キャラ文芸 異能力バトル小説一覧
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手にした者のあらゆる願いを叶え、不可能を可能にする宝石・マリア。世界に唯一残るとされる原石“バージン・マリー”は、地上に聳え立つ超巨大銀行、マスクリード・バンクの所有するところとなっていた。
多くの人間が聖母を手中にすることを夢見ていたが、死の要塞とも渾名されるメガバンクに挑むものはなく、所詮はただの夢物語であった。
地下三大勢力の一つ・スワロウテイルを率いる朝川蓮司にとってもそれは変わらず、補佐役の春田菫や、親友のレプリカらと共に、自由気ままな盗賊生活を送っていた。
そんな中、マリアを用いて作られた義眼を持つという少女の情報が流れる。同行したいと申し出たレプリカと仲間を連れ、蓮司は少女が住まう三番街へ向かうが――。
長い間奇妙な安定を保ってきた世界は、だが確実に、大きな岐路に差し掛かろうとしていた――。
これは、己が願いを叶えるため、足掻き、もがく、愚か者たちの物語。
文字数 78,352
最終更新日 2024.03.19
登録日 2023.12.29
「そうだ」
薄暗いマンションの一室でカップラーメンを半ば食べ終えた頃、美しい容姿を持つ美青年の「たかし」は粉末スープの素を入れ忘れていた自分に気が付いた。
「さっさと死んじゃおう」
一度決めると後は早かった。財布とスマホを掴み、バスに飛び乗る。どうせ自分は死ぬのだ。片道の旅、荷物はいらない。
電車に揺られ数時間、バスから降りた彼は目的の定食屋の前に立っていた。亡き母を写した写真の背景に佇むくたびれた定食屋、ここで最後の食事をして、そして俺は死ぬのだ。
奇妙なギャラリーに囲まれて、やがて始まる最後の晩餐。微妙な味の料理を無理やり喉に詰め込んで、会計に向かった彼に告げられたのは無情な言葉だった。
「あんたのその電子マネーは使えないね」
──……これは後に史上最強の狩人と呼ばれた「たかし」の奇妙な最初の一歩である。
文字数 135,997
最終更新日 2023.11.28
登録日 2023.09.06
“星詠みの巫女”・フォーチュンは、“地球の化身(ホメヲスタシス)”の神託を受け、日本国・四国東方/徳島県に訪れる。
その際、彼女の身柄を狙う国家指定暴力団/極龍會に襲われるが、たまたま通りがかった徳島県民・真神正義に助けられる。
一方、国際テロ組織/“黙示録の獣(アポカリプスビースト)”の元首領・黒十字(リベリオン)もまた徳島県に潜伏しており、彼は四国に眠る“ソロモン王の秘宝”を探していた――――
踊る阿保に見る阿保。
同じ阿保なら、踊らにゃ損損!
踊る阿保は螺旋の救世者(メシア)。
略して、あほめし。これより、開幕!
文字数 142,524
最終更新日 2023.08.01
登録日 2023.07.14
この物語の主人公、風綿絹人は平凡な高校生。だが彼の片思いの相手、梔倉天は何もかも異次元なチート美少女だ。ある日2人は高校で、顔を失くした化け物たちに襲われる。逃げる2人の前に国語教師が現れ、告げる。「あいつらは、ゾンビだ」
その日から絹人の日常は一変する。実は中二病すぎる梔倉、多重人格メルヘン少女、ストーカー美少女に謎のおっさんまで、ありとあらゆる奇人変人が絹人の常識をぶち壊していく。
常識外れ、なんでもありの異能力バトル、ここに開幕!
文字数 44,115
最終更新日 2023.05.06
登録日 2023.03.28
高校三年の夏休みに祖父が住む田舎に帰省した男・世良林斗は、そこで衝撃的なモノを目撃する。
どこにも住民の姿が見当たらないまま、肝心の祖父の家には……死体と共に見知らぬ女性の姿。
不思議な能力を使う彼女と共に、潜んでいた敵を打ち破った二人の間には友情が芽生えた。
しかし、この二人の邂逅が“全て”を巻き込む大騒動に――
「俺の名前は世良 林斗。きみの名前は?」
「……わたしは、輝井 夢野」
文字数 9,637
最終更新日 2022.03.20
登録日 2022.03.19
とある巨大な悪の組織に所属する三十路にして一般戦闘員の尾方巻彦であったが、ある日、何者かの手によって所属していた組織が壊滅してしまう。一人生き残った尾方は、塞ぎこみ、抜け殻のような生活を続けていた。ところがある日、所属していたボスの孫娘を名乗る少女が乗り込んできて、日常を引っ掻き回された後、一念発起。持ち前の病的なまでの諦めの悪さを取り戻した尾方は、組織の復興と復讐を目指してひた走る。
文字数 205,814
最終更新日 2020.12.21
登録日 2020.12.07
超能力者の超能力者による超能力者のための学園である
「創成学園横浜校」は、超能力者の中でも別格の存在である第六感ことイリイチというロシア人の殺し屋の獲得に成功する。
学園を中心にした陰謀と茶番、蠢く欲望と惨めで薄っぺらい自己愛。悲劇と喜劇。意地の悪い自己保身とそれを包み込む偽善。
何もかもが狂っている世界で生き延びていくために、超能力者たちは今日も闘っていく。
文字数 323,632
最終更新日 2020.02.12
登録日 2019.07.13
もうすぐ真夏だというのに雪のような白い結晶がちらつく。それは世界に起きている害のない怪奇現象だった。学校の帰り道行きつけのマンガ喫茶に入る。そこで寝てしまう。ヨハクが寝ている間に、世界は光につつまれ、一部の人が害虫(ペスター)と化して、人を襲い始める。瞬く間に世界に蔓延し、世界は大混乱に陥った。のちに“光の日”と呼ばれることになる時から、十日後。立花は目覚めると自称妖精を名乗る少女アイリスと出会う。アイリスは立花に世界が崩壊したともにヨハクに異能が宿ったことを教えてくれた。信じなかった立花だが、遭遇した害虫(ペスター)をその異能で倒し、崩壊した世界を見て納得せざるを得なかった。
文字数 175,395
最終更新日 2020.02.03
登録日 2019.12.28
異能力を発現させるヴィーナスシステムは、人々の生活を豊かにした一方、時に犯罪の道具として利用されている。これは、そんな事件を解決する、探偵事務所のお話
文字数 65,218
最終更新日 2018.12.04
登録日 2018.03.29
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