囚人 小説一覧
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件
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フロリダ州のうだるような熱気と湿度を、分厚いコンクリートと鋼鉄の扉が完全に遮断する空間。
フラグメント郡に位置するその施設は、保安官から皮肉を込めて「グリーン・ルーフ・イン(緑の屋根の宿)」と呼ばれている。
そこは、北の歴史的な街並みと南の喧騒なビーチリゾートの中間に位置する奇妙な空白地帯だ。
一歩足を踏み入れた瞬間、外の世界の肩書きや人生の証明はすべて無意味となり、誰もが等しく厳格な手続きの波に飲み込まれていく。
「黄色い線の内側に立て」「壁を向いて、足を広げろ」
24時間、絶え間なく響き渡る無機質な命令の声。
靴紐を抜かれ、ベルトを外され、所持品を透明なプラスチックバッグに没収される。その過程で、かつての個性は削ぎ落とされ、やがて鮮やかなオレンジ色の統一規格の服へと着替えさせられる。
そこでは人間は「名」ではなく、ただの「番号」へと成り下がるのだ。
泥水の中を進むように重く遅い、外の世界とは切り離された時間の流れ。容赦なく効いたエアコンの冷気と、深夜3時を回っても消えることのない蛍光灯の光。
語り手である「私」は、静かに書類を整え、次々と運び込まれる「宿泊客」たちを迎え入れ続ける。
終わることのない、無機質なルーチン。窓のない息の詰まるような空間で、今夜もまた、この「宿」の静かな業務が続いていく。
文字数 138,266
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.03.07
2
海底深く、絶望と暴力が渦巻く監獄――その名は『深海監獄アビスロック』。
魚人たちが支配するこの場所では、囚人たちが徒党を組み、三大勢力が血で血を洗う抗争を繰り広げていた。正義も秩序もない世界。そこに投獄されたのは、無実の罪を着せられたトビウオ魚人の青年、ジル――。
生き残るために、闘わねばならない。
仲間を得るために、信じねばならない。
自由を取り戻すために、真実を暴かねばならない。
やがてジルは、監獄の秩序を揺るがす「異物」となっていく。
誰もが威圧される圧倒的な力を持つ監獄長、冷酷な看守たち、怪物じみた能力を持つ派閥の首領達、そして“外の世界”でうごめく巨大な陰謀――。
閉ざされた海底の獄都を舞台に、囚人たちの欲望と誇りがぶつかり合う群像劇が幕を開ける。
策略と裏切りが交錯し、抗争はやがて世界の運命を巻き込む戦乱へ――。
囚人×バトル×ダークファンタジー。
生き残るのは、誰だ。
文字数 330,186
最終更新日 2025.11.09
登録日 2025.07.22
3
・男女恋愛(モラハラ)の要素あり
・社会人女性の視点
・現代舞台(日常描写少なめ)
・夢の話がメイン
・解釈の分かれる結末
アメリカ旅行から帰国して以来、「私」は監獄アルカトラズにまつわる夢を繰り返し見ている。心地良いとは言えないその夢も、それ以前に見続けてた悪夢よりはだいぶマシだと「私」には思えていた。やがて悪夢の中で虜囚としてアルカトラズに囚われても、それは「私」にとっては悪夢ではなかった。
文字数 16,305
最終更新日 2024.04.16
登録日 2024.04.16
4
反政府組織の一員として活動していた朝陽は、政治犯として蟻地獄と呼ばれる地下監獄に収監される。朝陽はこの地下監獄で、白夜という地獄を題材に絵を描いている青年と同室になる。凶悪な犯罪者が集められたこの場所で待ち受けるものとは一体……。
文字数 15,098
最終更新日 2024.03.19
登録日 2024.02.29
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6
生前の咎により地獄に堕とされた囚人騎士は、永遠に戦い続ける罰を課せられた。
騎士は閻魔大王の気まぐれで、ありとあらゆる地獄へ送り込まれ、息つく暇なく戦い続ける。
焦熱が骨まで焦がし、極寒が耳を落とそうと、騎士は前へと進み続けるしかない。
その体を裂かれ、貫かれ、潰されようと、騎士は戦い続けるよりほかに選択肢はない。
これは、数百年の時を戦いに投じた、一人の騎士の物語。
※本作はハーメルン様でも投稿しております。
文字数 73,461
最終更新日 2024.01.20
登録日 2023.06.04
7
エログロシーンは出てきません。ちょっと汚いシーンや体罰は出てきますが。
筆者の好きなシチュエーション全開で書きます。やたらと拘束シーンが出ると思いますが筆者の趣味です。
特に時代は定めていませんが近現代西欧の刑務所風空想小説ということでお願いします。
最後まで書くかは不明ですが長編の予定です。
文字数 3,215
最終更新日 2023.02.19
登録日 2023.02.19
8
海の孤高なる監獄《ザ・キートン》で刑務官をしているフロイ=トゥーパーは、大のピザ好きだ。
休みの日は、家からピザ三昧と、決めているぐらいにピザ好きだ。
そんな彼に、配達のバイトしている日本人の藤丸安住と出会い、恋に落ちてしまう。
毎日、彼に宅配させて会うもつかの間。
突然、担当が、変わってしまう。
そして、その担当で友人の言葉に、衝撃を受けてしまう。
藤丸安住が、連続殺人のため逮捕されたと。
呆然とするのも、つかぬ間に。
自身の勤務先の、監獄にーー彼が輸送されて来た。
動揺を隠せない看守のフロイは、安住を守る術を模索するのだった。
そんな看守仲間のセスナとフレディは安住と同室になったゲイリー=ヤングを初日から強姦した。
二人は、彼を愛おしいと抱くようになり、身分を隠して近づこうとするも。
全てが――裏目に出てしまう。
看守と、囚人の愛憎劇。
※もう一人の主人公はゲイリーです。後半はゲイリーメインになるかもです。
文字数 219,991
最終更新日 2021.11.04
登録日 2021.05.19
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サイコパス×流され体質囚人
!リバ有り、モブ姦有り注意です!
地球篇から続くシリーズ四作目、監獄篇。
本編+番外編構成
殺人鬼攻めと言っても経歴的なものなので過度のグロ描写はありません。番外編で受けへのピアッシング、墨入れ描写が少しあります。
性描写、反社会的描写が強めですがこれを推奨するものではありません!
7/11 番外編含め完結しました。
気が向いたらまた書くかもしれませんが、読んで下さった方、お時間いただいて有難うございました。
お気に入りご登録くださった方、救われる想いです。ありがとうございます。心より。
文字数 84,953
最終更新日 2020.07.11
登録日 2020.06.27
12
思想犯として監獄に入れられたトマスは、看守である人型ロボットの香と話をするようになるが、ある日恩赦が言い渡され、獄を出られることとなる。「香たちはこれからどうなるんだ?」「さあ、使わない個体は物置行きか、廃棄処分か――いずれ僕らは旧式が多いから」ロボット看守と囚人の小話です。「即興小説トレーニング」さんで出たお題「平和と囚人」をもとに書いたもの。
文字数 1,821
最終更新日 2020.05.14
登録日 2020.05.14
13
好色な王は忠実な臣下エメラードに命じる。敗戦者スクを上手に犯して見せるように。
苦悩する騎士エメラードと、命があればそれでいいスクは、看守と囚人として毎日を過ごす。
文字数 68,456
最終更新日 2020.04.27
登録日 2020.04.01
14
主人公の元高校生『木ノ下日影』はとある容疑で誤認逮捕され、不本意ながら刑務所生活を余儀なくされる。
刑務作業とは異なる『奉仕作業』をペア(同室)のパートナーと協力して行い、犯してもいない罪を只管に償わされる。
『奉仕作業』
刑務作業とは異なり、外の世界に赴いて労働する、アルバイトに酷似した作業。
『片手錠』
片手型のアクセサリーを片手に嵌めることによって、外の世界でのアルバイト業務を可能にする囚人用の道具。
奉仕作業中に逃走の疑いがあると判断された者の手首は、凶器に変形した片手錠により容赦なく『切断』される。
『ペア』
牢屋の二人部屋をペア。三人部屋をトリオ。四人部屋をカルテット。五人部屋をクインテット。
奉仕作業は基本、それらをチームに編成して行われる。
☆ 表紙のキャラ、テイル・ブラウニーは五十七話にて登場。
文字数 389,122
最終更新日 2019.06.04
登録日 2016.04.28
15
犯罪研究の第一人者であるコウキ・タカシナ博士は、政府直轄機関からの要請を受けた。犯罪者の心理を読み解く分野で天才と称された彼は、断ることができない命令を諦め半分で受諾する。
新しい研究材料を提供してくれるのだから断る理由はない。都合よく政府機関の要請を脳内で置き換えたコウキだが、提供された犯罪者は―――かつて死神と呼ばれた連続殺人犯。
彼は元死刑囚だ。つまり、公的には死刑は執行したと発表された”社会的に死体とされた存在”だった。
多くの女子供を殺めた犯罪の天才と、犯罪心理を専攻する博士。
己の信念に従い、神を否定して殺人を禁忌としない連続殺人犯は、言葉巧みに己の管理者たるコウキの心を捉えていく。囚人でありながら、自由奔放に振舞う彼の目的とは…?
※この作品では残虐な表現があります。またキリスト教や聖書を否定する表現が多用されています。
【重複投稿】エブリスタ、アルファポリス、カクヨム、小説家になろう
【シリーズ構成】5章構成、50話完結
文字数 89,948
最終更新日 2018.11.28
登録日 2018.10.09
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