「元」の検索結果
全体で24,382件見つかりました。
数か月に渡る雨期と呼ばれる時期を前に、必要なものを調達に行く準備を始める蓮。普段は通らないけもの道を選ぶのには彼なりの理由があった。それはその時にしか見られない景色を見るため…だったのだが、今年は何かが違っている。
雨期が近くなった頃、いつもとは違う予感に促されて出発を早めた蓮の前に、最近よく店に来る悪ガキからの『お守り』が届く。それは昔、一度だけ見たことのある貴重な青い羽根。その羽根は、かつて自由気ままな放浪者であるひ―じいちゃんが自慢げに話してくれた『導きの青い羽根』だった。蓮は受け取ったお守りを荷物に忍ばせ旅に出た。
予想通り早めの雨期を告げるかのように降り出した雨を避けるため、雨宿りに選んだ大木の下で不思議な光を見つけた。まるで光の中へと誘うように青い羽根が連を導く。
大木の亀裂に吸い込まれ意識を失った蓮がたどり着いた先で、更に不思議な出来事が待ち受けていた。
自分とそっくりな頬に傷のある男と妖しい二人の男たちとの出逢いによって、蓮は衝撃的な騒動に巻き込まれることになる。
遠い昔に封印されたはずの邪悪な妖力を持つ漆黒の九尾が復活を遂げ、襲い掛かってくる。彼らは力を合わせ、再び穏やかな場所を取り戻すため死闘を繰り広げる。
尊敬する放浪者であるひーじいちゃんと、天狐、空狐と共に、漆黒の九尾を封印することができるだろうか…ボロボロになりながらも諦めずに戦い続け、やっとの思いで追い詰めた。
すべてを終え、迎えた安息の時間の中で蓮は、眠っている間にみんなと過ごした時間を忘れ、元の世界へと戻されてしまった。
ふと我に返り、不意に空を仰いで月を眺めていると不思議な光景と遭遇し、蓮は忘れていた時間を思い出した。そして森の中で見つけたわずかなこもれびの中で、大切な存在たちとの再会を果たす。
お互いに存在するべき場所が違っていても、失うことのない絆を手に入れた彼らは互いを認識しつつ、あと少しの境界を越えられない。そんなもどかしさを感じながらも、いつの日にか必ず再会することを強く願い、与えられた自らの時間を生き抜いていこうと誓い合った。
青い羽根によって導かれ、重なり合った彼らの時間はほんのわずかだったのかもしれないけれど、きっと何よりも尊く、何よりもあたたかいものだったはずだ。
もしかしたら彼らが共に過ごした大切な時間は、いつまでもどこかで語り継がれていくのかもしれない…
文字数 25,195
最終更新日 2025.04.25
登録日 2025.04.25
都会の片隅、小さな路地にひっそりと佇む「Cafe 縁《えにし》」
そこには、言葉少なな店主と気ままな猫がいる。
元編集者の有村 篤は心に深い傷を抱えながら、この店で静かに時を重ねていた。
ふらりと店の扉を開ける。
誰にも話せなかった本音。
誰にも届かなかった悲しみ。
カフェの静けさと店主のやさしい沈黙が少しずつ心に風を通してゆく……
人と人との「縁」が織りなす、ささやかな癒しの物語。
「あなたの心にも、そっと寄り添う“言葉”が見つかりますように。」
文字数 15,158
最終更新日 2025.05.05
登録日 2025.05.03
水にそよぐ一片の徒花。弄ばれても、わたしはわたしの翼で、あなたの元へ。
歴史小説の編集者が、幕末にタイムスリップ!
作家先生の為、新選組に入隊して、突撃現地取材!
もちろん、タイムスリップしたことも、仕事も、女性であることも秘密です!
イケメンぞろいの歴史上人物に囲まれ、ドタバタ逆ハー生活!
……の、はずだったのですが。
あれ? 何かがいろいろおかしい。
今は……今はまだ、サヨナラは言わないで。
「先生のお役に立てますよう、命懸けで取材してまいります」
「……ダメだよ。そんなのいいから。必ず、俺のところに帰ってきてね」
密かに想いを寄せる小説家と共に京都を訪れるが、事故を切っ掛けに幕末へタイムスリップ。
必ず帰ることができると信じ、幕末を生きる少年として、取材の為、新選組へ入隊を試みる。
しかしすぐに副長・土方歳三には女だとバレてしまう。
その取材能力を買われ、諸士調役兼監察として入隊を許されるが、絶対条件は、命令に背かないことと、女であることを隠し通すこと。
「今すぐ去りなさい。ここはあなたのいる場所ではありません」
「バカじゃないの」
女嫌いだからバレにくいだろうと同室になったが、いつも冷たい態度の沖田総司。
「ごめんね、怖がらせて」
「急に、いなくなったりしないですよね?」
初めての本音、初めての笑顔。
知れば知る程、惹かれていく。
「ありがとう。僕に、触れてくれて」
言葉にすればすごく陳腐な、ありきたりな感情だ。
名を付けるなら、今まで知らなかった感情だ。
真剣を持たないなら足で、走れなくなれば素手でも戦う。
戦場では誰も待ってくれないなら、自分から飛び込んでやる。
会えなくなるのは、現代に帰る時か、どちらかが死ぬ時。
別れは必ず、突然にやってくる。
文字数 183,343
最終更新日 2025.07.25
登録日 2025.07.25
まさかの…リアル彼氏ができました!
レンタル有り24歳の萌花は、自他ともに認めるオタク女子。2次元で“理想の王子様”を描き上げ、その彼をパートナーに人生を過ごすと決めていた。一緒に生きていく相手なのだから、“彼”のすべてを萌花は知ってなくてはならない。すなわち――“理想の王子様:全裸バージョン”が必須! だが、どんなに頑張っても満足のいくイラストができない。……そう。男性経験のない萌花は、男の人の“大切なところ”が描けないのだ。ところが、行き詰まっていた萌花に救いの手が差しのべられた。なんと、3次元の王子こと上司の誉が、全裸モデルを引き受けてくれるという。でも、そのためには“彼の恋人になる”という条件がついて……!?
文字数 155,838
最終更新日 2018.02.20
登録日 2016.02.20
持ち主の本心を語る。
そんな噂をまとった、古いビスクドール。
アッシュフォード伯爵令嬢コーデリアは、継母から贈られたその人形を手元に置いていた。
冷たい。
気難しい。
継母を嫌っている。
異母妹を疎んじている。
そんな評判ばかりが先に立つコーデリアだったが、婚約者エドモンドは、彼女本人の言葉と周囲の話が少しずつ噛み合っていないことに気づき始める。
やがて、人形の腹部が淡く光るという不可解な現象が見つかり、人形師と魔道具開発を家業とするヴェルナー伯爵家による調査が始まる。
そこで明らかになったのは、人形に隠されていた古い音声記録機構と、コーデリア自身も知らなかった特殊な魔力の性質だった。
さらに調査をきっかけに、彼女が実家でどのように扱われてきたのかも、少しずつ見えてくる。
誰かが勝手に決めた本心と、本人が自分で選んで伝える言葉。
そして、人形の中にただ一つ残されていたのは、とても平凡な一言。
「本日は晴天なり」
呪いの人形と呼ばれたビスクドールをきっかけに、一人の令嬢の居場所と評判、そして未来が少しずつ変わっていく物語です。
文字数 36,615
最終更新日 2026.08.30
登録日 2026.08.30
ある王国にて1人の国王が死んだーーーー
僕の師匠のマーリンさんが次期国王の元に出向き、彼ら一族にまつわる呪いの連鎖を解いたはずだったんだけど、
なんと、国王は何者かの手により殺されてしまった!
そして次期国王の代理人に選ばれたのは、
え、僕?
ただの盗っ人だった僕が、一国を任されるなんて無理に決まってんだろうよ………。・゜・(ノД`)・゜・。
かなりザックリしてるけどこんな話なんだ。
けど、それだけで終われたら話は別だった。
僕、オーラ・レヴェントンに待ち受けた理解不能の現象はあまりに唐突に僕を襲った!
うぅ………これからどうなるんだろ。
白井雲です。
初めて、という訳じゃないけど頑張って書きます。
更新ペースはかなりゆっくりめです。
長い目で見てくれると助かります。
自分が社会生活を送って来て早三年経つ訳ですが、ずっと考えて温めた作品になります。
ようやく形に出来そうなんで期待して読んでください。宜しくお願い致します。(^^)
文字数 8,816
最終更新日 2017.02.01
登録日 2017.01.18
死んでしまった飼い猫が、人になって目の前に現れた。
二人でい続けるための条件は、『毎日キスをする』こと……?
人間になった元猫・ミーナと元飼い主・香澄の、深まっていく想いを描くピュア百合ラブストーリー。
登録日 2017.03.22
栃ノ木苺愛は生まれも育ちもトチギの小学生。
ある日苺愛は、亡くなった大好きなおばあちゃんのタンスから偶然、
苺レリーフの鍵をみつけ、お庭にある開かずの蔵に入りました。
蔵をあけるとそこは、
甘くて可愛いがたくさん詰まった不思議な魔法の世界、「いちごのくに」でした。
足を踏み入れたいちごのくにの住人たちはとても優しく、
お城に招かれた苺愛は、
たくさんのいちごスウィーツをご馳走になりました。
そしていちごのくにの王子、「いちごショート王子」から次のことを伝えられました。
・実は苺愛は、いちごのくにの伝説のプリンセス、「いちごのくにのイーたん」のひとりだということ。
・伝説では、いちごのくにのプリンセスは、
異世界であるトチギ生まれのトチギを愛する女の子がなれること。
・そして、実はいま、「いちごのくに」は謎の暗雲に包まれ、
国中の草花や川、大切ないちごが枯れかけて困っていること。
・「いちごのくに」を救うには、トチギの人々から生まれる希望のエネルギー「ストロベリスタル」が必要なこと。
つまりトチギに住む人々が元気になれば、「いちごのくに」も元気になること。
おもてなしをしてくれた、優しくて素敵ないちごの国のために、
伝説の「いちごのくにのイーたん」のひとり…
「らぶイーたん」になることを決意する苺愛。
大好きなトチギのみんなと、いちごのくにを元気にするために、
らぶイーたんの活躍が始まります!
「今日もベリーがんばりまぁす!」
文字数 9,863
最終更新日 2018.08.03
登録日 2018.07.27
文字数 52,405
最終更新日 2019.10.27
登録日 2019.10.27
いつからだろうか。自らに複数のモノを混ぜ込んでくる人間に囲まれて彼女は生きていた。それは魔物だったり、人間であったり、時には精霊であったりした。
元々はどんな種族だったのか、どんな姿だったのか、彼女には何一つわからなかった。
わかるのは、自らに混ぜ込まれるモノ達の悲しみ苦しみ、そして己に向けられる人間達の欲望の視線だけだった。
そんなある日出会ったのは遥か昔眠りについたはずの神子フィレルノアレンナリア。色褪せた自らの世界を彩った神子を彼女は全てを投げ打って救おうとする。けれど神子は最期の瞬間彼女の自由を願った。
「神が末子フィレルノアレンナリアが希う。我が愛し子ディアレンナリアに自由を。力を。感情を。我の全てを!!
愛しいディア。私の全てをあなたにあげる。そしたらあなたは自由だわ。生まれ変わったあなたならどこへだって翔んでいける。貴女に数多の幸せがあらんことを。」
そうして彼女ディアレンナリアは今まで混ぜられたモノ達の力と彼女を愛したフィレルノアレンナリアの力を受け継ぎ、フィレルノアレンナリアの願い通り自由に生きていく。
これはそんな彼女と彼女を愛した仲間達の物語。
文字数 10,558
最終更新日 2026.04.02
登録日 2026.02.07
「アニマ! この際だから言わせてもらう! お前は足手纏いだ! 今日からお前はクビだ」
婚約破棄をし、実家の伯爵家を飛び出して冒険者となった元令嬢の主人公「アニマ」
彼女は冒険者ジョブ「変身」を持ち、動物やモンスターになりきって仲間の援護を行っていた。
そんなある時、パーティメンバーからクエストの妨害をしていると判断され、追放されてしまう。
同時に追放の際、「慰謝料」と称して、クエスト中に見つかったゴミアイテムである腕輪とカードを押し付けられる嫌がらせを受ける。
途方に暮れるアニマ、新たな仲間を探すために冒険者ギルドを訪れた時、突如言葉を発するモンスターが人々を襲い始めた。
アニマは咄嗟に「ゴミアイテム」である腕輪を身に付ける……。
「ジョブチェンジ! 剣!」
アニマは様々なジョブになれる腕輪を装備し、人々を守るため、そして追放した元パーティメンバーを見返すために、アニマは「変身」し成り上がっていく。
※小説家になろう、カクヨムでも更新中
文字数 66,514
最終更新日 2023.04.25
登録日 2023.03.01
~~鬼も河童も、子を儲けるのに必死です~~
鬼との因縁に巻き込まれた慎也たち。男一人に美女六人の嬉し楽しい(?)ハーレム生活を満喫(?)していたが、「巫女」の使命を終えた事から総理大臣の孫娘である3人は実家へ強制送還されてしまう。本人たちは復帰を望むが、当然ながら「妾」状態など許されない。やがてストレスが溜まり、長女沙織の異能「淫魔の力」が暴発する……。
一方、鬼の嫁となった娘たちに付き添って、異界へ行った恵美。トラブルメーカーがタダで済むはずが無い。河童・人魚の事件に巻き込まれ、舞衣の娘「愛」が命の危機に…。その上、神鏡の力が弱まって、人界へ帰ることも出来ない……。
人界では、バイト巫女の美雪と早紀の去就問題に加え、舞衣の芸能界での後輩遠藤スミレと、かつて舞衣をおとしいれて芸能界引退に追い込んだ黒崎・橋本・北野も絡んできて……。
更には、性を超越しかけた「聖巫女」とは……?
・・・異界の住人、鬼・河童・人魚との混乱に巻き込まれてしまった、「祝部」と「元巫女」たちの不思議譚です。
この作品は、「月の影に隠れしモノは」の続編です。
「命を繋ぐこと」が重要な話の柱となり、子作り・出産といった性的描写があります。河童の襲撃や「尻子玉抜き」といった残酷シーンもあります。表現は可能な限り弱めてありますが、R15指定です。そちら方面が苦手な人は、ご注意ください。
なお、これはフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ありません。法律・法令に反する行為を容認・推奨するものでもありません。
文字数 240,638
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.11.01
看護大学を優秀な成績で卒業したマコトは機転と度胸、そしてルックスを武器に、仕事、人生の「勝ち」を求めて故郷を離れて上京する。沢山の競争に勝ち続け、大型病院の院長の長男との結婚で看護部部長という「勝ち」は目前だった。しかし院長の長男は、都会の政治家の娘と結婚してしまった。
田舎育ちの女は一時的な楽しみでしか無く、自分の実績が日々倒壊されていく事を実感したマコトは「負け」というレッテルが辛くなり、逃げるように東京から故郷の鹿児島に戻って来た。
そこには東京の旧家の出身だが、元職場である鹿児島に滞在しているマサヤと出会う。
彼は死地から戻っており、その影響で受けた記憶障害と共存しながら前向きに過ごしている。
安定した生活が約束されている東京の実家に帰りたがらない彼の生き方の理由とは?
病院内の「勝ち負け」で生きてきたマコトが献身的に人を愛する様になった時、彼女はマサヤの記憶に残るのか…
文字数 41,533
最終更新日 2024.07.01
登録日 2024.06.16
とある名家の令嬢である一条椿には、長年片思いしているボディーガード、鷹野怜司がいる。しかし互いの年齢差や立場の違いから想いを伝えられず、胸に秘めたまま父の選んだ男とお見合い結婚した。
男は名家の令息で爽やかな好青年だったが、結婚後に態度が豹変。外面がいいモラハラ夫と化し、形だけの妻として冷遇され、白い結婚を続けた。
そして三年後。浮気していた夫から、お前は用済みだと退去を命じられ、離婚。実家に帰った椿は、かつて恋焦がれた初恋相手の怜司と再会し――
「お嬢様のことを忘れた日など、一日もありませんよ」
久しぶりに怜司と過ごす時間の中で、癒されていく心。他方、別れた元夫が思わぬ接触をしてきて……。
内気で控えめなお嬢様×食えないイケメンボディガードのじれあま主従ラブストーリー。
登録日 2025.04.11