「表札」の検索結果
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入学式当日、学園の表札を見た瞬間、前世の記憶を取り戻した藤堂充《とうどうみつる》。
自分が好きだったゲームの中に転生していたことに気づくが、それも自身は超がつくほどの悪役だった。
さらに主人公とヒロインが初めて出会うイベントも無自覚に壊してしまう。
その後、破滅を回避しようと奮闘するが、その結果、ヒロインから溺愛されてしまうことに。
更にはモブ、先生、妹、校長先生!?
ヤンデレ正ヒロインストーカー、不良ヤンキーギャル、限界女子オタク、個性あるキャラクターが登場。
これは悪役としてゲーム世界に転生した俺が、前世の知識と経験を生かして破滅の運命を回避し、幸せな青春を送る為に奮闘する物語である。
文字数 91,135
最終更新日 2023.02.24
登録日 2023.02.12
ここは…….どこだろう。
私。藤咲美結が見つけたのは【布崎】という表札がかかっている大きなお屋敷だった。
そこに住んでいるのは一見穏やかで優しい少女。
彼女はよくこう言った。
「約束したよね。…ずっと一緒だって。だから、美結ちゃんは私から離れられないんだよ」
二人の距離が近づくにつれて狂い始めていく季乃璃と、そんな彼女に怯える美結。
“約束は……絶対ではないんだよ。”
勿忘草(ワスレナグサ)シリーズ第3弾
<挿絵 : パラソルさんに描いて頂きました>
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文字数 3,409
最終更新日 2018.04.24
登録日 2018.03.11
「貴方は私の庭の生け垣に唾を吐きました。だから貴方を殺します」と書いた小さな紙片が、郵便受けに入っていた。いたずらだと思ったけれど、何故か桔梗は気になった。
来島桔梗は二十五歳の公務員。北陸から千葉へ出てきた男性だった。家の近くには墓地があり、その墓地を隠すための高い塀がある。所々に出入り口があり時々参拝客と鉢合わせる。桔梗は誰かの気配を感じ、出入り口の手前で立ち止まった。
案の定、白髪の老人が出てきた。桔梗は老人を一旦やり過ごし、それから速度を上げて追い抜いた。その瞬間それまで感じなかったもう一つの気配を感じた。老人の後ろからサングラスの女性が走り出てくる。手にナイフを持って桔梗に切り付けてくる。
ナイフが頬を掠めすぐに老人が「大丈夫ですか」と駆け寄ってきた。幸い傷は浅く、その日桔梗は仕事を休んで、自分が唾を吐いた生け垣のある家へ向かった。そこで大きな屋敷と、その向かいの鉄筋二階建ての二軒の家に〈真柄〉という表札が掛かっていることを知る。
鉄筋の家に誰かの気配を感じ桔梗は謝ろうと家中に入る。しかし仕掛けられた罠にまんまとはまりこんで散々な目に会う。(生け垣に唾を吐いたくらいでこんな酷いことをするのは、女性の過去に何か辛いことでもあるからだろうか‥?)と桔梗は思う。
女性の情報を得ようと、桔梗は屋敷の近くへ出かけた。そのとき、墓場で会った白髪の老人と出会う。そして老人から、女性が五百億の財産を持つ、名家・真柄家の娘であることを知る。女性は父娘の二人暮らしで、父親から虐待を受けているらしい。それだからか好意を持つ男性をナイフで切り付けるという変わった性癖があるらしい。
残業で帰宅が真夜中になった桔梗は墓場の前でまた老人と出会う。近道を教えてくれるという老人の後を付いていくと、女性が現れてナイフで切り付けてくる。逃げようとしたが誰かに殴られ桔梗は意識を失った。
気が付くとそこは広いリビングで、ナイフを持った女性と老人がいる。白髪の老人こそが、真柄家の当主であり名前を小林。そしてナイフの娘は糸井というのだった。
糸井には障害があり言葉が話せないという。それは自分のせいだと小林は涙ぐむ。小林が桔梗に「ストレステストを受けて頂きます」という。糸井が持つナイフは特別性で、一ミリ以上は深く切れない安全なナイフなのだという。これまで四人にテストを行ったが不合格だったという。このストレステストに合格した人物を、糸井の婿養子として真柄家に迎えるのだという。
そして桔梗は、見事このストレステストに合格した。
めでたく結婚式が終わると、桔梗は、小林から「真柄家の跡継ぎとして行わなければならない行為を教える」と言われる…
文字数 97,572
最終更新日 2018.09.04
登録日 2018.09.01
町はずれの何もない草原に建つ不思議な建造物。
原初の姿を保った自然溢れる土地の中にセメント造りという。アンバランス極まりない。
表門と思われるものを潜り、木と鉄で出来た玄関の扉の前に立つと表札があった。
表札には「逢魔ガ時怪異研究所」と表記されている。所々に子供の落書きのようなものも書かれていた。
ここはどんな場所だろうと、皆様も思われるだろう。さて、どう説明しようか...。
― ”誰にも信じてもらえないような物語”が歩み寄る場所、というのはどうだろうか?
なんだか浪漫があってよいのではないだろうか。
百聞は一見に如かず、さぁ、あがって?見たほうが早い。
おっと、申し遅れました。私は火黒(かぐろ)、この研究所の所長です。
といっても、私一人しかおりませんが....。
あなたが“此処”に来た理由もわかっています。では、お聞かせください。
— あなたが誰に相談しても信じてもらえない“物語”を.......。
文字数 2,535
最終更新日 2021.08.01
登録日 2021.08.01
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