働き、退職後は田舎で畑いじり暮らしていました。そして、大きな病気にかかることもなく、七七歳のある日のこと、老衰(多臓器不全)により死亡。亡くなる時は、親しい友人や元同僚までみんなに見守られ、幸せな死を迎えた。 その後、第五死王所の閻魔さまにその立派な人生を称えられ、四沙門果の修行者の権利を得ることになった。よく分からないまま、輪廻の輪に入った火土気衛は、お釈迦さまに昔からの自分の願望を長々と語っていく。すると、預流向を叙位され、聖者(小角・空海・道真・覚源・西行・叡尊・賢俊)の流れに取り込まれた。次に目を覚ましたのは戦国時代。そして、自分の姿を確認すると、そこには、ぷにぷにした体の赤子がいた。七七歳の老人は、聖者として輪廻転生をし、生まれ変わったのだ。 そして、そこから戸惑いつつも、ファンタジーな世界を少しずつ記憶を取り戻し、なんとか生き延びようとしていくのであった。
※追記.初投稿です。投稿内容は、フィクションのため歴史的事実と異なる場合があります。登場する国家、地名、団体名は、現実のものとは関係ありません。時代考証等が出来ていない事や、ご都合主義(死王所、死警所、死役所等造語)の部分が多くみられるかもしれませんが、あらかじめその事をご了承ください。なお、登場人物の都合上、名字の読みを富田(とみた)と冨田(とだ)で統一させていただきます。また、週二回程度(火曜日と土曜日22時投稿)のペースで投稿してまいりましたが令和五年四月より週一回程度の更新と追加・修正を頑張りたいと思います。応援と感想・誤字脱字の報告等お待ちしております。
文字数 983,872
最終更新日 2024.05.25
登録日 2022.03.01
竜と魔術師の国・ベルス王国。
第一王女のティア・ベルスフォードは竜人従者のクロード・フォンと婚約し十年目を迎えた。
ある日を境にティアはクロードの夢をみるようになる。
それも知識にはないような卑猥なことばかりで――?
5話完結投稿です。
成人向けシーン有りはタイトルに※がつきます
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
《https://novel18.syosetu.com/n0154hr/》
※ゆるい乳首攻めと素股があります。
※今後長編となる可能性があるため匂わせ要素強めですが、短編としても楽しんでいただけたら嬉しいです!
文字数 18,420
最終更新日 2022.06.18
登録日 2022.06.16
「魔力0のお前を追放する!」
魔力0の貴族の三男ノアは家族から『無能』と蔑まれていた。そして16歳の時に授かった女神様からの祝福である能力は『空気が読める』だった。
魔法が全てであるこの国において魔力0の上、魔法とは全く関係がない能力を授かったノア。ノアの父親は冷たくノアに追放を宣言する。
だが、彼の幼馴染のリリーは彼と一緒についていくとノアに希望を与えてくれた。貧しくとも幸せな未来がある筈だった。しかし、外道のノアの兄2人はそれを知りリリーを目の前で穢した上、殺してしまう。そして、その罪まで着せられて最果てのダンジョンの奥地への追放刑にされる。
憎い。憎い。憎い! リリーを殺した上、冤罪まで押し付けた家族をこの手で殺してやりたい!
しかし、魔法を使えないノアに待っているのは死しかない。
だが、
『力が欲しいか?』
突然目の前の空気に文字が現れた。そして宙に現れた文字を読むと。
『我が剣は無限なり、我が剣は輝く閃光、我が剣に勝るものなし!』
空気を読むと身体能力が爆発的に上がった。そして最果てのダンジョンを次々と踏破してい行きレベルやスキルをサクサク上げていく。
もちろん、ダンジョンを出た後のノアの善行によって、勝手に実家は没落し、ついに兄と父親への復讐を果たすこともできる。
これは剣が無い魔法の世界で主人公がサクサク強くなっていく、爽快感あふれる追放、復讐ストーリーです。
ざまぁ回はエピソード40話以降です。
文字数 159,184
最終更新日 2022.09.21
登録日 2022.08.21
━━20XX年
今から約80年前、人との間に生まれながら、特殊な力を持って生まれた者がいた。
人はこれを特別であり、神秘的な人類の進化であると言い。
またある人は、これは人類の害悪であると言った。
それぞれの考えは次第に世界に広がり、またたくまに戦いへと発展した。
人類の歴史は繰り返される。
片方は特殊能力を用いながら、そしてもう一方は兵器を用いた。
民間人をも巻き込むほどの大きな戦いになり、何十年という長い戦いとなった。
しかし、そんな大きな戦いも終わりを告げた。
勝利したのは特殊能力を有した勢力。
兵器でも敵わなかったのだ。
結果は双方の和解として終結したが、その代償にしては、多すぎる犠牲が生まれた。
そして時は経ち、特殊能力を持つ人間はこう呼ばれるようになった。
ゴッドギフト(神からの贈り物)
ゴッドギフトは通常の人間ほど多くはなくとも、世界中で少しずつその数を増やしていった。
力の暴走を抑えるため、専用の訓練校が設立され、力のコントロールが出来るように育てた。
その中には軍に入隊し、その力をいかんなく発揮する者も居た。
だがしかし、それでも人間。
道を踏み外し、世界に悪夢をもたらそうとする者も多くなかった。
能力を駆使し世界を制圧しようとする組織が出来上がった。
そして静かであるが.....確実に長い戦いが始まっていた。
これは、一人のゴッドギフトが訓練を受け、悲しくも、気高い戦いの物語である.....
文字数 58,775
最終更新日 2024.02.29
登録日 2022.08.14
ウルゼン国の王太子エディエットは、王妃の産んだ正真正銘王位継承権第一位の王子である。
だがしかし、遠い異国アシュタイ国から嫁いできた王妃が公の場に出ないから、国民には顔も名前も覚えられてはいなかった。
毎日毎日公務をこなしているエディエットであったが、何故か自分の知らないうちに王太子の婚約発表の日取りが決められていた。
衣装の手配をし、スケジュールを組むエディエットであったが、病に伏せる国王には何も知らされてはいなかった。
そうして、婚約発表の日、エディエットはこっそりと城を抜け出したのだった。自分の持てる全てを持って。
たどり着いた先は、かつて父である国王から贈られた辺境の地。長らく領主が不在であったため王都にからも忘れられていた。
閉じていた邸を開け、使用人を雇い領主生活を始めたエディエットは、 領民のために魔道具を開発していく。そうして、人々の驚異である魔獣の森を快諾するための魔道具を作り出した。しかしそのせいで、エディエットの運命が大きく変わってしまうのだった。
─ご注意─
作品内で女性軽視または女性蔑視の表現があります。ご注意ください。
作品内において虐待、またはそれに類する表現があります。
文字数 159,194
最終更新日 2022.12.04
登録日 2022.10.17
王太子は私を『お飾りの正妃』に仕立て上げ、妹を側妃に迎えて溺愛した。
子供のころから王妃となるべく教育を受け、自由も感情もすべて奪われて育てられてきた私。不実な妹たちを責めることもできず、あやつり人形のように、国の母を演じ続けた……。あの人に再会するまでは。
宮廷医師のライサンダー・シェイクスピア卿は、私の幼馴染だった。男爵家に生まれた彼は才能を見込まれ異例の出世を遂げて、宮廷医師の座に就いたという――すべては、『私を救い出すために』。
妹に毒殺されかけていた私を、ライサンダーは救ってくれた。
しかし、私はあえてその毒を求めた……妹たちへの復讐のために。
復讐か愛か。失った恋と心の、その先は……?
掲載サイト:小説家になろう、ツギクル、アルファポリス
登録日 2022.10.05
これはサンプルの小説です。適当に200字まで文章を書こうと思います。今はdutch montanaを聴いています。
アウトローな人生経験とそこから得た説得力がある人生のアドバイスが深く胸に刺さります。
ハードな環境でもがき苦しみ、そこから抜け出した経験は僕のような人生では得ることができないパワフルな自信を与えてくれるでしょう。
自分もこれをただ消費的に聞くだけでなく、ハードな環境にいつでも飛び込めるようなマインドセットをしていこうと思っています。
文字数 221
最終更新日 2023.03.02
登録日 2023.03.02
ある日突然また、いつかと同じように当たり前の存在の人が消えたとしたら
あなたはどうなりますか?
それが、殺人、思わぬ死だったと分かったなら、
どうしますか?
文字数 3,941
最終更新日 2023.06.08
登録日 2023.06.08
星々を旅する商人は、たどり着いたエヌ星で商売を始める。
最初は中々うまくいかずに困り果てるが、ひとつだけエヌ星人たちから、とても支持を集めた商品があった。
しかしそれは、商人やエヌ星人たちをも巻き込む大事件に繋がっていく……
三題噺を元に描く、宇宙をめぐるSF作品。
どこか懐かしい香りのする、ちょっと長めのショート・ショート。
文字数 7,146
最終更新日 2023.11.01
登録日 2023.11.01
リリーベルが幼い頃王城で出会った初恋の君は10歳上の王宮文官アルフレッド・ミュラー。
彼と結婚する為に、婚約者の王子を従姉妹に押し付け(?)国王を脅し(?!)たどり着いたのは魔物を封印したという伝説のある土地ミュラー伯爵領。
ミュラー家に他所者であるリリーベルが嫁ぐには試練の迷宮を制覇して封印の間と呼ばれる部屋に到達し、そこに住むという『山羊の王』に謁見する事が条件と言われてしまう。
やっとの思いでたどり着いたリリーベルは封印の間の主に『中央貴族なぞ好かぬ』と云われてしまい・・・
貴族社会しか知らなかったリリーベル嬢が、未知の世界に自ら体当たりで飛び込んで行く、山あり谷ありの異世界冒険物語り。
果たして『山羊の王様』に初恋の君の伴侶としてリリーベルは認めて貰えるのか?
▲▲▲▲
強気なヒロイン×普段は思い切り気の抜けた感じのヒーローが主役です(・∀・)
取扱説明事項〜▲▲▲
原則1頁1000文字以下、気楽にお読み頂ければ幸いです(^^)
舞台は異世界。魔獣もいれば魔法も存在する架空の世界ですので、伝統的な貴族のお約束事は当てはまらないことだらけでございます=_=
くれぐれも頭は出来るだけ空っぽにした上でお読み下さい。
お気に入り登録や感想、動く栞、やら♡イイね。更に誤字脱字報告という皆様の愛(老人介護)がモチベアップの燃料です(人*´∀`)。*゜+
皆様の愛(誤字脱字報告)は真摯に受け止めております(_ _)
他サイトでも公開。毎日更新を目指してますが、手直ししつつなので、時間は不定期です😂
文字数 70,608
最終更新日 2025.01.23
登録日 2024.07.15
《異能力絶対主義》の世界で、戦いましょういつまでも。
もちろん、言野原 進の住む世界に異能なんてものは存在しなかった。
そんな世界なわけだから街中に、突然ダンジョンが出現したりしないし、異世界帰りのチート能力者でもない。
そのはずだったのに……。
気がついたら、そこは延々と続く白い《図書館》で、そんな場所に進は立っていた。
それから、メモリーという少女に導かれ降り立ったのは別次元の地球!?
これは、錬金術師の日常とそれを抉り取る厄災の物語。
あるいは、ハッピーエンドを作り上げる物語だ。
「……前回と同じような失敗はしない」
「バッドエンドだけは、絶対に許さない!」
仲間と共に始めよう。
唯一無二の『物語』を。
長い長い物語になると思いますがどうぞ、根気よく付き合っていただけると幸いです。
最新話まで読んでいただけると、嬉しすぎて涙が出るかも。
文字数 101,735
最終更新日 2024.09.07
登録日 2024.08.09
ドMな理科教師、穂積龍生の秘密は元彼に付けられた両乳首のピアス。
右乳首に二個、左乳首に三個の計五つのピアスが付いている。
ピアスが服に擦れる度に授業中にもかかわらず内心で興奮していた。
我慢ができなくなった龍生は授業終了後に
理科準備室で乳首ピアスを弄りながら自慰をしている所に
ドSと噂の生徒、塩屋大翔が入ってきて抱かれ、
更に中イキさせられてしまう!!
ここから二人の秘密の関係が始まる。
『どうしてほしいんだ? 俺の前では素直になれよ』
大翔から囁かれた甘美な誘惑の言葉に龍生は困惑しつつも従ってしまう。
文字数 10,925
最終更新日 2025.03.28
登録日 2025.03.17
中学生の時に父親が再婚して義理の母と妹ができたヒロインの亜矢。
戸惑いと反発の中で次第に新しい家族を受け入れていった矢先に両親が事故死してしまう。
血のつながらない妹だけが自分に残されたただ一人の家族。
甘えん坊で天真爛漫な妹を大切にし恋の後始末をしてやることもしばしば、姉としてずっと世話してやっていた。
そんな時大学生になった妹はなんと婚約相手として財閥の御曹司の超絶な美青年を連れてくる。
悪名高いプレイボーイに妹が弄ばれるんじゃないかと心配する中で三人で関係を深めていくと、
なんと自分にまでアプローチしてくる。
強引で狙った相手は必ず手に入れる婚約者は財力にまで物を言わせて常軌を逸した行為を仕掛けてくる。
妹と男の三角関係の中、選択を迫られたヒロインは……
文字数 52,475
最終更新日 2025.04.01
登録日 2025.03.27
どうにかこうにか、26話ハッピーエンドにて無事完結です!
〈あらすじ〉
夏の終わり、チェス同好会の佐々木航太は、以前から気になっていた吹奏楽部の鷺沢に声を掛けられる。
チェスの対局を通して急速に距離を縮めていく二人だが、鷺沢の言動にはどこか不自然なところがあり…。チェス同好会のメンバーはお節介や好奇心から鷺沢の周辺を詮索し始めるが、それぞれが思いがけない事態に直面することになる。
チェス同好会による「鷺沢と航太を幸せにしようプロジェクト」は成功するのか?
そして彼ら自身、各々の幸せにたどり着くことができるのか?
〈登場人物〉
佐々木航太、チェス同好会二年。とりあえずチェスと鷺沢に夢中。好きな駒はナイト。
鷺沢悠、吹奏楽部二年。諸事情あって人生最悪の夏を過ごしている。好きな駒は(推定)ビショップ。
仁木未来、チェス同好会二年。鷺沢の不幸感が気になって探りを入れたら面倒な事態に。好きな駒は、安直にクイーン。
大宮哲生、チェス同好会二年。自他共に認める「目つき悪い奴」。頭の良さがたまに暴走する。好きな駒はルーク。
熊田将吾、チェス同好会一年。通称クマ、見た目もクマ。気は優しくて力持ち。好きな駒はキング。
鮎川凛久、帰宅部二年。鷺沢いわく「普通に性格悪い」。チェスに興味はない。
チェスなんかルールも知らない、という方、大歓迎です。色々ルビ振ったりもしてますが、何となく雰囲気で流してください。謎の記号や専門用語やいちいち細かい対局シーンなどは、まるっと読み飛ばしていただいてOKです。
ちなみに、チェス知ってる、やってる、好き、という方へ。
各話タイトル&ストーリー展開は、1851年のアンデルセンvsキーゼルツキーの「不滅の名局」をベースにしています(解釈は個人的なものです)。
作中の航太と鷺沢の対局シーンはすべて実在の棋譜を借用しています。一局目は前述のアンデルセンvsキーゼルツキー、二局目はペトロシアンvsパフマン、三曲目がレティvsアレキン(アリョーヒン)という無茶っぷりです。現代の高校生が19世紀のグランドマスターのチェスを指すわけないんですが、その辺はあまり突っ込まないでください。
文字数 69,106
最終更新日 2025.09.20
登録日 2025.04.04
行き先を選んで、気ままに異世界街歩き。
煩わしい日常から飛び出して、ぶらぶらと一人旅しませんか。
不思議な風景が、あなたを待っています。
<Amazonセルフ出版しました>
https://www.amazon.co.jp/dp/B0F47SLLYM
★アンリミテッド加入者は無料で読めますが、購入していただけると大変ありがたいです。
―――内容紹介―――
「あなたを異世界へとご招待いたします。
疲れたその心と体を、不思議な旅で癒してください。
同封いたしました切符は異世界旅のフリーパスで、
当日中すべての移動手段にてご利用いただけます」
ある日どこからか届いた手紙にはそう書かれていて、切符と共にアンティークな鍵が添えられていた。
あなたはそれらを持って、さっそく異世界への旅に出発することにした。
不思議な道行きで、あなたはどんな景色と出会うのだろうか。
★本書は行き先を選択しながら読み進める絵物語です。
★選択肢によって旅をする場所が変わります。途中選択肢が登場しましたら、気楽にお好きな方を選んで異世界散歩をお楽しみください。
※本書の挿絵制作には、Adobe(アドビ)の「Firefly(ファイアフライ)」を使用しています。Fireflyは商用利用可能なAI画像生成ツールで、AIのトレーニングには著作権侵害の恐れが無い素材だけを使用しています。安心して挿絵をお楽しみください。
なお、本書掲載の画像の中には、かなりの手直しを行った画像もありますが、ほとんど手を加えていない画像もあります。未加工の画像の中には、AI出力特有のいびつさ、不自然さが残るものもありますが、それらも味として楽しんでいただけましたら幸いです。
※文章、構成などには一切AIを使用しておりません。すべて著者「ことのはおり」の創作物です。
文字数 3,227
最終更新日 2025.04.11
登録日 2025.04.11
ハーレム系ギャルゲー『シックス・パレット』の捨てられヒロインである侯爵令嬢、ベルメ・ルビロスに転生した主人公、ベルメ。転生したギャルゲーの主人公キャラである第一王子、アインアルドの第一夫人になるはずだったはずが、次々にヒロインが第一王子と結ばれて行き、夫人の順番がどんどん後ろになって、ついには婚約破棄されてしまう。
しかし、それは、一夫多妻制度が嫌なベルメによるための長期に渡る計画によるもの。
無事に望む通りに婚約破棄され、自由に生きようとした矢先、ベルメは元婚約者から、新たな婚約者候補をあてがわれてしまう。それは、社交も公務もしない、引きこもりの第八王子のオクトールだった。
『おさがり』と揶揄されるベルメと出自をアインアルドにけなされたオクトール、アインアルドに見下された二人は、アインアルドにやり返すことを決め、互いに手を取ることとなり――。
【この作品は、別名義で投稿していたものを改題・加筆修正したものになります。ご了承ください】
【この作品は『小説家になろう』『カクヨム』にも掲載しています】
文字数 128,058
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.04.16
東京から海辺の町に転校してきた高校生・水島翔太は、静かな雰囲気を纏う少女・綾瀬澪(あやせ・みお)と出会う。人付き合いが苦手な翔太だったが、潮風の中でただ一人穏やかに微笑む澪に、少しずつ惹かれていく。
海辺で語らう日々のなか、翔太は不思議な夢を見るようになる。深海に揺れる影、歌うような声、そして澪に酷似した人魚の姿。やがて翔太は、澪が「人間ではない」存在であることを知る──彼女は、人魚として生まれ、人間の世界に一時だけ許された“訪問者”だった。
人魚には掟があった。十八歳の誕生日までに「海に還る」か「泡となって消える」かを選ばなければならない。誰かと強く心を通わせれば、存在は不安定になり、消滅の危険が高まる。だからこそ澪は、誰とも深く関わらないよう生きてきた。
だが翔太との出会いが、澪の心を揺らす。
それは「幸せ」と呼ぶには、あまりにも儚く、残酷な時間の始まりだった。
潮の満ち引きのように交差するふたりの想い。
やがて迎える選択のとき。
少女は静かに微笑み、翔太に言う。
「そう、…だって私は──人魚。」
永遠に交わることのない“陸”と“海”のあいだで紡がれる、切なくも美しい青春幻想譚。
文字数 30,549
最終更新日 2025.06.01
登録日 2025.05.16