「兵」の検索結果
全体で4,069件見つかりました。
第2次大戦の悲惨な記録から、古いテレビ映画の記憶から、生命の危機をただ守りたいと願望から詩と文で書きました・・
日が暮れかかっているが、砲弾の音が鳴り止まず、直撃を受け、一軒のこの小さな農家は全壊した。・・若い妻マーシャの赤ん坊は、火が付いたように泣いていたが、たった今、ほんの小さな命を閉じた。マーシャは泣きくずれながら、伏せている。第二次大戦末期の東欧の田園地帯。 アメリカ兵が二人、一人は足を引きずり、友は肩を貸し、視力を失った血だらけのドイツ兵捕虜を引っ張って、やってくる。・・「少し、休ませてくれ。連合軍だ。部隊とはぐれて後方へ戻る。・・」手ぶりを加えて兵士は言った。若い妻は泣きながら、身を起こした。......「.......井戸も....こわれたわ...。」捕虜はかすれた声で「...水...Water...くれ。」....「今...夜か.....Nightか..。」小さく言う捕虜の、開いてる瞳は青色。もう一人のアメリカ兵の足を見て、破れた前かけで、血に染まった布を替えて、しばりなおした。「ああ、すまない。..」「......夫も私の....赤ちゃんも....死んだの....」「...み....水を....」ドイツ兵の喉は熱いらしい。「いいわ...そこ..どいてて。」若い母親マーシャは、息絶え絶えのドイツ兵の頭を膝に乗せ、母乳を飲ませた。 砲弾の音、硝煙の匂い、地響きの中、安心したのか、見えない瞳を閉じた。 「..眠ったわ...」 「ああ、俺だってドイツには友だちが居るんだ。なんだってナチに、なりやがったのだ。俺たちも大事な戦友を何人も失った。奥さん、ありがとう。夜になって、砲撃が止めば、捕虜を起こして、連れていく。味方にたどり着けば、野戦病院に行ける。奥さんも生き抜くんだ。連合軍は市民を保護できる。
一部を略して、記述。
文字数 1,017
最終更新日 2025.03.01
登録日 2025.03.01
秋月雄偉はオタクである。
70年代アニメと特撮のみを深く愛する、ディープでブサイクな小太りのオタクである。
女の子には全く縁はないが、それなりに幸せであった。
それがオタクだからである。
さらに、同好の士はどこにでもいるものだ。
クセのあるメンバーばかりが集う「倶楽部七拾年」。
コマ撮りやブルーバック合成の世界を堪能する毎日だったか、そんな彼にも人生の転機が訪れる。
教室に咲く高嶺の花、凪原あきらが急に70年代お姫様カットにして急接近してきたのだ。
どうする? どうする?
仲間を取るか、彼女を取るか。
秋月雄偉、人生最後になるかもしれない、最初の選択は……。
(ライトノベル作法研究所様と内容が重複します)
登録日 2016.04.01
新暦五〇二年、寒季の終わりに、北大陸全土を統治するノースメキアン国は対をなす南大陸側の各国と国交断絶を唐突に宣言。
そこから一気に情勢は変わり、とうとう二つの大陸を巻き込んだ戦いが始まった。
その戦いで、戦場で戦っていたただの歩兵だった自分が、まさかあんな『オーパーツ』を使うことになるとは……
だが、負けるわけにはいかない。
国のため、自分は戦うしかない。
文字数 3,011
最終更新日 2021.03.31
登録日 2021.03.31
魔法やモンスターが溢れる世界。この世界には、多くの種族が共に暮らしている。
唯一治癒魔法の使える天使族。
同じく唯一黒魔法の使える悪魔族。
あらゆる神の力をもつ神族。
あらゆる精霊の特技を使う精霊族。
そして特別な力を持たないノーマル。
この沢山の種族が暮らす世界には、共通の『アンデット族』という脅威があった。
アンデットの最上級の「イーター」と言う種族は、交戦的で生き物を生きたまま喰らい、気に入ったらさの種族を喰い尽くした。
そんなアンデットから自分達を守る為に、作られたのが『ガーディアン』という傭兵部隊。
ガーディアンは国を超えて、イーターの脅威からみんなを守ることができる、唯一無二の存在だった。
***
イーターに狙われているのは、この世界に一人しかいないと言われているセイレーンの少女『ユリア』。
物語はセイレーンとバレないように生きてきた「ユリア」が、双子の兄「テル」と、ガーディアン養成校に編入することから始まる。
そんな19歳の二人が、過去のことや自分のアイデンティティを探りながら、仲間と共に成長していく物語。
☆マークはR18になります
文字数 510,309
最終更新日 2026.06.09
登録日 2021.09.24
ホムンクルス―――――それは人類が長年追い求めた人造人間。人の手によって人を造り出すことで兵力不足を補えると考えた帝国はその研究に没頭した。研究は順調に進み、遂に完成間近となった。しかし、帝国と戦争中であるガリアン王国の強襲にあう。狙いは皇帝の暗殺とホムンクルスだった。ホムンクルスを敵に奪われることを恐れた研究責任者アンナ・ラヘラスは狂気に出た。ホムンクルスを躊躇いもなく、全て始末したのだ。ホムンクルスの一人である主人公のマティアスも同じく殺された。殺されたはずだった。しかし、彼は死ななかったのである―――――主人公のマティアスは母を追い求めた。偽りの母だとしても彼にとっては家族の一人。必ず、見つけて、敵の手から母を助け出すことを誓っている。
文字数 30,232
最終更新日 2017.03.12
登録日 2016.12.30
ある国の依頼である地点を防衛していた傭兵が、雇い主にゴミのように切り捨てられた。
その傭兵は気がつけば、何故か異世界に迷い込んでしまった。
これはゴミのように切り捨てられた傭兵が異世界に迷い込んだ物語だ。
文字数 12,729
最終更新日 2023.11.26
登録日 2023.11.18
文字数 5,129
最終更新日 2016.12.08
登録日 2016.07.03
聖女を詐称した罪で王都から追放されることになったリアン・ペリアーナ。しかし、罪人であるはずの彼女を王は労い、兵士達は敬意を表し、国民総出で感謝を述べながら追放を祝福する--。
紛い物の元聖女と近衛騎士のちょっとしたハッピーエンドのお話です。
前日譚にあたる続編も連載中です。
「紛い物の聖女は温かな人々に囲まれた幸せな余生を目指す」
(https://www.alphapolis.co.jp/novel/857039765/849511956)
もしよろしければ、お読みいただけると幸いです。
※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載させていただいています。
文字数 3,034
最終更新日 2021.07.11
登録日 2021.07.11
古代ローマ末期。ローマ帝国の辺境であるブリタニアに駐屯する軍団司令官にして、のちのアーサー王と、円卓の騎士たち、ランスロットやトリスタンやガラハットは、黒海沿岸にいたサルマティアもしくはスキタイの部族出身の補助兵で。あともう少しで年期明け。やっと故郷に帰れるという時に、ローマ本国から理不尽な命令を受けて……という事件のはじまるほんの少し前、彼らの日常のひとコマ。
登録日 2014.10.09
田舎町で古い食堂を営む日下部悠真には、誰にも言えない記憶がある。
高校二年の夏、七日間の高熱の間に、彼は別の世界で八年近く生きていた。毒草を見分け、魔獣の肉を処理し、飢えた兵士たちに鍋を作る日々。目覚めた時、それは長すぎる夢だったはずだった。
だが、町外れにダンジョンが出現し、探索者たちが持ち帰る素材を見た瞬間、悠真は気づく。
生で食べれば麻痺する毒キノコ。
臭すぎて廃棄される赤い蔓。
倒した日に焼くからまずい魔猪肉。
根こそぎ採ると毒虫を増やす薬草。
腐った匂いなのに、発酵させれば絶品調味料になる樹液。
ギルドでは危険廃棄物扱いされていたそれらを、悠真はなぜか「食べられる形」に変えられる。
真面目すぎる新人ギルド職員・三枝灯里とともに、悠真は捨てられるはずだったダンジョン食材を、ひとつずつ料理に変えていく。
けれど、食べられると分かった素材には、人も金も集まってくる。
採り尽くされる薬草、傷つけられる樹、素材を独占しようとする大手流通会社。
食材は、ただ食べられればいいわけではない。
次も採れるように、誰かが守らなければならない。
これは、田舎食堂の店主が、夢で覚えたはずの知識で、ダンジョン食材と町の食卓を守っていく物語。
文字数 29,716
最終更新日 2026.06.25
登録日 2026.06.20
戦争は終わったと、人は言うけれど――。
蒸気と歯車が支配する機械仕掛けの国。煤けた駅のホームで、エリオットは倒れている一人の青年を見つける。骨ばった腕、血の気を失った肌、それでも確かに息をしているその命を、彼は抱き上げた。
かつて兵士だったエリオットは、戦場で多くの命を奪ってきた。敵も味方も、若い者たちも。その中には、灰色の髪を持つ魔法士の少女もいた。命令に従い、剣を振るい、炎の中で彼女を斃した日のことを、彼は忘れることができない。
「戦争は終わった」
自分に言い聞かせるように呟きながら、エリオットは青年――ルカを工房へと連れ帰る。冷えた体を温め、傷を癒し、居場所を与える。それは贖罪なのか、それともただの逃避なのか。自分でもわからないまま、二人の静かな日々が始まった。
最初は警戒していたルカも、次第に工房での暮らしに馴染んでいく。歯車を磨き、部品を整え、市場で人々の温かさに触れる。この冷たい機械の国にも、確かに人の温もりがあることを知っていく。
しかし、ある夜、ルカの指先から溢れた淡い光を見て、エリオットは気づいてしまう。それは隣国の魔法――かつて戦場で見た、あの光と同じ色をしていた。
機械と魔法、贖罪と赦し、そして失われた命の行方は。戦後の灰色の世界を舞台に描く、切なく儚い愛の物語。
文字数 16,002
最終更新日 2025.12.09
登録日 2025.12.09
祖国は灰になった。
仲間は散り、旗は折れた。
帝国に滅ぼされた公国ヴェルナ。
生き残ったのは、わずか十数名の敗残兵だけだった。
その中に、一人の元一兵卒がいる。
名はヴェイン。戦場で学び、敗北で思考を磨いた男。
正規軍の軍学に敗れ、兵力差に潰され、それでも彼は考え続ける。
戦場だけでは勝てない。ならば――戦場の外から崩せばいい。
山岳戦士との盟約。
王国将軍との協働。
帝国軍内部への静かな楔。
三段階の戦と、まだ見ぬ一手。
灰色の軍旗が翻る時、戦争の形は変わり始める。
勝利の先に待つのは、玉座か、それとも――。
文字数 11,410
最終更新日 2026.02.14
登録日 2026.02.14