ねこまんまときみどりのことり

ねこまんまときみどりのことり

アルファポリス作品が読みたくて、登録しました。細々と小説も書いています。読んで頂けると嬉しいです。
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SF 連載中 短編
本当にこれが、そう?」 「そうだ、たぶん」 「じゃあ、割るぞ、セーノッ」  刃物を当てた瞬間、パッカーンと何かが飛び出した。  なんと、可愛い女の子だ。 「ドワーッ、ちょっと、あんたら正気か? 普通、こんな金属に刃物で挑まないでしょ? どうなってるの、全くもう!」  なんか、怒って叫んでいる。  まあ切りどころが悪ければ、大量出血しただろうから仕方ないか。  女の子は怒っていた。 (お爺さんは川から流れてきたのが桃だと思ったから、実はタイムマシンでしたと言うオチ? でもさ、ドラム缶くらいでかくて桃色の球型だけど、桃に見えたのかな? 本当に? まあ、それはさておき) 「それより、何その刃物? このタイムマシンは宇宙船にも使われる素材よ。普通の包丁じゃ、絶対刃こぼれするはずよ。素材は何?」  お爺さんとお婆さんは、顔を見合わせてニヤッと笑った。  桃のような物から出てきたのは、可愛い女の子だった。 (小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
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小説 220,363 位 / 220,363件 SF 6,382 位 / 6,382件
文字数 30,097 最終更新日 2025.06.14 登録日 2025.05.23
ファンタジー 完結 短編
貴方はもう、好きに生きると良いわ。鞄に入っているのは、これまでの慰謝料みたいなものよ。………遠慮せずに受け取って」 長年暮らした場所を僕、シューベルトは出ていく。 住みやすかったとは言えない、小さな別邸が僕の全てだった。 ◇◇◇ 僕の母親は、僕を産んで死んだ。 産まれたばかりの僕を残して。 僕の出産は、この家の奥様と同じ日だったらしい。 奥様は女の子を。 僕の母親は僕を産んだ。 僕の母親は愛人だったらしい。 このことは奥様と一部の使用人以外には秘密にされていたそうだ。 ◇◇◇ 「お前は私の跡取りだ。たった一人の男の子よ」 この家の伯爵様が幼い僕に言う。 それを見て、奥様の目が無意識につり上がる。 伯爵様はそれに気づき、ほくそ笑むのだ。 僕は愛人の子だけど、伯爵様と奥様の子として届け出が出されている。 奥様の子マルガリーテは、愛人の子として届けが出された。 血縁上の父親である伯爵のせいで、シューベルトの人生は大きく変わっていくのだ。 (小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
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小説 20,990 位 / 220,363件 ファンタジー 3,144 位 / 51,238件
文字数 18,729 最終更新日 2025.06.08 登録日 2025.06.08
ファンタジー 完結 短編 R15
「花は散るから、命を燃やして美しく咲き誇る。僕の好きな詩文の一節なんだ」 こんな陳腐な台詞が似合う、美しい顔の男は私の婚約者。 騎士団の副団長で、名前はランディス・グレイ。 金髪碧眼の高身長で、おまけに声も渋い。 何処だか伯爵の息子だ。 世間の噂では、“悲恋の王子様(プリンス)” らしい。 身分的にも王子様(プリンス)って、可笑しいだろうに。 そんな彼の4番目の婚約者となった、平民のメルト・サキラーバ。 彼と婚約した令嬢は、みんな1年以内に死んでいると言う。 ちょっと、縁起悪いんですけど、まったくもう。 (小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
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小説 27,142 位 / 220,363件 ファンタジー 3,868 位 / 51,238件
文字数 13,689 最終更新日 2025.05.21 登録日 2025.05.21
恋愛 連載中 短編
「あれ?  私どうなったのかしら?」  メイドとして働いている伯爵家で倒れていた私。  正確に言えば、ここの家のお嬢様に足をかけられて、転んだのだ。  私はリビドー・ダンロ男爵の庶子アガサ。母が亡くなり引き取られたが、男爵夫人マーブル様は優しい人だった。 「女はいつの時代でも生き辛いわね。私も父の言うままにここに嫁ぎ、夫になった男には何も言えないのよ」  なんて疲れた顔をして、明け透けな話もしてくれていた。気心が知れる程好きになり、私は本当の母のように家事や身の回りのことを手伝い尽くした。  一人でも味方がいるのは、とても嬉しいことだった。逆に血の繋がった筈の、リビドー様の顔を見たのは数える程度だ。  リビドー様はマーブル様のことはほったらかしで、多くの愛人を囲っている。本邸であるここに、戻ることは殆どない。  領地経営はマーブル様が行い、本人は社交と言って遊んでいるだけ。親に決められた結婚を嫌がり、マーブル様には指一本も触れていないそうだ。当然子供もいない。  かと言って庶子の私が、後を継ぐことはないと思う。  きっと政略結婚と言う駒に使うつもりだろう。  そうでなければ、今まで歯牙にもかけず祖母と暮らしていた私を、15歳になってから引き離すことはない。  そのことをマーブル様も気づいているのだ。  何か月か過ぎた頃、マーブル様がこう告げてきた。 「貴女は外で働いて、お金を貯めなさい。いつでも此処から逃げられるように。大丈夫よ、リビドー様には学校に行ってるとでも言っておくから」  私は瞬いてマーブル様を見た。  頷くマーブル様は言う。 「貴女は逃げなさい。何の誓約もないのだから」  その話をした後、伯爵家への仕事の紹介状を渡してくれたのだ。 (小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
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小説 27,142 位 / 220,363件 恋愛 11,777 位 / 64,254件
文字数 29,729 最終更新日 2025.05.13 登録日 2025.05.10
ミステリー 完結 短編
「お世話になりました。お元気でお過ごしください」 華麗な淑女の礼(カーテシー)をして、去っていく女性。 何故、母上はこんなことを言うのか? 全ての謎は、10年前に遡る。 隠された王太子の過去の記憶に残る、悲しい愛の物語。 (小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
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小説 12,560 位 / 220,363件 ミステリー 137 位 / 5,237件
文字数 16,239 最終更新日 2025.05.13 登録日 2025.05.13
ホラー 連載中 短編
 ある市役所職員は、不思議なことに気づく。伊坂ネルの再婚した妻達が、みんな最初の妻と同じ顔なのだ。そしてある日ひき逃げされ、運び込まれた病院で当直医の伊坂ネルと会うのだった(これは一話目のお話です)。 二話以降は、魔女や吸血鬼などが出てくる異世界ファンタジーのものが多いです。 主にサイコホラーが多めで、あんまり怖くないですよ。 短編を纏めて収録しています。 今後も少しずつ、短編を載せていきます。 一度読んだお話がある方は、ごめんなさい。短編はこちらに纏めました。 (小説家になろうさん、カクヨムさんにも一部にも載せています)
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小説 12,560 位 / 220,363件 ホラー 161 位 / 8,184件
文字数 37,588 最終更新日 2025.05.09 登録日 2025.04.23
恋愛 完結 短編
「クロエよ。俺は貴様との婚約は破棄して、愛しいサブレーヌと結婚する。その時になれば、この邸から即刻立ち去って貰うぞ!」 婚約破棄を叫んでいるのは、伯爵令息のリンゼール・ガルダ。彼の最愛は、クロエの義妹のサブレーヌだと言う。 リンゼールとクロエは、親同士が決めた利害が絡む政略結婚の相手だった。 クロエ・クラウテンは格上の侯爵令嬢であったが、父親の無理な商会経営は多大な悪化を辿り、侯爵家は借金まみれであった。 クロエの母、ダブリエは病で寝込んでいたが、彼女が12才の時に逝去した。 亡くなる前に、形見のロザリオをクロエに首にかけて囁く。 「クロエ、弱い母を許して。 一人残された貴女は、きっとたくさんの困難が待ち受けているでしょう。でも私(わたくし)はずっと見守っていますよ。貴女が幸せになれるように。 だから諦めずに頑張るのですよ。 そして何を奪われても貴族としての誇りを守り、毅然としていなさい。 奪われてはいけないのは、そのロザリオだけ。 必ず味方は現れます。 残念ながらレンバック、貴女の父は信用に値しません。 こんな場所に残していって、ごめんね。 愛しているわ。私のクロエ……………………」 ダブリエは最期の時まで娘を心配していた。 夫であるレンバックは、ダブリエに全てを頼り遊び歩いていた。だが彼の言い分は勝手なものだった。 「妻は何にでも口を出して、俺を否定するんだ。だからもう、俺は妻の好きなようにさせてやってるんだ。その分少し、好きなようにさせて貰ってるけどな。はははっ」  レンバックの回りには彼にたかって遊ぶ悪い者が多く、彼はそれに気づかず煽てられて散財していた。 ダブリエは口出しではなく、詐欺や無謀な投資を止めるように注意しただけだ。レンバックのせいで今まであった侯爵家の蓄えは減り、彼女は知人から借金をしたが財政は火の車だった。 何とか伝手を辿り、やりくりをしていたダブリエが病に倒れ、それに目をつけたのがガルダ伯爵家。リンゼールの父親マイルだった。 マイルは息子のリンゼールを婿に入れ、借金を支払うことで逆らえなくし侯爵家を乗っ取ろうとしていた。 (小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
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小説 27,142 位 / 220,363件 恋愛 11,777 位 / 64,254件
文字数 17,424 最終更新日 2025.05.04 登録日 2025.05.04
ライト文芸 完結 短編 R15
「悲しいことは昨日まで♪ 今日はきっと良いことがあるわ♪」 目下、継母ブルチャスカとその娘アンジェルに、芋の皮剥きやら食器洗いをさせられている私、ユキファールム。 「こんなことも出来なければ、将来とっても困るわよ」 「そうよ、ユキファールム。私達は貴女のことを思って仕込んでいるんだからね」 うぬぬ、2対1では流石に勝てない。 けれど彼女達は、意地が悪い訳じゃないの。 ただ家事をさせられるだけなの。 その様子を見て、執事アーントや侍女のバタフライは目を輝かせていた。 「素晴らしい教え方です。姫様は私の言うことは聞かず「バタフライがやってよぉ」と、甘えて来られると、可愛いくて駄目なのです」 「私もです。生まれた時からお守りしてきたので。こんな時なのに、厳しくできず……。申し訳ありません」  そう言いながら、ブルチャスカに頭を下げる二人。  私が頑張っているところは、目に入らないのかしら?  まあいいや。この2人はもう高齢で、私から見たら祖父母に近い年齢だから、今さら文句も言わないわ。孫のように可愛がって貰ったもの。 それにしても、私に家事なんてさせてどうするつもりなんだろう。目玉焼きさえ焦がすし、味付けはいまいちだし、彩りも美味しそうじゃないし。まあ、何とか煮炊きは出来るようになったけど。 お掃除はハタキをかけて、箒で床を掃いて、水ぶきするのよね。 後はお洗濯。水仕事は指先が荒れるから苦手なの。ささくれとひび割れが酷いわ。洗ったものは重いし、干すのも大変だもの。 どうして私にさせるのかしら? 「お嬢様、私共はここでお別れです。ここから先はお一人で行って頂きます」 「私達はここで敵を迎えうちますから、お嬢様はこの先にある家で一人で隠れていてください。屋敷には生活用品が、庭には野菜も植えてありますから。庭にかかっている網は外しては駄目ですよ。動物避けですからね」 にこやかに笑っているアーントとバタフライだが、彼らが着ているのは鎧だった。 「なによ、その鎧は? 貴方達はもうお年寄りでしょう? 一緒に逃げましょうよ」 私は彼らも一緒に行こうと誘った。 けれど、首を振りここに残ると言う。 「姫様の幸福だけが私達の願いです。その幸せを壊さないで下さいませ」 「さあ、行くのです。必ず迎えに行きますから」 「あぁ……きっとよ、迎えに来てね」 私は真剣な様子の彼らに逆らえず、城裏のずっと奥山にある、二人の言う家屋を目指した。 (小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
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小説 23,460 位 / 220,363件 ライト文芸 344 位 / 9,016件
文字数 11,896 最終更新日 2025.04.30 登録日 2025.04.30
恋愛 完結 短編 R15
「悪いのだけど、別れて欲しい。俺が愛しているのは、ラジルニーニャだけなのだ。君のように教養もない女性ではなく、賢くて強くて美しい完璧な女性なのだよ。ハハハッ」 久しぶりに帰って来た、金髪碧眼威圧夫スペードは、自宅のリビングで妻の私ダイアナ、夫の父クローバー、夫の母ハートにこう言い放った。 確かに私は、外出を控えていた時期がある。 エドウィンが頻繁に熱を出していたからだ でもそれは子供が幼かった頃だけで、 二人が3才になる頃からは状態は落ちつき、社交界に復帰していた。 逆に彼は、何故知らないのだろう? 彼は結婚後、たがが外れてしまったように遊び歩くようになっ夫だが、結婚前はもう少し誠実で、律した様子もあったのに。 そして今、公爵家の事業を切り盛りしているのは、この私だ。 義父母は申し訳ないと言う顔をして、私を泣きそうな顔で見ていた。 「分かりましたわ、旦那様。ただ1か月だけ時間を頂きたいのです。間違いなく出て行きますから」 真摯に伝えれば、夫も折れてくれた。 そこから、ダイアナ達の奮闘が開始されたのだ。 (小説家になろうさんと、カクヨムさんにも載せています)
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小説 23,460 位 / 220,363件 恋愛 10,291 位 / 64,254件
文字数 22,592 最終更新日 2025.04.30 登録日 2025.04.30
ライト文芸 完結 短編
 病弱だった第一王子ロクシードは、ベッドから起き上がれない日々を送っていた。 流行風邪で危篤状態だったが、幼馴染みのアンリの願いが女神に届き、ロクシードは健康に生まれ変わる。 その後もお互いを特に意識しないまま、別の人と結婚し子供も出来る。 しかしロクシードの離婚により臨時の乳母をアンリが引き受けることで、懐かしさと何かが胸を過るのだが……。 (小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
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小説 12,560 位 / 220,363件 ライト文芸 197 位 / 9,016件
文字数 10,722 最終更新日 2025.04.28 登録日 2025.04.28
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