「胸」の検索結果
全体で5,067件見つかりました。
ミレニア一家は婚約者一族に騙されて多額の借金を負わされた。
家を助けるためにミレニアは娼婦として働くこととなった。
せめて初めてを捧げるのは愛しいあの人がよかった。
叶わぬ願いを胸に初めての客の元へ向かうと、そこにはずっと想いを寄せていた初恋の人が居た。
◇ムーンライトノベルズ様へも掲載しております。
文字数 9,636
最終更新日 2022.09.30
登録日 2022.09.30
敗戦国の王女エヴァは僅か8歳にして14歳年上のルガート王の許へと国を輿入れする。
だがそれはぶっちゃけ人質同然。
住まいも城内ではあるものの少し離れた寂れた離宮。
おまけに侍女 一人のみ。
離宮の入口には常に彼女達を監視する為衛兵が交代で見張っている。
おまけに夫となったルガート王には来国した際の一度切しか顔を合わせてはいない。
それから約十年……誰もが彼女達の存在を忘れていた?
王宮の情報通である侍女達の噂にも上らないくらいに……。
しかし彼女達は離宮で実にひっそりと、然も逞しく生きてきた。
何と王女は侍女と交代しながら生きぬく為に城下で昼間は働き、仕事のない時は主婦として離宮内を切り盛りしていたのである。
全ては彼女達が誰にも知られず無事この国から脱出し、第二の人生を謳歌する為。
だが王妃は知らない。
忘れられた様に思い込まされている隠された真実を……。
陰謀と執着に苛まれる王女の心と命を 護る為に仕組まれた『白い結婚』。
そしてまだ王女自身知らない隠された秘密が幾度も彼女を襲う。
果たして波乱万丈な王妃様は無事生き抜き真実の愛を見つけられるでしょうか。
因みに王妃様はかなり天然な性格です。
そしてお付きの侍女はかなりの脳筋です。
また主役はあくまで王妃様ですが、同時に腹心の侍女であるアナベルの幸せも極めていく予定……あくまで予定です。
脱線覚悟で進めていくラブファンタジーならぬラブコメ?脳筋万歳なお話になりそうです。
偶にシリアスやドロドロ、胸糞警報もありです。
文字数 223,678
最終更新日 2023.10.23
登録日 2022.08.31
10年前。
男手一つで息子を育てていた父親・月嶋朋也は、幼い子供だった月嶋湊を公園に置き去りにし、行方をくらませてしまう。
――止まない雨が降る寒い朝の事だった。
成す術もなく、ひたすらに父親を待つ湊の前に、端正な顔立ちをした1人の少年が現れる。
これこそが、後に二人の運命を大きく変える事となる月嶋湊と、久堂龍司の出会いだった―――。
「湊…俺がお前を幸せにする。誰よりも…誰よりも幸せに、大切にする…」
差し出される手をとり、湊を孤独から救ってくれた龍司。
そして、同時に暴かれていく朋也の異常な嗜好と龍司の過去、湊の失われた悲しみの記憶とは―…?
胸が苦しくなるほど切なくて甘くて苦しい、心から惹かれあった2人の運命は―――‥‥
*―――――――――――――――*
独占欲溺愛一途×健気一途
18禁表現有り・血表現、暴力表現有り、男女の絡み有り
*―――――――――――――――*
※この作品は、エブリスタ・小説家になろうにも連載しています※
文字数 211,954
最終更新日 2024.03.13
登録日 2023.04.13
これは『新 悪役令嬢を愛した転生者の母』と同じ世界で描かれる、もう一つの物語。
主人公アリス・マリアは、王国歴史博物館で一枚の絵を見つける。
そこに描かれていたのは、最近流行している乙女ゲーム『君の胸に白い薔薇を』の登場人物達と瓜二つの子供達だった。
しかし、その絵との出会いが彼女の人生を大きく変える事になる。
自分の不幸ばかりを見つめて生きてきた少女は千年前の王国で何を見つけるのか。
これは、一人の少女が本当の居場所を見つけるお話し。
※続編作品ではありますが、本作のみでもお楽しみいただけます。…たぶん。
※物語のラストにて納得いかなく停止中...申し訳ございません。
再開は未定になります。
文字数 56,808
最終更新日 2026.07.02
登録日 2026.06.24
マーシェは、幼い頃に亡くなった母の鏡台から、嫁入り道具として残してくれていたのであろう閨教育の本を見つけた。
マーシェを思い、本を授けてくれた母の優しさに涙し、その本を胸に初夜に挑んだ。
だが、本を見た夫、アランの様子がおかしい。
お母様から受け継いだ教本ですので間違いはないはずですね?
R18シーンばかりです。ご注意ください。
※他サイトでも掲載しています。
文字数 9,292
最終更新日 2025.07.17
登録日 2025.07.17
ミェースチ(旧名メアリー)はヒロインのシャルティアを苛め抜き。婚約者から婚約破棄と国外追放を言い渡され親族からも拷問を受けて捨てられる。
しかし、国外追放された地で悪運を味方につけて復讐だけを胸に皇帝寵愛を手に復活を遂げ。シャルティアに復讐するため活躍をする。狂気とまで言われる性格のそんな悪役令嬢の母親に育てられた王子たちと姫の恋愛物語。
病的なマザコン長男の薔薇騎士二番隊長ウリエル。
兄大好きっ子のブラコン好色次男の魔法砲撃一番隊長ラファエル。
緑髪の美少女で弟に異常な愛情を注ぐ病的なブラコンの長女、帝国姫ガブリエル。
赤い髪、赤い目と誰よりも胸に熱い思いを持ち。ウリエル、ラファエル、ガブリエル兄姉の背中を見て兄達で学び途中の若き唯一まともな王子ミカエル。
そんな彼らの弟の恋に悩んだり。女装したりと苦労しながらも息子たちは【悪役令嬢】ミェースチをなだめながら頑張っていく(??)狂気な日常のお話。
~~~~~コンセプト~~~~~
①【絶対悪役令嬢】+【復讐】+【家族】
②【ブラコン×3】+【マザコン×5】
③【恋愛過多】【修羅場】【胸糞】【コメディ色強め】
よくある悪役令嬢が悪役令嬢していない作品が多い中であえて毒者のままで居てもらおうと言うコメディ作品です。 くずのままの人が居ます注意してください。
完結しました。好みが分かれる作品なので毒吐きも歓迎します。
この番組〈復讐に燃える帝国の悪役令嬢とそれに育てられた3人の王子と姫とおまけ姫たちの恋愛物語【完結】〉は、明るい皆の党。水銀党と転プレ大好き委員会。ご覧のスポンサーでお送りしました。
次回のこの時間は!!
ズーン………
帝国に一人男が過去を思い出す。彼は何事も……うまくいっておらずただただ運の悪い前世を思い出した。
「俺は……この力で世界を救う!! 邪魔をするな!!」
そう、彼は転生者。たった一つの能力を授かった転生者である。そんな彼の前に一人の少女のような姿が立ちはだかる。
「……あなたの力……浄化します」
「な、何!!」
「変身!!」
これは女神に頼まれたたった一人の物語である。
【魔法令嬢メアリー☆ヴァルキュリア】○月○日、日曜日夜9:30からスタート!!
文字数 157,055
最終更新日 2018.12.20
登録日 2018.11.27
※注意※
下記概要の後キャラ説明入ります。
作品概要
オネエが店ごと異世界に転移して1年、最愛の常連客と結ばれる話です。
-セクハラ冒険者 × 下品な処女オネエ-
作者より
第一話から微エロ入って最終話までオネエさんは必ず一回は喘ぎます。ご注意ください。
エロコメディかな?終始下品であけすけなエロ同人みたいな小説が書きたくなったので書いてみました。
誤字・脱字があればコメントにてご一報ください。
設定に関して疑問を持たれる方がいらっしゃれば、ご説明できる範囲でお話致しますが、元々が緩いもので構成しておりますので、予めご了承くださいますよう、重ねてお願い申し上げます。
本編完結済み、番外編の執筆は未定です。
以下、キャラクター説明になります。
ケイスケ・ツジノ (30)
通称:メグ姐(恵介と書くため)
童貞・処女 難攻不落のオカマバーのママで有名だったが閉店作業中に店ごと転移してきた
細マッチョの176cm、胸板は厚め
あけすけで下ネタ大好き
デイモンド・アルヴァ (31)
Sランク冒険者(元公爵家嫡男)
セクハラ野郎(メグはそこも好き)
ゴリゴリマッチョ、筋骨隆々199cm
自称:メグの旦那(通称:ほぼ内縁)
文字数 8,885
最終更新日 2020.04.06
登録日 2020.04.06
平民として暮らしていたクリストフは国王の血を引く庶子として
無理やり王宮へと連れてこられ、第三王子として生きていくことになってしまった。
だが平民と笑われて軽んじられる毎日を過ごす。
それでも大好きな魔道具製作で人々を救うという思いを胸に抱き、
母との約束により魔法の能力を隠しながら日々を耐えるクリストフの下に、教育係として口うるさいローゼン公爵がやってきた。
ローゼン公爵の小言に辟易するクリストフだが、
国を守る女神様の神託のせいで、なんとローゼン公爵がクリストフの花嫁として定められ、共に生活することになってしまう。
可愛い系甘えん坊男子(20) ✕ 嫌味の得意な真面目系年上美人(40)
シリアス時々ラブコメ。
二人の関係はゆっくり進行です。
不定期更新。
ストーリーに影響のない誤字脱字、表記のゆれ等、たまにこっそり修正いたします。
文字数が乱高下しますのでご注意ください。
**注意事項**
年の差20歳ほど。
身長低い方が攻め。
攻めは成人しているのにかなり子どもです。
許せる方のみご覧ください。
会話文少なめなこと多々あり。
かなりご都合主義のゆるふわ設定。
よくある「眼鏡を取ったら美人」系の設定です。
R-18はかなり後半になるまで保険です。
※※【必読】ご注意ください ※※
男女の恋愛が普通にある世界のため、サイドで軽く「HL」があります。
読むのがお辛い方もいらっしゃるかと思いますので、
ご注意、自衛していただきますようお願いいたします。
文字数 338,461
最終更新日 2026.06.17
登録日 2022.11.29
辺境の村ロウエンで「地味で役立たず」と嘲られ、癒しの術師見習いを追放された少女リセル=フィーネ。
けれど彼女の力は、傷を治すのではなく——心の痛みをやわらげるという、誰にも理解されなかった奇跡だった。
雪の夜、孤独の中で小さな光を見つけたリセルは、信念だけを胸に隣国セレノアへ旅立つ。
そこで出会った青年騎士レオンと共に、彼女は“眠り続ける王子”の元へ導かれる。
誰にも届かなかった声が、初めて心を照らしたとき——
失われていた十年の眠りが覚め、静かな奇跡が始まる。
> 「癒すとは、誰かの痛みを“消す”ことじゃない。
その痛みに、ちゃんと触れること。」
リセルの小さな光が、やがて世界を変えていく──。
文字数 87,335
最終更新日 2025.11.12
登録日 2025.11.12
【予測不可能な展開と驚きの結末があなたを待つ……!】王宮に出仕するために生まれ育った村から王都へ向かう途中、サキは王太子ウェンリィと出会う。王宮に着いたサキは新しい生活への期待に胸を膨らませるが、その夜、王の弟ライオネルが王位を簒奪するため謀反を起こす。サキは否が応でも謀反に巻き込まれることになり……
※一話あたり数千字です。
『カクヨム』『小説家になろう』でも投稿しています。
文字数 255,022
最終更新日 2021.02.03
登録日 2020.10.25
「また明日会いましょう」
そう言って別れた宗田愛斗(そうだ・あいと)と藤宮楓子(ふじみや・ふうこ)は、約束の日に愛斗が何者かに殴られ怪我をした事で会えなくなり別れる事になった。
不運な別れから5年後。
愛斗は服部加絵(はっとり・かえ)と言う同僚と結婚して息子の一也と暮らしていた。
幸せそうに見える愛斗だが、5年前とは人格が変わり性格も荒く冷たい人間になってしまったと噂されていた。
そんな時、新入社員としてやって来た九東楓子(くとう・ふうこ)に出会ってから愛斗の目の色が変わり始めた。
淡々としてつも冷静な表情のままの楓子を見ていると、愛斗は何故か胸が熱くなるのを強く感じ始め、いつしか楓子を気にし始めていた。
だが、楓子を気にするようになり思いが強くなると頭に激痛が走る…。
「愛斗さん。また明日会いましょう」
ぼんやりと思い出される思い出の中、顔の判らない女性が愛斗に言ってくる声にまた胸がキュンとなった。
激痛から逃げてはいけないと決心した愛斗は、本当の事に向き合う決意をした。
それは5年前の怪我の時、愛斗は記憶を無くし自分の名前の他何も覚えていなかった事だった。
空白の記憶の中に何か大切なことをがあった筈だと思った愛斗。
そんな時だった。
息子の一也を通して双子の兄弟、礼斗(れいと)と空斗(くうと)に出会った。
そして、礼斗と空斗の母親が楓子である事を知ると、愛斗の中に次から次へと思い出される記憶が蘇り始めた。
「また明日会いましょう」
そう約束した人は誰なのか? そして愛斗にとってどんな人だったのか?
2人の約束を無理やり引き裂いた黒い影は誰なのか?
愛と殺意とその先にある永遠のラブストーリー。
文字数 89,231
最終更新日 2022.01.29
登録日 2022.01.21
俺達は歪んだ愛し方しか知らなかった。
月(るい)の隣に引っ越してきた星(ひかる)
彼との出会いが、俺の人生をかえていく。
初めて芽生えた気持ち
初めて感じた気持ち
これは、運命?
俺と彼の視点で描く物語。
繋がり合おうとする度に、引き離されていく。
月(るい)と星(ひかる)の中にある二つの愛(きもち)。
それでも、手離したくない。
二つの愛。
化け物に喰われそうになる度、助けてくれたのは、いつも、君だった。
どれだけ、遠回りしても
ずっと別の人を愛していても
俺には、君が必要で
僕には、君が必要で
俺は、君と生きていける?
僕は、君と生きていける?
俺は、君の隣で生きていきたい。
僕は、君の隣で生きていきたい。
歪んだ愛に翻弄されて生きていく二人の物語。
それでも、幸せになることを望んだ二人の物語。
二つの愛(きもち)を胸に抱えて生きていく二人の物語。
この物語は、フィクションです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
R18作品で書いている話も読んでいただければより楽しめると思います。
文字数 393,514
最終更新日 2022.02.25
登録日 2022.01.29
R18です。
魔道列車の連結部分の扉が開き、ふと顔をそちらに向ける。こういった場合は変に身動きしない方が目立つ。
そこから現れたのは20歳くらいだろうか。熟しきっていない女の色香はあるもののまだ未完成のそれに心が沸き立つ。
女の側に行き反応を見ながらあれこれしたいと妄想する。
ああ、任務で彼女に声をかける事が出来なくてとても残念だ。
その時、他の男が女に近づき手を尻に伸ばした。
任務のターゲットはまだ来ない。内心舌打ちしたが、痴漢を逮捕するために動くわけにはいかない。
だが、痴漢の手によって身をよじり感じ始めたその女の足元を見て、俺は任務中に絶対にしない行動を起こしたのだった──!
乙女なモテない純情筋肉さんが、タイトルのヒロインを溺愛する、らぶえっち物語です。
ざまぁ要素あり。胸糞注意サブタイトルご注意ください
変態要素は、ピュアピュア溺愛ほのぼの強めなので、普段通り(?)あまりないと信じたいですが、感じ方には個人差があります。
文字数 72,743
最終更新日 2021.11.09
登録日 2021.10.30
はっきり言って、俺は犬が好きだ。男の趣味も、そんな感じで素直で愛嬌のある奴によく惚れた。しかし、何が悪いのか、すぐ振られてしまう。いまの年齢は27歳。結婚を強く意識する年だと思う。冒険者としてコツコツ貯めた金もしっかり貯金してあるし、いつでも結婚できる。そんな折に、飲み仲間のノックスからサークレッド地方には、獣人がいっぱいいるらしいと聞き及ぶ。犬好きの俺は、良い機会だとサークレッド地方へ足を伸ばす。そこで出会った柴犬獣人のランダに、俺は一目惚れして早速プロポーズ。恋人から宜しくね、と笑ってくれたランダに胸がキュンキュンする話。※ムーンライトノベルズさんにも公開しています。
文字数 5,265
最終更新日 2025.07.26
登録日 2025.07.26
エブリスタにて恋愛トレンドランキング2位
パッとしない私を少しだけ特別にしてくれるランジェリー。
ランジェリー会社で今日も私の胸を狙ってくる男がいる。
関連物語
『経理部の女王様が落ちた先には』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高4位
ベリーズカフェさんにて総合ランキング最高4位
2022年上半期ベリーズカフェ総合ランキング53位
2022年下半期ベリーズカフェ総合ランキング44位
『FUJIメゾン・ビビ~インターフォンを鳴らして~』
ベリーズカフェさんにて恋愛ランキング最高11位
『わたしを見て 触って キスをして 恋をして』
ベリーズカフェさんにて恋愛ランキング最高25位
『大きなアナタと小さなわたしのちっぽけなプライド』
ベリーズカフェさんにて恋愛ランキング最高13位
『ムラムラムラモヤモヤモヤ今日も秘書は止まらない』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高32位
『“こだま”の森~FUJIメゾン・ビビ』
ベリーズカフェさんにて恋愛ランキング最高 17位
私の物語は全てがシリーズになっておりますが、どれを先に読んでも楽しめるかと思います。
伏線のようなものを回収していく物語ばかりなので、途中まではよく分からない内容となっております。
物語が進むにつれてその意味が分かっていくかと思います。
文字数 94,949
最終更新日 2023.04.16
登録日 2023.04.15
注意。花吐き病はオリジナルではありません。問題がありましたら即刻削除いたします。また今作におきまして、闘病中の方、また医療に関わる方々を揶揄する意はございません。
嘔吐、流血表現。また攻めに妻子のいる表現?が含まれています。苦手な方は閲覧をご控えください。
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花吐き病を知っているだろうか。片想いしたものにのみ発症する奇病。思い人と結ばれるまで花を吐き続ける病気だ。もちろん日本には存在しない。想像上の産物だ。オレだってそんな設定の話があるのかーへぇーと他人事にしか思ってなかった。
まさか、その病がある世界に転生するなんて思わなかったんだ。
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「ーーカ、スピカ。起きてくれ。」
ギイッと鉄格子の檻が開きベッドの柵に繋がれた鎖を、屋内なのに外套を頭まですっぽり被ったご主人様が解く。
自分の耳を引っ張る。尖ってんだよな。肌は透けるように白く、爪は青く、髪もまっちろけ。日本にいたときの黒髪も日に焼けた肌ももうない。なんならタッパもない。
「はい、ご主人様」
「いい返事だ。具合はどうだい?君は沢山吐かないといけないから、喉をよく痛めるだろう。」
「……。ご主人様、奴隷には身に余るお言葉です。」
込み上がってくるものを無理やり押さえ込む。仕事場で吐かなきゃ。
「今日も、調合しなきゃならないんだ…。よろしく頼むよ」
ポンポンっと頭を撫でられ、横抱きにされる。外套からはご主人様の匂いがして外套越しにぬくもりを感じて…。
「…ごしゅじ、ん…様、揺れるからとても吐きそうです。」
「ええっ!ここで吐かれたら困るよ。」
「急いでください。」
間違えるな傷つくな。優しく接してくれるのは、オレが薬に使える薬草を吐くからだ。
木でできた大きなたらいに頭を下げる。ゲェッと吐いた花は花弁をたっぷりと開き甘い匂いを放つ。花も茎も根も傷つかないように喉の奥を開き吐き出した。
吐いた花は手袋越しに拾われる。でもそれは生けられることも、愛でられることも、腕に抱かれることもない。ご主人様が聖水で洗ったあと天日に干され乳鉢ですり潰される。
「うん。今日もいい花だ。ありがとうね。」
「ゥ…げぇ…」
喉が開く。涎で汚れた花弁がたくさん桶の中に山積みになる。汚いそれをご主人様が拾い上げ種類ごとに分けて並べていく。
「ああ、今日は一段とよく吐くね。このトコノエソウは鎮痛に必要なものだから、ありがたいな。」
「…奥様のご病気が治るといいですね。」
「あぁ、あぁ…。ありがとうスピカ。君のおかげだよ」
ご主人様は優しく笑う。それだけでまた胸が苦しくなり花が喉奥からこみ上げる。
ああ、花吐き病、なんて厄介な病気なんだ。鮮やかな花が、俺の悲劇を嘲り笑うのだ。お前は諦められていないと。
文字数 27,583
最終更新日 2021.06.30
登録日 2021.03.11