現代文学 人生小説一覧
この世界で生きていくためには「ズル」をしないと生きていけないらしい。ただ「ズル」の定義と言うのも人によって曖昧で。そんな面倒な事を考えてる私はやっぱりうまく生きてはいけないのだと思った。
朝3時20分。いつもと同じ時間に目覚まし時計が鳴った。ピピピピピ。止めてスマホの画面も一応見る。スマホの時計も3時20分。あぁもう起きる時間だ。通勤に3時間もかかるなんて我ながら馬鹿げているが始発のガラガラな電車は好きだ。
トイレへ行き洗面所へ行こうとした瞬間、また目覚ましが鳴った。ピピピピピピピ。
この部屋は壁が薄いし、ましてや現在朝3時過ぎ。近所迷惑になる。
走って目覚まし時計の後ろについてるスイッチを下にする。
勢いで目覚まし時計を床に落としてしまった。すかさず下から床ドンされた。泣きたい。
端からみたら何でもないこと。だか何も変わらない日常を過ごしていると少しのことが気になってしまうのである。
歯磨きをし、顔を洗い、制服と化した私服に着替える。4時まであと5分あるか。ベットに寝転び少し休む。あと5分、あと5分、あと4分、4分、3分・・・・・
・・・・胸騒ぎがして飛び起きた。目覚まし時計を見ると7時15分。勢いでまた目覚まし時計を床に落としてしまう。また下から床ドンされたが、今はそんなこと気にかけてはいられない。
完全に遅刻だ。
入社5年目の私は喋りも上手くない。顔も可愛くない。無遅刻無欠席だけがステータスだったのだ。
どうしよう。どうしよう。
取りあえず職場に電話をかけた。プルルルル、プルルルル、プルルルル。30回プルルルルが続いたところで電話を切った。
もういっか。ずる休みしよう。取りあえず課長に体調が悪い旨のメールをし、今日は休むことにした。
映画でも見に行こうかな。
少しだけ生きるのが楽になった瞬間だった。
文字数 2,379
最終更新日 2021.02.13
登録日 2021.02.07
フリーライターの俺と、元エリートリーマンの彼とのやりとりを綴る。
全てを失い転落したように見える彼。しかし彼の目に映る世界は、俺が思っていたものとは全く異なっていた。
現代に生きる人間の心の闇を、切なく陰鬱に映し出す物語。
「この病はきっと俺を殺す。アンタも殺す。俺にはわかるんだ。」
文字数 5,844
最終更新日 2021.01.26
登録日 2021.01.24
皆さんは自分の歩幅をご存知だろうか。
一歩進むか進まないか、その選択が人生を左右することがあるかもしれない。
これはその一歩についての話し。
文字数 2,083
最終更新日 2020.03.02
登録日 2020.03.02
文字数 1,237
最終更新日 2019.08.20
登録日 2019.08.20
文字数 1,865
最終更新日 2019.06.09
登録日 2019.06.09
目に見える障害と目に見えない障害がある。
僕は目に見えない吃音という障害を持っている。吃音はかつて、どもりと言われていたが、近年では差別用語になり一般的には吃音という名称を用いられている。
吃音に悩み・自分を恨み・人生の意味や希望すら持てなかった少年時代、吃音とともに生きていくことを決めた青年前期を乗り越えた、22歳の僕が歩んだ軌跡。
文字数 3,967
最終更新日 2019.03.20
登録日 2019.01.10
子供の頃に憧れたのは魔法少女だった。今は現実を知り、大人になり、人生に疲れている・・・。
※こちらの作品はカクヨムにお引っ越ししました。今後の更新はカクヨムで行いますので、よろしくお願いします。
( ̄┏∞┓ ̄)ノ♪
https://kakuyomu.jp/works/16817139557085967831
文字数 5,531
最終更新日 2017.04.22
登録日 2017.04.22
アルファポリスの現代文学小説のご紹介
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