「人生は」の検索結果
全体で1,754件見つかりました。
「お前は俺のなんだよ。そうだろ?俺の可愛いお人形」
嫌われ者の第二王子メルロの騎士になった元第一王子付きのレイヴィアス。第一王子派でもあったレイヴィアスはずっとメルロの事を苦手としていた。だが共に過ごす日々の間に自分の浅はかさを知り、忠誠を誓いたいとまで思い直したが時すでに遅くレイヴィアスの信用は地の底についていた。
しかしレイヴィアスにとってそれは些細な事だった。自分の心に誠実で在れれば良い、それがレイヴィアスの信条だ。信条に基づきメルロを庇い最期を迎たレイヴィアス。そのままレイヴィアスの一生は終わる筈だった。
その筈だったのに気づけば過去に遡ってしまう。
唯一以前と異っているのは年齢だ。メルロと歳が近かったレイヴィアスは、二度目の人生は幼い頃からメルロと共に過ごす事になる。そして今生こそメルロの信頼を勝ちとり側でその身を守ると胸の中で誓った。暗殺未遂、謀反の疑い、前と同じように時間は流れ、前回レイヴィアスが亡くなった日まで進み――。
そして、レイヴィアスは自分が過去に戻った理由を知る。
文字数 13,204
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.10.27
オードリックは魔獣から国を守る辺境伯爵。魔獣の討伐で付いた傷は体中にあり、顔面にも斜めの爪痕が付いていた。そんな彼のことを王都の貴族令嬢達は皆恐れるのだった。
そんな彼が年に一度、王宮で行われる舞踏会でデビュタントを迎えたばかりのコーネリアに心を奪われてしまった。誰にも渡したくないと、誰にも見せたくないと攫うように辺境の地へと連れ帰る。だが、彼女はオードリックからの愛を信じられずに自ら......。愛する人を失い自暴自棄になったオードリックもまた......。
そして気が付けば、死の戻ることになっていた。今度こそは愛する女性を守りぬきたいと心に誓うのだが。
コーネリアは思った以上にアレで......。
最初はシリアスに。死に戻ってからはハッピーエンドに向かうべく書きたいと思っています。
変わり者の作者が描く精一杯のハッピーエンド。いやいや、そこはもっと!とのお声はどうぞ、胸の内に収めていただけたらありがたいです。
初めて書き貯めをせずにアップします。更新は気長にお待ちください。
よろしくお願いします。
文字数 58,114
最終更新日 2025.08.01
登録日 2025.07.11
女子高校生の【サカナ カナ】は、尻もちをついてきた巨大ヒーローの臀部に押しつぶされて死んだ……本来なら阪名 華奈の女子高校生人生はそこで終了するはずだった。
しかし、お節介な黄金宇宙人【タマタマン】によって復活させられた華奈に、羞恥の受難がはじまる
「隠さず裸で闘え! サカナ カナ! 同性のバディをつけてやるから」しかし、サイタマンから紹介された同性のバディは、とんでもないアバズレ女だった。
「はぁ? 世界の平和? 怪獣から人類を守る? 知ったこっちゃない……人類なんて滅ぼしてやる」
どうなるサカナ カナ? 隠さず闘えサカナ カナ! 世界は君の羞恥な姿を待っている
裸体巨大ヒロイン【サカナカナ】の平行世界の外伝です
※どうせまた、読者ランキング至上主義のアルファポリス・コンテストですから、最初から期待はしていませんが
表紙はAI生成画です
募集要項抜粋
『その他、1〜3万字前後の短編でも、優秀な作品であれば「優秀短編賞」を授与する可能性があります。こちらも加筆した上で書籍化の可能性もあるので、初めて執筆される方もぜひ挑戦してみてください』
スケジュール的に一万文字程度でまとめるつもりです
※『R15』設定ですが、それほど過激なシーンにならないように配慮しています
文字数 14,146
最終更新日 2026.06.24
登録日 2026.06.15
広告代理店で働く青年・朝倉悠人(28) は、出世街道を走るエリートだった。
だがある日、上司の不正を告発した瞬間から、彼の人生は音を立てて崩れ落ちていく。
同僚の裏切り、婚約者の離反、家族との断絶。
信じていた「正義」は誰にも求められていなかった。
孤立し、仕事も金も失った悠人は、やがて「生きる理由」を探して街を彷徨う。
過去の罪を暴くごとに、彼自身の心の醜さも明らかになっていく。
そして、すべての真実が明るみに出た夜、悠人は選択する。
「正義」と「救い」の境界線を踏み越える、たった一つの方法を。
――これは、人が壊れていく音の記録。
文字数 10,317
最終更新日 2025.10.29
登録日 2025.10.29
名門育ち・商社マンの妻。そのすべてを脱ぎ捨てて私は『地獄』で息をする
かつての彼女は、誰もが羨む「正解」の中にいた。
偏差値の高い人気女子中高で、サファイア・ブルーの制服に身を包み、輝かしいJC・JK時代を謳歌した麗子。名門大学を経て丸の内OL、そして誰もが羨む商社マンの妻へ。彼女の人生は、常に選ばれし者だけの光に満ちていた。
しかし、その完璧なパッケージは、自らの過ちによって音を立てて崩壊する。
孤独な心を埋めるように足を踏み入れた、夜の社交場。若きホスト・遼の甘い罠に溺れ、麗子は狂ったように財産も家庭も、築き上げたプライドも注ぎ込んでいく。離婚、孤立、そして困窮。
追い詰められた彼女の前に、かつての「恩人」として再び現れた遼。彼の「恩返し」という言葉に導かれ、麗子は夜の街の深淵へと、さらに深く堕ちていく。かつての誇り高き経歴さえも、男たちの支配欲を満たす「商品価値」として搾取され、心身ともにボロボロに磨り潰されていく二度目の転落。
すべてを失い、名前も顔も捨てて辿り着いたのは、鉄の匂いが立ち込める地方の自動車工場だった。
泥にまみれ、油に汚れ、かつての輝かしいエリート街道から「社会の底辺」へと墜ちた麗子。そこで出会ったのは、ぶっきらぼうに荷物を持つ、前科のある男・斉藤だった。
「どこまでも堕ちて、ようやく私に還れた。」
自らの過ちで地獄を見た女性が、不器用な愛に支えられ、人間としての手触りを取り戻していく――。
虚飾の皮を剥ぎ取った、壮絶なる再生の記録。
文字数 20,743
最終更新日 2026.03.14
登録日 2026.03.09
名門伯爵家に生まれながら、レティシアは“無能”と蔑まれてきた。
聖力を持たず、家族からも冷遇され、婚約者であるエドワードからも名前すら呼ばれない日々。それでも彼女は、いつか認めてもらえると信じて耐え続けていた。
――だが、その願いは無惨にも踏みにじられる。
華やかな舞踏会の場で突きつけられたのは、公開での婚約破棄。
新たな婚約者として選ばれたのは、聖力を持つ美しい令嬢ミレーヌ。嘲笑と侮蔑に包まれながら、すべてを失ったレティシアは、ただ静かにその場を去ろうとする。
その時だった。
「――くだらない」
場の空気を一瞬で支配する、低く冷たい声。
現れたのは、隣国を統べる“獣人王”ラグナ。圧倒的な力と美貌を持つその男は、誰もが息を呑む中、なぜかレティシアに手を差し伸べる。
「いらないなら、もらう」
そう言って彼は、彼女を強引に連れ去った。
すべてを奪われたはずの人生は、その瞬間から大きく動き出す。
冷酷無慈悲と恐れられる獣人王は、なぜかレティシアだけには異様な執着を見せ――やがてその感情は、甘く重い“溺愛”へと変わっていく。
一方で、彼女を捨てた元婚約者は、少しずつ“ある違和感”に気づき始める。
そして知ることになるのだ。自分が切り捨てた存在の、本当の価値を。
――これは、すべてを失った少女が、最強の王に選ばれ、運命を塗り替えていく物語。
後悔しても、もう遅い。
彼女はすでに、“別の誰か”のものなのだから。
文字数 2,672
最終更新日 2026.04.17
登録日 2026.04.17
リリー・グリーンはニューヨークの広告代理店に勤める平凡な社員だ。大学を卒業したばかりの彼女は、努力と根気を頼りに大都会で自立しようともがいている。質素で多忙な日々を送り、いつか運命を変えたいと願っていた。
ある日、友人が経営するバーのパーティーで、彼女は酔いつぶれた男性を偶然助ける。驚いたことに、自分が救ったその男こそ、ニューヨークで最も有名な CEO、ネイサン・カーターだった。
ネイサン・カーターは多国籍企業であるカーター・エンタープライズの若き最高経営責任者だ。若くして巨大な企業帝国を掌握し、圧倒的なリーダーシップと謎に包まれたプライベートで注目を集め、メディアや世間の焦点となっている。女性には常に冷徹で無関心であり、人生において仕事こそが最優先事項だった――リリーと出会うまでは。
ネイサンはリリーに一目惚れした。たとえ彼女がただの平凡な会社員であっても、自らが築き上げた華やかな世界へ彼女を引き込もうと決める。その瞬間から、リリーの人生は劇的に変わり始める。彼女はネイサンの冷たく横暴な表面に向き合うだけでなく、その心の奥に潜む複雑な本質を知ることになる。
関係が深まるにつれ、リリーはネイサンの世界が決して単純ではないことを痛感する。権力闘争や企業同士の争いが彼女の生活に重圧をもたらす中、彼女はこの恋を通じて成長し、愛と仕事のバランスを取り、厳しい選択を下す術を学んでいく。
文字数 154,061
最終更新日 2026.05.07
登録日 2026.04.24
まだ発達障害という言葉が知られていなかった1980年代
その時代に生きた「私」は
「バカ」というレッテルを貼られ、笑われ、嫌われ
家族にさえ疎まれ
やがて自分が発達障害であると気付く
どんなに生きづらい世界でも
「私」の人生は続いていく
文字数 65,249
最終更新日 2024.02.17
登録日 2022.07.18
その幼児は天使の微笑みを浮かべながら大人の足に抱き着いていた。だが、油断してはいけない。そいつは【生体情報電磁交換】のスキルを駆使して、相手のDNAに記録された能力をコピーして盗んでいるのだから。
かつては日本で暮らしていた藤原隆。四股をかけていたため、24歳にして女に刺されるという無様な死に方をして、この異世界へ迷える魂【渡り人】として、異世界転生を果たした。女泣かせの前世を悔い、今度の人生は、ちゃんと女の子を幸せにしようと誓ったのであったが、田舎の農家に生まれたため、その前途は多難だった。かつて地球で集めた様々なスキル、そして異世界でもスキルや魔法集めに奔走し、新しい人生を切り開くのだった。
文字数 164,890
最終更新日 2019.04.07
登録日 2019.02.01
Ωである俺の人生は最悪だ。
親には出来損ないだと虐待を受け、クラスでも唯一のΩだとイジメを受ける毎日。
こんな人生に飽きた俺は今日、
飛び降りを決意した。
そして覚悟を決めた瞬間。
屋上の扉が勢い良く開き思わず驚いて後ろを振り返れば、荒い呼吸を何とか抑えようとする金髪の男の子の姿が。
そして彼は__
「俺の ゛番 ゛。やっと見付けた。」
と、最高の笑顔で呟いた。
文字数 1,080
最終更新日 2020.02.25
登録日 2020.02.24
『私はXジェンダーである。』
生まれ付き不定性で、性別観が他人と違う。
それだけで、やりたい事や、周りの評価が思った通りに行かない人生を送ってきた。
私の人生を振り返りながら、赤裸々に、思うままに伝えます。
少しでも、共感や思うものを感じれば、私の人生は無駄ではなかったと、少しは肯定できるかもしれない。
文字数 8,773
最終更新日 2021.01.01
登録日 2020.11.25
セシリア・ヴァレンティナが前世の記憶を取り戻したのは、五歳のときだった。「覚醒熱」という稀な病に罹患したことで、彼女の人生は大きく変わる。
高熱で意識が混濁する中、セシリアは自身の力や過去、さらには未来に関する幻覚や夢を見た。
その中で、彼女はこの世界が前世でプレイしていた人気恋愛シミュレーションRPG『Blooming Powers -異能に囚われた恋-』であることに気付く。そして、自分がその中で第一王子ルートのライバルキャラとして登場する「セシリア・ヴァレンティナ」であることも──。
第一王子であるアレクシス・ヴォルデアとはライバル関係にあるセシリア。事ある毎に、勝負をふっかけるも一度も勝ったことがない。
そんなライバル関係の二人の前に現れるヒロイン。
ヒロインの登場によって二人の関係性が変化する。
ライバル関係だった二人はどのように変化していくのか──
文字数 16,075
最終更新日 2024.12.30
登録日 2024.12.30
1度目の人生では賢者。
2度目は、勇者となり、世界を救った。
3度目は、錬金術師となり、世の中に便利なアイテムを生み出した。
4度目は、聖女となり、世の中を癒してきた。
これで5度目の人生だ。
賢者時代に編み出した秘術により、知識や経験を持ったまま転移しているのだ。
5度目の人生こそは、何者にも縛られず、旨い酒を飲み、自由気ままに生きる冒険者になろうと決意していた。
文字数 65,391
最終更新日 2020.09.13
登録日 2020.07.01
異なる時代に生まれ、異なる事情を抱えて自ら命を閉じた二人の女性の運命が入れ替わるーーー
一人は、父・明智光秀が本能寺の変を起こした直後、落城する炎の中で果てた『倫』。
そしてもう一人は、画家を夢見ながらもある日突然川の中へ飛び込み意識を手放した『奏』。
彼女達は謎の導きにより、互いの生きてきた時代に転生するが、
そこで待っていたのは「自分にとって一番大切なもの」を失った状態での人生だった。
慣れない生活の中で運命に抗い、自身を変えようと奮闘する二人は
異なる時間軸の上で何度も交差していくーーー
主な登場人物
-戦国時代-
◇湯村奏(ゆむらかなで)
画家志望のOL。明るく素直だが、臆病で中々前に踏み出せない性格。
転生後は秀満と行動を共にし、命懸けで信念を貫こうとする姿に影響を受け始める。
◆明智秀満(あけちひでみつ)
倫の夫で明智光秀の忠臣。
倫に介錯後、自害しようとした刹那に倫の姿で転生した奏と出会う。
本能寺の変の真相を追う傍ら、希望を持って生きる奏に影響され、真の夢を見つける。
◇明智玉(あけちたま)/細川ガラシャ
倫の妹で忠興の妻。 絶世の美女だが気性が荒く、何故か倫のことを憎んでいる。
また忠興にも心を開いていない。
◆細川忠興
玉の夫。光秀とは旧知の間柄だが、本能寺の変の際には我関せずを通し、光秀を突き放した。
玉を溺愛する一方、彼女と関わる異性を斬り捨てるなど冷酷非道な行動も取る。
-現代-
◇明智倫(あけちりん)/お倫
明智光秀の娘で秀満の妻。
奏とは反対に、自分の正しさに自信を持っているが、頑固で周囲を振り回してしまう一面もある。
器用で面倒見が良く、シュウに信頼されている。
◆シュウ
東京で一人暮らしをしている中学生。
転生後の倫を偶然助けたことをきっかけに、共同生活が始まる。
容姿端麗で成績も良いが、気弱で学校ではいじめに遭っている。
◇オダノブコ
現代を代表する若手画家。
奏とは親友と呼べる間柄だったが、ある出来事を機に疎遠になっていた。
転生後の倫と出会い、彼女の人生は一変する。
◆ケイ
図書館司書でシュウの従兄弟。
クールだがお節介な面もあり、転生した倫の生活をサポートする為に奮闘する。
◇アツシ
ケイの弟。 従兄弟で同級生のシュウをいじめる主犯格。
登録日 2021.07.15
スキルとダンジョンのある現代日本にTS転生した主人公、梨野 歴(なしの れき)は、せっかくのファンタジー世界を楽しむため、転生というアドバンテージを生かしたダンジョン探索者を目指していた。
しかぁし! 歴は、探索者資格の受験ができる高一から2年連続で不合格となり、探索者となるための壁の高さを実感することとなる。
「はぁ……、僕って探索者に向いてないのかもな……」
不合格となり、気分も落ち込んでいたその帰り道。男に迫られる女の子を目にし、反射的に割って入ってしまう。
2人に逃げられ、事なきを得たところから、歴の人生は変わり始める。
翌日、落ち込みを隠そうともしない歴に、変人と名高い美少女クラスメイト、高見沢 みふだ(たかみさわ みふだ)が声をかけてくる。
「私と一緒にダンカをしない?」
「ダンカってなんすか?」
高見沢のプライベートダンジョンにつられ、もとい不合格写真をばらまくと脅され、歴はなんだかわからない誘いを断りきれず、ダンカを始めることとなる。
晴れてスキル持ちとなり、特別枠として探索者となった歴は、高見沢と特訓を積み、着々と実力をつけていく。
そうして歴はダンカの世界で活躍していくこととなるのだった。
果たして、あの日の男女は……? 高見沢の目論見とは? 歴はダンカで世界一になることができるのか?
「あれ? 僕は探索者を目指していただけのはずなのに、気づけばダンカを極めることになってる!?」
この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
この小説は他サイトにも投稿しています
文字数 109,050
最終更新日 2025.11.03
登録日 2025.10.23
しがない普通のサラリーマンの佐藤一は、信号無視のトラックに轢かれて死んだ!!
その際子供を庇ったので、よくあるトラ転しないかな〜と望んでいたらまさかのその通りになった。
今度の人生は何か大きいことをしてやる!と思ったのだが、今回の人生は忌子と呼ばれる双子に生まれ、中々初っ端ハードモード
精神年齢【ーー】歳の彼は悟りを開く事となったのである。
「これ…このままこの場所に居たら死しかないのでは…?よし、妹連れてとりま世界の果て行くか」
何とも適当に双子の妹と共に集落を飛び出し、色々な街や国を周り、見て…世界の果てを目指す。
異世界ファンタジー物語である。
「…道迷ったぁぁぁぁぁぁ!!!」
…温かい目で見守ってやってくれ…
「…ドラゴンって食える??」
そんな彼らにも…時には辛い局面がある
「兄さ…ごめ…」
「おい!何で…ッ…」
…忌子と呼ばれた双子の話、どうぞ覗いて見て行ってくれ。
文字数 219,736
最終更新日 2023.12.21
登録日 2022.04.20
大学を中退し、夢も目標も見失った青年・朝霧飛来(ひらい)は、雨上がりの夜、UberEatsの配達中にトラックにはねられかけ──白い空間で目を覚ます。
そこで彼を待っていたのは、銀の羽をもつ絶世の美女・ラフィエル。異世界転生の案内役を名乗る天使だった。
「あなたには、異世界で英雄として生きる資格があります」
スキル、ハーレム、レベル上げ──
ゲームのような人生を提示され、飛来は一度は心が揺れる。
だがその瞬間、現実世界で助けようとしていた老婆の姿が脳裏をよぎる。
「──俺は、行かない」
異世界転生の“拒否”。
それは天界でも前例の少ない“エラー”だった。
混乱の中、飛来は元の世界に戻されるが、その胸に刻まれたのはひとつの力──
《共感同期(エンパシーリンク)》
他者の感情や後悔に触れてしまう、不安定で繊細なスキルだった。
その日から、彼の人生は静かに変わり始める。
街の片隅で傷ついた人の“心の声”が聞こえるようになり、飛来はそれに向き合おうとする。
だが同じ頃、「異世界転生を拒否しながらもスキルを悪用する者」が現れ、世界は揺らぎ始める。
「どうして、あんな奴に力が与えられて、俺は──」
迷いのなかで、飛来の隣に立ち続けたのは、あの天使・ラフィエルだった。
「……まったく。面倒な人間に付き合う羽目になったわ」
冷たく見えたその瞳に、やがて光が宿るとき。
彼女の背にある“翼”が、大きく広がる──
これは、異世界を選ばなかった青年と、天界すら変える一人の天使の、
共感と赦しの物語。
文字数 15,285
最終更新日 2025.08.02
登録日 2025.08.02