姉妹愛小説一覧
そもそも誠意もデリカシーのない顔だけの奴はお断りですわ
文字数 11,474
最終更新日 2021.01.02
登録日 2020.12.29
リーネリーシェ・ブラウリネージュ。
カレスレントにおいても有数の貴族、ブラウリネージュ家の長女として生まれ落ちた彼女。
神に天賦の才を与えられたと噂され、名門と名高いアルナ・ビエラ魔法学園の中でも限られた生徒だけに与えられる称号、アルナの花冠に名を連ねる程。
だが、そんな彼女には秘密があった。
それは幼少のみぎりに誓った、ある事柄に関係している。
彼女の秘密、それは……。
(妹が天使すぎて生きてるのが辛い!)
超絶弩級のシスコンであるということである!
そして、それを誰にも。特に、当の妹達に悟られないことこそ彼女が何よりも重きを置く誓約であった。
数多の雑事を片付けて遠目から妹達を眺めてはその愛おしさに頬をだらしなく緩ませる日常(シスコンライフ)。
だが、一度妹達に悪意が迫った時、裏の顔が牙を向く。
「貴様ら……我が妹に仇を為すとは、地獄を見る覚悟が出来ているということだな?」
溢れ返る怒りが導火線となり、その銀に煌めく頭髪が燃えるように紅く染め上がる!
「安心しろ……。灼熱の炎で全員苦しむ間もなくまとめて灰にしてやるっ!!!」
※実際の内容とは異なる場合があります為、予めご了承ください。
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思い付いたタイトルを伸ばした一発ネタ。
心情描写フェチの為、視点がコロコロ変わります。
遅筆・浮気等により、更新ペースは気ままにやっていきます。
文字数 38,276
最終更新日 2020.03.05
登録日 2020.02.14
私の妹である葵衣はとても可愛い。めちゃくちゃ可愛い。
それはごまかしようがない事実のはずなのに、それを聞いて何故か彼はいつも複雑そうな表情で笑うばかりだ。もちろん、まさか自分の恋人に妹を『そういう対象』としてみて欲しいなどとイカれた思考は持っていない。……そもそも、手を出そうものならば叩き潰す所存ですし?
だから、ただ事実は事実として認めてほしいだけなのだけれど、どうも周囲の理解は得られない。そんな私の窺い知れない所で、彼が暗躍しているなんて思いもしていなかった。
文字数 6,288
最終更新日 2019.10.13
登録日 2019.10.13
「みおね、みおはぁ、おねぇちゃんのこと……だいしゅき!」
妹、ミオが3歳の誕生日の時に言った言葉。その言葉だけでミア・ヴィストは救われた。
──彼女が幸せなら、姉である自分も幸せ。
──彼女が苦しんでいるのなら、姉として助けてあげよう。
まだ10歳だったミアは、天使のような笑顔を向けてくる妹にそう誓った。
しかし、ミアはすぐにエルフの里を旅立つことになる。ある時、己に潜む強大な力が暴走し何よりも大切な妹を傷付けてしまったのだ。このままでは自分が妹を殺してしまうと悟り。姉妹は別々の道を歩むことになる。
それから百年の時が経ち、ミアは世界最強の『英雄』となっていた。
任務の帰り道も遠く離れた地に居るであろう妹のことを思い浮かべるミア。そろそろ妹の温もりが恋しくなって来た。そう思っていた時、ミオから手紙が届いた。それはミアがホームにしている『シュバリエ王国』の学校に入学するので、近々王国に向かうとの内容で────
「三年ほど休暇を貰うわ」
妹の行く『王立トルバラード学園』に入学することを決めたミアは、『英雄』としての責務をいとも容易く放棄した。
今更何も学ぶことがないミアが、どうして入学することを決意したのか?
「妹が居る。それだけで入学する意味はあるでしょう?」
極度のシスコンを発症している英雄様は、ついでに妹に集る羽虫や害虫を払いながら正体を隠して妹との学園生活を謳歌する。
「はぁーーーー可愛い。うちの子めっっちゃくちゃ可愛い。何なの? 私を殺しに来ているの? ああ、もうだめ。天使。私の妹まじ天使!」
文字数 105,711
最終更新日 2019.05.13
登録日 2019.04.22
幽霊となって戻ってきた最強お姉ちゃんユズルと、
対照的にチビでのろまで臆病な妹シズル、そんな二人の姉妹が織りなす異世界転移ファンタジー!
転移召喚した先は、異世界魔王との決戦が迫る中、如何にも駄目なパターンな異世界転移!
シズルは、生産と支援しか出来ない不遇職、錬金術師の勇者となり、勇者の武器もランタンと言う、およそ戦えるような代物ではなかった。
けれども、その辺は実はあらかじめ想定済み。
姉の予知能力で、この事を知っていたシズルは、現実世界で可能な限りの知識を集め、入念な準備の上で異世界転移の瞬間を迎えたのだった。
そして、シズルは、異世界経験者の姉の知恵と未来予知というチート能力、自分の弱さを承知の上で、入念な準備を重ねまくる事でカバーするという生来の習性を武器に、同じように召喚された勇者達に助言し、様々な支援を与え、束ねる存在となっていく。
魔王軍の者達は、前線にふらっと現れて、膠着状態をあっさり打ち破ったり、冗談のような勇者のパワーアップを実現し、彼女のことを誰もが身体を張ってでも守り抜こうとするその様を見て、いつしかシズルをこう呼ぶようになる。
勇者達の最終(ラスト)ボス……と。
これは異世界魔王と勇者の導き手シズルのラスボスの名を賭けた戦場の記録なのである。(嘘)
※この作品は、赤川次郎氏原作「ふたり」のオマージュ作品……のつもりでしたが。
なんだかもう、原型とどめてません。(笑)
幽霊になった完璧超人お姉ちゃんと、微妙な妹の成長物語って所は同じと言えますが、
そこだけ一緒で、ファンタジー世界を舞台として、MITT流で作品化したものが、この有様だよっ!
※なろうで、先行連載中! アルファでは当面、朝夕二回更新の予定。
文字数 28,040
最終更新日 2019.04.14
登録日 2019.04.09