官能小説 小説一覧
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この物語は、あやが初体験をした“翌朝”からはじまる、官能系恋愛小説です。
\2025.10完結済/
【R18】27歳、処女 〜みられて濡れて〜
※出会いから初体験までを描いた“1巻”です。
本作は、その続編となる“2巻”。
初めてを越えても、あやにはまだまだ“はじめて”が待っています。
触れられるたびに赤く染まる頬、恥ずかしさの奥に芽生える快感。
彼との関係は深まり、友情や新たな人間模様も重なりながら、大人の甘さと濃密さを増していく──
心の動きを大切に描いた、
大人のエロティックラブストーリー。
恋愛小説が好きな方にも、TL好きの方にもおすすめです。
🩷=えち回
(1巻より大人向け描写がしっかり入る話につけています。
読みたい方/避けたい方の目安にしていただけたら)
⏰毎日8:00に1話ずつ更新中
この巻からでもお楽しみいただけますが、1巻からお読みいただくと、登場人物の心情や関係性がより深く響きます。
文字数 143,065
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.09.10
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文字数 91,939
最終更新日 2025.12.20
登録日 2024.10.13
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2004年、満開の桜が舞う春。八神翔子は一人の母として、静かに家庭を築こうとしていた。しかし、穏やかだった日常は徐々に歪みはじめる。家庭内の空洞、夫との断絶、子どもたちとのすれ違い。そんな中、彼女は「UWish」というSNSに救いを求める。匿名の言葉に心を開いた翔子は、次第に“夜翔”という仮面の下で自らの欲望を曝け出していく。
最初は些細な愚痴から始まった投稿。しかし、見られる快感、晒す悦びは翔子の深層を刺激し、やがて“露出”という性的倒錯へと変貌していく。そしてその衝動は、町に連鎖する失踪事件と不可分に結びついてゆく。
ママ友たちの謎の死。不穏な視線。壊れてゆく家庭。追い詰められる翔子の肉体と精神は、やがて暴力と快楽の極限へと突き進む――。
見られることによって“生”を実感し、壊されることでしか“愛”を知れなかった一人の女が辿る、破滅と快楽の物語。
これは、家族という名の檻のなかで、女としての自分を探し続けた翔子の“散華”の記録である。
文字数 179,534
最終更新日 2025.12.20
登録日 2025.09.01
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文字数 18,485
最終更新日 2025.12.19
登録日 2025.11.30
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銀髪ロリホムンクルスにTS転生してしまった主人公が、いろいろされるだけ。
前に書いていた
https://www.alphapolis.co.jp/novel/902071521/30593752
の改定版です。
文字数 23,943
最終更新日 2025.12.17
登録日 2025.12.17
10
見ていただきありがとうございます!
注意!本編はR-18作品です。
苦手な方はそっとバックしてください
文字数 31,863
最終更新日 2025.12.15
登録日 2023.10.28
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サキュバスと人間のハーフ、セレアティナは人生の転機を迎えていた。
淫魔としての血に裏打ちされた、絶世の美女。
そんな彼女は高級娼婦として、多くの男に奉仕する事を生業としていた。
だが、それは決して私利私欲の為ではない。
彼女は身寄りのない子供たちを保護する為、多額の寄付をしていた。よって、必要以上に巨額を稼ぐ必要があったのだ。
そんな彼女の噂が大陸全土に轟いた頃、彼女は娼館のオーナーによって、莫大な借金を背負わされてしまう。
その額はなんと1000パラファルゴ(約1000億円)で、流石の彼女でも返済が不可能な金額。
だが、そんな絶体絶命を前にしても、彼女にはチャンスがあった。なぜなら、契約には続きがあったのだ。
もし返済が不可能なら、返済先への"一生の隷属を誓う"事で、代わりとしても良かったのだ。
彼女は馬車に乗り、とある貴族の住む城へと出向いた。
それは巨大な勢力を誇る領主、『ヴィルヘルム=クラリアス1世』の城である。
彼女はクラリアス家に買われ、半ば強引に「領主の三男」の妻となった。
しかし彼女にとって、それは不快な日々という訳ではなかった。
領主の三男はブサメンで、コミュ障かつ童貞。
だが、元より世話好きな性格であった彼女は、そんな彼との生活が楽しかった。
そして、「ある程度まで彼を"教育"した後に、ひっそりと城から抜け出そう。」と思いながら、日々を順風満帆に過ごしていた。
しかし、その見込みは大きく外れる事になる――。
その時、彼女はまだ知らなかったのだ。
何気ない気持ちで過ごす日々、その先に待ち受ける波瀾万丈な運命は、やがて世界の命運すら左右する事を。
後の世を揺るがす『天陰の聖戦』と『第二次星雲大戦』と呼ばれる二つの動乱。
セレアは激動の人生の中で、『廻円のヴィルヘルム』を巡る巨大な因果へと巻き込まれていく。
これは、幾度の"破滅と挫折"を超えた先で生まれた『希望の皇帝』と、その伝説の立役者となった『1人の淫魔』の物語――。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
※『無頼勇者の奮闘記』にEP141から登場する、セレアのその後を描いた男性向け作品です。
外伝のような立ち位置ですが、未読の方でも問題なく読めますので、ご安心ください!
※序盤は共通ですが、途中から"なろう版の続き"と"アルファ版の続き"にルート分岐します。
※セレアは途中まで主人公で、後からヒロインになります。
※序盤はイチャラブ、中盤はシリアス、終盤は(ルートによっては)英雄譚になると思います。Hシーンは全編を通して有ります。
※ ♡は、少しHな回!
❤️は、ガッツリしてる回です!
♤は、"R18_G描写"のある回です(-。-;
※二週間に一回、土曜日の投稿です!
※ キャラの立ち絵はCHARATです。
文字数 187,861
最終更新日 2025.12.13
登録日 2022.09.15
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初告白を同級生に笑われ、
想いを寄せるカスミにも嘲笑された童貞高校生アキヒロ
そんな彼が手に入れたのは、相手の心を支配する
“見せるだけで相手を服従させる”催眠アプリ。
「もし、これをカスミに使ったら…あの女を自分の好きに出来る…?」
暴走する欲望を試すため、まず目をつけたのは、不登校の幼馴染・結希(ユキ) 。
アキヒロの中で、抑え込まれていた衝動が爆発する。
催眠に落ちたユキは、熱い瞳で彼に身を絡ませ
初めてのキス、
初めてのH… 。
結希の「私を使って」とばかりの積極的な奉仕は、
アキヒロの理性を、少年としての境界線を、あっさりと溶かしてゆく。
これは、アプリという禁断の力に溺れた青年の歪んだ青春の記録。
文字数 13,508
最終更新日 2025.12.13
登録日 2025.12.10
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他のサイトに投稿した小説のリメイク版。
もう何年も前の話。
世間はまだまだ男社会でセクハラがまだ日常的に行われていた頃…
主人公の「俺」は、転職をした会社でセクハラを楽しみ、人妻から新入社員にまで手を出す始末。
こんな上司、許されるのでしょうか?
さてさて…どうなる事やら…
この話はフィクションです。
文字数 280,522
最終更新日 2025.12.04
登録日 2023.11.05
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クファンルド王国(設定)内の女性を、次々に壊していく物語。犠牲になる女性の名前を、タイトルに記入していきます。
文字数 170,614
最終更新日 2025.12.02
登録日 2023.06.25
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主要登場人物
桜下桃音 二十歳
鯉川龍 三十二歳
田舎に住む年頃の娘と、都会からやってきた元社会人の男。運命的とも言える出逢いに、彼らの絶え間ない惹かれ合いは本能的なセックスを呼ぶ。二人が初めて会った日から結婚を誓い合うまでの、恋愛中編小説。
文字数 41,001
最終更新日 2025.11.29
登録日 2025.11.29
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11/26 22:00 完結
―――あの人の不貞の瞬間、覗いてみたくないですか?◾︎マンションに引っ越してきたお隣さんは、同じ職場の同僚だった。宅飲みに誘われ行った先には綺麗な奥さんが。気にしないようにしていたが、どうやら無意識に目線を引かれていたようだった。「私の胸、見てましたよね……?私の旦那、興味なくって……」葛藤もあったが、ついに俺は誘われるがまま奥さんの身体を楽しんでしまう。「俺は、悪くない。誘われただけ……。」忘れ物から始まる誘惑NTR。それぞれの関係は一体どんな結末を迎えるのか―――。
※性行為表現を具体的に描写しています。苦手な方はご注意ください。
※表紙は生成AIで作成しています。
文字数 49,914
最終更新日 2025.11.26
登録日 2025.09.26
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友達はひとりじゃない。
遊ぶ友達、
食事をする友達、
趣味が合う友達、
旅行に行く友達、
悩みを相談できる友達。
全部がマッチする友達が一人いても、都合が合わなかったら実現しないからね。
きっと恋愛だってそう。
性格が合う人、
趣味や好みが合う人、
容姿も多少は大事だし、
なんといってもセックスの相性ーー
友達と同じように、
セックスをする(できる)相手はたくさんいて良いよね?
そんな私のセックスフレンズ達とのことを書いています。
文字数 18,062
最終更新日 2025.11.24
登録日 2023.12.10
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文字数 1,894
最終更新日 2025.11.20
登録日 2025.11.20
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文字数 102,215
最終更新日 2025.11.16
登録日 2020.01.15
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※月に叢雲、花に風の続篇です。
これまでのあらすじ
西園寺若菜(さいおんじわかな)はキョウの都で義弟の朔と共に秘めた恋心をお互い抱きながら、陰陽師として陰陽寮に属していた。そんな中、陰陽頭の土御門光明(芦屋道満)の次の転生の器として朔は選ばれた。
若菜は凌辱の受難を越え、前世の恋人でもある安倍晴明と共に、朔を取り戻す為に光明と戦うのだった。しかし、光明の思惑に反し、娑婆世界(人間界)を恐怖に陥れた第六天魔王によって、朔と瓜二つの第六天魔王の封印は解かれ、彼らの魂が融合する。しかし復活した第六天魔王は、以前とは異なり、若菜を深く愛してしまう。若菜への思いを秘め天魔界で過ごしていた二人だったが、魔王復活をよしとしない天界との戦が始まった。
若菜は神々の英雄、阿修羅王によって瀕死に追いやられ神の素質を持って生まれる『神の繭』として覚醒し、女神になる。しかし彼女は阿修羅王によって捕えられ、慰めものになってしまった。一方、天帝に捕えられ魔王は自分の出生と実父である天帝と向き合い、新たな天帝となって、阿修羅王を打ち負かしたのだった。
そして、若菜達の元に天魔界から不穏な知らせが舞い込んでくる。
注意⚠
※月に叢雲、花に風の続編です。前作を読まれていることを前提に書いておりますが、主要人物など説明を入れております。
※TLというより官能小説。
※無理矢理、凌辱表現があり、愛され主人公で逆ハーレムでヒーロー以外との性行為のシーンがあります。
※神話や神様は元にしていますが、創作部分が多いです。
※戦闘描写などもあります。
文字数 171,570
最終更新日 2025.11.15
登録日 2023.11.09
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私は普段はスーツ姿で働く普通の男性会社員。
週末だけはワンピースやブラウス、スカート着て
女の子の「ひろ」になる時間を楽しでいる、いわゆる週末女装子。
私はある日SNSで麻縄に縛られた女装子さんの写真を見つける。
「縛られるって、どんな気持ちなんだろう」
その好奇心は、初めての縄師とのセッションへ。
ワンピースに食い込む麻縄の感触。
ただ縛られることでしか辿り着けない、甘く静かな被虐感の世界。
――これは、女装子ひろが“縛られるということ”を知った物語。
わたくし著者の「女装子夏海ひろ」が自身の体験をベースにした緊縛小説として書いています。週末に不定期で更新しています。
※注意※
本作には女装子、緊縛(麻縄)、被虐感を含む描写があります。
苦手な方は閲覧をお控えください。
18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
※本作は緊縛による身体感覚と被虐感を主題としています。直接的な性描写はありません。
文字数 61,432
最終更新日 2025.11.15
登録日 2025.11.10
33
(あらすじ)
貞淑な専業主婦である愛原麻衣子は、夫との関係不足から自慰で欲を満たしていた。ある日、夫の用事で電車に乗ると、満員電車内で肉体労働者風の男から痴漢行為を受ける。
恐怖と同時に、妄想と現実が重なる背徳的な興奮に麻衣子の身体は正直に反応し、愛液を流す。男は衆人環視の中、麻衣子の胸部を服から露わにして執拗に責め、彼女を最初の絶頂へと導く。
男は麻衣子を駅の男性用トイレ個室へ連れ込み、動画撮影をほのめかしながら脅迫する。麻衣子は自ら懇願して男に貫かれ、激しい行為の末に二度目の絶頂を迎える。
行為後、男は連絡先を強制的に交換し、「動画をばら撒く」と脅迫して再会を約束させる。麻衣子は呆然としながらも夫の会社へ書類を届け、禁断の密約を抱えて日常に戻る。
文字数 12,617
最終更新日 2025.11.13
登録日 2025.11.07
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あらすじ
目隠しをされた叔母が甥に辱めを受けた日の録画を見せる。散々子供の頃に虐待されて虐められていたので大人になって仕返しをしてやった。
両親は僕が3歳の時に車の事故で二人とも他界した。そこで僕にとっては唯一の身寄りだった母の姉夫婦に預けられた。叔母夫婦には二人の男女一人ずつの子供がいてどちらも僕より年上だった。彼らは僕に対しては優しかったが、叔母夫婦は僕に対して厳しいというか、ストレス解消をしているのかとさえ思えるネグレクト状態の日々が続いた。
僕はたまたまラッキーな事があり、その意地悪な叔母に大人になってお返しをした。叔母は今では僕の奴隷となっている。ざまぁみろだ。
文字数 4,929
最終更新日 2025.11.11
登録日 2025.11.08
35
35歳の美津子は、豊満なKカップのバストとふくよかな体型にコンプレックスを抱きながら、夫・悠一と穏やかな結婚生活を送る。家計を支えるためパートを探す中、過去のカフェアルバイトでの屈辱的な視線を思い出し、接客業に踏み出せずにいた。高校の同級生・香織から熟女キャバクラ「月夜の華」の仕事を勧められ、葛藤しつつ体験入店を決意。グリーンのドレスに身を包み、源氏名「ミナミ」で新たな一歩を踏み出すが……悠一の愛に支えられながらも、過酷な現実と裏切りに心が揺れる。友情と策略、罪悪感が交錯する中、美津子は自分の身体と向き合い、未知の世界で自分を変える決意を模索する。
※この物語はフィクションであり、実在の人物とは無関係です
文字数 175,274
最終更新日 2025.11.09
登録日 2025.06.01
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文字数 57,139
最終更新日 2025.11.05
登録日 2025.07.31
38
【R18】女性同士の性描写多数につきご注意ください。
過去作「お姉様と呼んでいいですか」「お姉様に夢中なはずなのにその他の誘惑が多すぎます」の続編です。
主に週末に更新しています。
あらすじ
整った容姿と大きすぎる胸の持ち主である二宮冴子(25歳)は、女性専用マッチングアプリ『WS』で出会った女性、松浦美咲(39歳)と交際を続け、二人きりの時には彼女を「お姉さま」と呼び愛を育んできました。同棲生活も順調で、毎日イチャイチャが止まりません。
美咲に「自分の秘書として一緒に転職して欲しい」と持ち掛けられ、悩んだ末に冴子はそれを承諾しました。
誘われた会社は、大手ホテルチェーンの令嬢・山元容子(41歳)が社長を務める、世間でも話題のリゾートホテルチェーン。オリジナルコスメが女性に人気で、美咲は商品の開発・販売担当の役員として、容子にヘッドハンティングされたのです。
新しい職場、しかもようやく念願叶って美咲の専属秘書になれて喜ぶはずの冴子の心には一抹の不安が。
それは、容子その人がラスボス級に妖艶すぎる美魔女であるという事でした。
圧倒的な経験値の違いを察知した冴子は、美咲に警鐘を鳴らしたいのですが、うまく伝えられず…。
一方の容子は、奔放な妖艶美魔女の印象とは裏腹に、幼くして親を失った梨々香(22歳)、愛美(23歳)の二人の養女を育て、彼女らに決して不自由をさせまいという志をもって経営という仕事に携わっています。二人の養女はそんな容子を命の恩人として敬愛し、生涯をかけて傍にいて使える事を心に決め、身も心も容子に差し出しあらゆる奉仕をさせて欲しいと望んだ事から、彼女らは不思議な親子関係を結んでいるのでした。
美咲をめぐる冴子&容子のエッチなバトルが始まってしまうのか?
美咲は無事に冴子との恋を守り切れるのか?
ファンタジック上等、年の差&熟女百合の濃厚エロストーリーをお楽しみください!
文字数 624,358
最終更新日 2025.11.02
登録日 2020.10.25
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宇宙歴2487年。人類が母なる星、地球を捨ててから既に十数世紀が経過した。
宇宙船ヘルメスIVを駆るパイロット、サラ・ヴィクトルスカヤは航海中、謎のアーティファクトを発見する。アーティファクトがもたらした驚異の変化とは?はるか宇宙の彼方、サラのえっちで危険な冒険が今始まる…
・ハードSFっぽい設定でひたすらえっちな冒険をするお話です。
・登場人物はすべて成人しています。
・感想、コメント頂けましたら幸いです。
・挿絵、文章推敲に生成AIを使用しています。
・本番えっちシーンCGなどは枚数的な事情によりpixiv側に公開しております。
・お好みシーンリクエストなど頂けましたら幸いです。
文字数 1,426,963
最終更新日 2025.10.31
登録日 2025.04.05
40
夜のオフィス街。
時刻はすでに深夜に差しかかろうとしている。
総務課の美咲は、足取りもおぼつかなくフラフラと帰ってきていた。
取引先との接待。乾杯を何度も重ね、気がつけばグラスを手放すこともできなくなっていた。
強い酒に火照った頬は紅潮し、足元は揺れて、視界はぼやける。
「……つかれた……」
デスクに鞄を置き、椅子に沈み込む。
(少し、休もう……)
そう思った瞬間、心の奥に沈んでいた黒い言葉が、アルコールにほだされて浮かび上がる。
口にしてはいけないはずの言葉。
絶対に、誰にも聞かれてはいけない秘密。
それが、美咲の唇からこぼれた。
――「……課の経費を横領した……。もしバレたら解雇、裁判……終わりだ……」
酒のせいだと分かっている。
酔いに任せて、心の奥底の不安を口にしてしまった。
誰もいないと思い込んでいたから、余計に無防備に声が漏れた。
だが、その油断は致命的だった。
「……なるほど。終わり、か」
背後から、低く湿った声。
美咲の肩がビクリと跳ねる。
振り返った瞬間、血の気が引いた。
そこには一人の男が立っていた。
スーツ姿、手にはスマートフォン。
黒い瞳が光を反射し、獲物を見下ろす捕食者のように冷酷だった。
「き……聞いて……たの……?」
酔いで舌が回らない。
掠れた声は震え、言葉にならない。
男はスマートフォンを掲げてみせる。
画面に浮かぶのは、録音中を示す赤いアイコン。
「証拠は、もう手に入れた」
その一言で、美咲の心臓がどくんっと大きく跳ねた。
頭の奥がじんじんと痺れ、呼吸が荒くなる。
(だめ……これが……外に出たら……私は……)
家族、職場、すべてが崩れる光景が頭をよぎる。
言い訳はできない。確かに口にしてしまったのだから。
「やめて……お願い……」
震える声。涙で濡れた目が男を見上げる。
だが、返ってくるのは冷たい笑みだけだった。
「従え。逆らえば、この録音はすぐに世間に曝け出す」
その瞬間、美咲の背筋を冷たいものが這い上がった。
自分の未来を、人差し指一つで握られている――その現実が、体を硬直させる。
恐怖と羞恥と、どうしようもない無力感が、彼女を締めつけていた。
――こうして始まる。
美咲が「堕ちる理由」の物語が。
文字数 132,334
最終更新日 2025.10.30
登録日 2025.08.30