「姿」の検索結果
全体で11,704件見つかりました。
永正十三年七月十日の暮れ、志保は伊勢軍と三浦軍が最後の戦いに入った陣を離れた。
住まいである小田原城への道を、荒木兵庫頭と共に馬で駆けること四日、しかし彼女は、そのまま城へは戻らなかったのである。
(たれかに、許して欲しい)
祖父の側から離れてみると、ただ無性に「許し」が欲しくなる。兵庫頭のみを無理に小田原城へ行かせ、救いを求めて彼女は箱根権現へ馬を走らせた。その背から滑り降りるように地面へ力なく降り立ち、よろめくように石段を上った華奢な両足は、ようやく「身近な人間が死んだ」ということが実感として湧き上がってきて、
「しょう様」
「八重…。市右衛門は、のう」
境内の木陰に佇んでいた乳姉妹の姿に直面して限りなく震えている。普段ならば当たり前のようにしてその隣にあったもう一人の友の影は、今はもう無いのだ。
周りの木々から、蝉の大合唱が聞こえる中、額からはじっとりと汗が滲み出ているのに、手足の先はしんしんと冷えていく。
「お味方の勝利は間違いないとか…おめでとう存じまする」
乳姉妹が慇懃に地面に膝を着き、頭を下げるのを見ながら、志保はただその両手を握り締めることしか出来なかった。 彼女は『北条』二代目、新九郎氏綱の娘であり、永正元年(一五0四)小田原で生まれた。同腹の弟に『三代目』千代丸(後の氏康)がいる。後に古河公方足利晴氏の継室(後添い)となり、これより三十年の後、僧門に入って芳春院と号するに至る。
先日投稿した、母の小説「蒼天の雲」の別バージョンのファイルが見付かったのでアップします。
文字数 131,116
最終更新日 2018.04.15
登録日 2018.04.10
駅の階段から落ちたわたしは死んだのかもしれない。
気が付いたらどこかの洞窟のような場所で、たった一人きりで、白骨化した死体を目の前に途方に暮れている。
洞窟内を見回っていると、白骨死体が起き上がってこう言った。
「ああ、愛しのシルフィア・アレクサンドラ・ニコール・ノルチェ様! わたしはあなた様の守護者のマルガリータです! お会いしとうございました!」
骸骨改めマルガリータいわく、魔力も魔素も薄く滅亡しそうなこの世界を救う存在が、わたし――白竜神。
そして、わたしと対をなすような黒竜神もいる。しかも、彼が遠距離恋愛前提の恋人候補?
黒竜神とわたしに何とかしてラブラブ生活を送らせたいと考えるマルガリータと、死ぬ前に食べたかった唐揚げに固執して恋愛どころではないわたしの攻防。
それにわたしは、眠るたびに夢を見る。
そこはどこか草原のような場所で、たくさんの扉だけが点在している。そこに、一人の男性の姿があった。どこか寂しそうな彼の姿に、だんだん心を惹かれていくけれど――。
※カクヨムと小説家になろうにも投稿しています。
文字数 239,089
最終更新日 2021.10.12
登録日 2021.09.03
とある街の喫茶店で、ブツブツと独り言を繰り返すスーツ姿の男がいた。聞き耳をたてると気持ち悪いことを言っていた。
文字数 1,430
最終更新日 2022.05.10
登録日 2022.05.10
リーリア男爵令嬢。彼女は今日も可愛く笑い頭の良さを生かし男性と仕事についての話をする。彼女は人気者で誰からも愛され知識を求められる。嫌な顔一つせず無理難題を解決する姿は女性の憧れであった。が、彼女は男爵令嬢。
その人気者ぶりが気に入らない連中もいた。それを理解していても彼女はその人たちにも笑顔で話しかけ気の遣えた相槌をする。
男性と話す内容は主に仕事の話で女性とも沢山話しているリーリアはぶりっ子なのではなく本当に人気者なのだ。だからこそ目立っている彼女に嫉妬はしても恨めない。だれだって彼女の笑顔や知性に助けられたことがあるほど。
が、しかし本当の彼女は口の荒い野蛮な言葉を使う。それでも貴族社会で潰されないために完璧に隠し通し完璧を演じる。
なのに知らない男性に付きまとわれ演じているとバレるが…?
自分を偽る1人の少女の恋愛話
文字数 9,817
最終更新日 2022.12.26
登録日 2022.12.26
女子高生のそばを通り過ぎれば罵られるような容姿のキモオタ腐男子である山田ノブヲは事故で死んだ。気づいたら目の前には真っ白な絶世の美少年、ユキがいて――? そこで突然響く神の声。
「お前の死、手違いでさーお詫びに転生させてやったから。その美少年はプレゼント。じゃ」
「は?」
ユキは手錠と足枷をはめられており、潤んだ目でノブヲを見あげてくる。
「どうしたのですか? 僕にひどいことするんじゃないんですか……? ノーヴ様は凄腕の調教師ですよね?」
「は?」
奴隷のいる異世界で、ノブヲは鬼畜調教師ノーヴに転生したがSでも何でもないのであった。
※さわりだけほのぼの、後は予告なく過激めの性描写やSM描写がございます。攻め視点/よしよしセックス/モブ姦
文字数 33,483
最終更新日 2024.02.02
登録日 2023.08.10
時代は幕末。
人も魑魅魍魎もそちらこちらに
うろついている。
その激動の中、あるきっかけから
怪を束ねる宮人の霊が目覚めた。
人も霊もその心まで見透すその者が
やがて世のうねりに苦しむ者を
必然の居場所へと招く。
それが幸せかそうでないかは
見透かされ足元を崩された者にしか
わからない。
宮人の名は暁音(アカネ)。
美しい姿に魅せられるが内には冷淡かつ
激しい霊力が秘められている。
そして人から人、魂から魂へ
愛と憎しみが連なり続く。
文字数 5,671
最終更新日 2024.01.10
登録日 2024.01.09
セシリア・ド・グランヴィル侯爵令嬢は、その際立つ美貌で社交界を魅了していた。しかし、セシリアは自分の美貌にばかり目を向ける人々の軽薄さに辟易し、そんな人生に失望していた。
そんな彼女の人生は唐突に終わりを告げる。26歳の若さで、病か毒か、謎めいた死を迎えたのだ。葬儀では彼女の生前の振る舞いを非難する者も多くいたが、ただ一人、彼女の死を深く悼む者がいた。
エドモンド・モンテリオン伯爵――彼の手によってセシリアは、再び現世に呼び戻される。
しかし、現世に甦ったセシリアの姿は白骨体に変じていた。
文字数 6,235
最終更新日 2025.01.23
登録日 2025.01.23
【あらすじ】
冷涼な丘陵地の都市シンビル。
六環級戦業士のルークは、日々の依頼と人々との関わりの中に生きている。
そんな彼の前に、ひときわ異例の任務が舞い込んだ。
「魔物討伐」とだけ告げられた、破格の報酬の依頼。
その真意を追ううちに、国の裏側に渦巻く思惑と、忘れられた誓いが少しずつ姿を現していく――。
【注意】
本作は執筆の補助として生成AI(ChatGPT)を利用しています。AI出力をそのまま本文に使用することはありません。
情報収集・設定整理・整合確認・文章校正の補助として利用しており、物語本文の執筆・決定は全て著者自身の手で行っています。
※本作品は小説家になろう様・カクヨム様にも掲載しています。
文字数 108,010
最終更新日 2025.12.02
登録日 2025.11.11
1つの失敗で部下の手のよって神界を追い出された神は自分の居場所が無くなり、部下による説得で痺れを切らし、異世界へと転移する。その転移の際、とんでもない条件を書き足し、神は世界を去る事で起きる災厄までも部下へ押し付ける。神は異世界へ着くと、人間に姿を変え、異世界を歩く。
文字数 13,231
最終更新日 2022.06.23
登録日 2018.09.09
迷宮に突如投げ込まれた世間知らずの姫が百年の眠りから覚めたとき、その姿は一匹の竜に変わっていた。
覚醒に居合わせた竜騎士に懐いた彼女は、共に行動するうち、迷宮内では竜に、外では人の姿になる自分の性質を知る。
一方、五年前に迷宮で見つけた宝器を得た代わり竜に乗れない呪いをかけられた騎士は、呪いを受け付けずひたむきに尽くす相棒に、そして迷宮の外で見つけた謎の美女に、それぞれ惹かれていく。
百年前の厄災。五年前の祝福と呪い。眠り姫の正体。
全てが明らかになるとき、大きな試練が訪れる。
――あなたが呼んだ。だから応えた。
世界を知らない二人が手を取り合うまでの冒険譚。
※小説家になろう、カクヨム、ツギクルにも掲載中。
登録日 2018.10.24
高校卒業の日。
彼女は一通の手紙だけを残して、主人公の前から姿を消した。
そこに綴られていたのは、主人公が知らなかった彼女の本当の想い。
彼女は何を伝えたかったのか。
その想いを知った主人公は何を思い、何を感じ、そして何を選ぶのか。
最後の一文が、きっとあなたの心に残る。
切なくも優しい、初恋の物語。
文字数 1,989
最終更新日 2021.05.24
登録日 2021.05.24
「鷹夜くん、入らない」
「、、、はい?」
順調に俳優・アイドルとしての地位を回復していく芽依と、そんな彼を見守りながら社畜生活を送り続ける鷹夜。
2人の恋愛自体は何の支障もなく進んでいた。
と、思いきや、芽依の"アレ"がどうにも鷹夜の"そこ"に入らない、、???
夜の営みに関して大問題が発生している2人の周りで次々と他の問題も発生し始め、大パニックへと落ちて行く。
連絡が取れなくなっていた荘次郎の身に危険が迫り、芽依の目の前にかつての相棒が姿を現す。
そしてとうとう鷹夜の堪忍袋の緒がブチ切れる瞬間が来てしまい、、、
「僕たちはまだ人間のまま」続編、完結作。
芸能人×一般人のなさそうであるかもしれない恋愛のその後をお楽しみ下さい。
文字数 192,191
最終更新日 2023.08.03
登録日 2021.10.16
変死体と一報があり私は出動した。被害者は病院用のベッドで食事をする姿勢で死んでいました。ベッドの脇には車椅子がありました。箸は握ったままです。料理は手の込んだ和風です。妻は旅行中、家政婦は盆休みでした。被害者が一人で支度をしてわざわざ厨房から運んだのでしょうか。
文字数 30,598
最終更新日 2022.09.20
登録日 2022.09.15
文学好きの女子と男子がインターネットの趣味の交流サイトで知り合い意気投合。SNSを通して文学的な表現でのメッセージのやり取りを通して行く。次第に絆を深め、実際に会ってみたくなるも……
全てにおいて優秀過ぎる双子の妹と比較され、自己肯定感の低い女子と。生まれながらにして並外れて優れた容姿と能力の為、周りから持て囃され過ぎて人間不信となってしまった男子。二人の不器用で純粋な恋の物語。
※pixivにも掲載しています。
※軽い感じの短編です。深く考えずサラリと流して楽しめる方向けです。
※手紙形式の短編で表現してみる練習としてあげてみました、まだまだ要練習です。
文字数 4,045
最終更新日 2022.11.21
登録日 2022.11.21
高校生の羽島鈴は、容姿に自信がなく、周囲からドジだと揶揄われている。
母親が一流女優であることもあり、自分に自信が持てずにいた。
そんな鈴が出会ったのは、ケーキ屋の前で試食を振る舞う男の子、中原綾人。
鈴は綾人の屈託のない笑顔に惹かれ、綾人の夢を応援するが。
二人の間に待ち構えていたのは、絶望的なまでに高すぎる壁だった。
希望の光を失う鈴と綾人は、
ふたりでひとつだけの光を、探しに行く。
文字数 122,923
最終更新日 2025.02.11
登録日 2025.01.11