介護士 小説一覧

6件
1

「介護士なんて将来ない」と捨てられた私を、利用者さんの孫が一番きれいだと言ってくれました

「介護士ってさ……正直、将来ないだろ」 三年間付き合った恋人から、仕事と将来性を理由に捨てられた介護士・佐倉美咲。 給料は高くない。 毎日体はくたくた。 消毒液で手は荒れ、爪をきれいに飾る余裕もない。 それでも美咲は、利用者の小さな変化を見逃さず、一人ひとりの「できる」を信じて働いてきた。 そんな彼女の仕事を、ずっと見ていた男性がいた。 利用者・千代の孫、一ノ瀬智也。 「祖母が、ここに来る日を楽しみにしている理由が分かりました」 派手な言葉で口説くわけでもない。 無理に距離を縮めることもしない。 ただ、美咲が誰かのために膝をつき、一歩を待ち、手を差し伸べてきたことを――彼だけは、ちゃんと見ていた。 元恋人に仕事を馬鹿にされても。 職場で「いい人ぶってるだけ」と陰口を叩かれても。 智也は、美咲自身さえ価値がないと思いかけていたものを、一つずつ拾い上げていく。 そして美咲が、 「私なんて、きれいじゃありません」 と荒れた自分の手を見つめたとき。 智也は、静かに告げる。 「僕はその手を、一番きれいだと思っています」 これは、 誰かを支えることばかりで、自分を大切にすることを忘れていた介護士が、 自分の仕事も、 自分の人生も、 そして自分自身も、 もう一度好きになっていく物語。 利用者のおばあちゃんが繋いだ、 じんわり泣けて、最後は幸せになれる大人の純愛です。
2

【完結】ああ……ようやくお前の気持ちがわかったよ!

会社の同僚と不倫をしていた彼女は、彼の奥さんが酷い人なのだと聞いていた。 なので、彼女は彼と自分の幸せのため、『彼と別れてほしい』と、彼の奥さんへ直談判することにした。 彼の家に向かった彼女は、どこか窶れた様子の奥さんから……地獄を見聞きすることになった。 這う這うのていで彼の家から逃げ出した彼女は、翌朝―――― 介護士だった彼女は、施設利用者の甥を紹介され、その人と結婚をした。 その途端、彼に「いつ仕事を辞めるの?」と聞かれた。彼女は仕事を辞めたくはなかったが…… 「女は結婚したら家庭に入るものだろう? それとも、俺の稼ぎに不満があるの? 俺は君よりも稼いでいるつもりだけど」と、返され、仕事を辞めさせられて家庭に入ることになった。 それが、地獄の始まりだった。 ⚠地雷注意⚠ ※モラハラ・DV・クズ男が出て来ます。 ※妊娠・流産など、センシティブな内容が含まれます。 ※少しでも駄目だと思ったら、自衛してください。
3

君に会いに行くよ~途切れた風のつづき~

与えられた人生を、ただ生きている、高校三年生の安井陸。 そんな、ある日。 施設の神棚から聞こえてきた、陸にしか聞こえない少女の泣き声。 気になった陸が神鏡を覗き込むと、そこには見知らぬ少女がいた。 「私、あきらめないわ」 自分の人生を懸命に生きようとする少女に、陸は初めて心を動かされる。 そして、別れ際―― 彼女が何かを伝えようとした瞬間、陸は突然、引き戻されてしまった。 それから六年。 忘れられない、あの夏。 聞けなかった、最後の言葉。 もう一度、君に会いたい。 これは、ひと夏の出会いから始まった、 時を越える物語。
4

『機長、おかえりなさい』

人の“見たかった夢”を見せる、不思議な力を持つ介護士――夢見叶。 ある日彼女は、かつて飛行機の機長だった老人に、もう一度“空”を飛ぶ夢を見せる。 若き日の相棒、操縦席の感覚、懐かしい無線の声。 それは、忘れかけていた人生の輝きを取り戻す時間だった。 優しくて温かい、“夢を叶える”ヒューマンドラマ短編。
5

密かな楽しみ

介護士だった私は、買い物中に梅を見つけた。利用者さんと梅ジュースを作ろうと思い、購入するも作り方が分からなかった。ひょんなことでご近所さんから梅ジュースを作り方を教えて貰い、一緒に作ることに。 そこからご近所さんとの交流が始まるのだったーー。
6

ロングマフラー

~あれから二十年…時は流れても、お婆ちゃんの心にはいつまでも生きている~ 《あらすじ》 老人介護施設に入居してきた麻子は、サックスブルーの長い手編みのマフラーをぐるぐると首に巻いていた。 何とか麻子から取り上げようとするが、麻子は強く拒否して離さない。 それは亡くなった孫の形見の品だった。 *表紙はpicrewあまあま男子メーカー、背景は悦さんのフリー素材「沈丁花」を使用させていただきました。 ***** 沈丁花サイドストーリー 沈丁花から20年近く時が経った頃の、蒼葉くんのことを一番理解していたお婆ちゃんの物語です。
6件